中学生の自由研究は、自分の興味や関心と向き合ったり、新しい知識を獲得する大きな機会です。ただ、どのようなテーマを選び、どのようにまとめれば良いものかと悩む学生は跡を絶ちません。
自由研究においては「中学生が取り組むべき具体的なテーマや効果的なまとめ方」を知ることで、より充実した研究成果を得ることができます。今回の記事ではそれらのほか、具体例やまとめ方のコツを掘り下げていきますので、ぜひ自身の想像力を高めるための一助にしてください。
中学生の自由研究は何をするべき?
中学生の自由研究はまず、自分が興味を持っている分野や、学校で学んでいることからアイデアを得ると良いでしょう。
たとえば科学が好きなら「身の回りの物質の性質を調べる」や「簡単な化学実験」をテーマにする、といった具合です。興味のある生物や植物を観察し、その成長過程や特性について研究するのはモチベーションの観点でも有意義なのでおすすめです。
また興味を引くテーマが見つからない場合、家族や友達と相談したり、図書館で本を探してみるのも手です。テーマが決まったら、計画を立てて実験や調査を進め、結果を整理し、考察することが重要です。
自由研究に取り組むことで、自分で調べたり考えたりする力を養えます。結果をわかりやすくまとめ、発表することで達成感も得られるので、積極的に取り組むことをおすすめします。
中学生におすすめな自由研究12選!

それでは、中学生のレベルに合うおすすめの自由研究テーマを12つ紹介していきます。
1.ペットボトルで作る簡易ろ過装置の研究
ペットボトルと砂、活性炭、綿などを使って水をきれいにする簡易ろ過装置を作り、その性能を比較する研究です。濁った水を何回通すと透明になるか、どの素材が一番きれいにできるかを記録します。身近な材料で作れるため準備が容易で、環境問題や水質浄化の仕組みについて学べます。ろ過前後の水の見た目やにおいを比較し、写真付きでまとめると見やすいレポートになります。
2.食品の保存方法による劣化速度の違い
同じ食品(パンや果物など)を冷蔵、常温、冷凍など異なる条件で保存し、カビの発生や変色までの日数を比較します。保存状態の違いでどのように劣化速度が変化するかを観察し、気温や湿度など外部環境の影響も記録するとデータの信頼性が上がります。夏休みの自由研究にぴったりで、食中毒予防や日常生活で役立つ知識にもなります。
3.光の色と植物の成長の関係
赤色、青色、緑色など異なる色の光で植物を育て、それぞれの成長速度や葉の色、形の違いを観察します。LEDライトやカラーフィルムを使えば簡単に実験できます。植物の光合成と光の波長の関係を学べるため、理科の授業の理解も深まります。記録は写真と数値を組み合わせ、グラフ化すると説得力のある結果になります。
4.自宅周辺の昆虫観察
自宅近くや公園で見られる昆虫を数週間かけて観察し、種類や行動の特徴を記録します。時間帯や天候による出現数の変化を調べると、生態系や環境との関係が分かります。スマートフォンのカメラや虫眼鏡を活用し、捕まえずに写真で記録する方法もおすすめです。昆虫図鑑で同定し、分類別にまとめると見ごたえのある研究になります。
5.気温とアイスの溶ける速さの関係
同じ種類のアイスを外気温の異なる場所(室内、屋外、冷房下など)で溶けるまでの時間を計測します。気温や湿度、風の有無などの条件も記録し、結果を比較します。実験の合間に写真を撮ると変化が分かりやすくなります。身近なテーマながらデータ化が簡単で、温度と物質の状態変化の関係を理解できる自由研究です。
6.食品の糖度比較
市販の果物や飲み物の糖度を屈折計(糖度計)や家庭用キットで測定し、商品ごとの違いを調べます。値段や品種による差、加熱の有無で糖度が変化するかなどを比較するのも面白いです。結果をグラフ化すると見やすくなり、食品表示や健康面への理解も深まります。
7.雨水と水道水の違いを調べる
雨水と水道水のにおいや色、pH値を比較します。簡易的な水質検査キットを使えば成分や硬度の違いも調べられます。結果を環境や地理的条件と結びつけて考察することで、地球環境や水資源の理解を深められます。
8.身近なものの酸性・アルカリ性調査
レモン汁や石けん水など、身近な液体をpH試験紙や赤キャベツ液で調べ、酸性・中性・アルカリ性に分類します。身近な材料で実験でき、化学の基礎知識を学べる自由研究です。色の変化を写真で記録すると見栄えが良くなります。
9.消しゴムの消字力比較
文房具店や100円ショップで売られている複数種類の消しゴムを使い、鉛筆の線をどれだけきれいに消せるか比較します。消しやすさだけでなく、消しかすのまとまりやすさ、紙の傷つきやすさも評価すると多角的な研究になります。
10.自作風力発電機の作成と発電量測定
ペットボトルや紙コップ、モーターなどを使って小型の風力発電機を作り、扇風機や自然風で発電量を測定します。羽の形や枚数を変えて比較すると、効率の違いを調べられます。環境エネルギーについて学べる実践的なテーマです。
11.音の伝わり方の実験
糸電話や金属棒、水など異なる素材を通して音がどのように伝わるかを比較します。距離や素材の違いによって音の大きさや明瞭さがどう変化するかを記録します。物理の基本原理を身近な形で体験できるテーマです。
12.睡眠時間と集中力の関係
自分や家族の睡眠時間を1週間ごとに変えて、簡単な計算問題や記憶テストの正答率を比較します。十分な睡眠と集中力の関係をデータとして可視化でき、生活習慣の改善にも役立つテーマです。
自分で中学生の自由研究を考えるおすすめの具体例
