AI技術の進化とともに、ディープラーニングの専門知識を持つエンジニアの需要が高まっています。その中で、日本ディープラーニング協会(JDLA)が提供する「E資格」は、AI技術者としてのスキルを証明する重要な資格として注目されています。
しかし、E資格を取得するためには、JDLAが認定するプログラムの受講が必要です。
本記事では、E資格JDLA認定プログラムの16社の比較と選び方、さらに特におすすめのJDLA認定プログラムやE資格を受験するメリットまで幅広く解説します。
これからE資格取得を目指す方にとって、役立つ情報を徹底的に比較しながら紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
「E資格」とは?
E資格は、機械学習のディープラーニング(深層学習)を実装する能力を認定される資格です。
AIに関する資格のひとつで、特にディープラーニングの理論を正しく理解し、最適な方法で実装するエンジニアに向けての資格になります。日本のAIの第一人者である松尾豊さんが代表を務める、日本ディープラーニング協会(JDLA)によって実施されています。
IT後進国と言われる日本で、将来的に事業で活躍するディープラーニングのエンジニアが不足すると言われています。
そのため、協会が機械学習の中でも、ディープラーニングの認知度を高める狙いと資格を実施することでエンジニアの知識や能力を担保し、より企業に適用しやすくするために始まった資格です。
E資格の受験にはJDLA認定プログラム講座の受講が必要
E資格を受験する資格として、JDLAが定めた認定プログラム講座を受講しておく必要があります。試験日から数えて過去2年以内に修了しておくのも条件の1つです。
JDLA認定プログラムは、民間事業者や高等教育機関が提供しており、E資格を受験するためには試験受験料のほかに、JDLA認定プログラムを受講するお金が必要になってきます。
そのため、今からディープラーニングのエンジニアを目指している方はとりあえずJDLA認定プログラムを受講しておき、足りない知識ができてきたら本や自分に合ったJDLA認定プログラムを探して独学する形をとることがおすすめです。
2025年現在では、教育機関を含むJDLA認定プログラムが多数認定されており、どのプログラムも空いた時間にスマホやPCから好きなタイミングで学べるものばかりです。
また、今ではJDLA認定のプログラムでE資格を学べて合格までフォローしてくれる講座もあるので、下記から認定講座の一覧にて確認してみてください。
JDLA認定プログラム講座16選を徹底比較
それではE資格の受験資格であるJDLA認定プログラムの16つの講座を比較していきます。
料金から受講形式、受講完了日数や前提知識の有無などを比べているのでぜひ参考にしてください。
| 講座名 | 料金(税込) | 受講形式 / 日数 | 前提知識 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| おすすめ! E資格対策 ディープラーニング短期集中講座 | 要問い合わせ | 選択可能 | なし (事前オンライン学習:全8時間30分) | キャンペーン割引あり |
| AIエンジニア育成講座 (E資格講座) |
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| 「E資格」向け認定プログラム |
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| 【修了証発行の必須条件】 「機械学習」「ディープラーニング」の全ステップの課題修了 |
| E資格 for Global AI Engineer |
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| 全人類がわかるE資格講座 |
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| 3ヶ月で現場で潰しが効く ディープラーニング講座/ ラビットチャレンジ |
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| E資格対策講座 |
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| なし |
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| E資格対応パッケージプラン講座 |
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| なし | 専門実践教育給付金の対象 |
| ディープラーニング ハンズオンセミナー |
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| あり(動画コンテンツ) | |
| 現場で使える ディープラーニング基礎講座 |
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| 専門実践教育給付金の対象 |
| DL4E Deep Learning for Expert ディープラーニング基礎講座 (E資格対応版) | オンサイト or オンライン 料金問い合わせ |
