生成AIの普及に伴い、AIエンジニアの最高峰「E資格」への注目が高まっています。E資格受験にはJDLA認定プログラムの修了が必須ですが、どの講座を選べばいいか迷う方もいるでしょう。
この記事では、おすすめのE資格認定講座17選、一覧表で徹底比較しました。合格率の高いオンライン講座や、コスパ抜群の低価格プランも紹介するので、効率的にE資格合格を目指す方はぜひ参考にしてください。
E資格認定講座とは?
E資格認定講座は、日本ディープラーニング協会(JDLA)が定める公式カリキュラムです。E資格を受験するには、この認定講座の受講が必須で、さらに、過去2年以内の修了が条件と定められています。
E資格認定制度がスタートしたのは2017年。JDLAの理事長は日本のAI研究の第一人者・松尾豊氏が務めており、各講座ともAIエンジニアに必要な基礎知識と実装力をバランスよく学べます。
E資格認定講座で学ぶ内容
E資格認定講座は、JDLAのシラバスに沿って構成されており、ディープラーニングに必要な数学・機械学習の基礎、最新の深層学習モデル、開発環境、応用まで学びます。
| 分野 | 学ぶ内容 | ねらい |
|---|---|---|
| 数学 | 確率・統計、情報理論 | 深層学習の理論を理解する土台をつくる |
| 深層学習 | CNN、RNN、Transformer、最適化・正則化 | ニューラルネットの仕組みと学習方法 |
| 開発環境 | エッジ、分散処理、アクセラレータ、環境構築 | モデルを動かすための実務的な環境 |
| 機械学習 | 機械学習の基礎 | 深層学習の前提となる考え方 |
| 応用分野 | 画像認識、物体検出、NLP、生成モデル、強化学習 | 代表的なAI応用領域 |
参照:E資格とは – 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】
E資格の受験時には、やはり具体的な難易度を知っておきたいものです。以下の記事では、E資格の難易度について詳しく解説していますので、受験を検討している方はぜひご一読ください。
E資格認定講座おすすめ17選を比較!

E資格認定講座は、それぞれ内容が大きく異なるため、まずは特徴を比較しておくと、自分に合うE資格認定講座を選びやすくなります。
ここでは、17のE資格認定講座・特徴・模試対応・実績・料金・学習期間を一覧表にまとめました。なお、摸試対応は演習問題も含みます。
| 講座名/会社名 | 主な特徴 | 模試 | 実績 | 料金 | 期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| E資格対策講座 | ハンズオン+小テスト | あり | 合格率83.3% | 低 | 短 |
| 数学から学ぶE資格対策講座 / AMBL | 28.5h動画+演習テスト | あり | 1,040人受講 | 低 | 短 |
| E資格 for Global AI Engineer / zero to one | 課題クリアで修了証 | あり | ー | 中 | 中 |
| ディープラーニングハンズオン / キカガク | 公開講座・予習動画あり | ー | トヨタなど | 中 | 短 |
| 元脳科学研究者と学ぶE資格講座 / LINKI’N FELLOWS | 少人数制・平日夜土曜日 | あり | ー | 高 | 長 |
| 未来をつくるAI技術講座 / JOBIRUN | モニター受験生対応 | あり | ー | 低 | 長 |
| 全人類がわかるE資格講座 / AVILEN | 530問以上の試験対策 | あり | 合格率No1 | 中 | 中 |
| Deep Learning入門 / すうがくぶんか | 1期から5期まで対応 | ー | ー | 中 | 中 |
| ディープラーニング基礎講座 / iLect | 演習中心のカリキュラム | あり | ー | 高 | 短 |
| E資格講座 / デロイトトーマツ | 豊富な演習課題 | あり | 合格率91% | 中 | 中 |
| 現場で使えるディープラーニング基礎講座 / スキルアップAI | AI現役研究者が講師 | あり | 合格率86% | 低 | 短 |
| 3ヶ月で現場で潰しが効くディープラーニング講座 / Study-AI | 演習問題180問以上 | あり | 合格率80% | 高 | 長 |
| E資格対応パッケージプラン講座 / AIジョブカレ | チャットの質問対応 | あり | 合格率約91% | 高 | 中 |
| AI道場 E資格コース / 調和技研 | 現役エンジニアの指導 | あり | ー | 低 | 長 |
| ゼロからわかるやさしいディープラーニング講座 / エム・ティ・ストラテジー | 豊富な直前対策問題 | あり | ー | 低 | 短 |
