アノテーションを依頼できる会社5選!作業を頼める会社を探そう

AIの活用が現実のものとなり、注目されるのが「アノテーション」というワードです。では、アノテーションとは何を指すのでしょうか。アノテーションはそれを専門に扱う会社に依頼するのが良いとされますが、メリットはどんなところにありますか。アノテーションを依頼できる会社情報とともにお伝えします。

アノテーションとは

アノテーションのもともとの英語には、「注釈」「注解」という意味があります。注釈・注解には、それを付す対象物があるわけですが、IT分野での対象は、テキストや音声、画像や動画などになります。それらの個別のデータに、情報を分類したり整理するためのタグや、対象物に関する付加情報を指すメタデータをつける工程をアノテーションと呼びます。

アノテーションの重要性は、AIに実装するデータをどのように作るかを考えると明らかです。AI開発では、まずAIに学習させるデータを収集し、それが何を表すものか、データ一つ一つに正しい情報を付していく作業を行います。これが、アノテーションです。アノテーションされ、AIの学習用に整備された教師データは、AIが自ら学習を行い、ルールやパターンを見つけ出す機械学習に活用され、AIの精度を上げていきます。そして、AIが学習した内容の正当性を図るモデル評価が行われ、正解率などの面で高い評価が得られると実装に至ります。

AIは、開発初期段階では赤ちゃんと一緒といえます。白いキャンバスに絵を描いていくように、必要かつ的確な情報をAIに読み込ませることが重要です。そのベースとなる段階がアノテーションであるといえるので、重要性を理解できるに違いありません。

アノテーションを依頼できる会社5選

アノテーションは、自力で行うこともできますが、アノテーションサービスを提供している企業を活用するケースが多いようです。こちらでは、アノテーションを依頼できる会社を、特徴を含めてご紹介します。

株式会社アッペン

株式会社アッペンは、オーストラリアに本社を置く1996年創業の会社で、世界各国に9つの支店を持つなど、グローバルに展開している企業です。
1,000名を超える従業員を有しているとともに、100万人以上のクラウドワーカーがバックにおり、自然言語処理のデータ生成やアノテーションをメインとするサービスを展開しています。
人海戦術により正確かつ大量のアノテーション行えるのは、こちらの企業の大きな魅力といえます。対応可能なサービスとして、テキスト・画像・音声・映像・センサーによるトレーニングデータの生成が挙げられます。
170カ国以上のクラウドワーカーによる作業が可能で、海外企業でありながら、日本語にも対応しています。

株式会社ヒューマンサイエンス

翻訳や教育、人材派遣などのサービスを展開してきた株式会社ヒューマンサイエンスでは、年間のアノテーション取扱量が4,800万件以上と、実績十分の会社です。数の面だけでなく、GAFAMなど、世界的にネームバリューのある企業のプロジェクトに参画するなど、作業の信頼性には定評があります。特に、AI開発で精度向上が思うように進んでいない企業や、アノテーションを外部に依頼するのが初めてで、予算も限られている会社、大量のアノテーションデータを早急に準備したいケースなどでは、満足いく結果が期待できるでしょう。対応するサービスとして、自然言語分類・物体検出・意図検出・音声認識・地図ルート検索機能・OCRなどがあり、幅広いアノテーションの依頼ができます。

Datatang

Datatangは、2020年創業と比較的新しい会社でありながら、画像・音声・テキスト・動画などのアノテーション済データを2.5ペタバイト以上保持し、特許を取得した独自システムであるアノテーション自動化処理により、ニーズに即したデータ提供を可能にしています。Datatangでは、そもそもAI開発に必要な学習データを持っていない・少ないという企業や、データのアノテーションを依頼したい、自分でアノテーションを実現させるためのシステムを提供してほしいといった、幅広い要望に応えることができます。早期にデータが必要、予算を削減したいなどの要望に応える、AI学習用データセットも提供しています。

株式会社Nextremer

2012年に設立され、石川県金沢市に開発拠点を置く株式会社Nextremerは、データによる新たな価値の創出を掲げ、画像認識や自然言語処理分野のAIモデル開発やアノテーションサービスを展開しています。こちらの会社の特徴は、依頼企業とのコミュニケーションを密にし、要望を把握したうえで、柔軟な対応をとっていることにあります。要件定義の段階から品質管理の工程に至るまで、充実したサポート体制を敷いており、国内外の電気機器メーカーや自動車会社に加え、大学や大手研究機関などに学習データ提供していますが、アノテーションの工程を一任されることもあるほど信頼を勝ち得ています。

楽天超ミニバイト

幅広い年齢層に利用される楽天ポイントのデータを活用し、高品質な教師データを大量に利用できるのが、こちらの会社の魅力です。楽天超ミニバイトの場合、200万人以上のユーザーといろいろな種類のプロダクトを用いていますが、一つ一つのデータの作業やチェックを複数人数で行っているので、精度の高さを維持できています。正確なデータを担保する不正検知システムを整えているほか、作業精度の高いユーザーのみで実施したデータ提供も可能なので、アノテーションの質の面でも信頼できます。

アノテーションを会社に頼むメリット

アノテーションは自社で行うこともできますが、アノテーションサービス会社を利用するメリットを感じている方は多いようです。アノテーションを専門に扱う会社に依頼するメリットの一つが、AIのノウハウが持つ人材を利用できる点にあります。IT業界の中でもAIの分野は、比較的新しい技術といえます。AI開発会社であっても、最新のAI技術を持つ人材の確保に苦労しているので、自社でアノテーションを任せられるスタッフを確保したり教育することは難しいと、容易に理解できます。また、アノテーションは、集中力と忍耐力が必要とされる業務です。品質維持の点から考えても、アノテーション作業に熟達した人材に任せるのが得策です。

AI開発では、クオリティに加え、納期も重視すべきポイントです。アノテーション業務は、AIの性能を左右する重要な工程で、学習には一定の時間が必要であることは言うまでもありません。自社からアノテーションのための人材を確保しようとすると、すでに担当している業務と兼任という形をとることも考えられます。そうなると、アノテーションに割く時間は限られ、クオリティが落ちる危険もあります。一方、アノテーションサービス会社では、高いクオリティを維持しつつ、作業プロセスを簡略化するノウハウを持っているので、納期を早めつつ質の良いアノテーションが可能になります。アッペンのように、自社従業員に加え、多数のクラウドワーカーを抱えている企業であれば、人材の面でも納期の面でも、要求を果たせるに違いありません。

アノテーションを専門会社に依頼しよう

アノテーションはAI開発を左右する重要な工程で、データ量やそのクオリティ、スピードもポイントになります。アノテーションの大切さを考えると、アノテーションサービス会社に依頼するのは理にかなっているといえます。
AI開発の増加に伴い、アノテーション会社の数を増しています。自社が求めることを整理し、ニーズにかなうサービスを提供している会社に依頼すると、メリットを感じられるでしょう。

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