【2025】JavaScriptの基本的な使い方や応用的な使い方を解説!読み込み方法も紹介

JavaScriptは、Webサイトやアプリ制作に欠かせないプログラミング言語ですが、そんなJavaScriptの学習を始めようと考えている方も多いでしょう。

本記事では、JavaScriptの基本的な使い方から応用的な使い方までを詳しく解説します。これからJavaScriptを学ぶ方や、JavaScriptをより深く理解したい方は、ぜひ本記事で使い方を学んでください。

JavaScriptとは

JavaScriptは、Webサイトに動きをつけたり、アプリ開発をしたりするためのプログラミング言語です。
例えば、ボタンをクリックするとメニューが開いたり、画像がスライドショーのように切り替わったりするような仕組みをJavaScriptでは作成できます。

また、Webサイトやアプリを作るには、JavaScript以外にもHTMLやCSSの知識が必要です。以下の表に、それぞれの役割を整理してみました。

言語役割具体例
HTMLページの構造を作る見出し、段落、ボタンなどを配置する
CSSデザインを整える文字の色やサイズ、レイアウトを調整する
JavaScript動きを加えるボタンをクリックしてメニューを表示したり、画像を自動で切り替えたりできる

JavaScriptは初心者でも比較的学びやすい言語なので、基本の使い方を押さえれば、簡単なWebサイトやアプリを制作できるでしょう。

JavaScriptを使うための事前準備

JavaScriptを使うには、JavaScriptをHTMLに読み込ませる必要があります。JavaScriptのコードを読み込ませる方法は、以下の2つです。

  1. HTMLファイルに直接書く
  2. 外部ファイルを読み込む

それぞれの読み込み方法についてみていきましょう。

方法①HTMLファイルに直接書く

HTMLファイルに直接書く

JavaScriptのコードをHTMLファイル内に直接記述する方法です。scriptタグを使い、HTMLファイルのheadタグ、もしくはbodyタグ内に記述します。

headタグ内に記述するケース
<head>
 <meta charset=”UTF-8″>
 <meta name=”viewport” content=”width=device-width, initial-scale=1.0″>
 <title>Document</title>
 <script>
  alert(‘アラートです’);
 </script>
</head>
bodyタグ内に記述するケース
<body>
 <script>
  alert(‘アラートです’);
 </script>
</body>

この方法は、HTMLファイルだけで完結するため、プログラムを手軽に記述できるのがメリットです。しかし、コードが長くなるとHTMLと混同して見づらくなるため、大規模な開発には向いていません。

方法②外部ファイルを読み込む

外部ファイルを読み込む

JavaScriptのコードを別のファイルとして保存し、それをHTMLファイルから読み込む方法です。
HTML内にscriptタグのsrc属性を使ってJavaScriptファイルを指定します。

headタグ内に記述するケース
<head>
 <meta charset=”UTF-8″>
 <meta name=”viewport” content=”width=device-width, initial-scale=1.0″>
 <title>Document</title>
 <script src=”script.js”></script>
</head>
bodyタグ内に記述するケース
<body>

 <script src=”script.js”></script>
</body>

この方法のメリットは、JavaScriptのコードをHTMLから分離できるため、管理がしやすくなる点にあります。
また、複数のHTMLファイルで同じJavaScriptを使い回せるため、メンテナンスの効率も向上します。

JavaScriptの基本的な使い方

JavaScriptでまず押さえておきたいのは、以下のような基本的な使い方です。

  1. 変数の宣言
  2. 条件分岐
  3. 繰り返し処理

これらの使い方についてみていきましょう。

基本的な使い方①変数の宣言

変数の宣言

JavaScriptでは、データを格納するために変数を使用します。
変数を宣言する方法として、var、let、constの3種類がありますが、varは影響範囲が広くエラーの原因となりやすいので、現在はletとconstが推奨されています。

var name = “Taro”;
let age = 25;
const gender = “Man”;

letは変更可能な変数、constは変更できない変数です。それぞれの特徴を把握して、適切に使い分けましょう。

また、変数に値を入れ忘れると、undefinedが発生します。以下の記事では、JavaScriptのundefinedの発生条件や、判定方法などについて解説しています。

【2025】JavaScriptのundefinedについて解説!発生条件や判定方法も紹介

基本的な使い方②条件分岐

条件分岐

条件によって異なる処理を実行するためには、if文を使用します。

let score = 75;
if (score >= 80) {
 console.log(“合格です!”);
} else {
 console.log(“再試験が必要です。”);
}

上記のコードでは、if文を使って、変数scoreの値が80以上なら「合格」、80以下なら「再試験が必要です。」と表示できるようにしています。
ifの後ろにある()の中に条件式を記述し、条件が当てはまらない場合の処理をelseの後ろにある{}の中に記述しましょう。

