JavaScriptでは、特定部分を無効化したり、補足説明を記載したりするためにコメントアウトを活用することがあります。コメントアウトを使えば、効率的なチーム開発やデバッグが可能です。
本記事では、JavaScriptのコメントアウトを使う方法について解説します。また、コメントアウトを行う際の注意点についても紹介するので、ぜひコードを書く際の参考にしてください。
JavaScriptとは
JavaScriptは、1995年にリリースされたWeb開発において広く利用される言語の一つです。主にWebページに動的な要素を追加するために利用され、ユーザーの操作に応じた柔軟性の高い機能を実装できます。
例えば、スライドショーやポップアップウィンドウ、アニメーションなどの動的な機能はJavaScriptを使って実装されます。
さらに、近年ではNode.jsを利用することで、フロントサイドだけでなくサーバーサイドの開発ができるのも特徴です。
加えて、ReactやVue.js、Angularといったフレームワークを使えば、効率的にWebアプリケーションを開発できます。
このように、JavaScriptはフロントエンドからバックエンドまで幅広く対応できる汎用性の高い言語です。
また、JavaScriptでは近年注目度の高まっているAIの開発もできる言語です。
以下の記事では、JavaScriptのライブラリを使ってAI開発をする方法について解説しています。
AI開発に興味のある方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。
JavaScriptのコメントアウトとは?

JavaScriptのコメントアウトとは、必要ないプログラムを無効化したり、メモ書きを残したりできる機能です。
コードをテストする際や、開発者同士で情報共有する際に有用です。
特に、コメントがあることで保守性が高まるため、効率的な開発を行う際には欠かせません。
JavaScriptのコメントアウトの使い道は?
JavaScriptのコメントアウトは、主に以下の用途で利用されます。
- コードを読みやすくするため
- コードを無効化するため
どのような場面でJavaScriptのコメントアウトが利用されるのか、その使い道についてみていきましょう。
使い道①コードを読みやすくするため
JavaScriptで作成した関数や変数の用途をわかりやすくする際は、コメントアウトを使ってコードにメモ書きを残しておくことが一般的です。
これにより、後から見返した際にコードの意味を再確認できたり、探しているコードを素早く見つけられたりします。
また、複数人で開発を行っているケースでは、記されたコメントによって情報や意図を共有する役割を持てるので、効率的な開発には欠かせません。
使い道②コードを無効化するため
プログラムの開発や修正の際などに、一部のコードを一時的に無効化したいケースではコメントアウトが有用です。コメントアウトを使うことで、コードを削除せずにテストやデバッグを行えます。
これにより、コードを一から書き直す必要はありません。特に、エディターごとに割り振られたショートカットキーを使えば、一回のタイピングで有効・無効を切り替えられます。
なお、デバッグが完了したら不要なコメントは削除し、コードは見やすく整理しておきましょう。
JavaScriptでコメントアウトのやり方
JavaScriptでは、1行と複数行のコメントアウトが使え、それぞれで書き方や用途が異なります。
これらのコメントアウトを使う方法と、その用途についてみていきましょう。
やり方①1行のコメントアウト

JavaScriptでは、「//」を使うことで1行をコメントアウトできます。「//」の後に書かれた内容は、その行の終わりまで無視されます。
let x = 10;
1行のコメントアウトは、主にコードに補足を入れたい場合や、1行のコードを無効化したいケースで利用されます。
やり方②複数行のコメントアウト

複数行をまとめてコメントアウトしたい場合は、「⁄*」と「*⁄」を使用します。これにより、「⁄*」から「*⁄」の間にあるすべてのテキストがコメントとして扱われます。
window.onload = function() {
console.log( ‘Sample’ );
}
*⁄
上記のコードでは、ブラウザがロードされた瞬間に、コンソールに「Sample」が表示される指定を「⁄*」と「*⁄」で囲んで、反映させないようにしています。
複数行のコメントアウトは、関数のように長いコードをまとめて無効化したいケースで使われます。
JavaScriptとそのほかの言語のコメントアウトの違い
JavaScriptのコメントアウトは、ほかの言語と共通する部分もあれば、異なる点もあります。
以下の表に、主要なプログラミング言語とJavaScriptのコメント記法を比較しました。
| 言語 | 1行コメント | 複数行コメント |
| JavaScript | // コメント | ⁄* コメント *⁄ |
| Python | # コメント | ”’ コメント ”’ または “”” コメント “”” |
| C++ | // コメント | ⁄* コメント *⁄ |
| Java | // コメント | ⁄* コメント *⁄ |
| Ruby | # コメント | =begin コメント =end |
複数のプログラミング言語を同時進行で学ぶ際は、それぞれの違いをしっかり押さえておきましょう。
JavaScriptでコメントアウトを使う際の注意点

