ChatGPTにエラーが出た!よくある原因と対処法

ChatGPTは文章作成や翻訳など、色々な目的で使えるツールですが、エラーが発生することがよくあるでしょう。そして、エラーが発生するタイミングは、登録時や使用時など様々です。では、エラーが発生した時にはどのように対応すれば良いのか、状況ごとの対処法を詳しく解説していきます。

ChatGPTのエラーが出た時にまず確認すべきこと

ChatGPTのエラーの中には、ユーザーには対処できないものもあります。そのため、まずは発生しているエラーが、対処できるものかどうかを確認することが大切です。では、どういったエラーがユーザーには対処不可能で、どのように確認すれば良いのかを説明します。

様々な原因によるシステム障害

ChatGPTはしばしば、サーバー側のシステム障害を引き起こします。アップデート後の不具合や、使用するデータの異常など、原因は色々です。システム障害が発生すると、ChatGPTの提供をしている「OpenAI社」のサイトで情報が公開されるので、まずはそちらを確認しましょう。

また、OpenAI社公式のコミュニティに、システム障害に困っているユーザーが集まっている場合もあります。そのコミュニティから情報を得るのも良いでしょう。そして、システム障害によるエラー発生時、ユーザー側にできる対処法は特にありません。ChatGPTを提供しているOpenAI社が、解決してくれるのを待ってください。

アクセス過多によるエラー

大勢のユーザーが一斉にChatGPTを利用して、アクセス過多になっている場合、サーバーに負荷がかかってエラーが発生することがあります。ChatGPTはユーザーが多いため、アクセス過多によるエラーは珍しくありません。そういったときは、「ChatGPT is at capacity right now」というエラーコードが出ます。その場合、リアルタイムの利用者が減って、サーバーの負荷が軽減されるのを待つしかありません。

運営によるメンテナンス中

厳密にはエラーではありませんが、異常確認やアップグレードのためにメンテナンスを行っている間も、ChatGPTは使用不可能です。メンテナンスに関することは、システム障害情報と同様に、OpenAIのサイトやコミュニティで公開されています。そのため、ユーザー側のエラーではないということはすぐに分かるはずです。そして、メンテナンスが終わるまで、ユーザーにできることは特にないので、しばらく待つようにしましょう。

ChatGPT登録時のエラーと対処法

ChatGPTを使うためには、まずアカウントを登録しなければなりません。けれど、エラーが発生して登録をすることができない場合があります。その原因と対処法を、確認していきましょう。

入力情報のミス

ChatGPTのアカウントを作成する際には、メールアドレスと電話番号の入力をする必要があります。アカウント登録時のエラーは、そのメールアドレスあるいは電話番号の入力ミスが原因で起こる場合が多いです。その場合は、確認用のメールやSMSが届かないはずなので、改めて入力し直してみましょう。

通信環境が原因のエラー

ChatGPTを利用するにはインターネット環境が必要ですが、その通信環境に何らかの不具合が起こっているせいで、エラーになる場合もあるでしょう。その場合は、一度通信を切って、再接続してみましょう。Wi-fiやモバイル通信など、使える通信環境が複数あれば、別の環境で登録作業を行うのも良いです。

端末側の異常

ChatGPTの登録作業に使っている、パソコンやスマートフォン自体に異常があって、エラーが発生することも考えられます。そのため、情報の再入力や通信の再接続を試しても改善されなければ、端末を再起動してみましょう。異常がリセットされて、問題なく登録できる可能性もあります。

ChatGPTでよくあるエラーと対処法

ChatGPTは、使用時にも色々なエラーが発生する場合が多いです。その中でもよくあるエラーと対処法について、説明します。

Too many requests in 1 hour

ChatGPTに文章を連続で送信すると、「Too many requests in 1 hour」というエラーコードが出て、それ以上送信できないことがあるかもしれません。そのエラーが発生した場合、基本的にはしばらく待って、更新をしたら問題なく使えるようになるでしょう。また、クッキーを削除したり、ログアウトして再ログインしたりするという対処法もあります。状況次第では、早めに改善されるかもしれません。

This content may violate our content policy

ChatGPTに送信した内容が、コンテンツポリシーに違反した際に出るエラーコードです。ChatGPTは、差別的な内容や性的な内容など、違反する内容の文章は送信してはいけないというルールとなっています。そして、送信した文章に違反内容が含まれていた場合、自動で検出される仕組みです。そのため、コンテンツポリシーに違反していそうな部分を省いて、改めて送信してみましょう。

