【2025】JavaScriptのundefinedについて解説!発生条件や判定方法も紹介

JavaScriptの値の一つにundefinedがあります。しかし、undefinedについて詳しく理解できていない方も多いでしょう。

本記事では、JavaScriptのundefinedについて解説しています。また、undefinedが発生する条件や判定方法についても紹介しているので、JavaScriptの学習をしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

JavaScriptのundefinedとは

undefinedは、JavaScriptにおいて「値が設定されていない」ことを示す特殊なプロパティです。
例えば、変数を宣言したものの、値を代入しないまま参照した際などに発生します。

また、意図的に値が設定されていない状態のことをnullと呼びます。undefinedは「未定義」の状態を示すため、意図的に値を代入していません。

しかし、nullの場合は値がないことを明示するために、意図的にnullを代入します。
両者の違いを理解して、適切にundefinedとnullを使い分けることが大切です。

JavaScriptのundefinedはどういうときに発生する?

JavaScriptのundefinedが発生するのは、以下のような状況です。

  1. 変数に値が代入されていないとき
  2. 配列に値が代入されていないとき
  3. 関数に引数が設定されていないとき

これらの発生条件についてみていきましょう。

条件①変数に値が代入されていないとき

変数に値が代入されていないとき

変数を宣言したが、値を代入していない場合は、undefinedが自動的に設定されます。

let number;
console.log(number); // 結果「undefined」

上記のコードでは、変数numberに値が代入されていないため、コンソールに出力することでundefinedが返されます。
このように、変数を宣言するだけでは、値はundefinedになるのが特徴です。

条件②配列に値が代入されていないとき

配列に値が代入されていないとき

配列の要素を参照する際、指定したインデックスに値がない場合もundefinedが返されます。

let array = [1, 2, 3];
console.log(array[3]); // 結果「undefined」

上記のコードでは、配列arrayは3つの要素[1, 2, 3]を持っていますが、array[3](4番目の要素)にはなにも値が格納されていません。
そのため、コンソールに出力するとundefinedが返されます。

条件③関数に引数が設定されていないとき

関数に引数が設定されていないとき

関数の引数が渡されなかった場合、その引数の値は自動的にundefinedになります。

function greet(name) {
 console.log(“Hello, ” + name);
}
greet(); // 結果「Hello, undefined」

上記のコードでは、関数greetは引数nameを受け取る設計になっていますが、greet()を呼び出す際に引数を渡していないため、nameの値がundefinedになり、「Hello, undefined」と表示されます。

また、JavaScriptを活用すればAIの作成にも応用可能です。以下の記事では、JavaScriptのライブラリを使ってAI開発をする方法について解説しています。

AI開発に興味のある方は、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

【2025】JavaScriptのライブラリを使ったAIの作り方の基礎を解説!

JavaScriptのundefinedを判定する方法

JavaScriptのundefinedは、以下の方法で判定ができます。

  1. 厳密等価演算子で判定する
  2. typeof演算子で判定する

これらの判定方法についてみていきましょう。

判定方法①厳密等価演算子で判定する

undefinedを判定する方法の一つとして、厳密等価演算子である「===」を使用することが挙げられます。厳密等価演算子を使えば、型と値が一致しているかを判定できます。

let value;
if (value === undefined) {
 console.log(“値はundefinedです”);
} else {
 console.log(“値が定義されています”);
}

上記のコードは、変数valueがundefinedかどうかによって処理を分岐させるプログラムです。今回はvalueに値が定義されていないので、「値はundefinedです」と出力されます。

判定方法②typeof演算子で判定する

typeof演算子で判定する

typeof演算子は、引数として与えた値のデータ型を示す文字列を返します。

let data;
if (typeof data === “undefined”) {
 console.log(“undefinedです”);
} else {
 console.log(“undefinedではありません”);
}

上記のように、文字列であるundefinedと比較することで、値がundefinedかどうかを判定できます。

JavaScriptでundefinedエラーが出たときのデバッグ方法

JavaScriptでundefinedエラーが出たときのデバッグ方法

JavaScriptでundefinedのエラーが出た際は、以下の方法でデバッグをしましょう。

  1. console.log()を使う
  2. 開発者ツールを使う

これらの方法についてみていきます。

デバッグ方法①console.log()を使う

console.log()を使うことで変数の値を出力できるため、どこでundefinedが発生しているのかを確認できます。
console.log()の基本的な構文は以下のとおりです。

console.log(出力したい値);

console.log()を使ってこまめに値を出力しておくことで、どこに不具合が発生しているのかを特定しやすくなります。

デバッグ方法②開発者ツールを使う

JavaScriptのundefinedエラーの原因を特定するには、開発者ツールの利用がおすすめです。開発者ツールは、ブラウザでF12キーを押すことで開けます。

エラーメッセージはConsoleタブで確認可能です。さらに、どの箇所にエラーが出ているのかが、行番号や関数名で表示されるため、問題の特定も容易です。

このようにJavaScriptのエラーを特定する方法は複数ありますが、独学ではなかなかその原因を見つけられないこともあるでしょう。
そのため、効率の良い学習として、スクールやセミナーを利用するのがおすすめです。

しかし、予算の関係で独学でJavaScriptを学びたいと考えている方もいるでしょう。

以下の記事では、JavaScriptを独学で学ぶためのロードマップについて紹介しています。独学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

【2025】JavaScriptは独学で習得できる?学習のロードマップやコツについて紹介!

