ChatGPTが使えないときの対処法は?エラーやログインできない原因も解説

2022年から登場した生成AIの「ChatGPT」は、仕事や学習に欠かせなくなった人も多いでしょう。便利に使うことができるChatGPTですが、使いたいときにエラーが出たり、ログインができないことで困っていませんか。この記事では、ChatGPTにログインできない人や使えなくなっている人向けに具体的な対処法を紹介します。

ChatGPTが使えなくなるのはどんなとき?

ChatGPTが使えなくなってしまう状況は、主に3つケースが考えられます。ここでは、それぞれのパターンを紹介します。

ログインができない

ChatGPTの利用をするためには、会員登録をしたうえでログインしておく必要があります。このChatGPTは、スマホ、タブレット端末、PCなど複数のデバイスでログインすることが可能ですが、認証や通信状態、ChatGPT側に問題があるとログインをすることができません。

アカウントが作成できない

ChatGPTのアカウントを作成したいのにできないときには、登録内容や連携サービスを使っての認証に問題があることが多いでしょう。アカウントが無事作成できると、確認のメールが必ず届きます。確認メールが届かないときにはアカウントが正しく作成できていないため、注意が必要です。

入力するとエラーが出る

ChatGPTへログインした後、テキスト等を打ち込んでエラーが出てしまうことがあるでしょう。その場合にもChatGPTは使えないので、エラーの内容をよく確認しましょう。

ChatGPTにログインできない原因5選と対処法

ChatGPTへ正常にログインできない理由の多くは、以下の5つが挙げられます。ログインできない場合には、原因を確認してみましょう。

インターネットにつながっていない

ChatGPTのサービスを利用するためには、インターネットにつながった環境が必要になります。例えば、電波が弱い場所や回線自体に障害が生じている場合には、接続に時間がかかることがあるでしょう。そのようなケースでは、Wi−fiを使っているときはモバイル回線に切り替える、Wi-fiルーターやスマホを再起動するなどして、安定した環境で再度試してみましょう。

間違ったユーザーIDとパスワードを入力している

登録したメールアドレスとパスワードが一致しなければログインすることはできません。ただし、パスワードは忘れてしまっても大丈夫でしょう。その場合は、パスワードの下にある「Forgot password?」のリンクをクリックしてパスワードの再設定を行いましょう。

アカウント自体がロックされている

ログインを10回試しても失敗すると、セキュリティの観点からアカウント自体が一定時間ロックされてしまいます。その場合にはしばらく経ってから正しい情報を入力するか、「Forgot password?」のリンクからパスワードの再設定を行ってください。

登録時と同じ認証方法でログインしていない

アカウントの登録時には、Eメールか外部のサービス(GoogleMicrosoftApple)との連携のどちらかを選んで認証をしているでしょう。Googleなどの外部サービスでChatGPTのアカウント登録を行ったユーザーが、例えば別のEメールアドレスなどでログインしようとすると、エラーになりログインすることはできません。

その場合は、アカウントの登録に使ったEメールアドレスか外部サービスのどちらかを確認すると良いでしょう。

ChatGPT側に問題がある

ChatGPT側に何らかの障害が発生していると、正しい情報を入力してもログインすることはできません。例えば、「status.openai.com」のサイトにアクセスし、ステータスが「All Systems Operational(全システム正常)」と緑字で表示されていたら現状エラーはないということがわかります。

しかし、障害が発生していたら「Unavailable(利用不可能)」と赤字で表示されるので、その場合にはログインすることはできません。ChatGPT側の障害が解消されるまで待ちましょう。

ChatGPTでアカウントが作成できない原因3選と対処法

ChatGPTでアカウントが作れないときには、3つの原因が考えられます。どちらかに当てはまっていないか確認してください。

電話番号が認証されているか確認する

ChatGPTでアカウントを作成するには、メールアドレスと電話番号の2段階認証が必要になります。SMS認証コードが届かない時には、受信設定を確認し、正しい電話番号を入力しているか、迷惑フォルダに届いていないかを確認しておきましょう。

この場合、「OpenAI」の名前でSMSが届くため、見逃してしまう人が多いです。Androidユーザーなどの中には、迷惑SMSと判別されて迷惑フォルダに届いているケースがあります。海外からのSMSを受信しないように設定している人も、このSMSも届かないため注意しましょう。

登録内容に不備があった

ChatGPTのアカウントを作る際には、存在するEメールアドレスを正しく入力し、パスワードは8文字以上、小文字と大文字、数字を含んだものである必要があります。短いパスワードやセキュリティで脆弱すぎる文字列の場合には弾かれてしまうことがあるので注意しましょう。

