【2025】無料でAIイラストを自動生成できるサイト10選!質の高いイラストを作るポイントも

「AIでイラストを作ってみたいけれど、どのサイトを使えばいいのかわからない」「無料で使用できるサイトはある?」と悩む方も多いでしょう。近年、AI技術の進化によって、複雑なスキルや高価なソフトがなくても、誰でも簡単に高品質なイラストを自動生成できるサービスが増えています。

しかし、対応しているイラストのテイストや商用利用の可否、操作のしやすさなど選ぶポイントが多く、どれが自分に合っているのか判断が難しいものです。

そこで本記事では、無料で使えるAIイラスト生成サイトを5つ紹介。失敗しないための選び方や、質の高い作品を作るコツまでわかりやすく解説します。

AIイラストを自動生成する2つの方法

AIイラストを自動生成する2つの方法

AIイラストを自動生成する方法は主に2つです。

  1. プロンプトから生成
  2. 既存の写真・画像を使用して生成

①プロンプトから生成

1つ目は、テキスト入力だけでイラストを自動生成する方法で、ユーザーがイラストにしてほしいイメージを文章で指定します。

たとえば「桜の木の下で微笑む少女」といった具体的な要望を入力すると、AIがその指示をもとにゼロから画像を作り出します。単語を組み合わせたり英語で表現することで、背景やキャラクターのポーズ、画風などを細かく調整できるのが特徴。

イラストの自由度が非常に高い反面、表現が抽象的すぎると狙い通りの絵が出ないこともあるため、何度も出力したり、プロンプトを細かく設定する方法が必要です。

②既存の写真・画像を使用して生成

2つ目は、既存の写真やイラストをもとにAIが新しいビジュアルを作り出す方法で、アップロードした画像を参考にしながらイラスト化やテイスト変換を行えます。

自分で撮影した風景写真をアニメ調に変換したり、ラフなスケッチを清書したような高精細イラストに仕上げることも可能です。この方法は元画像の構図や色合いを活かしながら加工できるため、イメージの一貫性を保ちやすいのが強みです。

ただし、サービスによっては商用利用に制限があったり、著作権のある画像を使うと利用規約に抵触する場合があるため、素材選びと規約確認を行う必要があります。

AIイラストを自動生成できるサイトの選び方

AIイラストを自動生成できるサイトの選び方

AIイラストのサイトを選ぶ際は、以下3つのポイントを留意しましょう。

  1. 学習モデルの特徴で選ぶ
  2. 出力の安定性や再現性を重視して選ぶ
  3. 商用利用可能であるかどうかで選ぶ

①学習モデルの特徴で選ぶ

AIイラスト生成サイトを選ぶときは、そのサービスがどのような学習モデルを使っているかを確認することが重要です。

学習モデルとはAIが参考にした膨大なデータセットのことで、例えばアニメ調に特化したモデルなら線のタッチや彩色がマンガ風に寄りやすく、逆にリアル志向のモデルなら重厚な質感を得られます。

サイトによっては学習モデルを切り替えられたり、調整パラメータを細かく設定できる場合もあるため、実際に生成を試して、自分の用途に適したサイトを選びましょう。

②出力の安定性や再現性を重視して選ぶ

AIイラスト生成は、同じプロンプトを入力しても毎回異なる画像が出ることが多く、複数の絵を揃えて使う場合やブランドイメージを統一する必要があるときは、出力の安定性と再現性の高さを重視しましょう。

安定性とは一度作ったテイストや構図がブレずに再現されるかどうかを指し、再現性は同じ条件で生成したときに近い品質の絵が出力できるかどうかです。

例えば、商品パッケージやSNSコンテンツに繰り返し使うイラストを作る場合、毎回イメージが変わってしまうと統一感がなくなるため、事前に出力テストをしたり、生成履歴やテンプレート保存機能があるサービスを選びましょう。

③商用利用可能であるかどうかで選ぶ

AIイラストをビジネスや収益目的で使う場合は、そのサービスが商用利用を許可しているかを確認する必要があります。たとえ無料で利用できるサイトでも、出力した画像の権利が運営側に帰属していたり、商用利用には別途ライセンス契約や料金が必要だったりするケースも。無断で商品販売や広告に利用すると規約違反でトラブルに発展する恐れがあります。

特に、クライアント案件や販促資料などに使う場合は、利用範囲をきちんと明文化しているサービスを選ぶことが大切で、著作権の取り扱いや利用可能範囲、再配布の可否などを事前に確認しましょう。

