ChatGPTは、会話形式で様々な質問ができるAIチャットサービスです。まるで人間と会話しているかのうような感覚で使えるということで、話題になっています。ChatGPTを使ってみたいけれど、プランや料金がどうなっているのか気になっている人もいるでしょう。
今回はChatGPTのプランや料金・有料、無料モデルの違いについて詳しく解説します。
ChatGPTの料金プラン
ChatGPTのプラン | 料金(税込) | 使えるChatGPTモデル |
ChatGPT free | 無料 | ChatGPT-4o mini |
ChatGPT Plus | 3,000円程度 | ChatGPT-4o |
ChatGPT Pro | 45,000円程度 | 全てのモデル使用可能・拡張機能あり |
ChatGPTの料金プランは、2025年3月時点で無料版とChatGPT Plus・ChatGPT Proの3種類となっています。では、それぞれがどのようなプランになっているのか、料金などを詳しく見ていきましょう。
無料版
無料版というのは、その名の通りChatGPTを無料で利用できるプランです。公式サイトからアカウントを登録すれば、誰でもChatGPTが使えるようになります。有料版に切り替える手続きをしない限り、料金が発生することはないので安心してください。ただし、無料版は制限されている機能や使えない機能などがあります。
ChatGPT Plus
ChatGPTの有料プランは、ChatGPT Plusのみです。そのため、有料版を利用したい時は、ChatGPT Plusに加入することになります。月額料金は20ドルで、日本円にすると3,000円程度(2025年3月時点でのレート)です。公式サイトからアカウントを登録し、ログインした後に表示される「Upgrade plan」をクリックすることで、ChatGPT Plusへの加入手続きができます。
ChatGPT Pro
ChatGPT Proは最近追加された料金プランで、Open AIのさまざまな最新機能を一足先に使えるプランです。
高性能な音声機能が追加されていたり、生成AIでビデオを制作できる機能などにアクセスすることができます。
ChatGPT Plusも機能に制限はあるため、フルで使いたい方はこちらのProを検討してみてください。Proの料金は月200ドルで日本円にすると45,000円ほどとなってます。
無料版のChatGPTを使うメリット・デメリット
ChatGPTは無料でも使えるということで、人気があります。しかし、無料版のChatGPTには、メリットだけではなくデメリットもあるので、しっかり把握しておきましょう。
ChatGPT無料版のメリット
まずメリットはこちらになります。
お金がかからずすぐに使える
無料版のChatGPTを使うメリットは、何と言ってもお金がかからないということです。便利なChatGPTですが、お金を払ってまでは使いたくないという人もいるでしょう。仕事で使うならまだしも、趣味で少し使う程度のものにお金をかけたくないという人は多いです。そういう人にとって、無料版が用意されているというのは魅力的なポイントになります。アカウントさえ登録すれば、誰でもすぐに始められるので、興味がある人はまず無料版のChatGPTから試してみましょう。
ChatGPT無料版のデメリット
そしてデメリットはこちらです。
文字数が制限されている
無料版のChatGPTは、入力する文字数に制限がかけられています。無料版で入力できるのは、2,048文字までです。日本語はもちろん、英語であっても2,048文字までしか入力できないので注意しましょう。
利用回数に上限がある
色々な質問にAIがチャットで回答してくれる便利なChatGPTですが、無料版の場合は1分で最大60回、1日で最大4,000回という制限があります。少し試してみる程度であれば十分ですが、仕事などで頻繁に使うような人は制限に引っかかってしまう可能性があります。回数制限が気になるようであれば、有料版への移行も検討したほうがよいでしょう。
新しい情報には対応していない
ChatGPTにはいくつか種類がありますが、無料版で使えるのはChatGPT-3.5と言われるものです。GPT-3.5は、2021年9月までの情報にしか対応していません。そのため、何か質問をした時に回答を得られない、もしくは古い情報が提供される可能性があります。新しい情報にも対応したChatGPTを使いたい場合は、最新版のGPT-4に対応した有料版へ切り替えなければなりません。
有料版のChatGPT Plusを使うメリット・デメリット
ChatGPTを使う時、わざわざお金を払ってまで有料版を利用する価値があるのか、悩んでいる人もいるでしょう。ここからは、有料版のChatGPT Plusを使うメリット・デメリットを詳しく解説します。
