プログラミングのおすすめ本11選!WebやPythonプログラミングが分かる本

IT人材の育成・確保が急務とされているビジネスシーンで活躍するには、積極的にプログラミングスキルを身に付けるのがおすすめです。プログラミングの学習方法には様々なものがありますが、参考書を用いて独学するという人も少なくありません。本稿では独学や学習補助におすすめなプログラミングの本を紹介します。

プログラミングの本を使うメリットや役割

プログラミングを書籍で学習することには、次のようなメリットが期待できます。

体系的に知識を吸収できる

インターネットで検索すれば欲しい情報を手に入れること自体は難しくありませんが、その情報についての真偽を見極める必要があるでしょう。学習参考書は編集者が専門家の協力を仰いで製作するケースが多いため、正確な情報を基に体系的な知識を身に付けられるというメリットがあります。ビギナー向けの本では図・イラスト・グラフなど視覚的な要素を豊富に取り入れている傾向があり、知識吸収の効率化が図られているのもポイントです。また、欲しい知識が解説されているページをすぐに開けるのも書籍の大きな利点と言えます。

自分のペースで学習できる

授業や講義といった時間的な制約が存在しないため、書籍による学習は自分のペースで学習を進められるという点も利点です。家事や仕事で何かと忙しい現代人は、スキマ時間を有効活用することが効率的な学習への近道と言えます。一般的な参考書はB5~A5サイズで製本されているため、持ち運びにも便利で学習場所を選びません。

必要な分野に絞れる

プログラミングの本は特定の分野に特化した商品も多いので、用途や目的に合わせて教材を揃えやすいです。予め決められたカリキュラムで学習する場合は自分が既に習得しているスキルや既知の知識であっても、受講料削減や学習時間の効率化が難しいケースがあります。自分の学習状況や理解度にマッチしたものを選ぶ手間隙は必要ですが、プログラミング学習のコストと時間を最適化したい人にとって書籍は魅力的なツールです。

プログラミング学習におすすめの本11選

ここでは初めてプログラミングを学習するという人におすすめできる書籍を、厳選して11冊紹介します。

改訂3版 これからはじめるプログラミング 基礎の基礎(技術評論社)

プログラミングについてまったく知識がない人におすすめの超入門書です。平易な言葉でコンピューターが動く仕組みやプログラミングの原理から説明しているため、実践的なノウハウの前にしっかりした予備知識を身に付けることができます。

知識ゼロからのプログラミング学習術 独学で身につけるための9つの学習ステップ(秀和システム)

独学でプログラミングスキルを身に付ける上で重要な「学習方法」に重点を置いた内容になっています。効率の良い学習スタイルでスタートダッシュを切れるので、途中でつまずいてしまうリスクを抑えられる1冊です。

プログラミング入門講座―基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業(SBクリエイティブ)

子どもから大人まで全世代対応型のプログラミング入門書です。何もない状態から簡単な○×ゲームを作るプロセスを通じて知識とスキルを身に付けます。読了後は知識が有機的に結び付いてすぐアウトプット可能な状態になっているでしょう。

1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座(SBクリエイティブ)

Web系のプログラミング入門書においてベストセラーと名高い1冊です。HTML・CSSというWebページの作成に重要なプログラミング言語を体系的にまとめてあるだけでなく、実用的なWebデザインに役立つノウハウを同時進行で身に付けることができます。

これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本(翔泳社)

タイプの異なる4つのサイトを作成しながた実用的な知識とノウハウを身に付ける参考書です。自分のプログラミングが形になっていく喜びを味わえるので、高いモチベーションを維持しながら学習を進められるでしょう。豪華な特典も魅力の1つです。

スッキリわかるJava入門 第3版(インプレス)

アプリケーション開発で多用されているJavaの基礎知識を学習することができます。イラストを多めに取り入れたストーリー仕立ての内容となっており、筆者がエンジニアとして経験した事例も掲載された実践的な入門書です。

確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版(SBクリエイティブ)

Webサイト作成に強いJavaScriptを初歩的な部分から徹底解説した書籍です。HTMLやCSSについてある程度の知識が付いた段階で購入する2冊目の参考書としてもおすすめの内容になっています。

Python1年生 第2版 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ(翔泳社)

