E資格とは、AIのなかでもディープラーニングに関する内容が出題される資格です。AIが急速に進化する現代で、知識を証明できる資格として注目を集めています。
本記事では、E資格の試験日や出題内容を解説しています。試験日までにやっておきたいことも紹介しているので、入念に準備をして、E資格の合格を目指しましょう。
E資格の試験日はいつ?
E資格は毎年、2月と8月の年に2回開催されます。ちなみに、2024年の試験日は下記のとおりです。
開催回 | 開催日 |
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2024#1 |
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2024#2 |
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3日間あるうち都合の良い日を選択できるので、スケジュールを調整して臨めます。なお、今回申し込みをしない方は、2025年の2月に向けて勉強に取り組むと良いでしょう。
また、E資格は試験日から逆算して、約2ヶ月半ほど前から申し込みが可能です。申し込み自体は試験日の前日23:59まで受け付けていますが、試験会場は先着順のため、上限に達すると違う会場を選択しなければいけません。
そのためにも、試験日までに余裕を持ってE資格の申し込みをしましょう。なお、E資格の申し込み方法は、こちらの記事で解説しています。スムーズに申し込みできるように、ぜひご覧ください。
E資格とは
E資格は2018年から開始された、比較的新しい資格です。E資格とはどのような内容か、またG検定との違いについても解説します。
AIエンジニア向けの資格
E資格とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定するAIエンジニア向けの資格です。E資格のEとは、エンジニアのEから名づけられています。
近年AIの発展が著しく、さまざまな企業でAIを活用する動きが見られます。しかし、ディープラーニングに精通している人材は、まだまだ少ないのが現状です。
そこで、ディープラーニングを深く理解して、実装できる能力を持つ人材を増やすために、E資格が誕生しました。
試験の概要
E資格の試験概要を表にまとめたので、ご覧ください。
試験日 | 年2回(2月、8月) |
受験資格 | JDLA認定プログラムを試験日の過去2年前に修了していること |
試験時間 | 120分 |
試験会場 | 全国各地 |
出題範囲 | 数学的基礎 機械学習 深層学習の基礎 深層学習の応用 開発・運用環境 (※E2024#2から適用) |
受験費用(税込) |
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先ほども紹介しましたが、E資格の試験日は毎年2月と8月の、年に2回行われます。試験会場は全国各地に設けられており、申し込む際に希望する会場を選択できます。
E資格は受験資格が定められており、JDLA認定プログラムを試験日の2年以内に修了していなければいけません。申し込もうとしても「E資格の受験資格を満たしていなかった」とならないよう、気を付けましょう。
上記の表のとおり、E資格は年に2回しか開催されず、受験費用も決して安くはありません。1回で合格できるよう、試験日までに対策しましょう。
G検定との違い
E資格と似た名前の資格に、G検定があります。G検定もE資格と同じく、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する試験です。
どちらも、ディープラーニングに関する知識が問われますが、対象者や難易度が異なります。G検定のGとは、ジェネラリストの頭文字から来ている言葉のため、基礎的な内容が主に出題されます。
一方で、E資格は先述のとおりエンジニア向けの資格のため、より深い内容が問われます。そのため、難易度だけを比較すると、E資格のほうが高いです。
こちらの記事では、G検定の難易度や勉強法を詳しく解説しています。G検定にも興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
E資格の試験日までに知っておきたいこと
E試験の試験日までに、以下の2つを確認しておきましょう。
- 出題内容
- 難易度
出題内容を把握できていると、勉強内容を絞れるため効率よく対策できます。E資格の出題内容と難易度を見ていきましょう。
また、上記の動画でもE資格の難易度について解説されています。2分程度で視聴できるため、あわせてご覧ください。
出題内容
E資格の出題内容は、下記のとおりです。なお、2024年8月の試験日より適用されるシラバスを紹介しています。
数学的基礎 |
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機械学習 |
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深層学習の基礎 |
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深層学習の応用 |
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開発・運用環境 |