| 大学院ディープラーニング講座 / 中部大学 | 情報工学科の内容を深化 | ー | ー | ー | 長 |
| 「E資格」学修支援プログラム / 東北大学 | 高度プロフェッショナル養成 | ー | ー | ー | 長 |
どの講座を選ぶかで学習効率や合格率は大きく変わるため、まずは特徴を比較し、いくつか候補をピックアップして詳しい情報をリサーチしてみましょう。
特におすすめのE資格認定講座5選
続いて、上記で紹介したE資格認定講座の上位から5つご紹介しましょう。ここでは、それぞれの受講期間や受講形式、受講料金も表にまとめています。
E資格対策講座
E資格対策講座は、事前オンライン研修で数学・機械学習・Pythonの基礎を学び、そのうえで全4回のハンズオン講義に進むE資格認定講座です。主な特徴は、
- 各単元ごとに、理解度チェックの小テストを実施
- 講座修了後は、本番形式(4択問題)の試験対策に対応
- 直前対策用の「完全攻略ガイド」「暗記テキスト」が付属
- 受講後もメールでサポート
- 合格後は転職サポートを利用可能
などです。さらに、実務でAIを活用する際の相談も無料で受け付けています。修了率99%以上、合格率83.8%以上。初心者でも段階的に学べるE資格認定講座です。
| セミナー名 | E資格対策ディープラーニング短期集中講座 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 54,780円〜 |
| 開催期間 | 4日間 |
| 受講形式 | 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング |
数学から学ぶE資格対策講座 / AMBL
こちらは、オンライン学習プラットフォーム「Udemy」で提供されているE資格認定講座です。UdemyAMBL株式会社のエンジニア陣が開発した実務重視の内容が特徴で、E資格合格と実務で使えるスキルの習得を両立できる構成になっています。
なお、E資格認定講座後の修了証(受験に必須)の発行には、Udemy受講料とは別に30,000円(税込)が必要です。詳細はボーナスレクチャーで案内されています。
| 受講時間 | 総計28.5時間(全11セクション・動画94本) |
|---|---|
| 受講形式 | eラーニング(動画視聴+演習テスト+コーディング課題) |
| 受講料金 | 20,000円 |
E資格 for Global AI Engineer / zero to one
次は、世界で活躍するAIエンジニアを目指す方のために設計されたE資格認定講座です。
こちらのE資格認定講座は、「Machine Learning Specialization」「Machine Learning Specialization」を事前に修了していることが受講条件となっています。講義には、E資格対策用の問題を約400題収録し、繰り返し実施できる模擬試験機能も備えています。
| 受講時間 | 20〜50時間 |
|---|---|
| 受講形式 | 完全オンライン(ビデオ講座+クラウド演習) |
| 受講料金 | 71,500円 |
ディープラーニングハンズオン / キカガク
こちらは、機械学習・深層学習(画像処理・自然言語処理)の理論と実装を、ハンズオンで学ぶE資格認定講座です。
深層学習の仕組みを理解し、画像・自然言語処理モデルの実装まで段階的に学べます。事前予習として動画コンテンツが提供され、講義では Google Colaboratoryを使用して実装を行います。
| 受講期間 | 3日間 |
|---|---|
| 受講形式 | 公開講座 |
| 受講料金 | 165,000円 |
元脳科学研究者と学ぶE資格講座 / LINKI’N FELLOWS
こちらの、少人数制のE資格認定講座です。講義からプログラム演習・認定試験・試験対策講義など、合格に必要なインプットとアウトプットをフルコースで学べます。
なお、このE資格認定講座の対面・オンライン形式は、経済産業省のReスキル講座に認定されており、条件を満たせば講座費用の最大80%が給付金で還付されます。
| 受講期間 | 講義受講期限:1年間/演習提出期限:1年間 |
|---|---|
| 受講形式 | 対面・オンライン・eラーニング |
| 受講料金(税抜) | 対面:540,000円、オンライン:270,000円、eラーニング:295,000円 |
「E資格認定講座を受ける前に、まずは独学で基礎を身につけたい」という方には、手軽に始められる参考書学習もおすすめです。以下の記事では、E資格向けの参考書を複数紹介しており、ステップアップに役立つ問題集もあわせて掲載しています。
失敗しないE資格認定講座の選び方