また、本人認証を行うために、電話番号を入力して送られてきたコードをChatGPTで入力しなければいけません。アカウントを保護するための電話番号なので、正しい電話番号を入力しましょう。アカウントは作成できても、登録確認メールが迷惑メールフォルダに入ってしまうことがあります。登録したのに確認メールが届かないときには、必ずチェックしてみましょう。

外部サービス(GoogleMicrosoftApple等)と連携できていない

アカウントの登録の際、すでに持っているGoogleアカウントやMicrosoftなどのアカウントを利用することで、一から個人情報を登録しなくても連携ができます。しかし、連携したいサービスのユーザーIDやパスワードに誤りがあると、ChatGPT自体の登録もできません。

ChatGPTに入力するとよく出るエラー6選と対処法

ChatGPTに無事ログインできても、ボックスにテキストなどを打ち込むと、思いがけないエラー内容が表示されることもあるでしょう。その場合は、表示されるエラーの内容に応じて対処していきましょう。

An error occurred.

使用中にエラーが起こると、このように表示されることがあります。これは、サーバーに大きな負荷がかかっている時に発生するエラーで、再度読み込みを行ったり、少し時間をおくことでエラーは解消されることが多いです。

ChatGPT is at capacity right now.またはSomething went wrong.

全世界で利用者が急増しているChatGPTでは、時間帯によってアクセス数が増えて、混雑してしまうことがあるようです。その場合には少し時間をおいてからアクセスするしか方法はないでしょう。その場合は、「Get notified when we’re back.(復旧後に知らせを受け取る)」の項目をクリックすれば、復旧の通知をメールで受け取れます。

This content may violate our content policy.

違反行為やアダルト、暴力的なコンテンツの作成などChatGPTの「コンテンツポリシー」に違反するとこのような表示がされます。コンテンツポリシーの違反を繰り返してしまうと、アカウントの削除やアカウントにロックがかかってしまうことがあるため、入力する内容には注意してください。

Too many requests in 1 hour.

企業や学校などで、同じ場所で複数の人数が同時にChatGPTを使用すると、別アカウントであってもエラーが起こることがあるかもしれません。その場合は、少し時間をおいてから再度入力を試みてください。

There was a problem preparing your chat.

特定のWebサイトをブロックする「URLブロッカー」やWebブラウザを拡張する機能を使用しているような場合には、ChatGPTの読み込みがうまくいかないケースがあります。その場合には、使用しているURLブロッカーやWebブラウザ拡張機能の設定を解除して使用してください。

We’ve detected suspicious behavior

セキュリティ面で不正なプログラムが検知されると、上記のようなエラーが表示されます。このような場合は、通信ネットワークに問題が生じていることが多いため、Wi−fiをモバイル通信などに切り替える、ネットワークの設定を確認するなどの対処法を試してください。

ChatGPTが使えない事態を回避するにはどうすればよい?

ChatGPTが使えないリスクを回避するためには、2つの方法が挙げられます。生成AIサービスが必要な時に、困らないように対策をしておきましょう。

有料版(GPT-4)にアップグレードする

有料版は月額20ドルのコストがかかってしまいますが、無料版のChatGPTGPT-3.5)に比べて、接続状態が安定しており、精度が高い回答が得られるでしょう。無料版では、時間帯によってアクセス数が増えてログインできないことがあったり、それに伴うエラーが表示されたりすることも多いです。

安定的にChatGPTを使いたい人は、有料版(GPT-4)へのアップグレードを検討することをおすすめします。

他の生成AIサービスを併用する

ChatGPTと同じように対話型AIサービスは、他社からもリリースされています。日本語対応しており、かつ無料で利用できるサービスは、例えばMicrosoftの「Bing AI」、SuSeaの「YouChat」、Perplexity AIの「Perplexity AI」などが挙げられるでしょう。これらを併用することで、ChatGPTが使えない時にも役立ちます。

ChatGPTにログインできないときや使えないときに知っておきたい対処法のまとめ

ChatGPTでログインできない時には、アカウントの登録やログイン方法で問題があるケースが多いかもしれません。ログインできてもエラーが出てしまう時には、エラーの内容に応じた対処を行いましょう。

アクセス数が非常に多いChatGPTは、ChatGPT側に障害があるケースも少なくありません。いざ使いたい時に使えないという状況を避けるために、通信状況が安定している有料版や代替サービスの利用を検討しましょう。

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