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引用:一般社団法人日本ディープラーニング協会「E資格の試験範囲(シラバス)」
2024#2(試験日:2024年8月)からのシラバスでは、機械学習や深層学習のアルゴリズムの項目が追加されています。出題内容をよく確認して、試験日までに学習を進めましょう。
難易度
難易度の参考データとして、過去に開催された試験の合格率を表にまとめました。
開催回 | 合格率 |
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2018 | 69.44% |
2019 #1 | 63.31% |
2019 #2 | 67.82% |
2020 #1 | 68.04% |
2021 #1 | 78.44% |
2021 #2 | 74.53% |
2022 #1 | 74.00% |
2022 #2 | 71.79% |
2023 #1 | 72.57% |
2023 #2 | 68.45% |
2024 #1 | 72.61% |
参照:一般社団法人日本ディープラーニング協会「『E資格2024#1』開催概要」
合格率だけを見ると各回60~70%前後で推移しているため、難易度の高い資格だとは思わないかもしれません。しかし、E資格は数字以上に難しい資格です。
なぜなら、受験生は事前にJDLA認定プログラムを受講して、しっかりと対策しているにもかかわらず、10人に3~4人程度は落ちているからです。
また、E資格は出題範囲が広いものの過去問がないため、対策するのがさらに難しくなります。そのため、シラバスをよく確認して、試験日までに繰り返し学習することが大切です。
なお、E資格の試験日までに行う勉強時間の目安は、以下の記事で紹介しています。試験日から逆算してどれくらい勉強すべきか、スケジュールを立てるためにもチェックしておきましょう。
E資格の試験日までにすること
E資格の合格を目指すために、試験日までにすることは以下の2つです。
- JDLA認定プログラムを受講する
- 復習をする
E資格はJDLAプログラムを修了していないと、受験できません。ここでは、E資格の対策ができるおすすめの、JDLA認定プログラム講座を紹介します。
JDLA認定プログラムを受講する
E資格の試験日までに受講したいおすすめの講座は、AI研究所の「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」です。
受講期間 | 4日間 |
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受講形態 | 会場受講・ライブウェビナー・eラーニング |
費用(税込) | 206,800円→キャンペーン中は138,600円 (eラーニングのみ184,800円→キャンペーン中は 76,780円) |
E資格対策ディープラーニング短期集中講座では、短期間の集中学習で最短合格を目指す講座です。受講形態は、会場受講・ライブウェビナー・eラーニングの3つがあるため、あなたの都合にあわせて学習が可能です。
まずは、E資格対策講座の事前オンライン学習で、数学や機械学習などの基礎知識を習得します。初回講義の前に事前学習動画を視聴しておけば、講座の内容が理解しやすくなるため推奨されています。
そして、計4回の講義では、統計分析、Pythonプログラミング、モデル実装などの幅広い知識を学習します。実践的な課題を通して習得してくため、実務で役に立つ知識・スキルが身に着きます。
また、各単元が終わるごとに理解度を確認する小テストを実施するため、効率よく復習できます。全4回の講義が終了したら、試験問題の対策を行います。実際のE資格試験と同様に、4択問題形式で解いていくため、本番さながらの緊張感で取り組めます。
復習をする
JDLA認定プログラムを受講したあとは、学習した内容を試験日までに繰り返し復習しましょう。せっかく学んだ内容でも、時間が経つとどうしても忘れてしまいます。
なお、先ほど紹介したE資格対策ディープラーニング短期集中講座では、復習に役立つテキストが受講後にもらえます。
また、計527ページにわたるPDFの暗記用テキスト資料も配布されるので、試験日の前日まで復習が可能です。ぜひ受け取って、合格の可能性を高めましょう。
E資格の試験日のまとめ
本記事では、E資格の試験日や出題内容などを解説しました。E資格の試験日は年2回、2月と8月に行われます。
2024年に開催される試験は、2024年8月30日(金)・8月31日(土)・9/1(日)です。申し込みは試験前日の23:59まで可能ですが、直前になって慌てないように余裕を持って行いましょう。
E資格の試験日までに行うことは、JDLA認定プログラムの受講と、学習した内容の復習です。講座を受けても忘れてしまっては意味がないので、試験日までに油断せずに勉強に取り組みましょう。
なお、E資格でおすすめの講座は、AI研究所の「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」です。計4回のハンズオン講義と試験問題対策で、最短で合格を目指す講座です。
受講後は復習に便利なテキストが配布されるため、試験日までに何度も勉強できます。毎年2月と8月に行われる試験日までにE資格をしっかり対策して、合格を目指しましょう。