昨今ではE資格に合格した人を対象にした求人が数多くあり、高収入の仕事ばかりです。収入を今よりも増やすためにE資格の取得を目指すAIエンジニアも増えています。
今回は、E資格で転職する際の実例や転職する手順を紹介します。
E資格とは?
2分でE資格が転職にどう役立つのかを知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。
E資格とは、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定するAIエンジニア向けの資格です。
「AIエンジニアとして活躍したい方」「AIエンジニアとして転職を目指している方」は取得しておくべき資格の1つです。
E資格の受験者数・合格者数は?
E資格の受験者は2018年の第1回から徐々に増え、2020 #2が新型コロナウイルスの流行で中止になったため、2021 #1の受験者数が増えましたが、その後は1,000人前後で推移しています。
そのうち70%前後の方が合格している資格になります。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
2018 | 337 | 234 | 69.44% |
2019 #1 | 387 | 245 | 63.31% |
2019 #2 | 696 | 472 | 67.82% |
2020 #1 | 1,042 | 709 | 68.04% |
2020 #2 | 中止 | ||
2021 #1 | 1,688 | 1,324 | 78.44% |
2021 #2 | 1,170 | 872 | 74.53% |
2022 #1 | 1,327 | 982 | 74.00% |
2022 #2 | 897 | 644 | 71.79% |
2023 #1 | 1,112 | 807 | 72.57% |
2023 #2 | 1,065 | 729 | 68.45% |
2024 #1 | 1,194 | 867 | 72.61% |
2024 #2 | 906 | 600 | 66.23% |
E資格は転職に有利なの?
E資格は、AIやPython・機械学習系の転職であれば非常に役立つ資格でしょう。
web系でパソコン検定やSEO検定が役立つように、AI系のスキルが既にあると証明することができます。必ず転職で採用に繋がるとは言えませんが、ポートフォリオの1つとしてE資格の所持について話すことができるでしょう。
さらに、「E資格ではこのような知識を得られた」「E資格取得後はこのようなメリットがあった」ということも話せると尚良いですね。
E資格のメリットについてもっと知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
E資格を利用した転職や求人の特徴
E資格を取得した人を対象にした求人には、さまざまな仕事があります。
機械学習のシステム開発を担当する仕事
E資格を取得した人を対象にした求人の中には、機械学習を利用したシステム開発を担当する仕事もあります。機械学習を利用したシステム開発の求人では、何らかのプログラム言語を修得していることが求人の条件になっていることも多いです。
このタイプの求人にはさまざまな種類があり、自動車の運転のために使用される機械学習のシステムや、物体を検知するためのシステム開発を担当する仕事などがあります。
機械学習のシステム制作を担当する仕事
クラウドの技術を利用した機械学習のシステム制作を担当する仕事もあり、こうした求人に応募するためには、機械学習やディープラーニングの知識だけでなく、インターネット関連の技術に関する知識も必要になります。
機械学習のシステム制作でも、Pythonでプログラムを書ける人が優遇されています。
求人によっては、大学生レベルの数学の知識が求められることもあります。
E資格を利用できる転職の実例
E資格を利用して転職できる仕事にはさまざまなタイプがあります。
- AIエンジニア
- AIプログラマー
- データサイエンティスト
など、幅広い種類の技術者が応募できる仕事が揃っています。
E資格を所有していることを履歴書に記載できる人ならば、いずれも応募することが可能です。
E資格を取得した人を対象にした求人の一つが、画像解析のシステム制作を担当する仕事です。
写真や動画などに写っている図形や文字・言語などを、ディープラーニングの技術を使用して解析していくシステムを作る仕事です。
こうしたタイプの求人では、E資格を取得していることの他に、コーティングを実務でおこなった経験が求められる場合もあるので、注意が必要です。
Pythonを使用してプログラミングができることも求人の条件になっている場合があります。
他の種類の資格を持っているかどうかも、採用の際に参考にされることがあります。
実際にE資格保有者向けに求人を出している企業
例えば「株式会社Present Square」はE資格合格者が転職した場合、特別な支援があると求人に記載があります。他の企業では「E資格保有者を募集」といった文言はあまり見られませんが、AIやPython系の求人であれば履歴書に「E資格保有」と書いておくと良いでしょう。
また、転職してE資格を取得するなら優遇してくれる企業も存在します。
E資格をまだ持っていなくてもそのような企業に入社して取得すれば受講金を負担してくれる可能性があるので、事前によく調べて確認しておきましょう。
AI言語を利用したデータサイエンティストについては下記記事でも解説しています。
E資格を活用して転職するための手順
E資格を活用して転職するための手順を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- JDLA認定プログラムの受講とE資格合格
- ポートフォリオ作成
- 情報収集
- 求人に応募
①JDLA認定プログラムの受講とE資格合格
E資格を活用して転職するためには、まずは「JDLA認定プログラムの受講」と「E資格合格」が必要となります。
JDLA認定プログラムとは、E資格の受験するために事前に受講が必要なプログラムです。
このプログラムを受講し、AIやディープラーニングに関する知識を学び、E資格試験に備えることになります。
E資格は、AI分野での転職やキャリアアップを目指す人にとって、業界標準の知識とスキルを証明するために重要な資格となりますのでまずはJDLA認定プログラムを受講し、試験に合格することでAI関連分野への転職の第一歩を踏み出すことができるでしょう。
おすすめのJDLA認定プログラム
今回おすすめするのは、ProSkilllの「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」です。
ProSkilllの「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」は、E資格合格を目指す受験者のためのカリキュラムが設計された短期間で集中的に学べるJDLA認定プログラムです。
AIの専門知識やディープラーニングの基礎から応用まで知識をカバーしており、E資格を取得するために必要な知識をこの講座で身につけることができます。
修了率が99.2%と高いことやオンラインでの学習が可能で、短期間で効率よく学習できるのが魅力となっています。
②ポートフォリオ作成
転職する際には、ポートフォリオを作成しましょう。
履歴書と職務経歴書といった紙面上の情報のみでは伝わりづらい、自身の実績や力量・スキルなどをアピールするためにも作成するのがおすすめです。
ポートフォリオには、自己紹介・経歴・保有スキル・作品・実績を明示しましょう。
②情報収集
転職先を決める上で、環境や待遇など、自分に合った求人情報を探す必要があります。
転職する目的を明確にし、企業のリサーチは入念に行いましょう。
応募先の企業における仕事内容、エンジニアに求めるスキルなども調べておいたほうが良いでしょう。
③求人に応募
E資格を保有しているだけで、簡単に転職できるわけではありません。
「自分にできること」だけでなく、企業側にとって自身を雇うメリットを具体的に示せるように準備しておきましょう。
習得したスキルを、実務でどのように活用するのかを明確にしておくと、企業側に好印象を与えられるはずです。
E資格で転職する際のよくある質問
それでは、E資格で転職する際によくある質問をまとめて解説します。
履歴書に記載したり、面接時にE資格を所持したことでどんなメリットがあったかを話すと良いです。
E資格を転職に活用しよう
AIエンジニアの転職にも利用できる、E資格に関する情報についてご紹介してきました。
E資格の取得者を対象にした求人も多くあり、画像解析や機械学習のシステム制作ができる人材などを募集しています。システム制作の実務経験やプログラミング言語の習得が、求人の条件になっている場合もあります。
JDLA認定プログラムを受講すれば受験資格を取得できるので、興味のある方はぜひ転職前に受講を検討してみてください。
