AIの資格を取る

AIの資格を取る

E資格やG検定など、AIの資格を取るための知識や学習方法を紹介します。

E資格の概要

E資格の概要

「E資格」とは、日本の産業競争力の向上を目指し、エンジニアがAIを軸にした技術を高めるために「一般社団法人日本ディープラーニング協会」(JDLA)が創設した民間資格の資格試験です。2022年現在、E資格のような資格は日本以外には存在せず、世界初のAIエンジニアの資格となっています。

  • 受験資格 /JDLAの認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること
  • 開催日 / 年2回/2月・8月(2022年現在)
  • 申し込み可能日/受験日前日の午後11時59分まで
  • 試験会場 / 全国の指定試験会場から会場を申し込み時に選択
  • 試験時間 / 120分の会場試験にて103問(前回実績)102問(前々回実績)108問(前々々回実績)を出題
  • 試験問題 / 公開シラバスの中から認定プログラム修了レベルの問題を出題
  • 受験料 / 一般 33,000円 / 学生 22,000円 / JDLA正会員・賛助会員 27,500円 (税込み)
  • 合格基準 / 非公開(目安として正答率65%程度で合格)

E資格の受験資格

E資格試験を受験するには、JDLAが認定したプログラムの受講を修了する必要があります。
E資格に受かりたい!と言って受験しに行っても、JDLA認定プログラムを受けていないと試験を受けることさえできません。

E資格に関する知識を深めるための記事

E資格の過去問状況や難易度と試験対策の方法

E資格

E資格に合格できる目安

E資格は、多肢選択式の知識問題を解いて合格ライン以上になれば取得できます。出題範囲は日本ディープラーニング協会(JDLA)のホームページでシラバスが公表されています。E資格は応用数学、機械学習、深層学習、開発・運用環境の四つから構成されているのが特徴です。応用数学では線形代数や確率・統計、機械学習では実用的な方法論、開発・運用環境ではミドルウェアなどが出題範囲になっています。
深層学習の試験範囲は広く、順伝播型ネットワークや畳み込みネットワーク、強化学習などの近年主流の考え方を一通り理解していることが求められます。試験範囲は毎回少しずつ変更されているため、次回の出題範囲を確認してから試験対策を進めることが必要です。

G検定の概要

G検定の概要

G検定とは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が運営している資格試験の一つです。G検定の内容としては、「ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する」試験であると定められています。AI(人工知能)に関する資格試験として、2017年12月から始まった、割と新しい資格試験だと言えます。

  • 概要/ディープラーニングを実装するエンジニアの技能を認定する
  • 受験資格/JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること
  • 試験時間/120分
  • 試験概要/知識問題(多肢選択式・100問程度)
  • 出題問題/シラバスより、JDLA認定プログラム修了レベルの出題
  • 試験日/年2回程度
  • 受験料/一般:33,000円(税込)学生:22,000円(税込) 会員:27,500円(税込)
  • 申し込み/https://cbt-s.com/examinee/examination/deeplearning.html

G検定の問題傾向

1.人工知能とは(人工知能の定義)、人工知能をめぐる動向、人工知能分野の問題 / 2.機械学習の手法 / 4.ディープラーニングの手法 / 5.ディープラーニングの研究分野と応用

G検定に関する知識を深めるための記事

G検定の過去問状況や難易度と試験対策の方法

G検定

G検定は合格率は高いが難易度が低い資格試験ではない!

G検定の問題数は約230問ほどあり、それを2時間という試験時間内で全て回答する必要があります。
これは1問あたり30秒ほどで回答しなくてはならない計算となります。そのため、相当な基礎的な知識を持っていないと全てに回答するのは難しいでしょう。G検定はAIに関する知識がほとんどない人が参考書を使って学習しても容易に合格できる資格試験ではありません。
また、出題されている問題の難易度も高く、大学レベルの数学知識が要求される他、あるキーワードに対して意味などを理解していないと回答できない問題も多いです。