チャットボットは、AIによって人と会話ができるロボットです。そのチャットボットについて学習する方法としては、eラーニングを利用するという選択肢があります。では、チャットボットについて学べるeラーニングを4つ、紹介していきます。
チャットボットが学べるおすすめeラーニング4選
それでは早速チャットボットが学べるeラーニングを4つ紹介していきます!
基礎から応用までがわかるチャットボット入門セミナー
複数あるチャットボットのeラーニングの中でも代表的なのは、AI研究所が提供するチャットボット入門セミナーです。数多くの分野があるAIの中で、チャットボットに特化しているのが大きな特徴です。そして、チャットボットの基礎から始めていく内容なので、初心者でも受講することが可能です。チャットボットだけでなく、AIプログラミングに関する知識を持っていなくても問題ありません。
カリキュラムは、AIチャットボットがどういったものなのか、どのような場面で活躍できるのかといったことを知るところから始まります。もちろん、チャットボットを作成するために必要な知識も習得できます。そして、カリキュラムの中で、Dialogflowというプラットフォームを使用して、実際にチャットボットを作っていきます。正しく受講すると、日常会話や質疑応答ができるチャットボットが完成します。さらに、そのチャットボットを、自らのホームページやSNSで活用する方法も、カリキュラムに含まれています。したがって、そのまま実用することも不可能ではありません。
チャットボット入門セミナーは、そのような基礎から応用までの充実した内容を、最短1日で受講完了可能です。全ての動画は5時間で視聴できるので、効率的な学習が実現できます。そして、動画は視聴を開始してから365日間は、無制限で視聴可能です。そのため、制限を気にすることなくマイペースに学習を進められるでしょう。
Dialogflowを使ったAIチャットボット開発入門
様々なeラーニング動画をオンデマンドで利用できるudemyには、本格的なAIチャットボットを作れるものもあります。Dialogflowを活用する形で、実際にチャットボットを作っていく内容が主となっています。そして、作成できるチャットボットは、簡単な挨拶をするものから、占いや天気予報を行うものまで幅広いです。また、飲食店の予約受付や、質疑応答対応ができるなど、実用的なチャットボット作成もカリキュラムに含まれています。
カリキュラムでは、そのようなチャットボットを作るための本格的なプログラミングを行いますが、初心者にも対応した内容となっています。そして、eラーニングであるため、わからない部分を繰り返し学習したり、作業が追い付かない時には一時停止をしたりすることが可能です。また、使用するのはあくまでもDialogflowですが、習得したスキルは別のツールを使ってチャットボットを作る際にも使えます。さらに、作ったチャットボットを発展させるための機能拡張や、他のアプリとの連携方法も学べます。
学習は原則として、動画を視聴しながら作業を進めていく形ですが、動画の視聴制限は設けられていません。その上、アップデートされることもあります。Dialogflowは、仕様が変更されることが珍しくありませんが、アップデートによって対応可能です。そのため、新しいDialogflow環境に対応するために学習するという目的でも利用可能です。
AIによる文章生成と会話エンジン開発eラーニング
udemyには、チャットボットの開発に繋がる、AIの基本を学べるeラーニングもあります。AIプログラミングにほぼ必須となる言語のPythonや、数学に関する基礎を学ぶところから始める内容です。そして、チャットボットに欠かせない、人の言語をプログラムに処理させる、自然言語処理のスキルを身に付けることが主な目的です。膨大な文章情報を処理できる回帰型ニューラルネットワークや、発展形であるLSTMを使用して学習を進めていきます。その自然言語処理に必要な環境構築から始められるので、チャットボットを作るためにどうすれば良いかわからないという人でも問題はありません。
自然言語処理を学ぶカリキュラムの内容は非常に充実していて、夏目漱石や江戸川乱歩が書いた小説に出てくるようなテキストを、自動生成できるようにするという作業もそのひとつです。また、グーグル社が提供するSeq2Seqを使った対話文の自動生成や、文脈から単語の意味を決めるベクトル化など、自然言語処理に関することはひと通り学習できます。そうして、習得した自然言語処理のスキルを、チャットボット開発に繋げる方法もカリキュラムに含まれます。
そのような充実した内容で、動画の長さはおよそ6時間あります。そして、期間の制限がないため、ゆっくりと学習を進めていったとしても、間に合わないということにはなりません。また、動画とは別に、ダウンロードできるコードが用意されています。それを改造する形でオリジナルのコードを作成し、より理解を深めることも可能です。
1時間でLINEBOTについて学べるeラーニング
udemyでは、1時間でLINE BOTを使えるようになるeラーニングも取り扱っています。LINE BOTはスマートフォンアプリのLINE上で、自動で応答するチャットボットです。そのLINE BOTに関するひと通りのことを学習できます。基本的なプログラミングコードは、コピーできるものがあらかじめ用意してあるので、プログラミングに関する知識を持っていない人でも利用可能です。
そして、実際に使えるLINE BOTのプログラミングを作ることができます。ただ、取り扱っているプログラミングコードがどのような働きをするのかは、動画の中で解説されています。そのため、解説を参考にしながらLINE BOTを作っていき、コードの内容を理解することは可能です。内容がわからないまま、ただコピーとペーストを繰り返す作業にはなりません。
さらに、LINE BOT作成だけでなく、WebAPIとの連携やスクレイピングなど、AIの学習にほぼ必須となる要素も含まれています。それでいて、動画の長さは1時間と、非常に短いです。したがって、少ない時間で効率的に学習したいという人におすすめです。そして、動画の視聴期限は設けられていないので、期限が切れてしまうことを恐れず、何度でも繰り返し学習することができます。
チャットボットの学習でeラーニングを選択するメリットとは
チャットボットのeラーニングには、複数のメリットがあり、まず場所を選びません。会場で開催されるセミナーだと、指定された場所まで足を運ばなければなりません。大抵のセミナーは、東京や大阪など、主要都市で開催されます。そこから近くに住んでいる人は問題ありませんが、遠くに住んでいる人は、移動が大変です。移動時間がかかる上に、交通費も高額になる恐れがあります。その点eラーニングでは、インターネットに接続できる環境さえあれば、自宅で学習することが可能です。
そして、eラーニングには、時間的な制限もありません。eラーニングは原則として、あらかじめ録画されている動画を視聴しながら学習を進めていく形です。そのため、24時間いつでも視聴可能です。したがって、会場で開催されるセミナーや、リアルタイムでのライブと違い、自分のペースで学習可能です。
また、ほとんどのeラーニングは、動画の視聴制限がないため、何度でも繰り返し視聴できます。チャットボットの学習では、機械学習や文章の自動生成など、専門的な要素が数多く登場します。そのため、ある程度の知識がなければ、理解できない部分が出てくる可能性が高いです。理解できないまま学習を進めても、チャットボットのスキルや知識は身に付かないでしょう。eラーニングであれば、理解できない部分が出てきた段階で、動画を再生し直して、学習を繰り返すことができます。そうして、十分に理解した上で、次のステップに進めることができるので、確実な学習が実現可能です。
eラーニングを活用してチャットボットを学習しよう
チャットボットに関するスキルや知識は、独学でも身に付けることは不可能ではありません。ただ、専門的な要素が多いため、独学では効率的な学習ができない可能性があります。そのため、自分のペースで学習したい場合は、eラーニングを活用した方が良いでしょう。