エラーコード「401」「429

ChatGPTには、API連携機能が搭載されています。そのAPIの認証に異常があった時に出るエラーコードが「401」です。API連携しているプラットフォームの認証をやり直すことで、解消できるでしょう。また、APIによるChatGPTへのリクエストが多すぎると、制限がかかる「429」エラーが発生する恐れがあるでしょう。そのエラーは、時間内におけるリクエストの数を減らせば解消可能です。

Only one message at a time

ChatGPTで質問した後、間髪を入れずに別の質問を送信した場合、「Only one message at a time」から始まるエラーが出ます。あらかじめ用意しておいた質問を、コピー&ペーストして送信する場合に起こりやすいエラーです。前の質問を処理しきれていない状況で、新しい質問を送信することが原因なので、少し間を空けて送信すると解消できます。

Load failed

通信環境が悪いことが原因で、読み込めなくなるエラーです。不安定な通信を使用しているのであれば、ChatGPTのページを更新すれば使えるようになる可能性があるでしょう。また、可能であれば、安定した通信に切り替えるようにしましょう。このエラーは、複数の端末と繋がっているWi-fiなどで起こることも多いです。その場合は、他の端末を通信環境から外せば、解消されるでしょう。

ChatGPTのエラー解決の手がかりは?

ChatGPTのエラーは、原因がはっきりわからないものも多いです。そして、ユーザー全体に起こっているエラーでなければ、公式アナウンスはされません。そのような時に、どうやって解決の手がかりを入手すれば良いのか、説明します。

チャットあるいはメールでの問い合わせ

ChatGPTには、ヘルプセンターが用意されていて、チャットまたはメールで問い合わせが可能です。状況やエラーコードなどを説明して、解決策を提示してもらいましょう。チャットは基本的にチャットボットとのやり取りですが、「Talk to a person」を選択すれば人を相手にして問い合わせできます。

メールの場合は、長文の問い合わせを一度に送れるのがメリットです。状況に応じて、使い分けると良いでしょう。ただ、チャットとメールはいずれも、英語にしか対応していません。そのため、翻訳ツールなどを駆使して、英語の問い合わせ文を作る必要があるでしょう。

ユーザー側環境によるのエラーは手当たり次第で試す

ChatGPTのエラーの中でも特殊なのは、「クライアント側の例外が発生しました」というエラーコードが出るパターンです。このエラーは主にクライアント、ユーザー側の環境が原因となっています。そして、具体的に何が原因かは明らかにならないことが多いのです。そのため、記事で挙げたようなひと通りの対処法を試してみるとよいでしょう。

まずは通信環境の異常を疑って、再接続を試みてください。パソコンなどの端末を再起動することによっても、エラーが改善される場合もあるかもしれません。また、ブラウザのGoogle Chromeで翻訳機能を利用していると、このようなエラーが出ることもあります。その場合は、翻訳機能を一旦オフにしてみると良いでしょう。

ChatGPTでよくある質問と回答

最後に、ChatGPTのエラーに関する、よくある質問と回答をいくつか見ていきましょう。

ChatGPTの回答が途中で止まる

回答内容が長すぎるのかもしれません。「続き」と入力すれば、チャットボックスに収まりきらなかった続きを返してくれるでしょう。質問文が長い場合、回答も長くなりやすいです。可能であれば、質問をいくつかに分けることをおすすめします。

ChatGPTの回答が日本語ではなく英語になってしまう

アルファベットで始まる質問を送信し、ChatGPTが英語の質問だと認識してしまっているかもしれません。始まりを日本語にするか、「日本語で回答してください」という文を追加して、再質問してみましょう。

ChatGPTからの回答が返ってこない

エラーコードが表示されていない場合、通信環境の異常が考えられます。ネットワークの再接続や再設定などを試してみましょう。また、ChatGPT側のトラブルも考えられるため、OpenAI社のサイトで確認すると良いでしょう。

大抵のChatGPTエラーは対処できる

ChatGPTのエラーには、運営側のトラブルなど、どうしようもないものもあります。しかし、ユーザー側の対処方法で解決できるエラーも多いのです。そのため、エラーが発生した時は、エラーコードや公式のアナウンスなどから情報を集めて、きちんと対処すると良いでしょう。

最新情報をチェックしよう!