こんにちは!AI研究所の石川です。
本日のtopicsは、様々な工業製品の外観検査工程の自動化を進める汎用型のAI外観検査ロボット「TESRAY Sシリーズ」をご紹介します。
AI技術をロボティクスに実装し社会課題の解決を進める株式会社ロビットは、自動車内装/外装部品をはじめとした様々な工業製品の外観検査工程の自動化を進める汎用型のAI外観検査ロボット「TESRAY Sシリーズ」を開発し、提供を開始しました。
「TESRAY Sシリーズ」特長
独自開発の多軸ロボット・撮像モジュール・AIアルゴリズムによって、対象物となる3次元形状のワークの微細な異常、寸法では判断できない官能的な検査基準に対応します。
外観検査の自動化が可能
樹脂/金属/繊維等の素材、射出成形/プレス/メッキ/塗装等の製法/加工といった様々な工業製品を対象に外観検査の自動化が可能です。
ラメ加工等の製品ごとに異なる模様、光の乱反射の影響をうける透明部品においても多数の実績があります。
3次元形状のワークに対応
6軸(最大12軸)の検査ロボットによって、3次元形状のワークに対応し、高さ/厚みがある部品や窪み/R部にも対応します。
・外観検査に最適化したロボットを独自開発しているため、特異点やケーブルの取り回しによる可動領域制限が存在しません。
・ワークに最適化するために、ロボットの軸を追加する等の検査範囲のカスタマイズ対応も可能です。
・結果、一般的に検査の見逃しが発生しやすいリブ/R部/意匠部上の異常に関しても安定した検出精度を実現します。
AIアルゴリズムを実装
自動車部品メーカーの検査品質に対応したAIアルゴリズムを実装しました。
極小サイズの異常や、寸法ではない”目についたら異常”といった曖昧な官能検査基準に対応します。
多品種小ロットへの対応も容易に
独自開発のロボットティーチング機能により、多品種小ロットの生産品への対応も容易になりました。直感的なGUIによってどなたでも簡単にワークのティーチング操作可能です。
カスタマイズ開発への対応
工場内の既存の生産設備との連動、前後工程とのスムーズな繋ぎ込みのためのカスタマイズ開発にも対応します。既に、大手自動車部品メーカー様の本番ラインに初号機を導入し、外観検査工程の自動化を実現しております。導入事例に関しましても後日リリースを予定しています。
ロビットが工業製品向けに開発した汎用型のAI外観検査ロボット「TESRAY Sシリーズ」に注目です!