【無料】AIイラストを自動生成できるサイト・アプリ10選

サイト名価格商用利用可否特徴
Canva
  • 無料
  • Pro:月1,500円
可能直感的UIと豊富なテンプレートで、テキストからプロ品質のイラストを生成・編集可能
Photoshop
  • 無料(7日間)
  • 月3,280円
可能Adobe Firefly搭載で、既存画像への自然な合成や高精度なイラスト生成が行える
NightCafe
  • 毎日5クレジット無料
  • 4.79ドル/月〜
可能Stable DiffusionやDALL-E 2等複数AIモデルを選べ、コミュニティ共有で多彩なイラストを創作可能
DeepAI
  • 無料
  • Pro:4.99ドル/月
可能シンプル操作で20種以上のAI画像生成・編集機能を無料プランでも手軽に試せる
DALL-E 3
  • 無料
  • ChatGPT Plus:20ドル/月
可能短文プロンプトでも高精度画像を生成し、ChatGPT連携で複雑なニュアンスまで反映できる
Stable Diffusion
  • 無料:月10枚まで
  • Pro:$7/月
  • Max:$14/月
可能オープンソースモデルをブラウザで手軽に利用可能
Bing Image Creator
  • 無料
可能日本語プロンプトに対応し、1回で最大4枚まで出力が可能
WOMBO Dream
  • 無料(制限あり)
  • 月額プラン:$9.99/月
  • 年額プラン:$49.99/年
可能直感的なUIで生成速度が速い
Artguru AI
  • 無料
  • Mini:$5.99/週
  • Monthly:$9.99/月
  • Annual:$59.99/年
無料は不可水彩・デジタル・アニメ調など多様なスタイルに対応し、高解像度出力
mimic
  • 無料
可能ユーザー自身の作風を学習し再現するため、使用するほど高品質なイラストを生成

①Canva

Canva

引用:Canva

Canvaは、デザイン初心者からプロまで幅広く支持されているクラウド型デザインツールで、AI画像生成機能も搭載しています。特徴は、直感的なインターフェースと豊富なテンプレート、AIによる画像・動画・文章生成など多彩な機能が一つのプラットフォームで完結する点です。

ユーザーはキーワードや説明文を入力するだけで、オリジナルのイラストや写真を簡単に生成でき、生成した画像をそのまま編集・加工できる柔軟性も魅力です。クラウドベースのためインストール不要で、PC・スマホ問わずどこでも利用でき、SNS投稿やプレゼン資料作成など幅広い用途に対応しています。

Canva基礎セミナー

Canva基礎セミナーCanva基礎セミナーは、初心者からでも参加でき、Canvaの操作方法や応用テクニックを体系的に習得できる実践型講座です。

操作画面の理解やデザイン環境の設定、テンプレートや写真素材を使ったチラシやバナーの作成、マジック機能を活用した画像修正やアニメーションなど幅広い基本操作を学習。応用ではSNS用の広告動画作成、外部データを活用したカタログデザイン、生成AIを使ったクリエイティブ表現や画像加工など、より高度で実務に直結する内容を学びます。

全カリキュラムを通して、受講者にはオリジナル教材「Canva完全攻略セミナーガイド」がPDFで配布され、復習や参考書として活用できるのも特徴です。

セミナー名Canva基礎セミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

②Photoshop

Photoshop

引用:Photoshop

Photoshopの生成AIは、既存画像への自然な合成や、イラスト・写真の一体編集が得意です。AIプロンプトを使って、選択範囲に対して新たなオブジェクトや背景を追加したり、不要な部分を消去したり、イラスト風への変換も直感的に行えます。

従来の手作業では時間がかかる編集作業も、AIの活用で大幅に効率化され、プロの現場から初心者まで支持されています。Adobe Fireflyを基盤としたAIモデルにより、商用利用にも対応し、細部までリアルな表現や高度な合成が可能です。

Photoshop基礎セミナー講習

Photoshop基礎セミナー講習Photoshop基礎セミナーは、未経験者でもPhotoshopの基本操作から応用的なデザイン技術まで習得できる実践的な内容が特徴です。

講座では、レイヤーやマスクの基本概念、文字ツールやフィルターの使い方、タイポグラフィックの作成、写真の切り抜きや合成、カスタムブラシを用いたオリジナルデザインなど幅広い操作を習得。応用編では調整レイヤーによる色補正やレタッチ、シネマグラフを使ったGIFアニメーションの制作、幻想的なアート作品の作成まで幅広い表現技法を学べます。

