こんにちは!AI研究所の石川です。
本日のtopicsは、株式会社アイティフォーが販売開始した、AIを活用したサイバー攻撃対策サービス「CyCraft AIR(サイクラフト・エアー)」をご紹介します。
株式会社アイティフォーは、株式会社CyCraft Japanと販売代理店契約を締結し、近年増加するサイバー攻撃へのEDR(Endpoint Detection and Response)として、AIを活用したサイバー攻撃対策サービス「CyCraft AIR」を2021年6月より販売開始しました。アイティフォーでは、地域金融機関、地方自治体、ECサイト運営会社などを中心にCyCraft AIRを提供し、今後3年間で5億円の受注を目指します。
サービス提供背景
新型コロナウイルス感染症の影響によるリモートワークなどオンライン利用の拡大に伴い、企業の情報資産を脅かしダメージを与えるサイバー攻撃がますます増加する傾向にあります。また情報通信や運輸、金融機関などの重要インフラの基幹システムへの攻撃脅威も高度化・巧妙化しており、国内でもサイバーセキュリティ対策が急務となっています。
しかしながら日々進化し続けるサイバー攻撃には、アンチウイルスなどの事前対策だけでは対応しきれず気付かない間に深刻な被害を受けかねません。また人手による検査や状況分析、検知後の対応は時間やコストがかかり、攻撃を受けた後の企業の被害や信頼性の喪失は計り知れないものになります。
「CyCraft AIR」概要
CyCraft AIRは、CyCraftが提供するAI主導型のサイバー攻撃対策サービスです。同時に複数のエンドポイント(端末機器)を検査し、リアルタイムで脅威を検知します。検知された脅威は即座に感染状況と原因が分析され、全世界から収集された最新情報をもとに的確な対応方法を提供します。これら一連のフローがAIを使って自動化されており、定期的に詳細な分析結果をダッシュボードで可視化し、企業の解析作業を支援します。
CyCraft AIRは、2020年、米国MITRE ATT & CK社のMITRE ATT & CK評価テストにおいて、21社の製品の中の検知分野で最高スコアを獲得しているほか、検知能力、誤検知分野においても高得点を獲得しています。またインターネットテクノロジーの国内最大級のイベントである「Interop Tokyo 2020のBest of Show Award」 セキュリティ部門にてグランプリを受賞。さらには「2021 Cybersecurity Excellence Awards」のAIセキュリティ分野の製品部門においても金賞を受賞しています。すでにアジアの政府機関、主要銀行を含む金融機関、主要インフラ企業などで広く導入されています。
期待される効果
CyCraft AIRを導入することで、従来実施していた端末ログなどの膨大な量の調査・分析に費やしていた時間と労力を大幅削減することが可能になります。3時間以内に分析結果がレポートされるため復旧作業にかかる時間が短縮されるほか、対応方法がレポートとして提供されるため、自社での対応が可能です。
被害を軽減するとともに、企業の信頼回復に向けた対策に早期に注力することができます。
AIを活用した高精度の検知・原因分析能力でサイバーセキュリティ対策を自動化する、サイバー攻撃対策サービス「CyCraft AIR」に注目です!