近年ではクラウドを使用するケースが増加しています。
総務省が行った調査でも、67%ほどの会社が導入していることがわかっています。
本記事では、数多く存在しているクラウドサービスの中でも、高い人気を誇るAWSの資格について紹介していきます。
AWS資格とは?

AWSとは、Amazon Web Servicesの略です。
ネットショッピングで有名なAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスになります。
最近はクラウドを活用した業務が多くの企業で行われており、AWSをはじめとしたクラウドサービスの保守や運用ができる人材を確保しようとする会社が増えています。
そこで、AWSを扱える証明として重要となるのがAWS資格です。
AWS資格は、Amazon Web Servicesに関する専門知識やスキルを有していることを認定する資格のことです。ひとくちにAWS資格と言ってもたくさんの種類があるので、自身の業務やスキルに応じてどれが適しているか確認してみましょう。
AWS資格の難易度の違い
AWSの資格には、難易度や対象スキル・レベルごとに4つの難易度が設定されています。自分のレベルや経験に合わせた試験から挑戦してみてください。
- ファウンデイショナル
- アソシエイト
- プロフェッショナル
- スペシャリティ
①ファウンデイショナル
AWSの基礎知識を証明するAWS入門レベルです。実務経験等は不要なため、初めてのAWS資格におすすめします。
②アソシエイト
実務経験1年以上を想定しているAWS中級者向けレベルです。クラウド設計や開発、運用に関するスキルを評価します。
③プロフェッショナル
実務経験2年以上を想定しているAWS上級者向けレベルです。大規模なクラウドシステムの設計や運用、最適化スキル等を証明できます。
④スペシャリティ
セキュリティや複雑なネットワーキングなど、AWSの特定分野に特化したレベルです。試験の分野における専門知識と実務経験が必要になります。
AWS資格の料金と試験の詳細
AWS資格にはさまざまな種類があります。下記の表では一部のAWS資格について概要や目的をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
| 資格名 | 概要 | 難易度 | 試験内容 | 受験料金 | 目的 |
| AWS サーティファイドクラウドプラクティショナー | セキュリティ クラウドの概念 テクノロジー | 初心者向け | 試験時間は90分 65問の出題形式 | 100ドル | ITに関する基本的な知識の証明 |
| AWS サーティファイドソリューションアーキテクト – アソシエイト | データベース ネットワーキング ストレージ | 中級者向け 実務経験1年以上 | 試験時間は130分 65問の選択形式 | 150ドル | システムの運用や設計などの知識を証明 |
| AWS サーティファイドデベロッパー – アソシエイト | トラブルシューティング セキュリティ リファクタリング | 中級者向け 実務経験1年以上 | 試験時間は130分 65問の選択形式 | 150ドル | アプリケーション開発などの知識を証明 |
| AWS サーティファイドクラウドオプスエンジニア – アソシエイト | データ管理 分析 ネットワーキング | 中級者向け 実務経験1年以上 | 試験時間は130分 65問の選択方式と実技試験 | 150ドル | 堅牢なシステムの開発や運用、利用に関する知識を証明 |
| AWS サーティファイドソリューションアーキテクト – プロフェッショナル | コスト管理 移行の計画 ソリューションの設計 | 上級者向け 実務経験2年以上 | 試験時間は180分 75問の選択方式 | 300ドル | ソリューションの改善や設計に関する高度な知識を証明 |
| AWS サーティファイドセキュリティ – スペシャリティ | AWSクラウドにおけるセキュリティソリューションの作成と実装 | 上級者向け 実務経験5年以上 | 試験時間は170分 65問の選択方式 | 300ドル | 専門的なメカニズムの検証 専門分野の高い知識があることを証明 |
AWS資格のトレンド
近年ではAIを取り入れたAWS資格も複数登場しています。
AI・生成AIの知識が問われる「AWS サーティファイドAIプラクティショナー」や現場における機械学習エンジニアリングを検証する「AWS サーティファイドマシンラーニングエンジニア – アソシエイト」など、基礎レベルから実践的な内容まで、試験のレベルはさまざまです。
自身のキャリア設計を加味しつつ、トレンドの分野のAWS資格取得も考慮してみてください。
AWSのAI分野については以下の記事で詳しく解説しています。
AWSの資格を取得する3ステップ
ここでは、3つのジャンル別にAWSの資格を取得するまでのロードマップを紹介します。いずれもスタンダードな資格からスタートし、3ステップ目で専門性の高いAWS資格取得を目指す流れです。
- インフラ・アーキテクト
- アプリ開発
- AI関連
インフラ・アーキテクト
- AWS クラウドプラクティショナー
- AWS ソリューションアーキテクト – アソシエイト
- AWS サーティファイドソリューションズアーキテクト – プロフェッショナル
アプリ開発
- AWS クラウドプラクティショナー
- AWS デベロッパー – アソシエイト
- AWS DevOpsエンジニア – プロフェッショナル
AI関連
- AWS AIプラクティショナー
- AWS ソリューションアーキテクト – アソシエイト
- AWS サーティファイドジェネレーティブAIデベロッパー – プロフェッショナル
効率的にAWS資格を取得していくなら、自分の今後のキャリア設計や現在の職種に合わせてステップを踏んでいくのがおすすめです。
AWS資格を取得するメリット