受講者には233ページのオリジナル教材「Photoshop完全攻略セミナーガイド」がPDFで配布され、復習や参考書として活用できるため、短期間でPhotoshopをマスターし実務に活かしたい方におすすめの講習です。

セミナー名Photoshop基礎セミナー講習
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)27,500円〜
開催期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

③NightCafe

NightCafe

引用:NightCafe

NightCafeは、テキストプロンプトや既存画像から多様なアートスタイルの画像を生成できるオンラインAIアートプラットフォームです。

Stable DiffusionやDALL-E 2など複数のAIモデルを選択でき、写実的なイラストから抽象的なアートまで幅広く対応。コミュニティ機能が充実しており、他ユーザーの作品やプロンプトを参考にできるため、初心者でも高品質なAIアートを簡単に生み出せます。

④DeepAI

DeepAI

引用:DeepAI

DeepAIは、シンプルなインターフェースで誰でも手軽にAI画像生成を体験できるプラットフォームです。

テキストからイラストやアートを生成するだけでなく、画像編集や背景除去、高解像度化、カラー化など20以上のAI機能を一つのサイトで利用できます。API連携やコミュニティ機能もあり、開発者やビジネスユーザーにも適しています。無料プランでも基本機能が使え、直感的な操作でアイデアを即座にビジュアル化できる点が魅力です。

⑤DALL-E 3

DALL-E 3

引用:DALL-E 3

DALL-E 3は、OpenAIが開発した画像生成AIで、短いプロンプトや抽象的な指示でも高精度なイラストを自動生成できます。ChatGPTとの連携により、複雑なイメージや細かなニュアンスも正確に反映した画像を作成できるのが強みです。

ジャンルを問わず多様なデザインに対応し、著作権侵害リスクの低減や安全性にも配慮されています。生成画像の所有権はユーザーに帰属し、商用利用も可能なため、ビジネスやクリエイティブ用途で幅広く活用できるのも魅力の1つです。

⑥Stable Diffusion

Stable Diffusion

引用:Stable Diffusion

Stable Diffusionは、オープンソースで提供されているAI画像生成モデルで、誰でも無料で利用できるのが魅力です。ユーザーはテキストプロンプトを入力するだけで、リアルからアート風まで多彩なイラストを生成できます。

オープンソースのため、個人利用だけでなく商用利用も可能で、プラットフォームやサービスによってはブラウザから手軽に使えるものもあります。プログラミング知識があればローカル環境でカスタマイズして使うこともできます。

⑦Bing Image Creator

Bing Image Creator

引用:Bing Image Creator

Bing Image CreatorはMicrosoftが提供するAIイラスト自動生成ツールで、日本語プロンプトにも対応しています。Bing AI Chatからも利用でき、チャット感覚で画像生成を依頼できる手軽さが特徴です。

利用は完全無料で、何度でも生成できるためコストを気にせず試せます。写実的で安定したイラストが得意で、一度の生成で複数枚の画像が出力される点も便利です。非商用利用に限られますが、初心者でも直感的に操作できるシンプルなインターフェースと言えるでしょう。

⑧WOMBO Dream

WOMBO Dream

引用:WOMBO Dream

WOMBO Dreamは、スマートフォンやPCで利用できるAIアート生成アプリです。テキストを入力するだけで、抽象的なアートから現実的なイラストまで幅広いスタイルの画像を生成できます。

操作は非常に簡単で、直感的なインターフェースと多彩なスタイルオプションが用意されているため、AIイラスト初心者でもすぐに使いこなせます。SNSでのシェアや個人の創作活動、インスピレーションの獲得など多目的に活用されており、無料プランでも楽しめる点が魅力です。

⑨Artguru AI

Artguru AI

引用:Artguru AI

Artguru AIは、テキストプロンプトや写真をアップロードするだけで、数秒で高品質なAIイラストを自動生成できるサービスです。3Dイラスト、水彩、アニメ、デジタルアートなど多様なスタイルに対応しており、初心者でもスキル不要でプロ並みの画像を作成できます。

毎日無料で透かしなしの画像を5枚まで生成でき、生成した画像は自由にダウンロード・利用可能です。商用ニーズにも対応しており、幅広いユーザーに支持されています。

⑩mimic

mimic

引用:mimic

mimicは、クリエイター自身のイラストをAIに学習させて、オリジナルの作風を反映した新しいイラストを自動生成できるサービスです。30枚以上のイラストをアップロードすると、自分だけのAIイラストメーカーが完成し、他にはない個性的な作品を生み出せます。

