プログラミングの種類一覧！それぞれの言語の特徴や内容を比較

コンピューターに指示を出すために使われているのがプログラミング言語であり、それを組んでいくことをプログラミングといいます。プログラミング言語にはいろいろな種類があり、いろいろなところで使われているのです。

この記事の概要目次

1.プログラミングの種類とは
2.プログラミングの種類一覧
3.言語別おすすめプログラミング
4.プログラミングの種類についてまとめ

プログラミングの種類とは

普段何気なく使っている「プログラミング」という言葉ですが、これはコンピューターに仕事を実行させる「プログラム」を組み上げることを指します。コンピューターは非常に優秀で人間なら何ヶ月もかかるような仕事を僅か数秒でこなしてしまう、ということも当たり前にできてしまいます。が、それを可能にするのはプログラミングのおかげ。「こんな指示がきたら、こう動く」というパターンを「プログラム」といい、それを作り上げることを「プログラミング」と言うのです。プログラミングは「プログラミング言語」というコンピューターに指示を出すための言語を使いますが、その種類は200を超えると言われています。それぞれの言語に特徴や得意分野があり、いろいろな場面で活躍しているのです。

プログラミングの種類一覧

プログラミング言語は数が多く、マイナーなものまで含むと200種類を超えると言われています。一般的に使用されているものに限っても十数種類あり、それぞれに特徴が異なっています。一覧でチェックしていきましょう。

Java

Androidアプリをはじめとした幅広い分野の開発に用いられていて、プログラミング言語の中でも代表的な言語の一つです。家電製品など特定の機能を実現するため、機関内部で完結している自立型ソフト、いわゆる「組み込み系」の開発にも用いられています。

Java Script

Webサイトに動的な要素を追加するための言語です。ボタンに触れると形や色が変わる、スライドショー、ポップアップウインドウなど、Webサイトの利便性を向上させるいろいろな機能に用いられています。

Python

人工知能や機械学習の分野で注目されている言語です。その他にもWebアプリやスマホアプリなどいろいろな分野で活用されています。コードがシンプルで読みやすく、初心者でも学習しやすいと言われています。

C言語

1972年に開発された、非常に歴史の古いプログラミング言語です。数多くのプログラミング言語の基になり、現在でもハードウェア制御からシステム開発までこなす、非常に汎用性の高い言語だと言われています。

C++

1983年にC言語の拡張として作られたプログラミング言語で、「オブジェクト指向」というシステム構築の考え方が加えられています。数あるプログラミング言語の中でもトップクラスの高速処理能力を有しており、高速演算が必要な場面で活用されています。

C#

C#はC言語から派生したプログラミング言語の一つで、ウインドウズ向け実行環境「.NET Framework」上で動作します。マイクロソフトが開発しており、C言語とJavaの良いところを合せたような特徴を持っています。

PHP

C言語を基に開発された言語の一つで、HTMLを動的に作成することを目的に開発されました。HTMLにPHPコードを埋め込んで実行することができます。現在日本のウェブサービス開発で最も使用されている言語で、世界的にも広く活用されています。

Ruby

日本で開発されたプログラミング言語で、「楽しくプログラミングできる」ことをコンセプトにしているため、書きやすく読みやすいという特徴があります。日本開発の言語なので情報が日本語で手に入りやすく、プログラミング初心者にもおすすめです。

Perl

テキスト処理を得意としている言語で、動作確認を行いながら開発作業を行うことができるので、エンジニアから根強い人気を誇ってきました。文書処理だけではなく、データ分析やデータベース、ネットワーク管理など幅広い分野で活用されています。

Swift

Apple社が開発したプログラミング言語で、iPhone向けアプリ開発などに活用されています。文法がシンプルなので扱いやすく、iPhoneアプリの需要も伸びていくことが予想されているため注目されていますが、まだ開発されてから日が浅く情報が手に入りにくい点に注意が必要です。

R言語

統計解析に特化しており、データ解析に適した機能が数多く搭載されています。近年は人工知能開発や機械学習などにも用いられています。文法そのものは難しくないものの、統計学者が開発した言語なので、使いこなすにはプログラミングスキルだけではなく統計分析の知識が必要になります。

Scala

Webサービス開発などによく用いられている言語で、「オブジェクト指向」と「関数型プログラミング」の両方のプログラミングが可能となっています。逆に言えば使いこなすために両方の知識が必要になるので、学習コストは高くなります。

TypeScript

Java Scriptを拡張した言語で、Java Scriptと高い互換性を持っていますTypeScriptで書いたコードは、コンパイルするとJava Scriptのコードに変換されるため、Java Scriptが動く環境なら問題なく使うことが可能です。

Kotlin

Androidアプリ開発の公式言語に採用されている言語で、Javaと相互利用することができます。Javaより少ないコードで実装できる一方、Javaで起こりがちなエラーを防止することができます。

GO

Googleが開発した言語で、元は社内使用のためのものでしたが、現在はオープンソースの言語として広く利用されています。ミスしやすい要素を排除してあるので安定したプログラミングが可能。大規模システムの開発にも適応できるため、大きなプロジェクトに用いられることも多いです。

言語別おすすめプログラミング

プログラミング言語は数が多いので、初心者はどの言語を選んで学習を始めれば良いのか迷いがちです。自分に合ったポイントを押さえて学習を進めていきましょう。

目的で選ぶ

既にプログラミングを勉強して何がしたいかが決まっているのなら、その目的に合った言語を選ぶのが良いでしょう。例えばWebサイト制作がしたいなら、PHPやJavaScriptを選ぶことになるでしょう。AIや機械学習に興味があるならPythonやR言語が選択肢になります。アプリ開発の場合は、アプリを動かす端末によって学ぶべき言語が変わります。Android用ならJavaやKotlin、iOSならSwift、パソコン向けならC#がおすすめです。

学習難易度で選ぶ

プログラミング言語は普段目にすることがないだけに、最初はスムーズに学習が進まない可能性も高いです。いきなり難易度が高い言語に手を出してしまうと、途中で挫折してしまうことも多くなります。まずプログラミングに慣れるという意味でも、難易度が低めのものに挑戦するというのもおすすめです。難易度が低い言語としてはPHPやRuby、JavaScriptなどが挙げられます。PHPは世界的に利用されているため情報が多く、Rubyは日本開発でソースコードもシンプルなので学びやすいです。JavaScriptは学習のための環境構築が不要、かつブラウザの上で動作を確認しながら勉強できるので、初心者でも学びやすい言語だと言われています。

需要で選ぶ

プログラミングを仕事にしたいと思っているのなら、現在の需要、そして今後需要が伸びていくであろう言語を選ぶのも良いでしょう。現在エンジニア求人数が多いのはJavaです。スマホアプリやWeb開発、基幹システムなど幅広い分野で使われています。これからのIT業界ではAIや機械学習、ビッグデータなどがトレンドになっており、特にAI開発によく利用されているPythonは注目されています。