【1分で分かる】プログラミングとは?事例や人気のプログラミング言語4選

プログラミングと言う言葉を聞いたことがあっても、実際何をするものなのかよく分からないという人もいるでしょう。

今回は、プログラミングとは一体何なのか、どのようなことに使われているのかなど、初心者の人にも分かりやすく解説します。

そもそもプログラミングとはどのようなもの?

プログラミングとは、コンピュータを動かすためのプログラムを書くことです。
コンピュータは、プログラムで指示をされた通りに動きます。プログラミングをしなければ、コンピュータは何をすればよいのか分からず困ってしまいます。
そのため、事前にどのような処理をさせるのか決めておき、コンピュータが指示通り動けるようにプログラムを書く必要があるのです。分かりやすく言えば、「コンピュータに命令をすること」を「プログラミング」と呼びます。

例えば人間であれば、目の前にある物を取ろうとした時に自然と手が伸びて物を掴みます。しかしコンピュータは自分で考えることができないので「手を動かす」「指を曲げる」「物を掴む」のように一つ一つ細かく指示しなければなりません。
コンピュータが指定した通りに実行できるように、一連の動作を細かく命令するのがプログラミングというわけです。

プログラミングが使われている事例

プログラミングが使われている事例

それではプログラミングが何に使われているのか、具体的な事例を紹介していきます。

ゲームの開発

家庭用ゲームやスマホゲーム、ブラウザゲームなど様々なゲームがありますが、これらを開発する時にもプログラミングが使われています。ゲームがどのように進行するのか、キャラクターの動かし方、エフェクトの処理など様々なことを制御しているのがプログラミングです。RPGゲームであれば、敵を倒した時に経験値が入りレベルがアップするようなものが多いですが、これもプログラミングによってルールが決められています。

自動ドア

普段何気なく使っている自動ドアにも、プログラミングが用いられています。自動ドアは人が前に立つと自動的にドアが開き、離れると閉じるようになっています。これは、コンピュータに対して「人が来たらドアを開ける」、「人がいなくなり数秒経ったらドアを閉める」といった指示をプログラミングしているためです。

エアコンや冷蔵庫などの家電

多くの人がお世話になっている、エアコンや冷蔵庫といった家電にも、プログラミングの技術が用いられるようになっています。電子機器には様々なプログラムが組まれていて、その指示通りに動くことで正常に機能しています。中には、リモート操作を可能にするプログラミングが組まれている家電もあります。スマホなどからネットワークを経由して家電にアクセスし、その場にいなくても様々な指示を出すことができます。外出先からエアコンを起動させるものもありますが、これもプログラミングの技術を用いることで実現している機能です。

システムの開発

プログラミングは、システムを開発する時にも使われています。スーパーやコンビニなどでは、商品管理システムを利用しているケースが多いです。これは、在庫管理などを行うシステムで、本来人間が行っていたものをコンピュータが自動で行ってくれます。在庫管理表などを使い人間が在庫管理をすると、手間や時間がかかりますし人為的なミスが起こるリスクもあります。プログラミングを用いて在庫管理システムを構築すれば、在庫管理に関する業務をすべて自動化できるため、業務効率がアップします。このように、プログラミングは様々な業務を自動化するような時にも活用されています。

プログラミングを使う職業は?

プログラミングを使う職業と言うと「プログラマー」がまず思い浮かぶかもしれませんが、プログラマーにも様々な種類があります。
ゲーム開発を行うゲームクリエイター、システムやソフトウェアの開発を行うプログラマーなどです。
また、エンジニアがプログラミングを行うケースも少なくありません。システムエンジニアやセキュリティエンジニアなども、プログラミングを使う職業になります。
プログラミングを使う仕事でも、職種によって仕事内容はもちろん、平均年収も変わってきます。では、各プログラマーの平均年収はどの程度になっているのでしょうか。

