E資格の学習方法4選!難易度や受験方法、学習のポイントも紹介

近年、AI市場の急成長により、AIエンジニアの需要は急速に高まっています。その中で、ディープラーニングの知識と実務スキルを証明する資格として注目を集めているのがE資格です。

この記事では、E資格のおすすめ学習方法を4選ご紹介します。E資格の難易度や受験方法、学習のポイントもお伝えするので、E資格の受験を検討している方、E資格の学習方法が分からない方はぜひ参考にしてください。

E資格とは

E資格とは

E資格は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催するAIエンジニアに向けた資格試験です。ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装できる能力や知識を持つ人材育成を目的として2018年に創設されました。

E資格の難易度

E資格は、AIエンジニアに不可欠なディープラーニングのスキルを証明する難易度の高い資格です。

E資格の出題範囲は広く、実装問題も含まれるため、受験には入念な準備が必要です。E資格の難易度について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【最新】E資格の難易度は高い?難易度チェックと難易度が高い理由・対策

E資格受験の概要

E資格の受験の概要を以下に示します

  • 受験資格:JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること
  • 試験時間:135分(NDA15分 + 試験120分)
  • 試験形式:知識問題(多肢選択式・100問程度)
  • 試験会場:各地の指定試験会場
  • 出題範囲:JDLA認定プログラム修了レベル
  • 受験費用:一般・33,000円(税込) 学生・22,000円(税込) 会員・27,500円(税込)
  • 受験方法:JDLA 公式サイトから受験申し込みを行う

E資格受験申込の手順

E資格受験申込は、以下の3ステップで完了します

  1. 新規ユーザー登録(アカウント登録):試験予約の前に、ユーザーアカウント登録が必要です(JDLA 公式サイト)。
  2. 試験予約:登録したユーザー名とパスワードを入力して、試験予約をしてください。バウチャーチケットやプロモーションコードを持っている方は、入力すると割引が適用されます(支払いはバウチャー、プロモーションコード、クレジットカードのみ)。
  3. 予約完了メールの受領:登録したEメールアドレス宛に、予約完了通知メールが送付されます。メールの内容に間違いがないかチェックしましょう。

受験当日は、試験開始時間の15分前までに入場してください。持参物は、有効な本人確認書類2点、学生証(学生プロモーションコードで申し込みの場合)です。試験結果は、後日、日本ディープラーニング協会より通知されます。

参考:JDLA公式

E資格の学習のポイント

E資格の学習のポイント

ここでは、E資格の学習におけるポイントについて解説していきます。

シラバスを把握する

E資格の学習を効率的に進めるためには、シラバス(試験範囲)を把握しておくことが重要です。E資格のシラバスは、大きく4つの分野に分けられます。

  • 応用数学:線形代数、確率・統計、情報理論など
  • 機械学習:サポートベクターマシン、ランダムフォレストなど
  • 深層学習:CNN、RNN、Transformerなど
  • 開発・運用環境:軽量化・高速化技術、深層学習ライブラリ、ミドルウェアなど

特に重要なのは、深層学習と機械学習です。これらの分野は出題数も多く難易度も高いため、重点的に学習する必要があります。

開発・運用環境は、2020年に新たに追加されました。出題範囲は少ないですが、重要な分野なので軽視せずしっかりと学習しましょう。

応用数学は、合格率を高めるために重要な分野です。E資格の数学の勉強法や出題範囲については、以下の記事で詳しく解説しています。

【2024】E資格の数学の勉強法は?出題範囲とおすすめ参考書

事前学習する

E資格の学習におけるポイントは、数学や統計学、ディープラーニング、プログラミングの基礎を事前学習することです。E資格の範囲は広いため、これらの基礎知識を事前に把握しておくと学習がスムーズに進みます。

E資格の事前学習として、G検定に挑戦するのもおすすめです。G検定は、機械学習やディープラーニングの基本的な概念、AI開発の倫理など、E資格取得に必要な基礎知識が問われます。

G検定を取得しておくと、E資格に対する理解も深まります。G資格を効率的に学習したい方は、以下から確認してみてください。

JDLA認定 G検定対策講座の詳細はこちら

適した学習方法を選ぶ

E資格を学習する際には、自分に適した方法を選ぶことも大切です。

例えば、集中して学習できる時間帯や場所、理解しやすい学習方法は人それぞれ違います。資格取得までに要する時間や目指すスコアによっても学習方法は異なるので、まずは目標を明確にしたうえでベストな学習方法を見つけましょう。

E資格の学習方法4選

E資格の学習方法4選

それでは、E資格でおすすめの学習方法を4選ご紹介します。

参考書・書籍で独学する

E資格の取得を目指す上で効果的な学習方法の一つは、参考書や書籍を活用した独学です。

独学のメリットは、自分のペースで学習できる、費用を抑えられることです。しかし、モチベーションを保つのが難しい、理解できない部分に時間を要するなどのデメリットもあります。

独学をする際は、学習計画・目標を明確にしてモチベーションを維持しましょう。学習スケジュールに合わせて、毎日着実に進めていくことが大切です。

理解できない部分は、インターネットやSNSを活用し、できるだけ解決してから次に進んでください。E資格に関するフォーラムやコミュニティに参加するのもおすすめです。

動画を視聴する

E資格の学習方法として、動画視聴も効果的です。YouTubeなどの動画配信サービス上には、E資格の概要や試験内容、学習方法を分かりやすく解説しているコンテンツが数多くあります。

動画は、通勤時間やスキマ時間を活用して効率的に学習できますが、主観的な表現や説明に基づいているケースもあるため、誤解や情報の歪みが生じやすいです。

正確な情報を得るために、信頼性の高い動画を見極めましょう。動画で学んだ内容を理解して実践的なスキルを身につけるためには、参考書や問題集などの補助教材を併用するのもおすすめです。

企業研修を受ける

E資格の学習方法として、企業研修もおすすめです。企業研修では、E資格試験に必要な知識を体系的に学べるカリキュラムが提供されます。

企業研修は、必要な知識を短期間で習得できる、効率的な学習方法や解答テクニックを学べるのがメリットです。ただし、時間の制約がある、希望の研修内容を選べないなどのデメリットもあります。

講座を利用する

E資格の学習方法は多岐にわたりますが、効率的な学習を求めるなら講座がおすすめです。講座では、体系的なカリキュラムで試験に必要な知識を学べ、AIエンジニアなどの専門講師から分かりやすく指導を受けられます。

AI研究所の「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」は、わずか4日間でE資格の合格レベルまで学習できる人気の講座です。この講座では、会場受講、ライブウェビナー、eラーニングの3つの形式があり、一人ひとりの希望に合わせて柔軟に学習方法を選択できます。

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まとめ

まとめ

E資格の取得を目指す際には、効果的な学習方法を選択することが大切です。

まずは本記事で紹介した学習方法を参考にし、自分の状況や希望に合った学習プランを立てましょう。講座や企業研修など、多岐にわたる学習方法の中から最適なものを選ぶことが、合格への近道となります。

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