【2025】E資格のおすすめ参考書6選と問題集2選!選び方やおすすめの理由を徹底解説

最近では、最新技術であるAIの職業に就きたいと思う方が増えています。そんなAI系の就職に便利なのが「E資格」という資格・検定です。

ここでは、そんなE資格について勉強したいという方向けにおすすめのE資格参考書6つを紹介していきます。

E資格とは?

E資格は、JDLA(日本ディープラーニング協会)が運営しているAIやディープラーニングを理解し、実装する能力を有しているかを認定する資格です。

試験頻度年2回(2月と8月)
試験時間120分
出題数約105問
試験会場申し込み時に選択可能

試験の形式としては、会場に足を運んで受験します。受験者は申し込み時に自分が受験したい会場を選択することができます。

次回の日程はこちらをご確認ください。

試験名2026年 第1回 E資格(エンジニア資格)
試験日2026年2月20日(金)~2026年2月22日(日)
E資格受験の申し込み期間2025年12月1日(月)~受験日前日23:59まで

E資格の参考書で得たい出題内容

E資格の出題範囲はシラバスより、JDLA認定プログラム修了レベルの内容が出題され、参考書を選ぶ際は以下のの6項目に関して網羅されているものを選ぶと良いでしょう。

  • 数学的基礎
  • 深層学習(ディープラーニング)の基礎
  • 深層学習(ディープラーニング)の応用
  • 機械学習
  • 開発・運用環境

数学的基礎

具体的な内容としては、まず数学的基礎はベイズ則をはじめとする確率や統計に関する内容と情報理論に関する内容です。機械学習を理解する上で重要な数学的知識をはじめに理解します。
数学に苦手意識を感じる方は下記でおすすめの参考書を掲載しているので、確認してみてください。

機械学習

機械学習は、パターン認識からはじまり、教師あり・なし学習などが出題されます。機械学習は、深層学習を理解する上でも重要な知識が多く含まれています。

深層学習の基礎

深層学習の基礎では、ニューラルネッワークの伝播に関してや、画像や時系列を扱う特殊なニューラルネットワークについての基礎的な理論が出題されます。

深層学習の応用

深層学習の応用は、物体検出や自然言語処理などの応用的な内容と、深層強化学習などが出題されます。深層学習は、基礎と応用合わせて非常に範囲が広いため、参考書でなるべく苦手分野を作らないよう網羅的に学習すると良いでしょう。

開発・運用環境

最後に、開発・運用環境はGPUなどのアクセラレータやDockerなどの環境構築に関する内容です。また、知識問題だけではなくプログラム実装問題も出題されます。Numpyを用いたスクラッチに関する出題とフレームワークを用いた問題です。
フレームワークは、受験開始時にPyTorchかTensorFlowを選択する形式です。
試験開始後にフレームワークの選択を変更することはできないため注意しましょう。

E資格の参考書の選び方

E資格を初めて受ける方は、どんな書籍から手をつけるべきかわからないですよね。そこで、弊社がおすすめの参考書をご紹介します!

参考書は様々なものがあるのですが、今回ご紹介するのは

  • 機械学習プログラミングだけを学べる本
  • E資格を習得するにあたって必要な数学を学べる本

です!また参考書を選ぶコツとして、自分にあった本を選ぶのはもちろんのこと勉強の仕方なども記載している本から手をつけるといいです。

例えば、いきなりディープラーニングについて読むのは効率が悪いです。
ディープラーニングより先に知識をつけておくといいのが手法や線形モデルなど。

こういった線形モデルなどを先に学ぶことで、ディープラーニングについての知識が深まるのです。

E資格を参考書で勉強するメリット

実はディープラーニングや基本的なAIの知識がないと、講座で理解するのが困難になります。そのため、E資格の対策は参考書でディープラーニングなどについてあらかじめ軽く勉強しておくのが大切です。E資格は数学の微分や確率などを学ぶ必要がありますが、これらは参考書で学ぶことができます。詳しくは、後ほど解説していきます!

E資格には、過去問の問題集が一切なく、参考書を上手く使うことが必須です。E資格の合格率は60%程度と高くはありますが、難易度は高いです。
また、講座を受けるには20万円と高額なため一度講座を受けたら全てを理解する心構えが必要ですね。

そのような気持ちで講座を受けないと、よりディープラーニングの理解をますことはできないですし何より時間を無駄にしてしまいます。
そのため効率よく資格を得るために、参考書でディープラーニングについてほぼ理解できる状態まで勉強し、講座を受けると、より理解が増します。

E資格の受験対策についてさらに詳しく知りたい方は、E資格の難易度についてまとめた以下の記事も参考にしてみてください。

【2025】E資格の難易度は?理由や原因から難易度の対策方法を知ろう

E資格のおすすめ参考書6選!

それでは、E資格の対策としておすすめの参考書を6つに絞って紹介していきます!

