エイシング、AI導入検証期間短縮を目指す”AiiR-M1“モジュールを開発へ!

こんにちは!AI研究所の石川です。
本日のtopicsは、株式会社エイシングが提供開始した、AI本格導入前の「お試し評価」ニーズへ対応する小型モジュール「AiiR-M1」をご紹介します。

エッジAIアルゴリズムを開発・提供する株式会社エイシングは、独自エッジAIアルゴリズム「AiiR®(AI in Real-time)」シリーズの導入検討を進めているお客様向けに、お試し評価を簡単に実現する小型モジュール「AiiR-M1」の開発を完了し、順次提供を開始しました。

「AiiR® 」シリーズとは!?

「AiiR」は、エイシングが独自開発する、クラウド接続を必要とせずエッジ(導入機器)側が独立してリアルタイムな学習・予測を行うことができるAIアルゴリズム技術です。数KBのメモリで動作可能なほど超軽量であり、高精度かつ環境の変化を逐次学習可能という特長を持ち、製造業やモビリティ業界を中心に実装が進んでいます。

小型モジュール「AiiR-M1」開発背景

昨今、第4次産業革命の推進、コロナ禍による影響で、工場/設備の自動化、省人化を進めるため、多くの企業がAI導入を検討する傾向にあります。しかしながら、AI本格導入までには、学習データ取得、データの学習とAIモデルの精度評価、機器へのAI組み込みによる実機検証といった、複数ステップを踏む必要があり、AI本格導入までに多くの期間や費用がかかってしまうというお客様の声がありました。
特にAI本格導入に向けた実機検証をする前の使用準備段階で、ハードとソフトの両面で専門知識を有する技術者確保や、新たなAI動作用基板設計・製作のために、多くのコストが発生するという課題があります。お客様の中には、実機検証の準備から開始までに数カ月もの期間を要してしまうケースもあり、これがAI本格導入の足枷になっていました。

「AiiR-M1」特長

Arm社が提供するマイコンにおいて、Cortex-M0への搭載も可能な極省メモリエッジAIアルゴリズムを世界初で開発する技術力と、それらアルゴリズムを機械制御に応用するために必要な組み込み・機械に関する豊富な知見を活かし、お客様のAI導入コストを軽減すべく開発されたのが「AiiR-M1」モジュールとなります。
今回開発した「AiiR-M1」モジュールは、SoCのアーキテクチャをCortex-M4としAIの動作に必要なスペックを十二分に満たすことで、検証作業を快適に進められるようになっています。また、市販のUSBメモリ相当の大きさとなっており、直接パソコンに繋いで簡単に利用できます。さらに、接続方式にはUSB以外にもUARTを選ぶことができ、お客様の実機での導入検証が容易に可能となっています。
今後独自AIアルゴリズムであるAiiRシリーズの拡充に合わせ、様々なモジュールを開発し、お客様のAI使用準備期間の短縮に貢献することで、世の中への更なるAI導入の動きを加速させていく予定です。

 

AI導入検証期間短縮を目指す、エイシング社の”AiiR-M1“モジュールに注目です!

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