イラストの参考資料としても活用でき、生成される画像のサンプルも多数公開されているため、事前に仕上がりを確認できるのもポイント。無料プランでも基本的な機能は利用可能です。

以下の記事では、AIアートが作成できる無料ツールを紹介していますので、ご覧ください。

【2025】AIアートが作れる無料ツール9選!作り方の手順や注意点まで完全ガイド

質の高いイラストを自動生成するポイント

質の高いイラストを自動生成するポイント

質の高いイラストを出力するには、以下3つのポイントをおさえましょう。

  1. プロンプトの内容を細かく指示する
  2. イラストを2次加工する
  3. 何度も生成してもらう

①プロンプトの内容を細かく指示する

質の高いAIイラストを作るためには、プロンプトをできるだけ具体的に細かく指示することが重要です。単に「猫」や「少女」といった単語だけでなく、以下のように要素を詳細に記載することで、出力の精度が飛躍的に向上します。

  • どのような雰囲気か
  • どんな構図か
  • どんなポーズか
  • カラーや質感

情報を文章で組み合わせるとAIが認識できる情報が増え、意図したイメージにより近い仕上がりになります。ただし、あまりに情報を詰め込みすぎると逆に矛盾した指示になりやすいため、重要な要素から優先順位をつけて整理することも大切です。

②イラストを2次加工する

AIが出力したイラストはそのままでも魅力的ですが、完成度を高めたい場合は、PhotoshopやCanvaなどの画像編集ソフトを使って2次加工を施すのがおすすめです。

例えば、「背景をぼかして奥行きを出す」「色調補正で印象を調整する」といった工程を加えるだけでも作品の完成度が上がります。AIが生成する画像は細部が甘いことも多いため、自分で調整する工程を取り入れることで、オリジナリティや質感を演出でき、商用利用やポートフォリオとしても使いやすいクオリティになります。

③何度も生成してもらう

AIイラストは同じプロンプトを入力しても毎回少しずつ異なる結果が出るため、一度で理想通りの絵が出るとは限りません。理想のイラストを作成するには以下の点を繰り返してみましょう。

  1. 同じ条件で複数回生成して比較する
  2. 生成結果を見ながらプロンプトを微修正する
  3. 気に入った要素がある画像だけを残す

特に、複雑な構図や独特な雰囲気を狙う場合は試行回数を重ねるほど理想に近づきやすくなります。積み重ねていく中で「どの指示がどの効果につながるか」という感覚も掴めてきます。

イラスト生成のやり方については、以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。

【2025】AIで画像生成するやり方は?おすすめツールや利用時の注意点も解説

AIイラストを自動生成する際の注意点

AIイラストを自動生成する際の注意点

最後に注意点を紹介します。AIイラストを活用する際は必ず覚えておきましょう。

  1. 著作権に注意する
  2. 個人情報や機密データを入力しない

①著作権に注意する

AIイラストを生成する際は、出来上がった画像の著作権が誰に帰属するかを正しく理解しておきましょう。多くのサービスでは「利用規約」で著作権や商用利用の範囲を定めています。

さらに、AIが学習に使ったデータセットに既存作品が含まれている場合、著作権者との問題が発生するリスクもゼロではありません。特に販売やプロモーションに活用する際は、事前に規約を細かく読み込み、商用利用の可否、二次利用の条件をはっきりさせてから進めることが必要です。

②個人情報や機密データを入力しない

AIイラストを生成するとき、プロンプトや画像に個人情報や業務上の機密データを含めてしまうのは危険で、万一漏洩した場合には問題につながります。以下の情報の入力は避けましょう。

  • 顧客名や社内情報
  • 業務資料や社外秘の画像
  • 個人が特定できる写真や住所情報

クラウドサービスでは、データが運営側に保存・解析される可能性があり、万一サーバーが侵害を受けたり運営の規約変更があった場合もリスクも。利用する際は「入力する情報は公開しても問題ないものだけ」と決め、社内ルールやプライバシーポリシーを遵守することが大切です。

AIイラストの自動生成についてまとめ

AIイラストを無料で簡単に生成できるサービスが増えた今、プロンプトを工夫するだけで誰でもオリジナル作品を作れる時代になりました。しかし、選ぶサイトによって出力品質や著作権、操作性が異なるため、用途や目的に合ったサービスを見極めることが重要です。

学習モデルの特徴や再現性、商用利用の可否など選定ポイントを理解し、繰り返し生成や二次加工を行うことで理想の作品に近づけられるでしょう。本記事を参考に、自分に適したサービスを選んでみてください。

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