【2024】E資格の申し込み方法の手順!よくある質問や予約完了までの流れを解説

E資格は近年さまざまな業界への導入が進んでいる、AI関連のスキルを認定する資格です。この資格を取得すれば機械学習のディープラーニングなどに関しても高いスキルを持つ証明になり、就職や転職を有利に進めることができますが、手続き方法や流れが分からずにお困りの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、E資格の申し込み方法の手順やよくある質問、流れを紹介します。

E資格とは

E資格とは一般社団法人ディープラーニング協会が認定する資格で、AI・ディープラーニングのスキルを取得して、適切な方法で実装できるかを認定する試験を指します。この資格を取得すれば、現在多様な業界で重要視されている機械学習(ディープラーニング)に関する高い知識やスキルを持つと判断され、AIエンジニアやAI導入業界へ就職・転職時に有利になります。

E資格を受験するためには2月・8月の年2回にわたって開催される、JDLA認定の認定プログラムの事前受講が必要です。ちなみにE資格の試験料は下記の通りになります。

受講者分類受験費用(税込)
一般33,000円
学制22,000円
会員27,500円

E資格は問題集なども多数発売されていますが、効率的な取得を目指すのであれば最短4日でE資格試験の重要ポイントが学べる、E資格対策ディープラーニング短期集中講座の利用がおすすめです。また下記にE資格の概要や合格のコツ、取得のメリットなどが記載されている記事を掲載するので参考にしてください。

【2024】E資格とは?受験するメリットやE資格合格のコツを徹底解説

E資格の必要性

近年は生産自動化やDX化を図り、業務効率化を図る企業が急増しています。そして業務効率化に欠かせない絶対的なツールがAIで、多様な業界が生産・業務にAIを導入して効率化を目指しているのが現状です。

その一方で現在はAI人材が不足し、多くの業界でAI人材不足によりスムーズな業務効率化が進んでいません。そのような状況下において、本格的なAI人材やディープラーニングの実装可能な人材を育成するため、世界初の本格的なAI資格としてE資格が制定されました。

E資格を取得すれば自身のAIに関するスキルや知識をアピールできるため、今後も受講者数の増加が見込まれてAI人材の増加にも繋がります。このような観点からも、E資格は相対的なニーズが高い資格として注目されているのが現状です。

E資格の申し込みの流れ

E資格の申し込みの流れ

E資格はAI人材育成のための有効な認定資格ですが、どのような流れで行うのでしょうか。ここからはE資格の申し込みの流れを詳しく解説します。

公式サイトから申し込む

公式サイトから申し込む

引用:JDLA公式サイト

E資格を取得するためには、最初にJDLA公式サイトから申し込みを行います。申し込みの際には、JDLA認定プログラムを試験実施日の過去2年以内に終了していなければ、受験資格がないので注意しましょう。

また申し込み時に認定プログラムを受講したことを証明する「修了者ナンバー」と「認定プログラム終了日」を入力しなければいけないので、事前の準備が必要です。事前確認してJDLA認定プログラムがない方は、受講した認定プログラム実施事業者に問い合わせて終了証を確認しましょう。

前述のようにE資格試験は2月と8月の年2回に分けて行われ、申し込みは各試験日の2カ月半前から開始します。したがって2月試験は12月1日午前9時から、8月試験は6月1日午前9時より開始する流れです。

申し込み締め切り日は受験日前日の午後11時59分までとなります。希望の会場や受験希望時間帯などあれば、早めに予約しましょう。

E資格の勉強をする

試験の申し込みが完了すれば、次に試験合格に向けてE資格の勉強を開始します。E資格の学習に関しては問題集での学習や4日でE資格試験の重要ポイントが学べる、E資格対策ディープラーニング短期集中講座などの利用がおすすめです。

また2021年度の試験の統計により、E資格取得の受験者の9割以上近い方が100~300時間程度の学習時間を確保していることが報告されています。

※参考:「Study-AI社によるE資格難易度調査

このような観点からも、合格にはかなりの学習時間が必要なことが推測されるので、事前に入念な学習計画を立てて試験に臨まなければいけません。一方で既に業務でディープラーニングを使用している場合や、AIに関するバックグラウンドをお持ちの方もいるので、自分の条件に適した学習方法や時間を検討して合格を目指しましょう。

下記にE資格の学習方法や学習のポイントに関する記事を掲載するので参考にしてください。

【2024】E資格の学習方法4選!難易度や受験方法、学習のポイントも紹介

E資格試験の申し込み方法

E資格試験の申し込み方法

前述でE資格の大まかな流れを解説しましたが、具体的にどのように申し込みを進めるのでしょうか。E資格の申し込みは

  1. アカウント登録
  2. 予約完了メール受領

の順番で行われます。ではE資格試験の申し込み方法のそれぞれの手順を紹介します。

アカウント登録

E資格試験の申し込みでは、最初にユーザーアカウント登録を行わなければいけません。申し込み画面の「アカウント作成」をクリックし、その後は画面ガイダンスに沿ってユーザー登録を行います。