「具体的にどんなテーマがおすすめなのかわからない」という方に向け、ここでは中学生の自由研究のテーマの具体例を、以下のとおりまとめました。
| テーマ | 概要 |
| ①生成AIの技術を分析 |
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| ②CADを用いた立体作品づくり |
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| ③生物の行動および習性の観察 |
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| ④成分・添加物の調査 |
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| ⑤PhotoshopやIllustratorを使ったAI画像・ロゴ作成 |
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それぞれ、順を追ってご紹介します。
具体例①生成AIの技術を分析
生成AIは、膨大なデータをもとに新しいコンテンツを自動的に生成する技術であり、テキスト、画像、音楽をはじめ、さまざまな形式のコンテンツを創り出すことができる近年話題となっている技術です。
生成AIの代表的なモデルは、GPT(テキスト生成)やDALL-E(画像生成)などがあり、これらはそれぞれ異なる生成プロセスを経て、多様な用途に応用されています。
そんな生成AIについて分析する自由研究は、生成AI技術の基礎や応用事例を理解するのに非常におすすめなテーマです。生成AIの仕組みや事例を調べて分析することで、技術の本質や未来の可能性を理解することができるでしょう。
セミナー名 生成AIセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング
具体例②CADを用いた立体作品づくり
「CADを用いた立体作品づくり」は、中学生に適した自由研究テーマの代表例です。CAD(コンピュータ支援設計)を使って、立体的な作品やモデルを作成するこのテーマは、技術と創造性を組み合わせた良質なテーマといえるでしょう。
まず基本的なCADソフトの使い方を学び、それほど複雑ではないもののデザインから始めましょう。たとえば自分の好きなキャラクターや動物、または日常生活で使えるアイテムの3Dモデルを設計し、設計したデータを3Dプリンターにかけて実際の立体作品を作成します。
このプロセスを通じてCADソフトの操作技術や3Dプリントの基本を学べるだけでなく、設計から完成までの過程を記録し、どのようにして問題を解決したかも研究テーマのネタになります。
セミナー名 Autodesk Fusionセミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 41,800円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
具体例③生物の行動および習性の観察
「生物の行動および習性の観察」は、中学生の自由研究に最適なテーマです。生物というのはたとえばアリや犬猫、メダカ、金魚、植物などといった身近な生物を指します。
アリの場合巣作りや餌を運ぶ様子、巣の中の役割分担などを記録できますし、犬や猫の行動観察では、飼い主との関係や遊び方、食事の習慣なども調べることができます。またメダカや金魚の観察では、水温や餌の種類による行動の違いや水槽内での泳ぎ方や集団行動、繁殖行動などが観察でき、植物の場合は成長の過程や花の開花時期、日光の影響などがテーマになるでしょう。
人間以外の生物の観察は習性や環境への適応についての理解を深めるとともに、科学的な視点で物事を観察し、記録する能力が養えます。
具体例④成分・添加物の調査
中学生の自由研究において、身近な製品を使って科学的な理解を深める「成分・添加物の調査」も、おすすめのテーマの一例です。主にスナック菓子やジュース、化粧品などの日常的に使用する商品に含まれる成分や添加物について調査します。
たとえば製品のパッケージに記載されている成分表を確認し、主要な成分や添加物をリストアップし、それらの成分がどのような役割を果たしているのかを調べたうえで、その種類とその効果を理解します。
異なるブランドのスナック菓子を比較し、それぞれの製品に含まれる添加物の種類と量を調査したり、比較結果から「どのブランドがより健康に配慮しているか」、あるいは「どの添加物が多く使われているか」を分析するのもおもしろいでしょう。
具体例⑤PhotoshopやIllustratorを使った画像・ロゴ作成
「PhotoshopやIllustratorを使ったAI画像・ロゴ作成」は、デジタルデザインのスキルを磨く自由研究テーマとして人気です。最初に簡単なデザイン案をスケッチし、それをデジタル上で再現する過程を体験することで、デザイン基礎の理解を深めます。
また最後に作成した作品を発表しデザイン過程や成果をまとめることで、デジタルアートの実践的な経験を養えます。デザインの創造力を高めるとともにPhotoshopやIllustratorの実務スキルも身につけることができるので、現代の中学生の自由研究テーマとして人気を集めています。
なお自由研究のためにIllustratorとPhotoshopを習得したいなら、こちらのセミナーの受講がおすすめです。いずれも短期集中講座となっているので、貴重な夏休みを極力ムダにしたくない方にぴったりな内容です。