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| AIエンジニアリング講座+ E資格対策講座 | オンライン(法人特化)
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| 問い合わせ | 他事業者への委託によるオンライン講座 (富士通ラーニングメディア・東芝ビジネスエキスパート・日立アカデミー・NTTラーニングシステムズ) |
| Deep Learning 入門 (JDLA E資格対応) |
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| 実務で使える ディープラーニング講座 |
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| 【E資格受験の必須条件】 JDLA認定プログラム(当講座)受講を修了し、最終試験に合格 |
| E資格対応 ゼロからわかる やさしいディープラーニング講座 |
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| なし | 【E資格受験の必須条件】 すべての演習問題の回答が完了し、修了試験に合格 |
| E資格対策講座 |
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| スマートフォン対応 |
こちらを見て、自分に合ったJDLA認定プログラムを選択して受講しましょう。認定プログラムの内容や料金は随時変更される場合があるので、各社の公式ページで詳しく確認してください。
上記の講座を受講とあわせて、「E資格模擬テスト AIスキルチェック」で一度自分の知識を確認してみると良いでしょう。
特におすすめのJDLA認定プログラム講座

E資格の試験を受けるためには、JDLA認定プログラムを修了する必要があります。今回は受講することで受験資格を得られる、おすすめのJDLA認定プログラムの講座を紹介します。
実践的に学べる「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」は、短期集中型の講座です。JDLA認定プログラムとなっているため、本講座を受講すればE資格の受験資格を得ることができます。実績としても、2025年8月に実施されたE資格試験の合格者の3.5人に1人がこちらの受講生という素晴らしいものとなっています。
基礎はE資格合格に必要な機械学習アルゴリズムの仕組みを理解する、応用ではニューラルネットワークを実装できるようになるというように、基礎から段階的に学べるカリキュラムになっているので、未経験の人も安心です。
本講座は、様々な受講形式に対応しているのも魅力です。費用を安く抑えたい、自分のペースで学びたいという人におすすめなのはeラーニングです。場所を問わず自分のペースで学習できるスタイルで、受講料も安く抑えられています。
教材は、現役コンサルタントが独自に開発したオリジナルテキスト(全572ページ)が配布され、更に試験直前まで使える暗記用のテキストも付いてきます。
また、修了率が99.2%と高いことから、認定取得への高いハードルを感じられる方も安心して受講することができます。
| セミナー名 | E資格対策ディープラーニング短期集中講座 |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 54,780円〜 |
| 開催期間 | 4日間 |
| 受講形式 | 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング |
| JDLA認定プログラム修了報告期限 | 2026年2月4日(水)23:59まで |
E資格のJDLA認定プログラム講座の選び方5つ
E資格のJDLA認定プログラムを選ぼうと思っても、たくさんあるので迷ってしまいますよね。
そんな時は下記の選び方を参考にしてください。
- E資格を受験するための予算を決める
- 自分はE資格の中で何を知りたい・学びたいのか決めておく
- 過去問や例題があるプログラムを選ぶ
- 対面が良いかリモート受講が良いかで決める
- 本当にJDLA認定かしっかり確認する
このようなポイントを確認して、お気に入りのJDLA認定プログラムを絞ると良いでしょう。
JDLA公式E資格の試験概要
E資格試験の試験概要である基本情報をまとめました。
| 受験資格 | JDLA認定プログラムを2年以内に受講していること |
|---|---|
| 試験日程 | 年2回/2月・8月(2024年現在) |
| 受験料(税込) | 一般:33,000円 学生:22,000円 会員:27,500円 |
受験資格に「JDLA認定プログラムを2年以内に受講していること」と記載がありますが、これはJDLAに認定されている講座を必ず受講しなければならないことを意味します。
E資格試験の次回の日程はこちらになります。
| 試験名 | 2026年 第1回 E資格(エンジニア資格) |
|---|---|
| 試験日 | 2026年2月20日(金)~2026年2月22日(日) |
| E資格受験の申し込み期間 | 2025年12月1日(月)~受験日前日23:59まで |
JDLA認定プログラム講座で学べるE資格の内容
E資格は主に、機械学習を理解する上での確率や統計学などの数学的知識と機械学習アルゴリズム、またPythonプログラミングを用いた実装に関する問題が出題されます。また、2019年2月23日の試験から出題範囲に、開発・運用環境の範囲が追加されました。