入力は住所や氏名など特に難しい入力などもないので、比較的スムーズな手続きが可能です。しかしE資格は国際的な資格でもあるため、氏名記入欄のミドルネーム記載欄やローマ字で住所入力しなければならない点など、国際的な使用を視野に入れて設計されています。

ミドルネームがなければミドルネーム蘭は空欄のままにしておき、First Nameの部分に名前、Last Nameの部分に名字を入力しましょう。尚再受験の方などは前回にアカウントが既に作成されているので、新規で作成する必要はなく、パスワードとユーザー名を入力すれば簡単に予約できます。

またバウチャーチケットやプロモーションコードをお持ちの方は、「バウチャーまたはプロモーションコードを追加」をクリックして、自分のバウチャー番号やプロモーションコードを入力して「適用」をクリックして申し込み完了です。

予約完了メール受領

E資格の予約が完了すれば、登録したEメールアドレスに予約完了メールが送信されます。その内容を確認し、重要な事項などをメモに取るなどして記録しておきましょう。

また予約前にきちんとメールが受信できるように、ネット環境を整えたり迷惑メール防止の設定解除などを行わなければいけません。

またE資格試験では受験票は発行されず、予約完了時のメールの詳細にしたがって受験しなければいけないので注意しましょう。

E資格試験の申し込み時のよくある質問

E資格試験の申し込み時のよくある質問

E資格は比較的新しいジャンルの資格で一般的な資格受験とは異なる点もあり、いくつかの疑問点が生じて戸惑う方も多く見受けられます。事前に申し込みの大まかな流れを把握すれば、効率的に手続きが進んですぐに学習に取り組めるので効率的です。

そこでここからは、E資格試験の申し込み時のよくある質問を紹介します。

キャンセルや変更は可能?

E資格試験は一度申し込んでも、受験開始時の24時間前までであればキャンセルや変更も可能です。しかし24時間前のキャンセルは確実にできますが、受講会場や時間などの変更は希望日時・場所に空きがなければ変更できないので注意しましょう。

またカスタマーサービスを利用しての変更・キャンセルは、受験日前営業日の18時までに行わなければいけません。

JDLA認定プログラムの修了ナンバーはどこから取得する?

E資格の試験で重要なのがJDLAの修了ナンバーで、E資格試験は受験日当日の過去2年以内にJDLAの認定プログラムを修了していなければ受験できません。

認定プログラムの修了ナンバー授与の流れは、最初にプログラム完了の通知がJDLAに送信され、そのタイミングで受験者に修了ナンバーが付与されてJDLAが認定プログラム事業者とその情報を共有します。

そして認定プログラム事業者が受講者に修了ナンバーを授与し、ここまでの流れが完了して初めて受講者はE資格試験を受験可能です。したがって修了ナンバーはJDLAのみが保管しているわけではなく、認定プログラムを実施した事業者とデータ共有し、修了ナンバーはJDLAの認定プログラム事業者から取得する点を把握しましょう。

また一度修了ナンバーを取得すれば1回のみの使用ではなく、認定プログラム終了後2年以内であれば何度でも利用できます。2021年より以前の試験においては修了ナンバーのほかに受験申込コード(バウチャーコード)が必要でしたが、現在は修了ナンバーのみで受験できるようになっています。

近くの会場で受験できる?

E資格試験は近くの場所でも受験することは可能です。E資格試験は多くの試験会場が設けられており、地方の件でも2カ所程度、主要都市では10カ所以上の試験会場が設けられることもあります。

E資格試験はその性質上パソコンが必要なので、多くのパソコン教室が試験会場になる場合も多いです。このように基本的に充分な会場を設けられていますが、自宅から近くの会場で受験したい方は早めの予約を徹底して会場を抑えるのもおすすめといえます。

また海外ではE資格試験は受験できないので、試験期間中に海外への外出はやめておきましょう。

準備を整えてE資格試験の申し込みをしよう!

本記事では、E資格の申し込み方法の手順やよくある質問、流れを紹介しました。E資格を取得すれば各方面で需要が高まっているAIに関する知見を深め、多様な分野で活躍できます。また資格取得により自身のステータス向上も実現され、就職や転職でも優遇される可能性も高いです。

今後AIエンジニアとしての活動やその他多方面での活躍を実現するためにも、本記事を参考にしてE資格のスムーズな手続きを行って資格取得に繋げてください。

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