本日は、「NVIDIA RTX A4000」を搭載したGPUインスタンス「nvd5-1」に関するtopicsです。
国内最大級のGPU専用データセンターを運営する株式会社ハイレゾは、クラウドサービス「GPUSOROBAN」において、「NVIDIA RTX A4000」を搭載したGPUインスタンス「nvd5-1」の取り扱いを2022年7月29日から開始しました。
GPUとは、Graphics Processing Unitの略で、1999年にNVIDIAが世界ではじめて開発した高度な画像処理を行うためのプロセッサです。その高い演算能力とプログラマビリティにより、AIやシミュレーションの処理にも活用され、様々な産業におけるコンピューティングの課題解決を加速させています。
ハイレゾは、日本最大級のGPU専用データセンターを石川県志賀町で運営し、IaaSモデルにてGPUによるクラウドサービス「GPUSOROBAN」を提供しています。
クラウドサービス「GPUSOROBAN」とは
「GPUSOROBAN」は、AI・ディープラーニング等の膨大な計算処理を高速化するGPUクラウドサービスです。NVIDIA A100を始めとする高性能GPUを高いコストパフォーマンスで提供しています。
データセンターの建設コストと運転コストを抑えることで、NVIDIA A100 TensorコアGPUをはじめとする高性能GPUサーバーを低コストで提供しています。従量課金だけでなく、予算計画が立てやすい月額固定料金も選択できるため、ユーザーは安心して予算計画を立てられるのが特徴です。
機械学習やレンダリング、シミュレーションなどの用途で、国内の学術研究機関や企業を中心に年間100件以上の利用実績があります。
GPUインスタンス「nvd5-1」について
このたびGPUSOROBANで取り扱いを開始した「NVIDIA RTX A4000」は、NVIDIA AmpereアーキテクチャベースのCUDAコア、第3世代Tensorコア、第2世代RTコアを搭載し、機械学習やレンダリング、グラフィックスにおける計算処理を高速化しています。GPUメモリは16GB GDDR6を搭載し、負荷の高いワークロードも実行が可能です。
「NVIDIA RTX A4000」を搭載したGPUインスタンス「nvd5-1」では、従量課金1時間あたり50円、月額契約33,000円で利用できるハイコストパフォーマンスなプランを用意しています。
nvd5-1は、単精度浮動小数点数FP32において、ハイパースケーラーが提供するNVIDIA T4搭載インスタンスと比べて2倍以上の演算性能を備えながら、40%以上の低価格を実現しています。
GPUSOROBANのインスタンスは、並列計算ソフトウェアのCUDA、ディープラーニング系ライブラリのPyTorchやTensorFlowをプリインストールしています。
ユーザーは動作検証済みのライブラリを使用することで、環境構築にかかる時間を短縮することが可能です。
「nvd5-1」仕様
- GPU:NVIDIA RTX A4000 × 1枚
- GPUメモリ:16GiB
- vCPU:6コア
- システムメモリ:60GiB
- 単精度浮動小数点数演算性能(FP32):19.2TFLOPS
- OS:Ubuntu18.04LTS
- プリインストール:CUDA,TensorFlow,PyTorch
- 価格(税込み)
従量課金:50円/h・台
月額利用:33,000円
月額利用(1年契約) :31,350円
月額利用(2年契約) :29,700円
GPUSOROBANは、初回インスタンス作成から3日間、すべてのGPUサーバーを無料で利用できます。
従来の2倍の演算力を1時間50円から利用可能な、「NVIDIA RTX A4000」を搭載したGPUインスタンス「nvd5-1」に注目です!