プログラマーやエンジニアの平均年収

プログラマーやエンジニア全体の平均年収は、300万円程度~900万円程度と非常に幅が広くなっています。
これは、同じプログラマーやエンジニアでも職種によって収入が変わるためです。
例えばWeb系のエンジニアなら平均年収は約250万円~800万円、ゲーム開発を行うプログラマーは約300万円~700万円、アプリケーション開発を行うプログラマーやエンジニアは約300万円~800万円程度となっています。
プログラマーは実力を重視される傾向があるため、経験年数や実績によって平均年収は変わってきます。

よく使われる人気のプログラミング言語4選

よく使われる人気のプログラミング言語

プログラミングは言語で分かれており、AIのプログラミングをするならPython、ホームページを作るならJavaScriptなどとやりたいことによって言語が変わります。
ここでは今人気のプログラミング言語をいくつか紹介していきます。

1.Python

Pythonは、人気が急上昇しているプログラミング言語です。Googleの三大言語の1つとも言われているプログラミング言語で、AI開発にもよく用いられています。先端技術開発で幅広く活用されているプログラミング言語なので、最新の技術に対応するためにもPythonは扱えるようになっておくとよいでしょう。また、Pythonはコードや文法が分かりやすいプログラミング言語で、これからプログラミングを学ぼうと考えている初心者の人にもおすすめです。

Pythonとは何?特徴から実例、コードや関数について徹底解説!

2.JavaScript

Web制作において欠かせないプログラミング言語と言われているのが、JavaScriptです。ホームページ制作などで必要になるHTMLやCSSと合わせてJavaScriptも扱えるようになっておけば、できることの幅が広がります。動きのあるWebページの制作やWebアプリの開発はもちろん、スマホアプリやゲームの開発にも活用できるプログラミング言語なので、習得しておいて損はありません。

3.Ruby

日本で根強い人気を誇っているのがRubyです。日本人が開発したプログラミング言語ということで、日本語の情報が多く出されており、日本人でも学びやすい言語となっています。低コスト、短期間でアプリの開発が可能で、スタートアップ企業などでもよく採用されています。Rubyを扱う副業やフリーランス向けの案件も多く出されているので、個人でプログラマーやエンジニアの仕事をしたいと考えている人は、習得しておくとよいでしょう。

初心者はRubyとPythonどちらが始めやすい?違いとできることを徹底比較してみた

4.PHP

Webサイト制作をしたいと考えている人におすすめなのがPHPです。HTMLにコードを埋め込むことができるプログラミング言語で、専門的な知識がない初心者の人でも、比較的簡単にWebサイトを制作できます。ホームページを作る時によく使われる、WordPressもPHPで開発されたものです。初心者でも学びやすい、PHPエンジニアの求人が多いなどの理由から、プログラマーやエンジニアの間で人気になっています。

自分に合うプログラミング言語の決め方

プログラミング言語の種類は数多くあり、どれを学べばよいか迷ってしまう人もいるでしょう。大切なのは、自分がどんなプログラマーになりたいのか決めておくことです。

ゲーム開発をするのか、Web制作をするのかでも学ぶべきプログラミング言語は変わってきます。Web制作をするのであればJavaScriptやPHP、AI関連の仕事をしたいのであればPythonなどがおすすめです。
まずは自分がプログラマーとして何をしたいのか考え、そのために必要になるプログラミング言語から学んでみるとよいでしょう。
プログラミングをまずは独学で学びたいと思う人はこちらの記事も参考にしてください。

プログラミングが独学できるサイト6選!独学で学ぶコツ

プログラミングを覚えて色々なことに活用しよう!

プログラミングは、Web制作やゲーム開発、AIの開発など様々な分野で用いられている技術です。IT化が進み、プログラミングができるプログラマーやエンジニアの需要は高まっています。色々なプログラミング言語を扱えるようになっておくと、就職や転職などにも有利になるので、興味のある人は学んでみるのもよいかもしれません。

最新情報をチェックしよう!