E資格は、日本ディープラーニング協会が認定するディープラーニングのエンジニア資格であり、試験で出題される内容は難しいです。しかし、試験対策講座を活用することで、ディープラーニング初心者でも効率よく合格することができます。今回は名古屋もしくはオンラインで受けることができるE資格講座を紹介。また実際に受講された方の口コミも取り上げます。
E資格とは
E資格について学習する前に試験の概要について知っておきましょう。試験のことを知ることで、自分に合った最適な学習が可能になります。
資格の概要
E資格は、日本ディープラーニング協会 (JDLA)が認定しているディープラーニングに関するエンジニア資格です。この資格があることで、ディープラーニングの基本的な知識および手法を知っていて、実務でも知識を応用できることを証明できます。
試験日程は基本的に2月と8月の年2回試験に実施。
試験内容は選択式の知識問題(120分で100問程度)となっており、機械学習の基礎知識や数学的基礎、深層学習などを出題。
2018年から開始された資格試験ですが、ディープラーニングの知識を体系的に学べる機会になるということで、多くの人が受験しています。
E資格に関する学習法についてはコチラの記事で解説していますので、参考に読んでおくといいでしょう。
試験の難易度
E資格の難易度は実際は高いとされています。合格率は平均70%ですが、受験者の多くはAI関連の現役エンジニアや研究者などです。そのため、数学的基礎や機械学習などの一定のスキルを持った人でないと合格することが難しいのが実情。実際に、それ以外の職種の方の合格率は10%以下と言われています。
また試験の過去問も配布されていないため、自分で試験対策を行うのは非常に難しいでしょう。
数学や機械学習の知識がない方が受験対策をしようとすると、それなりの準備が必要です。効率よく学習するなら、オンラインなどで実施されているE資格試験を受講するをおすすめします。試験対策に焦点を当てた学習を行うことで合格の可能性が高まるでしょう。
合格率以上に試験の難易度は高いので、きちんと試験に向けて準備しておくことが大切です。
G検定との違い
G検定とは、受験資格と出題される問題数で大きく異なります。G検定は誰でも受験できるのに対し、E資格はJDLA認定プログラム講座を修了していないと、受験することはできません。また、出題される問題数も異なり、G検定の問題数は220問なのに対し、E資格は同じ120分で100問前後と、より回答に時間のかかる問題が網羅されています。
またG 検定は非エンジニアが実際の業務で使うことを想定した内容が出題されるのに対して、E資格で出題されるのは機械学習や深層学習を扱うエンジニア向けの問題です。
G検定との違いについてはコチラの記事でも解説しています。
受験にはJDLA認定プログラムの受講が必要
前述したように、E資格の受験には、過去2年以内のJDLA認定プログラムの修了が必要。このプログラムは、高等教育機関や民間事業者が提供する教育プログラムで、JDLAが定める基準およびシラバスを満たすものです。
プログラムによって受講形式や内容が異なるため、受講する際は注意しなければなりません。受講料の相場は5万~30万円となっています。
名古屋のE資格試験会場
これまでに名古屋市内でE資格試験が実施された会場は以下の通りです。なお、試験会場は試験の主催者によって変更される可能性がありますので、最新の情報は日本ディープラーニング協会のホームページなどで常に確認しておくことをおすすめします。
都市 | 会場名 | 最寄り駅 | 住所 | 電話番号 |
名古屋市 | 名古屋栄テストセンター | 栄駅 | 愛知県名古屋市中区栄四丁目3番26号 昭和ビル3階 MBCO内 | 052-228- 0681 |
名古屋市 | 千種テストセンター | 千種駅 | 愛知県名古屋市東区葵3-15- 31 千種第2ビル3F |
名古屋開催のおすすめE資格講座3選
2024年4月時点では残念ながら、名古屋で開催されているE資格講座は殆どありません。しかし、心配は不要。かわりにオンラインで受講できる講座が数多くあるからです。
ここでは数多くのE資格講座から、特におすすめの講座を3つ紹介します。
AI研究所 E資格対策ディープラーニング短期集中講座(オンライン)
AI研究所のE資格対策講座は、修了率が99.2%と非常に高く、これまでに数多くのE資格受験者が受講。講座開始前にあらかじめ数学や機械学習、Pythonに関する必要最低限の知識を解説してくれるので、これらの知識がない方でも安心です。
E資格に最短で合格するために丁寧に編集されたオリジナルテキストを使用し、講義を実施。難しい内容を初心者でも分かりやすいように解説し、復習がやりやすいように構成されています。
講座は4日間にわたって行われ、応用数学やアルゴリズムの基本から、強化学習や自然言語処理までを一気に学習することが可能です。
さらに試験直前フォローアップおよび試験問題対策講座も用意。過去の出題傾向をもとに作成された問題演習と予想問題に取り組むことで、確実に合格に近づくことができます。
またサポート体制が整っており、学習していてわからないことがあれば、メールサポートでいつでも気軽に質問することが可能です。
オンライン講座ならパソコン、スマホ、タブレットでいつでもどこでも学べるので、名古屋でE資格講座がないと困った際は受講してみましょう。
AVILEN E資格講座(オンライン)
AVILENのE資格講座は合格実績が高いことで知られており、2023年の第1回試験では85.7%の高い合格率を出しました。そのため、「挫折しない」「合格できる」講座として高い評価を受けています。
計530問以上の対策問題が用意されており、問題演習を通して試験合格に必要な知識を定着させることが可能です。
DeepSquare E資格講座(オンライン)
DeepSquareのE資格講座もまた、高い合格率を誇っており、2023年の第1回試験の合格率は91.3%です。
多くのビジュアル(画像など)を用いた講義形式を採用しており、AI知識がない方でも無理なく学習することができます。
名古屋のE資格講座の口コミ
AI研究所のE資格講座についての口コミは、全体的にポジティブな評価が多いです。実際に受講された方の口コミは以下の通り。
スコア | 口コミ |
294点 | 教材が分かりやすく、Web受講者への配慮も十分なされていて、大いに理解の助けになりました。 |
300点 | セミナーで事前に知識を得ることができたためその後の書籍などで自己学習することができた。 |
292点 | 膨大な範囲から効率的に教えて頂いたので、どうゆうところが重要で、テストに出やすいのか、テスト直前は集中して勉強できました。 |
受講者の感想としては、講義内容やテキスト構成がわかりやすかった、E資格ではどんな内容が重要でテストに出やすいかがきちんと説明されていた、といった内容が多いです。
名古屋のE資格講座まとめ
名古屋で開催されるE資格講座はありませんが、オンラインではAI研究所のE資格対策ディープラーニング短期集中講座が特におすすめです。事前オンライン学習で機械学習やPythonの基礎知識を身につけられるので、初心者の方でも安心。この講座はE資格の試験内容をしっかりとカバーしており、受講者に対して十分なサポートを提供しています。講座を受講し、内容をきちんと復習することで、E資格の試験に自信を持って臨むことができるでしょう。