ChatGPTのAPI料金はいくら?無料で使う方法や料金を抑える方法

ChatGPTのAPIに興味があり始めたいけれども、よく分からないという人は少なくありません。そこでChatGPTのAPIとは何か、またChatGPT Plusを利用するメリットや、ChatGPTのAPI料金についてよくある質問とはどういうものか等詳しく見ていきます。

ChatGPTのAPIとは?

ChatGPTのAPIとは何かというと、開発者が自然言語処理を行う時に使うAIであるChatGPTを組み込む為のツールの事です。プログラムを経由する事でChatGPTを外部システムから操作出来るという仕組みです。
元々ChatGPTはブラウザからしか操作出来ませんでしたが、ChatGPTのAPIが生まれた事によって、開発者は自社のアプリ等のソフトウェアやサービス、プログラムとChatGPTを連携させて、タスクを実行する事も出来るようになりました。

ChatGPTのAPI料金

ChatGPTのAPI料金はどうなっているかを見ていきます。基本的にサービスは有料ですが、毎月一定額の月額使用料を取られるというシステムではありません。自分が使用した分だけ支払う従量課金制システムになっています。API料金はトークン数によって決まり、また利用する言語モデルによっても変わってきます。

例えばGPT-4の場合、1000入力トークンあたり0.03ドル、1000出力トークンあたり0.06ドルです。またGPT-4 Turboだと1000入力トークンあたり0.01ドル、1000出力トークンあたり0.03ドルで利用可能です。
このようにGPT-4 Turboは前モデルよりも入力料金は3分の1になっていますし、出力料金に関しては2分の1となっており利用しやすい料金となっています。それでいてスペックも上がっており、入力可能文字数は128000トークンと従来のGPT-4よりも4倍で、大体300ページ程のテキストが入力出来ます。支払いは毎月月末に、その月に使った分だけ料金が発生します。

ChatGPT Plusを利用するメリット

ChatGPT Plusを利用するメリットは色々あります。

最新の言語モデルが利用可能

ChatGPT Plusでは最新の言語モデルを利用出来るので、回答精度が上がるというのがメリットです。ChatGPT Plusでは最新言語モデルのGPT-4、そして超最新版のGPT-4 Turboを利用出来ます。GPT-4やGPT-4 Turboは無料版のChatGPTで使われている言語モデルよりも性能が高いので、より高精度の回答を作る事が出来るというのが魅力です。

マルチモーダル対応

マルチモーダルに対応しているというのもメリットです。マルチモーダルとはいわゆる複数の形式や状態を表す言葉で、ChatGPT PlusはGPT-4やGPT-4 Turboを搭載しているので、テキストだけでなく画像や写真のインプットをする事も可能です。

回線が混んでいても優先的にアクセス可能

ChatGPT Plusなら、仮にChatGPTの利用者が沢山いて回線が混んでいても、優先的にアクセスする事が出来ます。その為回答に時間がかかったり、作業の途中でフリーズしてしまうというような事もほとんどありません。その為無駄に時間を使う事もなく、スムーズに作業が出来るのでストレスも少ないです。

ネットにアクセス可能

ChatGPT Plusはインターネットから回答を引用する事が出来ます。例えば無料版のChatGPTで「現在のアメリカ大統領を教えて」と質問しても。「私は最新の情報にアクセスする事は出来ません」という回答しか返ってきません。
所がChatGPT Plusだとネットにアクセスする事が出来るので、ウェブの検索情報から回答を作る事が出来るので生きた最新の情報を取り込む事が出来て便利です。

プラグイン機能が使える

ChatGPT Plusはプラグイン機能を使う事が出来ます。その為毎日最新のニュースをチェックしたり、商品を予約したり注文する事も可能です。このように外部アプリと連携出来るので、使い方もより幅広くなります。

新機能を優先的に使える

情報は常に新しいものがどんどん更新されていきます。その為いかに新しい情報を入手するかという事が求められます。ChatGPT Plusではプラグイン機能を含め、色々な新機能を優先的に使う事が出来るというのがメリットです。新機能を使う事で、最新の情報を入手しやすくなり、業務もより効率化出来るようになるというのも魅力です。

