AIを使って色々なことができるChatGPTは、アメリカ企業であるOpenAI社が提供しています。
そのため、日本語に対応しているか、不安に思う人もいるでしょう。
そこで、ChatGPTが日本語で使えるのかどうかを、始め方などと一緒に解説していきます。
ChatGPTは日本語でも使える
ChatGPTは、英語はもちろんのこと、フランス語やスペイン語など、幅広い言語に対応可能です。そして、対応言語の中には、日本語も含まれています。
そのため、日本語でも使用することができます。
ChatGPTは、何か文章を送信すると、AIが返信してくれます。
その送信の際には、日本語をそのまま使用して問題はありません。
ChatGPTはアメリカのサービスなので、英語しか対応していないというイメージを持たれることがあります。そして、外部の翻訳サイトなどを使って翻訳しながら、使用する必要があると考えている人もいるかもしれません。けれど、そういった翻訳の作業は必要ないです。
ChatGPTには、送信された言語を理解して、その言語で回答をするという機能が備わっています。英語の文章を送信すれば英語の回答が返ってきて、フランス語の文章だとフランス語の回答が得られます。それと同様に、日本語で送信すれば、日本語で回答してくれます。
日本語は、世界にある言語の中でも特殊なので、ChatGPTが他の言語と間違えてしまうこともないでしょう。
英語の方が精度は高め
ChatGPTは、従来のAIチャットボットよりも、自然な文章を作れるのが大きな特徴です。
ただ、日本語の文章よりも英語の文章の方が、精度が高い傾向があります。
ChatGPTを作っているOpenAI社が英語を使用するアメリカ企業であり、ChatGPTの標準言語が英語だからです。したがって、ChatGPTに日本語の文章を作成してもらった場合、若干の違和感が出るかもしれません。
文章の中に違和感があれば、質問の内容を工夫したり、自らの手で校正したりすると良いでしょう。もし、高い精度を求めていて、なおかつ英語を使用できるのであれば、英語でChatGPTを使うことも考えてみてください。
ChatGPTの言語認識機能を使用するために、モード切替などの手順は必要なく、使う言葉を変えるだけで済みます。そのため、日本語のやりとりをした直後に、すぐさま英語のやりとりを始めるということも不可能ではありません。
サイトやアプリは英語表示のみ
ChatGPTを使用するためには、ブラウザを使ってサイトにアクセスするか、スマートフォンのアプリを使用する必要があります。
そして、ChatGPTそのものは日本語に対応していますが、サイトとアプリは英語表示のみということは覚えておきましょう。いずれも、言語設定を変更できる機能はないです。
登録手続きを行う段階で、表記が英語なので、困ってしまう人がいるかも知れません。
そのような人は、ブラウザでアクセスし、ChatGPTとは別の翻訳機能を使うと良いでしょう。
ChatGPTを日本語で始める方法
日本語に対応したChatGPTの始め方としてはまず、登録を済ませる必要があります。
ChatGPTのサイトにアクセスして、「Sign up」を選択しましょう。
そして、メールアドレスを登録し、パスワードを考えます。
そうすると、アドレス当てにメールが届くので、その中にあるURLから手続きを進めましょう。
また、メールアドレスとは別に、GoogleやMicrosoftなどのアカウントも使用可能です。
その場合は、そのまま次のステップへと進めます。
次のステップでは、名前を入力します。名前の表記は、ローマ字の漢字のどちらでも問題ありません。
そして、最後に電話番号を入力します。
日本を指定して、番号を入力すると、SMS認証のメッセージが届くはずです。
そのメッセージに書かれているコードを入力すれば、ChatGPTの登録は完了します。
ChatGPTのサイトでトップページに移動し、「Log in」を選択しましょう。
そこでメールアドレスとパスワードの入力、あるいはGoogleなどのアカウントでログインをすれば、ChatGPTを使えるようになります。
実際に日本語でChatGPTを使用する方法は、決して難しくありません。
サイトにログインした状態になっていると、ページの下部に文章を入力する欄が用意されています。そこにキーボードなどを使って、日本語で文章を入力するだけです。
そうすると、日本語での回答が返ってきます。
ChatGPTを使用する際には、なるべくシンプルな内容を入力することが大切です。
長文だと、内容を理解してくれない恐れがあります。もし、日本語の長い文章を入力するのであれば、句読点や改行を駆使しましょう。必要であれば、括弧も使ったほうが良いです。
日本語に対応しているChatGPTは、句読点も括弧も、問題なく認識してくれます。
ChatGPTを日本語で使用する際の例
それでは、ChatGPTに使える例文を紹介していきます。
文章を創作させる際の例
ChatGPTは、様々な文章作成することができます。その際には、ただ
- ファッションに関するブログの文章を作ってください
- 近未来が舞台の物語の文章を書いてください
のような、漠然とした入力をするのではなく、なるべく具体的な内容を書くことが大切です。
- 20代をターゲットにしたトレンド重視のファッションブログの内容を作ってください
- 近未来の日本で発生した盗難事件に関するサスペンス物語を書いてください
などの形が望ましいです。
文章を要約させる際の例
ChatGPTは、長文を要約させるために使用することも可能です。その際には、まず
- 以下の文章を要約してください
という言葉を入力しましょう。そして、改行してから、要約したい文章を続けると良いです。
また、「以下の文章を300文字程度に要約してください」という風に、文字数を指定して要約させることもできます。
文章を翻訳させる際の例
ChatGPTを使用すると、言語を翻訳することも可能です。
他の言語を日本語に変換させたり、逆に日本語を他の言語に換えたりできます。
例えば「This is a pen」という英語の文章を日本語に翻訳させたい場合、
- 「This is a pen」という文章を日本語に翻訳してください
と入力します。そうすると、
- これはペンです
という回答が返ってくるでしょう。別の言語に翻訳するのであれば、「「これはペンです」という文章を英語に翻訳してください」と送信すれば良いです。また、「以下の文章を日本語に翻訳してください」と入力し、改行してから別の言語の文章を入力するという手もあります。
アイデアを考えさせるときの例
ChatGPTは、自分では思いつかないようなアイデアを生み出すためにも使えます。その場合、
- 新しい職場環境に慣れるためのアイデアを考えてください
- 仲が悪くなった友人と距離を縮める方法を教えてください
という風な文章を入力しましょう。「コンビニが改善すべき点を、顧客目線で考えてください」という風に、視点や立場を限定した上で、アイデアを出してもらうことも可能です。
日常的な会話の例
ChatGPTは、何気ない会話も可能です。
- この前お花見に行ってきました
- 旅行の準備をしようと思います
など、ひと通りの会話には対応してくれます。そして、「友達のような会話をしてください」「侍言葉で話してください」などの命令で、会話の雰囲気を変えることも可能です。
ChatGPTは日本語でも使える！まとめ
ChatGPTは、標準で日本語にも対応しています。
そのため、翻訳などの余計な手順を踏むことなく、日本語のままで使用可能です。そして、使い方のコツさえ掴めば、日本語を入力して、希望する回答をしてもらうことができるでしょう。
