Discordのbotとは?便利なbotと導入方法

仕事やゲームなどの遊びを問わず、コミュニケーションツールとして「Discord」を利用しているという人も多いかもしれません。そのままでも充分便利なDiscordですが、「bot」を用いて拡張することで、より使いやすくすることが出来るのです。今回はbotを導入する方法や、便利な機能を備えたおすすめのbotなどを紹介します。

Discordbotとはどのようなもの?

Discordに元々備わっていない機能を、後から自由に追加できるものがbotと言われるものです。チャットやビデオ通話など、コミュニケーションを取るために必要な機能がDiscordに備わっていますが、サーバーを運営していると不便に感じることも出てきます。

例えば、メンバーの人達の意見を聞くために投票機能が欲しい、英語にも対応できるようにチャットを翻訳したい、そういった様々な希望を叶えてくれるのがbotです。ネット上にはDiscordで利用できるbotが公開されているので、それらを導入することでDiscordをより使いやすいツールに変えることができます。

Discordbotはどうやって探す?

便利なbotをどのように探せばよいのか分からないという人もいるでしょう。そういう人のために、ここからはbotの基本的な探し方について解説していきます。

Discordの機能を使って探す

Discordには、「App ディレクトリ」という機能が備わっています。これは、botを探すための機能です。キーワード検索やカテゴリ検索に対応していて、簡単に希望のbotを見つけ出すことができます。他のサイトを利用したり、ツールを導入したりする必要がないので、初心者の人はまずこの方法で探してみましょう。

他のサーバーに参加する

自分でどのbotがよいか判断できない場合は、他のサーバーでどのようなbotが使われているのかチェックしてみましょう。パブリックのサーバーであれば、誰でも参加することが可能です。メンバーになればどのようなbotが使われているのか知ることができますし、他のメンバーと情報共有することもできます。

botDiscordのサーバーに追加する方法!

まず、Appディレクトリなどを利用して、気になるbotを検索してみましょう。希望のbotが見つかったら、「招待する」のボタンをクリックしてください。基本的にはこれだけでサーバーに追加できるので、botの入れ方は比較的簡単でしょう。

ただし、サーバーへのbotの追加は権限を持っているユーザーしか行うことができないようになっています。また、アクセスの許可が必要になるbotもあるため、注意しましょう。しっかりbotが導入されているかどうかは、サーバーのメンバーリストから確認できます。メンバーリストに招待したbotの名前が追加されていれば、導入は成功です。

Discordをより便利なものにするおすすめのbot10

botの種類が多すぎて、何を導入すればよいか分からないという人のために、特におすすめのものを紹介していきます。

ProBot

ProBotは、日本語でも対応しているということで、日本人にも人気のbotです。機能も豊富で、メンバーの入退室を通知するための機能や、送られてきたメッセージに対して自動で返信してくれる機能などが備わっています。送られてきたメッセージの数や、メンバーの推移などサーバーの状態を表示する機能もあるので、サーバーの管理がしやすくなるでしょう。

tip.cc

tip.ccは、メンバーに対して手軽に「ウォレット」を付与できるようなbotです。例えば、チップとして仮想通貨などを送信できるので、プレゼント企画などでウォレットを与える時などに活用するとよいかもしれません。また、仮想通貨の送信は無料で、BitcoinEthereumなど様々な暗号通貨の取り扱いをサポートしています。

MEE6

定番のbotになっているのが、MEE6です。非常に多機能で、サーバーを運営する上で役立つ様々な機能が備わっているでしょう。例えば、メンバーにレベルを付与する、禁止ワードを設定するといった機能はもちろん、ボイスチャットを手軽に録音する機能も利用できます。さらに、録音しておいたデータは、メンバー同士で簡単に共有することも可能です。

Ticket Tool

Ticket Toolは、任意のチャンネルにお問い合わせ用フォームを設置するためのbotです。これは、ユーザーからの各種問い合わせを、すべてDiscordのサーバー内で完結できるので、メールなどの他のツールで個別対応する必要がなくなります。また、問い合わせ内容は、管理者権限を持つ人と利用者のみしか見ることができないので、安心して利用できるでしょう。このbotは自動生成したチャンネル内で、メッセージのやり取りをするといった仕組みですが、チャンネルをオープンにするかクローズにするか、設定しておくことも可能です。

GiveawayBot

GiveawayBotは、各種コマンドを入力するだけで、プレゼント企画の期限や当選人数、景品名などの応募要項を簡単に作成できるbotです。例えば、NFTのプレゼント企画などを実施している人などは、導入する価値があるでしょう。無料でも利用できますが、キャンペーン期間を長くしたり、プレゼント当選者数の上限を解除したりするためには、有料プランへ変更する必要があります。

Statbot

サーバーの状況がどうなっているのか、詳しく知りたい時はStatbotを導入しましょう。サーバーにどの程度の人が参加しているのか、誰がオンラインになっているのか、メッセージの数などを簡単に追跡できるでしょう。アクティブなチャンネルだけではなく、非アクティブなチャンネルの確認もできるのがポイントです。サーバーが大きくなり、チャンネル数が増えてきた時に活用するとよいかもしれません。統計データは、PNGJPEGなど様々な形式で保存できます。

Xenon

データのバックアップをする時に役立つのが、Xenonです。導入することで、サーバー上の情報を簡単にバックアップできるので、トラブルが発生してデータが失われてしまった時も、復元が容易になるでしょう。ただし、無料で利用した場合に保存できるものは、サーバーの各種設定やロールといったDiscordサーバーの状態のみです。他にもメッセージや参加しているメンバーのリストなどもバックアップしておきたい場合は、有料プランへアップグレードしましょう。

Tstudy

Tstudyを導入すれば、手軽にタスク管理できるようになるでしょう。「/add」というコマンドを入力するだけで、簡単にタスクを作成できるうえ、リスト表示やリストごとにタスクの追加や削除をすることも可能となっています。

さらに、リワードが付与されるシステムが付いているのも特徴です。作業した時間によってポイントが付与されるので、ゲーム感覚で楽しみながら作業できます。他にも設定した時刻に通知してくれるタイマー、こなさなければならないノルマの設定といった、タスクの実行や学習をする時に役立つ機能が備わっているでしょう。

Auttaja

Auttajaとは、セキュリティ対策用のbotです。Discordを安全に利用するためにやっておきたいスパム対策、広告対策など多くの機能が備わっています。ネット認証でよく使われている、「reCAPTCHA」を利用したbotというのも安心できるポイントです。他には、新規メンバーの確認や不審なユーザーに関するレポート機能といった、様々なモデレート機能も利用できます。

boto

NFTプロジェクト用の独自コミュニティをこれから立ち上げようと考えている人は、botoを導入してみるとよいでしょう。例えば、作品が売れた時にサーバーに通知してくれる機能や、NFTの価格を通知する機能など多くの機能が備わっています。海外ではNFTのプロジェクトには欠かすことのできないbotとして人気を集めていますが、日本語には今のところ対応していないという点がデメリットです。

botを導入してDiscordをより便利なものにしよう!

Discordは、誰でも無料で利用できる便利なツールです。チャット機能やビデオ通話など、元から様々な機能が備わっていますが、botを用いることで手軽に機能を拡張させることができます。この記事を参考に色々なbotを導入して、Discordをより便利なものにしましょう。

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