基本的な使い方、そして効率的にデザインする方法までも理解できるため、自由研究の結果をきれいにまとめるのにも最適でしょう。
セミナー名 Illustrator基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
セミナー名 Photoshop基礎セミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
なお現代では、AIを用いたイラストやロゴの自動生成ツールも登場しています。以下の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はぜひご一読ください。
中学生が自由研究を上手にまとめるコツ3つ

中学生が自由研究をうまくまとめるコツとしては、主に以下のようなものが挙げられます。
- 目的と構成を明確に決める
- 見やすさ・デザインを意識する
- 良質な具体例を参考にする
それぞれ、順を追って見ていきましょう。
コツ①目的と構成を明確に決める
中学生が自由研究をうまくまとめるためには、目的と構成を明確に決めることが重要です。研究の目的をはっきりさせることで、どのような成果を目指すのかが明確になり、それがモチベーションや効率に直結するからです。
目的が明確に定まると、必要な情報や実験がおのずと見えてきます。その次のステップとして、研究の構成を考えるのがいいでしょう。
ちなみに構成は
- 研究の背景や目的
- 実施した方法や手順
- 得られた結果
- 結果に基づいた分析や感想
という流れが理想です。
全体の流れを考えたわかりやすい構成を作るためには、やはり目的意識は欠かせません。
コツ②見やすさ・デザインを意識する
中学生が自由研究をうまくまとめるためには、見やすさやデザインに意識を向けることが重要です。研究内容が充実していても、視覚的に整理されていないと伝わりにくくなってしまうからです。
具体的には以下のようなポイントが挙げられます。
- タイトルや見出しを使って、研究の各部分を明確に区切ること
- 図表やイラストを活用して、データや結果を視覚的に示すこと
- 文字は適切なフォントサイズと行間を保ち、読みやすさを確保すること
- 色を使って情報を強調したり、重要なポイントにマーカーを引く
レイアウトを整え、情報が一目でわかるように配置することで、全体の完成度が高まります。なので中学生のみならず、自由研究の内容を分かりやすく伝えるためには、視覚的な工夫は欠かせません。
また現代の中学生の自由研究では、画像生成AIで作成した画像を用い、全体のデザインを綺麗にまとめている事例もあります。以下の記事では画像生成AIについて詳しく言及していますので、興味のある方はぜひご一読ください。
コツ③良質な具体例を参考にする
中学生が自由研究をうまくまとめるためには、良質な具体例を参考にすることが有効です。既存の研究やプロジェクトを観察し、どのように情報が整理され、提示されているかを学ぶことで、自分の研究にも役立てられるからです。
ただ、単にお手本をコピーするのではなく、自分なりの工夫やアイデアを加えることが重要です。具体例から得たインスピレーションをもとに、自分の研究テーマに合った独自の要素や視点を取り入れて、オリジナリティを加えていきましょう。
そうすることで他の研究と差別化された、より説得力のある成果物を作成することができます。
中学生の自由研究におすすめな講座
中学生の自由研究に困ったら、セミナー講座で自由研究のネタを作ってしまうのもおすすめです。
ここでは中学生も参加できるおすすめの講座を紹介していきます。
生成AIセミナー
生成AIの技術を分析する自由研究をスムーズに進めるために、生成AIの概要や応用を学べるこちらのセミナーは非常に有益です。
セミナー名 生成AIセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・eラーニング
最新の生成AI技術について学べるだけでなく、実際にAIを使ったコンテンツ生成の体験もできるため、自由研究に役立つでしょう。生成AIに興味がある方は、ぜひ以下のリンクから詳細をご確認ください。
Autodesk Fusion セミナー講習
Autodesk公認のこちらのセミナーは、3DCAD初心者向けの集中プログラムで、その名のとおりAutodesk Fusionを用いた基本的なモデリングから応用技術まで、実務に役立つスキルを習得できます。
受講形式はたくさんあり、どの形式でも基礎から応用までを網羅する内容です。セミナー後にはAutodesk公式の修了証明書が発行され、実務で使える技術が身につきます。
受講後には復習用のオプションもあり、自分のペースで学習を続けることが可能です。
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中学生におすすめな自由研究についてまとめ
中学生の自由研究では、自分の興味や関心を反映させることが大切です。具体的なテーマ例にはCADを用いた立体作品づくりや生物の行動および習性の観察、PhotoshopやIllustratorを使ったAI画像・ロゴ作成など、科学実験や趣味を生かしたものが挙げられます。
自由研究を進める際は、テーマを決めたら計画的に実施し、実験や調査の結果を整理してわかりやすくまとめることがポイントです。自分なりの視点で取り組むことでより充実した研究が完成するので、学びの成果をしっかりと表現できるでしょう。