このように、条件を満たした場合の処理と、満たさなかった場合の処理を書くことで、自由に処理の分岐を行えます。

基本的な使い方③繰り返し処理

繰り返し処理

同じ処理を何度も実行する場合は、繰り返し処理を使います。繰り返し処理は、for文を使って行われます。

for (let i = 1; i <= 5; i++) {
 console.log(i + “回目の処理”);
}

上記のコードでは、iの値が1から5まで増えていき、その都度処理が実行されます。
forの後ろの()の中に、初期化の式と条件式、ループごとに実行する式を記述しましょう。

JavaScriptの応用的な使い方

JavaScriptの応用的な使い方の確認として、スクロールに応じて、画面内に入った要素を表示させるアニメーションを実装してみましょう。

HTML

HTML

<div class=”content”>スクロールしてください</div>
<div class=”fade-in” id=”fade”>スクロールすると表示</div>

HTMLでは、スクロールする領域とスクロールしたら表示される領域をdivタグで指定しています。

CSS

CSS

body {
 height: 1000px;
}
.content {
 height: 500px;
}
.fade-in {
 opacity: 0;
 transform: translateY(50px);
 transition: all 0.5s ease;
 background: lightblue;
 padding: 20px;
}
.fade-in.active {
 opacity: 1;
 transform: translateY(0);
}

CSSでは、クラスfade-inをopacity: 0;とtransform: translateY(50px);で、初期状態では透明かつ下にずらしています。
そして、クラスfade-inにactiveクラスが付与されたら、正常の位置に戻す指定をしています。

JavaScript

JavaScript

window.addEventListener(“scroll”, function() {
 const fade = document.getElementById(“fade”);
 const rect = fade.getBoundingClientRect();
 const windowHeight = window.innerHeight;
 if (rect.top < windowHeight – 100) {
  fade.classList.add(“active”);
 }
});

JavaScriptでは、scrollイベントを使って、特定の領域に達したらクラスfade-inにactiveクラスを付与する指定をしています。

これらのHTML・CSS・JavaScriptを記述したうえで、ブラウザを更新すると、特定領域に入ると要素がアニメーションしながら表示されるようになります。

JavaScriptのおすすめ学習ロードマップ

JavaScriptのおすすめ学習ロードマップ

以下は、JavaScriptを学習する際のおすすめロードマップです。

  1. HTML/CSSを学習する
  2. JavaScriptの基礎を学習する
  3. オリジナルのサイトやアプリを制作する

これらのロードマップについてみていきましょう。

ロードマップ①HTML/CSSを学習する

JavaScriptの学習の前に、まずHTMLとCSSの使い方を理解することが大切です。
HTMLはページの構造を作成し、CSSはデザインを整える役割を持ちます。

操作対象となるHTMLの構造や、デザインを調整するCSSの仕組みを知らなければ、JavaScriptの使い方の理解も難しいでしょう。
HTMLとCSSはWebサイトやアプリを作成するのに欠かせないので、初めに学習しておきましょう。

また、以下の記事では、HTMLとJavaScriptの関係について解説しています。
JavaScriptを使ってHTMLを動的に書き換える方法も紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

【2025】HTMLとJavaScriptの関係は?JavaScriptでHTMLを書き換える方法も解説!

ロードマップ②JavaScriptの基礎を学習する

HTMLとCSSの基礎を固めたら、JavaScriptの基本的な使い方について学びましょう。
書籍やオンラインセミナーを活用し、変数・条件分岐・繰り返し処理・DOM操作などの基本概念を押さえましょう。

実際に手を動かしながらサンプルコードを実行し、動作を確認しながら学習を進めることがポイントです。

ロードマップ③オリジナルのサイトやアプリを制作する

JavaScriptの基本的な使い方を習得したら、オリジナルのWebサイトやアプリを作成し、実践力を高めましょう。
簡単なToDoアプリや電卓など、小規模なプロジェクトから始めるのがおすすめです。

実際にコードを書くことで、エラーの対処やコードの整理方法を学べます。また、作成した作品はポートフォリオとして活用できるため、スキルの証明にもつながります。

JavaScriptの使い方についてのまとめ

今回は、JavaScriptの基本的な使い方から応用的な使い方まで解説しました。
JavaScriptはWebサイトに動きをつけるための重要な言語であり、スキルを身につけるには、変数の宣言・条件分岐・繰り返し処理などの基本的な使い方を押さえることが大切です。

JavaScriptの使い方をマスターし、魅力的なWebサイト・アプリの作成にチャレンジしましょう。

JavaScriptの基本的な使い方や応用的な使い方を解説!読み込み方法も紹介
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