有料版のメリット
Plusのメリットはこちらになります。
ChatGPT-4o Proを利用できる
ChatGPT plusを利用する大きなメリットが、GPT-4oを利用できるということです。ChatGPTはGPT4o miniとGPT-4oがあるのですが、無料版ではGPT4o-miniしか利用できません。有料版のChatGPT plusなら、GPT-4o miniとGPT-4o Proを切り替えて使うことが可能です。GPT-4oは最新版の大規模言語モデルで、質問に対する回答の正確性や、利用する時の安全性などが優れています。
画像や写真も読み込ませることができる
無料版のChatGPTは、テキストしか入力することができません。しかし、ChatGPT plusに加入すると画像や写真なども読み込ませることができるようになります。読み込ませた写真がどのようなものか、チャットに解説してもらうということも可能です。ChatGPTをより幅広く活用したいという人は、ChatGPT Plusに加入する価値があるでしょう。
インターネット上の情報を引用した回答が可能になる
ChatGPT Plusは、インターネット上の情報を引用した回答が可能になっているため、最新の情報にも対応しています。ChatGPTは、何か質問があった時に学習したデータを用いて、回答を行っています。そのため、古いデータしか学習していない無料版は、2021年9月までの情報にしか対応していません。インターネット上の情報に基づいた回答ができるChatGPT plusであれば、最新の情報にも対応した回答が可能というわけです。
混雑している時も快適に利用できる
ChatGPTは人気があり、利用者も多いうことで時間帯によっては混雑することも多いです。その時、無料版では回答時間が遅くなったり、動作が重くなったりしてしまいます。ChatGPT plusに加入すると、回線が混雑している時も優先的にアクセスできるという特典があります。混雑時も、ストレスなく快適に利用できるというのは大きなメリットです。
プラグインが使える
プラグインが使えるようになるのも、ChatGPT Plusに加入する大きなメリットです。プラグインというのは機能を拡張するもので、ChatGPTを自分が使いやすいようにカスタマイズできるようになります。翻訳ツールやチャットボット、ブラウザなど、日々追加できるプラグインは増えています。使いやすさを重視するのであれば、ChatGPT Plusに加入することも検討しましょう。
機能が追加された時にすぐ利用できる
ChatGPT Plusに加入しているユーザーには、新機能が追加された時に優先的に利用できる権利が与えられています。また、改善機能が追加された時もすぐに利用できるようになるので、常に最新の状態でChatGPTを利用したい人は、ChatGPT Plusに加入しておくとよいでしょう。
手厚いサポートが受けられる
ChatGPT Plusに加入すると、手厚いサポートが受けられるようになります。ChatGPTを利用していて何か問題が発生した時や、分からないことがあった時など、専門的なサポートが提供されます。仕事でChatGPTを使っている場合、何かトラブルが発生すると仕事に支障をきたしてしまうかもしれません。そういう時、すぐに対応してもらえるというのは魅力的なポイントです。
有料版のデメリット
Plusのデメリットは下記があります。
月額料金がかかる
ChatGPT Plusの1番のデメリットは、月額料金がかかるということです。3,000円程度ではありますが、気軽にChatGPTを利用したいと考えている人にとっては、大きな負担になるでしょう。また、支払い方法は基本的にクレジットカードのみとなっているため、クレジットカード決済に抵抗がある人は、利用しづらいかもしれません。
専門的な知識がないと使いこなせない可能性がある
ChatGPT Plusに加入すると、プラグインを追加できたり、インターネット上の情報を引用できたり、様々な機能が追加されます。ChatGPTがより便利になるのはよいですが、中には専門的な知識がないと機能を活かしきれないものもあります。ただチャットで質問し、情報を得るだけというような使い方をしている人は、わざわざ月額料金を支払ってChatGPT Plusに加入しても、あまり差を感じないかもしれません。
ChatGPTの料金についてまとめ
ChatGPTのプランは、無料版とChatGPT Plusの2種類です。ChatGPT Plusは色々な機能が追加されたり、混雑時も快適に利用できたりしますが、人によってはメリットを十分活かしきれないこともあるでしょう。月額料金もかかってくるので、無料版とChatGPT Plusの違いを比較しながら、利用目的に合わせてどちらを使うか検討してみてください。