①最短コースでわかる ディープラーニングの数学

最短コースでわかる ディープラーニングの数学引用:Amazon

こちらの本は、ディープラーニングの本質を理解するために必要な数学を最短コースで学べる構成となっています。

ディープラーニングの理解には欠かせない数学を、高校1年生レベルからやさしく解説しているため、初めての方でも安心して取り組めます
また、実際にコードを動かしながら学んでいくので、ディープラーニングの動作原理を「本当に」理解できる内容となっています。

②最短コースでわかる PyTorch &深層学習プログラミング

最短コースでわかる PyTorch &深層学習プログラミング引用:Amazon

こちらの本は、E資格から採用される「PyTorch」というフレームワークを使用し、ディープラーニングのプログラミングができるように構成されています。

機械学習の基本から、「CNN」などを使った画像認識ディープラーニングモデルの開発・チューニングまでをじっくり学べる内容となっており、プログラミングをこれから勉強してみたいという方にもオススメです。

③ゼロから作るDeep Learning③―フレームワーク編

ゼロから作るDeep Learning ❸ ―フレームワーク編引用:Amazon

こちらの本は、通称「ゼロつく」と呼ばれているベストセラー入門書(ゼロから作るDeep Learning)の第3弾になります。

「DeZero」という本書オリジナルのフレームワークを、全部で60のステップで完成させていく構成となっており、現代のフレームワークであるPyTorch、TensorFlow、Chainerに通じる知識を深めていきます。

④[第3版]Python機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践

[第3版]Python機械学習プログラミング 達人データサイエンティストによる理論と実践引用:Amazon

こちらの本は、世界各国で翻訳されている機械学習本ベストセラーの第3版になります。

分類/回帰問題~深層学習/強化学習まで、機械学習コンセプト全般をカバーしており、理論的背景とPythonコーディングの実際を解説しています。

著者の経験に基づく洞察と、より専門的な知識を学ぶことができる構成となっており、理論と実践を架橋する解説書の決定版です。

⑤scikit-learn、Keras、TensorFlowによる実践機械学習 第2版

scikit-learn、Keras、TensorFlowによる実践機械学習 第2版引用:Amazon

こちらの本は、E資格から採用される「TensorFlow」などのフレームワークを使用し、機械学習で問題を解決に導くまでの一連の手法を体系立てて解説しています。

問題に対してサンプルデータを示しつつ、コードを動かしながら機械学習が使えるようになることを目的としています。アルゴリズムの説明に留まらず、実務で必要となるスキルをまとめた本書は、機械学習を学びたいエンジニア必携の一冊です。

⑥深層学習 改訂第2版 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)

深層学習 改訂第2版 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)引用:Amazon

こちらの本は、ベストセラーである深層学習 (機械学習プロフェッショナルシリーズ)(2015/4)の改訂版になります。

深層学習における「なぜうまく働くのか」「なぜそうすべきか」といったさまざまな課題に対して、筆者が実務家を通して考察してきた、現時点で最も納得できるような道しるべを示してくれています。深層学習の実用的な内容も含まれているため、網羅的な理解にも役立ちます。

ディープラーニングを業務で利用している、あるいはこれから利用しようとしている人にもオススメです。


これまでおすすめの参考書を紹介してきましたが、他のサイトでもE資格の参考書について説明されているので、チェックしてみてください!

E資格を受験する方にオススメしたい参考書の選び方

E資格の参考書にプラスすべき問題集・例題

これまでご紹介してきた参考書を使用しつつ試験範囲をある程度インプットしたら、次のステップとして問題集を解いたり、模擬試験を受けるなどのアウトプットの機会を設けられると良いでしょう。

E資格の合格率は、例年70%前後と決して低くはありません。G検定のように誰でも受けられる試験ではなく、JDLA認定プログラムの修了が受験資格として設けられています。

また、受験料も高額なので、できるなら一発で合格したいものです。そのためにも、問題形式や時間配分などを掴んでおくことが必要です。
そこで、E資格向けの問題集をご紹介します!

深層学習教科書 ディープラーニング E資格(エンジニア)精選問題集

深層学習教科書 ディープラーニング E資格(エンジニア)精選問題集

引用:Amazon

E資格2024#2以降の試験に対応した貴重な問題集で、高い合格実績を誇る講師陣の合格メソッドをもとに、厳選された282問とその丁寧な解説を収録しています。

総合問題1回分のダウンロード特典に加え、難解な用語や問題内容に即座に対応できる「AI読者アシスタント」も付属しているので復習や理解の強化に役立ち、E資格合格を目指す方にとって心強い一冊といえるでしょう。

徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版

徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集 第2版引用:Amazon

2021年5月に新しく第2版として改訂され、前回よりも内容が精査されています。

過去にE資格を優秀な成績で合格した人が執筆しており、網羅性も完璧で、問題に対する解答がとても詳しいので、理解も深まります。すでにディープラーニングや機械学習を実務で使っているAIエンジニアが自分のレベルを確認するのにも役立ちます

実際の試験と同じく多肢選択式の問題を掲載しているので、試験自体にも慣れることができます。JDLA認定プログラムの講座の受講と合わせて解いていきたい1冊です!