ChatGPT Plusを利用するデメリット

ChatGPT Plusを利用するメリットが沢山ある一方で、デメリットもいくつかあるので確認しておきましょう。

月額使用料金が必要

ChatGPT Plusは月額料金制となっていて、月20ドルかかります。さらに別途で使えるGPTモデルを使う場合は、使用したワード数によって従量課金制システムも設定されているので、なるべく安く利用したいという人には少し経済的に大変かもしれません。

あらゆるデータが最新という訳ではない

ChatGPT Plusを利用する事で、大量のテキストデータにアクセスする事が可能です。しかしそのデータの全てが最新という事ではありません。その為とにかく最新の情報が欲しいという人は、ChatGPT Plusに加えて他のソースも併用すると良いです。そして検索機能を上手に使いう事で、最新のデータを呼び込む事が出来ます。

著作権を無意識に侵害してしまう恐れがある

ChatGPT Plusにはテキスト生成や翻訳それから要約等幅広い機能があります。その為サービスを利用していると、知らない間に著作権を侵害してしまう可能性があるので注意が必要です。

専門的知識が求められる可能性がある

ChatGPT Plusには沢山の機能が備わっており、これらの性能を最大限利用するには専門的知識が必要です。特に検索機能やプラグイン機能を使いこなすには、特にAIから希望する情報を出力させる為に適切な指示や命令を設計し、最適化するスキルが求められます。

ChatGPTのAPI料金についてよくある質問とは?

インターネットを見てみると、ChatGPTのAPI料金についての質問を目にする事があります。では中でもよくある質問とその回答をいくつか見ていきます。

ChatGPTのAPIの利用料金の仕組みは?

ChatGPTのAPIの利用料金ですが、OpenAIのウェブサイトをチェックすれば確認出来ます。使うAPIのリクエスト回数や使用時間、あと応答速度等で計算され、通信料の従量課金制度で毎月支払う料金は決定します。より細かい料金情報やプランの違いを知りたい場合は、OpenAIのウェブサイトを確認してください。

ChatGPTのAPI利用料金はいくらかかりますか?

ChatGPT APIで言語モデルGPT3.5-turboの場合、1000入力トークンあたり0.00015ドル、1000出力トークンあたり0.002ドルです。最新のGPT-4の場合、1000入力トークンあたり0.03ドル、1000出力トークンあたり0.06ドルかかります。超最新のGPT-4 Turboの場合、1000入力トークンあたり0.01ドル、1000出力トークンあたり0.03ドルとなっています。

ChatGPTのAPIって無料で使えるのですか?

ChatGPTは無料あるいは低額で使う事が出来ますが、ChatGPTのAPIの場合は、使ったトークンに応じて課金されるシステムを採用しています。料金は利用するモデルによって異なるので興味のある人は調べてみると良いです。

ChatGPTのAPI費用を出来るだけ抑えるにはどうすれば良いですか?

ChatGPTのAPI料金を抑えるポイントはいくつかあります。まず質問文を可能な限り簡潔にして文字数を少なくしましょう。また過去のやり取りを含める回数を制限したり、トークン上限を指定するというのも良いです。
他にも英語に翻訳し、APIにリクエストしたり、利用上限を設定する等の方法もあります。こうした対策を行う事でChatGPTのAPI費用を安く抑える事が出来ます。

しかし利用上限を設定してしまうと、作業に支障が出てしまう恐れもあるので最後の手段と考え、なるべくトークンの消費量を抑えるという事を考えると良いです。

ChatGPTのAPIについてまとめ

ChatGPTのAPIは様々なアプリやサービスから直接ChatGPTを操作出来るので非常に便利です。ChatGPTのAPI料金はトークン数や利用する言語モデルによって変わるので、安く抑えたい場合は、なるべくトークンの消費量を抑えながら利用するようにしましょう。

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