AWSの認定資格は、AWS関連の内容に特化した資格となっています。そのため、クラウドサービスに関係のない分野の人から見ると、あまりメリットがないように思えるでしょう。
しかし、クラウドサービスに関連する仕事をしている人にとっては、多くのメリットがあります。どのようなメリットがあるのかを、以下の項目で紹介していきます。
- キャリアの向上
- 専門知識の証明
- 高い収入の可能性
- AWS資格取得者によって企業の革新性が高まる
①キャリアの向上
AWS認定資格を取得するメリットの1つは、自分のキャリアをアップさせることです。
資格を取得することにより、今よりも幅広い業務に携われる機会が増えます。
経験を積んで知識が身についたら、さらに上のAWS資格に挑戦するのもおすすめです。
資格取得と実務経験を繰り返していくことで、自身のキャリアはより高い水準へと上がっていくでしょう。
②専門知識の証明
AWS資格は、知識や技術を証明するための手段にも使えます。
転職や就職時の面接の際には、今までの経験やどの程度スキルがあるのか聞かれるのが一般的です。
そのとき、たとえ経験が豊富でも、面接だけで知識や技術を証明するのは難しいでしょう。
しかし、AWS資格を持っていれば一定以上の知識や技術が簡単に証明できます。
向上心があることも同時に証明できるので、この点もAWS資格を取得するメリットです。
③高い収入の可能性
最近は、学歴や年齢で給料が決まるケースは少なくなっています。
どれだけ経験を積んでいるのか、どの程度のスキルを持っているのかといった実力主義で給料が決まる会社も増えているのが現状です。
もし、AWS認定資格を持っていれば、転職や就職の際に有利になるだけではなく、給料面で優遇してもらえることもあるでしょう。
特にクラウドサービスを導入している会社であれば、AWS認定資格は大いに役立ちます。
AWS資格のレベルによって給料が変わるケースもあるので、転職や就職をするのであれば、できるだけ上位のレベルに挑戦するのがおすすめです。
④AWS資格取得者によって企業の革新性が高まる
AWS公式サイトによると、AWS認定資格を取得したスタッフがいる組織の91%が、認定を取得したスタッフがAWSを通じて革新性を高めていると回答をしています。加えて90%の現場リーダーが生産性の向上についても言及している点も注目のポイントです。
トラブルシューティングの迅速化、組織全体のシステム運用レベルの向上に直結できる点もメリットと言えるでしょう。
参考:AWS公式サイト
AWS資格取得のためのおすすめな学習方法

AWS認定資格は、そう簡単に取得できる資格ではありません。
初心者向けのクラウドプラクティショナーでも、受験対策をしておかないと合格は難しいでしょう。
しかし、初めてAWS資格の取得に挑戦する場合、勉強方法がわからない人もいると思います。そこで、AWS認定資格の受験対策ができる勉強方法をいくつか紹介していきます。
- 公式ガイドとドキュメント
- オンラインの活用
- 練習問題と模擬試験
- AWS資格のセミナーを受講する
①公式ガイドとドキュメント
AWS認定資格は、近年需要が増している資格です。そのため、試験対策ができる教本も販売されています。書店でも販売されているだけではなく、AWSの公式サイトでも入手が可能です。
お金をかけたくないのであれば、AWSの公式サイトを活用してみてください。
初心者向けのクラウドプラクティショナーであれば、無料の公式練習問題集でも対策が可能です。
ただし、上級者向けのAWS資格を取得する場合は、多少お金をかけて対策をした方がよいでしょう。
参考:AWSドキュメント
②オンラインの活用
AWS資格の勉強をしたい場合、オンラインを活用することも可能です。
オンラインの講座を活用することで、下記のメリットを得られます。
- 実務経験と同じような体験ができる
- トラブルに対処する力が身につく
- AWS資格の試験対策になる
- より高い専門知識が身につく
いきなり有料のトレーニングを使うのは抵抗があるという人も多いはずです。
このような人は、最初は無料のオンラインコースを選択してみましょう。AWS資格の講習を選ぶ際は以下の記事を参考にしてみてください。
③練習問題と模擬試験
試験対策に効果的な勉強方法と言えば、練習問題を解くことです。AWSでは模擬試験を受けることが可能なので、試験前に挑戦してみましょう。
AWS資格の模擬試験は無料で挑戦が可能です。問題は20問用意されていますが、内容は何度受けても変わりません。時間は無制限なので、じっくり考えて取り組むことができます。
さらに、問題ごとに解説も書かれているので、なぜこのような解答になるのかという疑問も解消されるでしょう。
参考:AWSドキュメント
AWS資格のセミナーを受講する
AWSの学習を効率良く始めたい方におすすめの学習方法はセミナーの受講です。AWSで始めるインフラ構築基礎セミナーでは、AWSの基本から実践的な活用方法まで、初心者にも分かりやすく解説してくれます。
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AWS資格取得におけるよくある質問
AWS資格取得に関して、よくある質問に回答します。
資格を取得するまでにどれくらいの期間が必要ですか。
事前にAWS認定アカウントの作成が必要です。また、受験料の支払いをするのに、クレジットカード情報を用意しておきましょう。
AWS資格とは?まとめ
AWS資格はAWSのスキルを証明する資格の一つです。クラウドの活用が進む現代において、今後のキャリアアップを目指すのであれば、取得したい資格といえるでしょう。
転職や就職の際にも有利になるので、クラウドサービス関連の会社に転職、就職予定があるなら、紹介した情報を参考にAWS資格の取得を検討してみてください。