JavaScriptを学べるおすすめセミナー4選!

JavaScriptを効率的に学びたいなら、セミナーを利用しましょう。
JavaScriptのスキルを習得できるおすすめセミナーは、以下のとおりです。

  1. TechAcademy「フロントエンドコース」
  2. paizaラーニング「JavaScript入門編」
  3. 侍テラコヤ「JavaScriptの基礎を学ぼう」
  4. Udemy「【JS】ガチで学びたい人のためのJavaScriptメカニズム」

これらのセミナーの特徴についてみていきます。

セミナー①TechAcademy「フロントエンドコース」

TechAcademy「フロントエンドコース」

引用:TechAcademy「フロントエンドコース」

TechAcademyの「フロントエンドコース」は、JavaScriptやjQueryを使って、Webサービスの開発スキルを習得するためのオンラインセミナーです。

受講生は、現役エンジニアであるパーソナルメンターのサポートを受けながら、短期間でフロントエンジニアを目指すための知識を学習します。
カリキュラムには、HTML/CSS、JavaScript/jQuery、Vue.js、Tailwind CSSなどが含まれており、実務に近い形での学習が可能です。

フロントエンド全般の開発に興味のある方は、ぜひ本セミナーをチェックしてみてください。

運営キラメックス株式会社
受講形態オンライン
料金(税込み)
  • 4週間プラン:社会人251,900円
  • 4週間プラン:学生240,900円
  • 8週間プラン:社会人317,900円
  • 8週間プラン:学生306,900円
  • 12週間プラン:社会人383,900円
  • 12週間プラン:学生372,900円
  • 16週間プラン:社会人438,900円
  • 16週間プラン:学生427,900円

セミナー②paizaラーニング「JavaScript入門編」

paizaラーニング「JavaScript入門編」

引用:paizaラーニング「JavaScript入門編」

paizaラーニングの「JavaScript入門編」は、プログラミング初心者向けにJavaScriptの基礎を学べるオンラインセミナーです。
基本的な文法から始まり、サイコロアプリやおみくじプログラムの作成を通じて、実践的なスキルも身につけられます。

動画講義と演習問題を組み合わせた学習スタイルで、手を動かしながら理解を深められるのが特徴です。
短期間でJavaScriptの基礎を学びたい方に、特におすすめのセミナーです。

運営paiza株式会社
受講形態オンライン
料金(税込み)
  • 1ヶ月プラン:1,490円
  • 6ヶ月プラン:7,200円
  • 12ヶ月プラン:11,760円

セミナー③侍テラコヤ「JavaScriptの基礎を学ぼう」

侍テラコヤ「JavaScriptの基礎を学ぼう」

引用:侍テラコヤ「JavaScriptの基礎を学ぼう」

侍テラコヤの「JavaScriptの基礎を学ぼう」は、JavaScriptのデータ型や変数、条件分岐などの基礎を学べるオンラインセミナーです。
リストの追加やトップに戻るボタンの導入など、Webサイトに動きをつけるための実践的なスキルも習得できます。

HTMLとCSSをすでに学んだ方が、次のステップとしてJavaScriptを身につけるのに最適なセミナーです。
実践的な学習を通じて、Web開発の幅を広げたい方は、ぜひチェックしてみてください。

運営株式会社SAMURAI
受講形態オンライン
料金(税込み)
  • フリープラン:無料
  • 有料プラン:2,980円/月

セミナー④Udemy「【JS】ガチで学びたい人のためのJavaScriptメカニズム」

Udemy「【JS】ガチで学びたい人のためのJavaScriptメカニズム」

引用:Udemy「【JS】ガチで学びたい人のためのJavaScriptメカニズム」

Udemyの「【JS】ガチで学びたい人のためのJavaScriptメカニズム」は、JavaScriptの基本的な知識を持っている人が、さらに理解を深めるためのセミナーです。
JavaScriptの動作原理やどのように実行されるのかなど、内部メカニズムについて理解できるようになります。

また、ReactやVue、JQueryといったライブラリについても鍋ます。JavaScriptの基本的なコードは書けるが、理解が曖昧だと感じる方は、ぜひ本セミナーをチェックしてみてください。

運営Udemy
受講形態オンライン
料金(税込み)10,000円

JavaScriptのundefinedについてのまとめ

今回は、JavaScriptのundefinedについて解説しました。undefinedは、変数に値が代入されていない場合や、配列の未定義のインデックスを参照した場合などに発生します。

undefinedはJavaScriptで遭遇する機会の多い値なので、どのような意味を持つかしっかり確認しておくことで、学習をスムーズに進められるようになるでしょう。

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