JavaScriptでコメントアウトする際は、以下の点に注意が必要です。
- コードの可読性を損なわないようにする
- 古いコメントを残さないようにする
- デバッグ用のコメントを消し忘れないようにする
これら3つの注意点についてみていきましょう。
注意点①コードの可読性を損なわないようにする
コメントはコードの理解を助けるために使われますが、多すぎると可読性が下がります。そのため、すでに明確な処理についてコメントアウトで補足を入れるのは冗長です。
また、コメントの文章が長くなりすぎるのも問題です。
長文のコメントは読むのに時間がかかり、かえってコードの理解を妨げることになります。
コメントは簡潔かつ要点を押さえたものにし、必要以上に書かないようにしましょう。
注意点②古いコメントを残さなさいようにする
コードを書き換えた際に古いコメントを残していると、後から見たときにコードの意図が分かりにくくなり、混乱を招きます。
例えば、以前の処理に関する説明がそのまま残っていると、新しいコードとコメントの内容が食い違い、誤解を生む可能性があります。
let number = 20;
上記のケースでは、コードを読んだ人がコメントの内容が間違っているのか、実際に代入されている数値が間違っているのかわからず、混乱してしまいます。
そのため、コードの内容を変更した際は、必ず古いコメントを削除するか、新しいコメントに更新する習慣をつけましょう。
注意点③デバッグ用のコメントを消し忘れないようにする
デバッグ用にコメントアウトした箇所は、忘れずに元の状態へ戻しましょう。必要なコードがコメントのまま放置されていると、エラーの原因となります。
また、デバッグの際に必要なくなったコードに関しては、コメントアウトの状態で残しておくのではなく、Deleteキーで丸ごと削除しましょう。
不要なコメントアウトが残っているとコードが散らかり、可読性が低下します。
JavaScriptのスキルを身につける方法

JavaScriptのスキルを身につけるには、以下のような学習方法で、コメントアウトなどの基礎的な機能をしっかり押さえておく必要があります。
- 書籍で学ぶ
- プログラミングスクールで学ぶ
- セミナーで学ぶ
これらの学習方法にはそれぞれメリットとデメリットがあるので、詳しくみていきましょう。
学習方法①書籍で学ぶ
JavaScriptを学ぶ方法の一つとして、書籍を活用する方法があります。書籍は、基本文法から応用技術までを体系的に学習できるため、初心者におすすめの学習方法です。
特に、初心者向けの書籍は図解や具体例が豊富で、独学でも理解しやすいのが特徴です。
また、ハンズオン形式の書籍を選べば、実際に手を動かしながら進められるので、実践的な学習にも役立ちます。
ただし、書籍のみでは学習のモチベーションが続きにくいケースがあるので、並行してセミナーを受講したり、ポートフォリオ作成に取り組んだりすることも大切です。
また、JavaScriptの独学を助けるツールとしてコード生成AIがあります。
以下の記事では、プログラミング学習におすすめのコード生成AIについて解説しています。
コード生成AIを活用したプログラミングに興味のある方は、ぜひこちらも参考にしてください。
学習方法②プログラミングスクールで学ぶ
JavaScriptを効率的に学ぶには、プログラミングスクールを利用するのも一つの方法です。スクールでは、講師から直接指導を受けられるため、独学でつまずきやすいポイントもスムーズに解決できます。
また、課題や実践的なプロジェクトを通じて、実際の開発現場で求められるスキルを身につけられるのも魅力です。
さらに、通学の必要がないオンラインスクールを選択すれば、自分のペースで学習できるため、仕事や学業で忙しい人でも無理なく続けられます。
ただし、スクールには大きな費用がかかるため、目的に合ったカリキュラムがあるかや、卒業後のサポートの充実度などを比較して、慎重に選ぶことが大切です。
学習方法③セミナーで学ぶ
セミナーに参加することで、JavaScriptの実践的な技術を学習できます。Web開発に特化したセミナーでは、フロントエンドのトレンドや実際の開発手法を学べるため、実務で活かせる知識が得られます。
さらに、セミナーでは講師やほかの参加者と交流する機会があり、情報交換の場として活用できるのも魅力です。
また、初心者向けのセミナーでは、基礎から丁寧に学べるため、独学で学習を続けられるか不安な人におすすめです。
費用もプログラミングスクールと比較してリーズナブルなので、より気軽に参加できます。セミナーは定期的に開催されているため、積極的に参加し、スキルアップを図りましょう。
JavaScriptのコメントアウトについてのまとめ
今回は、JavaScriptのコメントアウトを使う方法や、注意点について紹介しました。
JavaScriptのコメントアウトは、コードを読みやすくしたり、一時的にコードの影響をなくしたりする際に役立つ便利な機能です。
ただし、使い方には注意が必要です。過剰なコメントは可読性を損なう原因となります。コメントアウト機能を正しく利用して、開発やデバッグの効率を高めましょう。