E資格認定講座は内容も価格もサポート体制も異なるため、選び方を間違えると「難しすぎて挫折した」「質問できず理解が浅いまま終わった」といった失敗につながりがちです。自分に最適なE資格認定講座を選ぶためにも、ぜひ以下のポイントを押さえておいてください。
- サポートはどこまで対応しているか
- 合格にどれだけコミットしているか
- 受講料金・受講期間に問題ないか
サポートはどこまで対応しているか
E資格認定講座はオンライン対応の講座が多いため、質問できる環境があるかどうかは必ず確認しておきましょう。この際、
- ライブ配信型:その場で質問できるか
- 動画視聴型:チャット・メールで質問できるか
など、オンライン講座の種類に合わせてチェックしてください。合わせて、回答のスピードや回数制限はどうかも確認しましょう。サポート付きだと別途料金が加算されるE資格認定講座もあるため、サービスの詳細を確認して比較することが重要です。
合格にどれだけコミットしているか
E資格は難易度が高いため、「合格」という目標をより実感できるE資格認定講座を選びましょう。例えば、
- 具体的な合格率・合格者数の公開
- 実際のE資格のように4択問題の出題
- 試験と同様の時間配分での実施
などを見ておくとよいでしょう。さらに、模擬試験後の解説・攻略がワークブックなどで対応されているE資格認定講座であれば、より弱点が明確になり、繰り返すことで合格までの道のりが近くなります。
受講料金・受講期間に問題ないか
E資格は高難易度であるため、E資格認定講座も高額で長期間設定されているものも多くあります。先ほど紹介した「元脳科学研究者と学ぶE資格講座」も、対面であれば50万円を超えていました。
また、大学のコースの一部としてE資格認定講座を設けているケースもあるため、まずは費用面と受講期間などを照らし合わせましょう。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、実際に自分がチャレンジできるE資格認定講座であるかを確認してください。
E資格認定講座受講後の流れ

E資格認定講座を修了すると、次は試験のユーザー登録→試験予約→受験当日の準備→受験→結果通知という流れで進みます。ここでは、E資格認定講座後に、迷わず受験できるように、公式の手順をもとにお伝えしましょう。
- ユーザー登録(アカウント作成)
- 試験予約
- 予約完了
①ユーザー登録(アカウント作成)
E資格認定講座後に試験を予約する際、まず受験システムのユーザーアカウント登録を行ってください。手順は以下の通りです。
- E資格公式サイト「受験サイト(申込、申込内容の確認、受験)はこちら」をクリック
- 「ログイン」からログインアカウントを作成
その後、登録したメールアドレスに予約完了メールなどが届くため、受信設定を確認しておきましょう。ミドルネームがない場合は空欄で登録してください。
②試験予約
アカウント登録後、試験予約ページにログインし、受験日時・会場を選択します。この際、登録完了後に予約ページに進んだ場合には、ユーザー名とパスワードの入力は不要です。申込時には、E資格認定講座終了時に公布された「修了者ナンバー」が必要なので、準備しておいてください。
③予約完了
メールの確認予約が完了すると、登録メールアドレスに予約完了通知メールが届きます。送信元は「PearsonVUEConfirmation@pearson.com」なので、確認時にはアドレスもチェックしておきましょう。
これで、E資格認定講座後の試験申し込み手続きは完了です。E資格認定講座で受験できるのは2年以内なので、できるだけ早めに申し込みを行ってください。
参照:JDLA Deep Learning for ENGINEER // ピアソンVUE
E資格認定講座でよくある質問
最後に、E資格認定講座でよくある質問を4つお伝えします。
- なぜJDLA認定のE資格認定講座の受講が必要?
- E資格認定講座の修了者ナンバーとは?
- E資格認定講座は全部受ける?
- E資格認定講座受講後の試験結果発表はいつ?
参照:よくある質問 – 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】
E資格認定講座についてまとめ
E資格認定講座は、2026年3月4日現在「26講座」公式サイトで紹介されていますが、E資格認定講座の内容は随時更新され、すでに開講終了のE資格認定講座も含まれています。
このように、E資格認定講座は数が多いため、まずはサービス内容・受講料・学習期間などをまとめた一覧表でリサーチしましょう。この際、費用・サポート・合格率を総合的に比較すると、より効率的に合格を目指せます。

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