ディープラーニング E資格 模擬問題集

引用:Amazon

E資格対策に向けた実践型の一冊です。シラバス2024に対応しており、ニューラルネットワークやCNN、RNN、GAN、自然言語処理(NLP)など、ディープラーニングの主要分野を幅広くカバーしています。

模擬問題に加え、本番形式の模擬試験1回分を収録しており、出題傾向をつかみながら知識を定着させることができます。

基礎理論から応用技術まで体系的に復習できる構成で、AI・機械学習分野の実践力を鍛える内容となっています。難問だけでなく、理解度を確認できる基礎問題も多く、初心者から中級者まで幅広く活用可能です。

E資格 対策問題集

引用:Amazon

厳選された100題を収録した実践的な問題集です。出題傾向を押さえた問題構成で、限られた学習時間の中でも効率的に合格レベルを目指せる内容となっています。

基礎理論やアルゴリズム、ニューラルネットワークなど、E資格試験で頻出する分野を中心に網羅しており、解説も簡潔で分かりやすく、重要ポイントを短時間で復習できます。

E資格の例題

さらにE資格の問題例を解いて学習したい方には例題を提供している学習サイトのE資格模擬テストAIスキルチェックもおすすめです。E資格の過去問題例が23問用意されていますので、一度腕試しに挑戦してみてもいいでしょう。

E資格の参考書で学んだ後は講座がおすすめ

E資格を確実に取得するためには、参考書を読み込むなどの対策が必須です。
さらに講座も受講しておけばE資格の受験資格を取得に加え、より理解度が深まり、合格に近づきやすくなることでしょう。

また、E資格を受ける条件として、JDLAが勧める「E資格JDLA認定プログラム」の講座を必須で受ける必要があるので、講座も受けておくと一石二鳥となります。

おすすめの講座「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」

E資格の合格を目指す方におすすめなのが、E資格試験(2025年8月開催分)の合格者の3.5人に1人が受講していたというE資格対策ディープラーニング短期集中講座です。最初の段階で、ディープラーニングやPythonのプログラミングや応用数学などの基本をしっかりと学びますので、無理なく次のステップに進むことができるでしょう。

学習内容
  • 機械学習アルゴリズムの仕組み
  • バッチアルゴリズム
  • ミニバッチアルゴリズム
  • 隠れユニットや出力ユニットの活性化関数など
  • ニューラルネットワークを実装できるレベルを目指す
  • 畳み込みニューラルネットワーク
  • 画像認識アーキテクチャの実装に欠かせないスキルを身に着ける
  • 回帰結合型のニューラルネットワーク
  • 自然言語処理
  • 双方向RNNなど

受講方法は選択可能で、どの受講形態もフォロー体制が用意されていますので安心です。

なお、受講者はE資格完全攻略テキストブックや暗記用のテキスト資料などがもらえます。参考書と合わせて試験対策に活用してみるとよいでしょう。

セミナー名E資格対策ディープラーニング短期集中講座
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)54,780円〜
開催期間4日間
受講形式対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング

その他のE資格講座を比較したい方は下記の記事も参考にしてください。

【2025】E資格のJDLA認定プログラム講座16社比較!選び方やE資格のメリットも徹底解説

E資格に参考書と講座で合格するメリット

E資格を習得することで、ディープラーニングを実装している会社に就職しやすくなるのは間違いないです。

JDLAが推奨しているように、E資格を持っている人は昨今不足しています。簡単ではないですが、AI資格を持っておくだけでも就職活動に非常に役に立ちます。

ディープラーニングというのは、「大量のデータを使うことでコンピューターが学習し、人間の力なしに動く」ことを指します。これらの技術を自分で実装できるようになるので、今までよりビジネスや自分の好きなことに応用できるスキルの幅が広がるでしょう。

また、昨今ではディープラーニングを応用した技術として自動運転やロボット制御などの技術進歩が今後も加速していくと考えられます。
更には、私達の生活の中にあらゆるところでAIが使われるようになるので、E資格で身に付けた知識は、こうした最新の技術を理解する上でも非常に重要となりますので、ぜひE資格を手にしてください。

E資格のおすすめ参考書についてまとめ

今回は先に講座を受けてから参考書で学ぶのか、それとも参考書で学んでから講座を受けるべきかをご紹介しました。

おすすめなやり方が、はじめに参考書で学び、そのあとにJDLAが認定している講座を受ける方法です!AIの資格を手に入れるのはかなり大変ですが、E資格を持っていると企業からも重宝されるので頑張ってください!

先述したように、E資格対策ディープラーニング短期集中講座は、JDLAにて規定されている出題範囲をすべてカバーしているセミナーです。

セミナーの内容は常に最新のE資格に完全対応しています。試験対策を中心に、E資格に合格するためのポイントを絞って学習できます。誰にでも理解できるように、わかりやすく丁寧に教えてもらえるため、専門用語などがわからない方でも全く心配はありません。この機会に是非、受講されてみてはいかがでしょうか。

E資格のおすすめ参考書6選と問題集2選!選び方やおすすめの理由を徹底解説
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