Bing AIは順番待ちリスト申請は必要?始め方を解説

チャットボットとして活用されている「Bing AI」。サービス開始当初は、Bing Aiを利用するにあたって順番待ち登録をする必要がありました。今回の記事では、このBing AIの利用方法や利用できなかった時にすべきこと、そして順番待ち登録について解説します。

Bing AI(Copilot)とは?

Bing AI」とは、Microsoft社がリリースした検索エンジン「Bing」で使えるチャットボットサービスのことです。数あるチャットボットの中でも、特に検索に特化しているのがBing AIの特徴であり、Bing AIに質問を投げかけると、Bingでの検索結果をもとに答えを返してくれます。

ちなみに、20231115日にリブランドされ、Bing AIの名称は「Copilot」に変わりました。ただ、Copilotという名前はMicrosoft社が提供する一連の生成AIツールを指す言葉であり、旧Bing AIにあたるBingAIチャットツールは「Bingチャット」と呼ばれています。

Bing Image Creatorとは

Bing AIの機能の一つとして「Bing Image Creator」が存在します。こちらの機能は202310月に搭載された比較的新しい機能であり、これまでBing AIは文章にしか対応できませんでしたが、Bing Image Creatorが登場したことによって、画像を認識して画像に関する情報を検索したり、描画したりすることも可能になりました。

Bing AI(Copilot)ChatGPTとの違いは?

Bing AIと似ているサービスとしては「ChatGPT」があります。この2つはどのように違うのでしょうか。まずBing AIは、ChatGPTに用いられている技術をもとに開発されています。そのため、Bing AIChatGPTは全くの別物ではなく、ChatGPTから派生したものがBing AIと考えられるでしょう。

ちなみにバージョンに関しては、現代で流通している無料のChatGPT3.5であり、4は有料となっています。それに対してBing AIは「ChatGPT4」をもとに開発されており、バージョンはBing AIの方が新しいと言えるでしょう。また、ChatGPT自体は20219月の情報をもとに開発されています。それに対してBing AIは検索エンジンの情報をもとに答えを返してくれるので、得られる情報はBing AIの方が新しいです。

できることについては、Bing AIは前述した通り、検索に対する解答がメインとなります。それに対してChatGPTはできることの範囲が広く、検索に対する解答だけでなく、小説を書くなど創作に対しても柔軟に対応できるでしょう。

Bing AICopilotの違いは?

20231115日をもって、Microsoft社が提供する生成AI関連サービスがすべて「Copilot」に統一されました。つまり、Bing AICopilotのサービスのうちの1つ、ということになっています。

Bing AI(Copilot)の順番待ち申請とは?

Bing AIの試用版の段階では、順番待ち登録をして、Microsoftから連絡が来て承認を受けたユーザーから利用できる仕組みとなっていました。しかし試用版が廃止されたことで、順番待ちの仕組みはなくなり、現在では誰でも登録してすぐにBing AIを使用できるようになっています。

Bing AIの利用方法は?

Bing AIの始め方はどうすれば良いのでしょうか。それでは、PCとスマホそれぞれのBing AIの始め方を紹介します。

PCでのBing AIの始め方

PCでのBing AIの始め方はとても簡単です。まず検索エンジンであるBingにアクセスします。すると、検索窓の下に表示されるメニューバーの「検索」の右側に「Copilot」という選択肢があるので、こちらをクリックすれば利用可能です。

また、検索窓の右側にあるカラフルなCopilotのマークをクリックしてもCopilotを開けます。プライバシー等に関する利用許諾が表示されるので、こちらに同意したらBing AIへ質問をすることができるようになります。

スマホでのBing AIの始め方

スマホでのBing AIの利用方法には、ブラウザとアプリの2種類があります。ブラウザでの利用方法はPCと同じで検索エンジンであるBingにアクセスしてCopilotを開くだけです。

また、Bing AIiPhoneAndroidの両方でアプリがリリースされており、インストールをすることで利用できます。利用方法はとてもシンプルで、ブラウザと同様に知りたいことを入力するだけです。頻繁にBing AIを利用するならアプリもインストールしたほうが、Bing AIのページへアクセスする手間を省略できるので良いかもしれません。

Bing AIの使い方は?

Bing AIにアクセスすると、「こんにちは、Bingです。お手伝いできることはありますか?」と聞かれるので、知りたいことをチャットに入力しましょう。なお、入力できる質問は2000文字以内になっています。そして、質問を入力したあとはBing AIがインターネットで検索した結果をもとに、その質問への回答を文章形式で答えてくれます。

ちなみに入力した質問に間違いがあった場合は、Bing AI側のチャットの下に「応答を停止して」という項目があるのでこちらをクリックすると応答を止められます。

その他に、Bing AIにした質問から派生してさらに質問を掘り下げることもできます。質問をしてBing AIからの回答が完了すると、Bing AI側のチャットの下にそこから派生して予測される質問がいくつか表示されます。これをクリックして、気になることをさらに掘り下げましょう。また、Big AIでは回答を作成するにあたって参考にしたサイトのリンクも表示されます。より質問の内容について深く知りたい場合は表示されたリンクをクリックしてサイトの内容を確認すると良いでしょう。

Bing AIが使えないときはどうすれば良い?

Bing AIを使おうとして質問を入力しても反応がないことがあるかもしれません。このように、Bing AIが使えないときはどのように対処すれば良いのでしょうか。この場合の原因と解決法について解説します。

電波が悪い

チャットのページへ移動した後に電波が弱い場所へ移動してしまうと、Bing AIの応答がなく、いつまで経っても応答待ちの状態になってしまいます。通常時なら質問への回答が続々と生成されていきますが、途中で止まってしまい、参考サイトなどが表示されない状態になっている場合は、電波が弱いことを疑うのが良いでしょう。

この場合は電波の良い場所へ移動すれば解決します。ただし、一度回答を途中で止めてしまうと、再開することはできません。再度同じ質問を入力して回答を確認してください。

画像生成が使えない

Bing AIの画像生成機能がこれまで使えたのに、突然使えなくなったということもあるでしょう。この場合、「Microsoftアカウント」からログアウトしている可能性が考えられるでしょう。Bing AIの画像生成機能は、Microsoft EdgeMicrosoftアカウントでログインしている状態でないと使えません。そのため、画像生成機能が使えないならまずMicrosoftアカウントにログインしている状態かどうかを確認してみると良いでしょう。

質問しても回答が返ってこない

特にインターネット環境に問題ないはずなのに、Bing AIからの回答が返ってこないこともあるでしょう。この場合、質問回数が1日の上限回数に達している可能性が考えられます。このBing AIの利用回数の上限は、ログインユーザーが1日に100回、ゲストユーザーが5回までです。万が一、上限に達してしまった場合は、次の日になるとリセットされるので、それまで待って再度Bingにアクセスしましょう。

また、Bing AI1回のセッションにつき可能なラリーの回数は30回までです。30往復に到達すると、利用回数が上限に達したときと同様にBing AIの回答が戻ってこなくなるでしょう。この場合は一度チャットを出て、再度Bing AIのページに移動するとまた利用できるようになります。

Bing AIの順番待ちは廃止になっている

検索エンジンBingにて利用できるAIチャットツール「Bing AI」。かつてBing AIには、順番待ちと言って一度登録して自分の順番が来るまで待つ必要がありましたが、順番待ち制度は廃止され、現在では待たずに利用できるようになりました。Bing AIを使うことでBingでの検索がより快適になるので、是非活用してみてください。

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