【2024】Discord botの作り方!作成ツールやアカウント設定、サーバへの追加方法を解説

ITの発達に伴い、若者に人気のコミュニケーションツールが数多く登場しています。その一つが、Discordです。

Discordbotを使えることも人気に火が付いた理由と言えるでしょう。
ここでは、Discordbotとは何かに加えて、アカウントの作り方や作成ツールについてもご紹介します。

Discordbotとは?

2015年にリリースされたDiscordは、当初はテキストメッセージのやりとりのみでしたが、2017年にはビデオコール機能が追加され、2019年にはライブ配信機能が搭載されました。

Discordはゲーマー向けのチャットアプリと言う枠組みを超え、ユーザー同士のコミュニケーションツールに成長しています。
なお、Discordではbotが導入できるようになっています。

Discordのbotは、いわば拡張機能のような意味合いがあります。
Discordには基本機能が備わっていますが、botを活用することで使いやすい機能を追加できるということです。

こちらの記事ではそんなDiscordのbotについて詳しく解説しています。

Discordのbotとは?便利なbotと導入方法

どのようなbotが使われているか?

Discordのbotにはいろいろな種類があります。
botはすでに作成されたものがアプリのように提供されたり、アレンジして使えるサンプルコードとしてネットで公開されていることもあります。

ここで、人気のbotをいくつかご紹介しますので、bot作成の参考にしてください。

翻訳bot

多言語に対応している翻訳botはよく使われます。

特に「Smoogle translate」は、日本語や英語に加え、ドイツ語・フランス語・アラビア語などにも対応しています。
国旗マークをクリックするだけで翻訳されるため、使い勝手も抜群です。

サーバー管理bot

入退室時のメッセージやコマンド、禁止ワードを設定するなど、サーバー管理に欠かせない機能が盛り込まれたbotです。
特に「mee6」は、大多数が利用するサーバーに使用されています。

セキュリティbot

スパムへの対応や許可していない招待のキャンセル、VPNを使用するユーザーアクセス制限などの機能を備えたbotは、大規模サーバー運営には欠かせません。

Auttaja」は多機能なセキュリティソフトとして有名です。

日本語対応のbotもある

botは英語のものが多く、日本語に対応しているものは貴重です。

「結月ゆづき」は翻訳機能に加え、投票機能やメッセージ削除機能などが日本語で使用できるため多用されています。

Discord Botを作るために必要なものは?

Discord Botを作るために必要なものは?

Discordbotを作る場合には、準備が必要です。ここでは、必要なものと入手(環境構築)手順をご紹介します。

Discord botを作るのに必要なものとは

まず、インターネット環境が必要です。

次に取り上げる環境構築でもそうですが、データのダウンロードなどがたびたび発生するため、テザリングは料金がかさむ場合があります。
Wi-Fi環境で行えるようにしておくのがベストでしょう。

つぎに、インターネット接続できるパソコンが必要です。Discord botの作成だけを考えるなら、ハイスペックなパソコンは不要です。Discord botを作るには、Discordのアカウント作成が求められます。

Discord botの環境構築の手順

Discord botはすでに完成され、ネットに公開されているものを使うこともできますが、その場合でもpythonなどプログラミング環境の構築は必要です。

作成ツールとしてよく使われているのはAnacondaです。

AnacondaPythonのバージョンごとに分かれてサイトに置かれています。
特に指定がない場合は最新バージョンをダウンロードすると良いかもしれません。

ダウンロードが終わったらexeファイルを開き、セットアップ画面の表示に従い「Next」や「I Agree」などのボタンを押して設定していきます。

最後に「Finish」を押下するとインストールが完了します。Pythonを駆使する場合はライブラリのインストールも必要かもしれません。

Discord botPythonで操作するうえで、プログラミングができるツールも用意した方が良いでしょう。
操作性の良いツールとしてよく使われているのがVisual Studio Codeです。

Visual Studio Codeの利点は、プログラミングのコードに色がついてわかりやすいことです。

また、自分で作成した名前などが、途中まで入力すると予測して出てくるなどのアシスト機能があります。

Visual Studio Codeは自分が使用しているOSのものをダウンロードし、表示される画面に従い「同意する」を選び、「次へ」ボタンを押下していくとインストールできます。