ディープラーニング技術を利用する企業の事例が増えたことで分散処理やエッジコンピューティングに関する知識も必要になってきたため追加されたようです。
また2024年8月の試験から、シラバスの改定により応用数学が「数学的基礎」に、深層学習が「深層学習の基礎」「深層学習の応用」となり以下5つの科目名がE資格の出題範囲となりました。
| 科目名 | 具体的な内容 |
| 数学的基礎 |
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| 機械学習 |
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| 深層学習の基礎 |
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| 深層学習の応用 |
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| 開発・運用環境 |
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その他の試験内容や出題範囲については下記記事でも詳しく解説しています。
今後も新しいディープラーニングの手法や概念が登場することで、一部試験範囲の変更が考えられます。
JDLA認定プログラム講座を受講するメリット

それではE資格を取得するのに、JDLA認定プログラムを受けて取得するメリットはあるのでしょうか。
まず、大前提としてJDLAプログラムを受講しないとE資格の受験ができないため注意しましょう。
JDLA認定プログラムのメリットは、E資格に必要な知識を厳選して、試験に必要なことのみ効率的に学ぶことができることです。また、E資格に必要な知識は実務にも直結しており、認定プログラムでは現役のコンサルタントやエンジニアから直接学ぶことができるのもメリットの一つです。
JDLA認定プログラムでE資格について学びながら受験資格を得られるので、E資格をセミナーや講座で学びたいと思ったらJDLA認定プログラムを選んだ方が良いでしょう。
E資格のJDLA認定プログラム講座でよくある質問
それでは、E資格のJDLA認定プログラムについてよくある質問に回答していきます。
セミナーや講座でしっかり学んでおくと良いでしょう。
さらに、E資格を取得することで転職しやすくなるのか?について詳しく書かれている記事がありますので、気になる方はぜひ以下の記事をご覧ください。
E資格のJDLA認定プログラムの認定方法(事業者及び教育機関向け)

日本ディープラーニング協会(JDLA)が提供する「E資格」に対応する認定プログラムを開講するためには、JDLAの認定を受ける必要があります。この認定プロセスは、事業者や教育機関が提供するカリキュラムが、JDLAの定めるシラバス基準を満たしているかを確認し、適切な内容であることを証明するためのものです。
以下では、認定を目指す事業者や教育機関がJDLA認定を取得するための手順を詳しく解説します。
①JDLA認定プログラムへの問い合わせ
最初のステップとして、JDLA公式ウェブサイトや認定プログラム提供機関に問い合わせを行い、プログラムの詳細について確認します。この段階では、プログラム内容や学習の目的に合うかを検討するため、質問や相談を重ねることが重要です。
②書面面談と資料送付
問い合わせ後、提供機関と書面面談を行います。この面談では、認定プログラムのカリキュラムやシラバスの対照表についての説明が行われます。その後、必要な書類(申込書、シラバス対照表、カリキュラム資料)を提供機関から送付されます。
③書類チェックと申請受付
提出された書類を基に、提供機関側で内容を審査します。この段階で書類に不備がある場合、再提出が求められることがあります。問題がなければ、申請が正式に受理されます。書類提出後は、確認メールや申請料の支払い案内が送付されます。
④JDLA認定プログラム審査と修正
提供機関による「プログラム審査」が行われます。審査の内容は、シラバスの基準に適合しているかどうかのチェックです。必要に応じて、プログラム内容の修正が求められる場合もあります。この修正プロセスを経て、最終的な審査結果が確定します。
⑤JDLA認定プログラム料の支払いと登録書の送付
プログラム審査が完了した後、登録申請書が提供機関から送付されます。申請書の内容に従い、認定料を指定の方法で支払います。この支払いが完了することで、登録が正式に進みます。
⑥JDLA認定プログラム登録の完了通知
全てのプロセスが完了すると、JDLAまたは提供機関から認定登録の完了通知が送付されます。この通知を受け取ることで、JDLA認定プログラムへの登録が正式に完了となり、受講が可能になります。
E資格のJDLA認定プログラム比較についてまとめ
E資格は、今後多くの企業に導入されるであろうAI・ディープラーニングについての資格になります。AIのエンジニアになる人だけでなく、AIに関係する職業についている人や興味のある人はチェックしておく必要がありそうですね。
また、E資格の受験を考えている人は、受験資格で必須のJDLA認定プログラムを受講する必要があります。
いくつかの中から選んで受講することができるので、自分に合ったプログラムを選択し、E資格受験合格の役に立てるようにしましょう。