汎用性の高さで世界中で高い需要のあるPythonの入門書です。基礎知識から開発体験まで一連のプロセスを通して、効率的にノウハウの定着させます。1~3年生のシリーズものとなっているので、知識が身に付いたら次の続編へ進むのもおすすめです。

シリコンバレー一流プログラマーが教える Pythonプロフェッショナル大全(KADOKAWA)

米国の一流企業でソフトウェアエンジニアを務めた筆者が手がける、Pythonの実践的ノウハウを集約した1冊です。内容的には基礎から応用まで480ページにわたって網羅されており、あれこれ参考書を書い足したくないという人におすすめと言えます。

図解即戦力 AIのしくみと活用がこれ1冊でしっかりわかる教科書(技術評論社)

ChatGPTをはじめとした革新的なツールで話題を呼ぶAI分野について、その知識を基礎から理解するための入門書です。独学では曖昧な理解度に留まりやすいポイントをしっかり図解してくれているので、正しい知識を着実に身に付けることができます。

スッキリわかるPythonによる機械学習入門(インプレス)

現場で高いシェアを誇るPythonで学ぶ機械学習の入門書です。各単元をバラバラに学ぶのではなく、「データ分析」という一連の流れに沿って解説されています。Pythonの知識がある程度身に付いていることが前提の内容なので注意しましょう。

プログラミングの本を選ぶ際のポイントとは

自分で教材となる書籍の選び方については、次のポイントを意識してみてください。

自分のレベルに合っているか

プログラミングは奥が深い分野であり、ベテランエンジニアでも学ぶことが多い世界です。市販の参考書も対象レベルが様々になっているので、自分の学習進度に応じたものを選ぶ必要があります。入門書と題した書籍であっても他のプログラミング言語についての知識が前提になっている場合があるので、購入前に軽く中身をチェックしてみるようにしましょう。

学習内容はマッチしているか

一口にプログラミングと言っても言語は多種多様で、それぞれ得意分野が異なります。開発したいものがWebサイトなのかアプリケーションなのかだけでも言語の選択肢は分かれるのです。まずは自分が目指す分野にどのようなプログラミング言語が必要なのかを把握して、その内容にそった1冊を手に取ってください。

効率的な学習をサポートする工夫はあるか

プログラミングはビギナーがつまずきやすい分野なので、ただ知識を羅列しただけの書籍では思うように学習が進みません。図解・イラストが豊富、トラブルシューティングが充実している、練習用の課題制作が掲載されているなど学習の効率化やモチベーション維持に有効な工夫が凝らされている書籍がおすすめです。

書籍以外でプログラミングを学ぶ方法

書籍を用いた独学以外では、以下のような方法でプログラミングを学習する人が多いです。

スクール・通信講座

プログラミングは需要の高いスキルなので、民間のスクールや通信講座も数多く開講されています。通学タイプであれば講師にその場で質問できたり、同じ志を持った人に囲まれることでモチベーションが維持できたりなどのメリットが期待できるでしょう。オンライン受講を選ぶ際は質問や学習相談など、サポート体制が充実しているところを選ぶのがポイントです。

学習サイト

自宅での学習をメインにしたい人にとっては、プログラミング学習サイトもおすすめです。学習サイトにもユーザー同士が情報を共有し合う無料のものから、法人運営でカリキュラムが提供されている有料のものまであります。学習時間を調整しやすい、インプットとアウトプットのバランスを整えやすいといった点がメリットです。

アプリ

とにかくスキマ時間を有効活用したい場合は、プログラミング学習に特化したアプリを利用してみてましょう。スマホ1つで知識を身に付けられるので、通勤・通学中でも学習を進められます。書籍で身に付けた知識の復習用として利用するのもおすすめです。

プログラミングの本で未来を担う知識・スキルを身に付けよう

エンジニア不足が問題視されている日本の人材市場において、プログラミングスキルを身に付けた人材の需要は先々も高い水準で推移するでしょう。書籍による学習は体系的な知識吸収・学習費用削減・スキマ時間の有効活用など様々なメリットが期待できます。プログラミングの本で着実に知識を身に付けて、将来の就職や転職に備えましょう。他の学習方法の補助ツールとして書籍を利用するのも効果的です。

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