近年のAIの需要拡大の影響から、AI資格のひとつである「E資格」の知名度が上がってきました。参考書やネット情報がどんどん増えていく中「無料で受けられる講座などはないのだろうか」と、疑問をもつ方は多いのではないでしょうか。
結論。無料で受講できるE資格講座は現状ではありません。しかし、極力安価なコストで学ぶための方法はいくつか存在します。
今回の記事では、なるべくコストを抑えながらE資格を習得する学習手段、E資格対策ディープラーニング短期集中講座のカリキュラム内容やメリット、注意点などもご紹介します。
なるべく安く効率よく合格するための有益な情報が満載ですので、ぜひご一読のうえ、参考にしてください。
E資格の概要
E資格は、一般社団法人日本ディープラーニング協会が運営するAI試験のひとつです。概要を一覧にまとめると、以下のようになります。
概要 | ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定するもの |
試験会場 | 各地指定の試験会場を選択可能 |
出題範囲 | シラバスより、JDLA認定プログラム修了レベルの出題 |
合格率 | 非公開 |
受験費用(税込) |
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受験条件 | JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること |
運営会社 | 一般社団法人日本ディープラーニング協会 |
合格率は非公開ですが、おおよそ60~70%程度と言われています。詳しくは以下の記事で言及していますので、ぜひ参考にしてください。
無料のE資格講座は存在する?【存在しない】
残念ながら、2023年12月現在では「無料で受講できるE資格講座」は存在しません。
E資格は徐々に知名度を拡大しているものの、数あるIT資格と比較するとまだまだモダンで新しいため、メジャーとは言い難いためです。たとえば基本情報技術者試験といったメジャーなIT資格であれば、インターネット上で無料の教材や動画講習などが公開されています。
ただ、これからAIの需要とともにE資格がメジャーになっていけば、無料の講座等が充実する可能性は高いでしょう。
費用を抑えてE資格を学習する方法
E資格の無料の講座は存在しませんが、費用を抑えて学習する方法は存在します。その手段として、大きく以下が挙げられます。
- 書籍や問題集を購入して独学する
- インターネットや動画を活用して学ぶ
- AI研究所が運営するE資格講座を受講する
それぞれ見ていきましょう。
書籍や問題集を購入して独学する
書籍や問題集を活用することで、講座を受講するよりも安い金額でE資格の概要を学べます。自分のペースでじっくり体系的に学習できるメリットがある一方で、不明点を理解するのに時間がかかるので挫折につながりやすい点がネックです。
なお、おすすめの書籍については、以下の記事で詳しく紹介しています。
インターネットや動画を活用して学ぶ
いまやインターネットや動画は、使わない手はない学習手段といえます。参考書よりもニッチな部分をピンポイントで学習できたり、また動画などを用いればわかりやすくスムーズに理解できるためです。
ただ不特定多数が発信できる媒体のため、信ぴょう性には欠けることがデメリットになります。「参考書をメインにし、分からない部分をインターネットで検索する」といった使い方が好ましいです。
インターネット上では以下のように、勉強法やアドバイスなど有益なものがたくさんありますので、参考にしてください。
AI研究所が運営するE資格講座を受講する
なるべく費用を抑えて学習したい方におすすめなのが、AI研究所のE資格対策ディープラーニング短期集中講座を受講することです。E資格対策ディープラーニング短期集中講座はよく出題される部分に焦点を当て、短期間で効率よく学習し、取得を目指す講座となっています。
一般的な講座は、内容にもよりますが20万円~30万円ほどかかります。そんな中、AI研究所の「E資格対策講座」は現在大幅に値下げされていることで、184,800円のところ、76780円(税込)で受講が可能です。
運営元であるJDLAの認定を受けた講座となっており、合格率は83.3%以上を誇ります。さらに、徹底的な挫折対策が施されていることから、講座の修了率は99.2%以上という高い数字を誇り、これからはじめてAIを学ぶ方も安心です。
「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」のカリキュラム一覧
AI研究所のE資格対策ディープラーニング短期集中講座のカリキュラムは、以下のとおりです。
到達目標 | 内訳 | |