Discord Botの作り方

Discord botは、開発者用のページ(https://discord.com/developers/)にアクセスして作ります。
すでにDiscordアカウントにアクセスしている場合は、ログアウトすることなく新たにタブを開く形で行うと良いでしょう。

Discord botは、まずアプリケーションを作成し、そのアプリケーションにbotを作成してアクセス許可を設定する手順で行います。

botの具体的な作り方

Discord botの具体的な作り方ですが、開発者用のページの左側の「Application」タブの中のNew Application」を選択します。
そうすると「Creat an Application」ウインドウが開き、botの名前を入れる欄が出てくるので、名称を付けて「Creat」ボタンを押下します。

次の画面左側にある「bot」をクリックし、画面右側に表示される「Add Bot」ボタンを押します。
確認画面にて「Yes, to it !」をクリックするとbotが作成されます。

botが作成されると、botに関する情報がすべてbotタブに記載されるようになります。
botタブでは、設定の追加・変更、トークンのコピーなどが行なえます。

この時点でbotが構成されたことになるため、画面右下にある「Save Changes」を押下して確定しておきましょう。
なお、トークンが他の人に知られてしまうと、botが乗っ取られる危険性があります。トークンを他人に教えないよう注意が必要です。

さらに、画面下にあるPrivileged Gateway Intentsにある「PRESENCE INTENT」「SERVER MEMBERS INTENT」「MESSAGE CONTENT INTENT」の3項目をすべて有効化します。

これらのうち一つでも有効化しないとbotは起動しません。

Pythonを使ったDiscord botの作り方の概要

Discord botはネットにあるものを使うだけでなく、プログラミングして一から作ることも可能です。

Pythonを使ってDiscord botを作る場合は、main.pyに処理したい内容を記述します。
プログラミングに先立ち、PythonPythonのパッケージ管理ツールであるpipのバージョンを確認しておきましょう。

アクセス権限の設定

botのアクセス権限の設定はOAuth2」にて行います。
画面左側にあるOAuth2のタブを選択し、SCORESの部分でbotを選択し、PERMISSIONSにて付与したいアクセス許可にチェックを入れます。

例えば、メッセージを送信する場合は「Send Message」を選択するというようにです。
そうすると、画面中央右部分にDiscordリンクが生成されるため、右側の「Copy」ボタンを押してコピーしておきます。

なおチャットボットの学習方法についてはこちらの記事が参考になります。

チャットボットの学習方法4選!書籍やセミナーでチャットボットを理解しよう

Discord Botをサーバーに追加する方法

botを作成し、アクセス権限を設定できたところで、サーバーに追加してみましょう。

ここでは、サーバーへの追加方法に加え、botの動作確認方法をご紹介します。なお、サーバーは既に立ててある前提で話を進めていきます。

botをサーバーに追加する

前述でコピーしたリンクを使ってサーバーに追加していきます。
コピーしたリンクをブラウザのアドレスパーに貼り付けると、アプリケーション画面が開きます。

その画面で、botを追加したいサーバーを選択し、画面右下の「はい」ボタンを押下します。
次に、画面右下に出てくる「認証」ボタンを押します。そして「私は人間です」の前にチェックを入れます。

botの確認方法

上記で選択したサーバーを開き、画面右下のテキストチャンネルに追加したbot名が「やってきました」というメッセージとともに表示されていれば、botが追加されています。

ちなみにチャットボットの活用法や作成方法を詳しく知りたい方は、AIチャットボット入門セミナーを受講されるといいでしょう。

Discordbotの作り方をアカウントから作成ツールまで把握しよう

Discordbotは、基本機能にはない拡張性を期待できます。Discordbotを作るには、Discordのアカウントが必要です。

botは一からプログラミングする作り方と、すでにあるアプリを使うケースがあります。
いずれも、Pythonなどで操作できるよう作成ツールを用意し、構築環境を整えましょう。

実務で使えるチャットボットの作成や活用方法を詳しく知りたい方は、ProSkilllのAIチャットボット入門セミナーを受講されることをおすすめします。

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