E資格基礎講座 |
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E資格対策講座 1日目 |
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E資格対策講座 2日目 |
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ほか |
E資格対策講座 3日目 |
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E資格対策講座 4日目 |
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試験直前フォローアップ講座 + 試験問題対策(52,800円) ※無料キャンペーン! 12/28までに申し込み いただいた方は 無料で受講可能です。 |
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E資格対策ディープラーニング短期集中講座のメリット
E資格対策ディープラーニング短期集中講座を活用するメリットは、大きく以下のとおりです。
- 短期集中プログラムをリーズナブルに受講できる
- 挫折しにくいカリキュラムで初学者でも安心
- 慶応卒のプロ講師による徹底指導が受けられる
短期集中プログラムをリーズナブルに受講できる
E資格対策ディープラーニング短期集中講座は、4日間の短期集中講座を10万円を切る値段で受講できる点がメリットです。地道にコツコツ、長期間にわたる学習を行うのが苦手な方にとって、最適な勉強法といえるでしょう。
挫折しにくいカリキュラムで初学者でも安心
前章のカリキュラム一覧を見ると「難しそう」と感じるかもしれませんが、E資格対策ディープラーニング短期集中講座の講座修了率は99.2%と、ほとんどの方が挫折せずに最後までやり遂げています。
難しそうなAI分野でも挫折しないよう、徹底的にカリキュラム構成に注力したり、講師陣のサポートを充実させたりといった対策が施されています。
慶応卒のプロ講師による徹底指導が受けられる
E資格対策ディープラーニング短期集中講座では、慶應義塾大学理工学部の工学博士「栗原教授」が講座監修者として関わっています。
その他「知識ゼロの初心者に対する指導力に長けた選りすぐりの講師たち」の徹底指導により、挫折率を下げ、確かな知識とスキルの短期間取得を実現しています。
E資格に挑戦する際の注意点
E資格に挑戦する際、注意したほうがいい点としては、以下のとおりです。
- JDLA認定プログラム受講が必須条件となっている
- 費用は決して安くはない
- 2年ごとに更新が必要
JDLA認定プログラム受講が必須条件となっている
E資格を受けるには、「JDLA認定プログラムを、試験日の過去2年以内に修了していること」が必須条件となっています。
JDLA認定プログラムとは、「JDLAからの認定を受けた企業が開催するセミナーの総称」のことです。そのため、企業によって受講形式や内容は若干違います。
とはいえレベル感にほとんど違いはなく、ディープラーニングの高度な知識やプログラミングなど技術に関する内容がメインです。テストのようなものはなく、受講するだけで修了と認定されますが、受講料が10~40万円ほどかかります。
詳細については、以下が参考になります。
費用は決して安くはない
費用が決して安いとはいえないこともデメリットです。
まず受験料は、一般で33,000円、学生が22,000円、会員が27,500円(税込)です。代表的なIT資格「基本情報技術者試験」の受験料は一律7,500円(税込)なので、割高なのは否めません。
それに加え、必須条件には「JDLA認定プログラムの修了」があり、これに10~40万円ほどかかります。したがってトータルで最大433,000円と、まとまったお金が必要になります。
2年ごとに更新が必要
有効期限は、取得日から2年間となっています。この期限を更新・延長するためには以下の要件を満たす必要があります。
- カリキュラムの変更で追加された動画の視聴
- 模擬テストの満点合格
模擬テストは満点でないと更新ができないため、難易度の観点からデメリットといっていいでしょう。
無料のE資格講座はある? まとめ
2023年12月現在では、E資格の無料講座は存在しません。
ただ、少しでも費用を抑えて学ぶなら、書籍やインターネットを有効活用すること、もしくは比較的安い金額で受講できるE資格対策ディープラーニング短期集中講座を活用することがおすすめです。
E資格は必須条件のプログラムや受講料でお金がかかるので、その他の部分で少しでも安く、かつ効率よく受講できるように努力することが大切です。