業務の自動化ツールとして注目を集めているn8nですが、導入を検討する際に最も気になるのが料金でしょう。本記事では、n8nの各プランの具体的な料金と機能の違い、さらに競合ツールとの料金比較や、実際の活用シーン別におすすめの料金プラン選びまで解説します。
そもそもn8nとは?
n8nは、様々なWebサービスやアプリケーションを連携させて業務を自動化できるオープンソースのワークフローツールです。最大の特徴は自社サーバーで運用できるセルフホスト型を選べる点で、料金を抑えながら柔軟な環境構築が可能です。
ZapierやMakeといった競合ツールと比較しても、n8nは料金体系の選択肢が豊富で、個人開発者から大企業まで幅広いニーズに対応できる設計となっています。なおn8nの概要については、以下の記事でも詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご一読ください。
n8nの料金プラン一覧|無料版・有料版の違い
n8nの料金体系は、無料で使えるセルフホスト版から大企業向けのエンタープライズプランまで幅広く用意されています。各プランの料金設定と機能の違いを確認してみましょう。
| プラン種別 | 月額料金(年間契約時) | 月間実行可能回数 | 特徴・推奨利用者 |
|---|---|---|---|
| Community Edition(自社サーバー運用型) | 0円 | 上限なし |
|
| Proプラン | 約7,500円(50ユーロ) | 10,000回まで |
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| Businessプラン | 約10万円(667ユーロ) | 40,000回まで |
|
| Enterpriseプラン | 見積もりベース(応相談) | 要望に応じて調整 |
|
※2026年1月現在
参考:n8n公式サイト
n8nの料金プランは実行回数とチーム規模を基準に設計されています。特に無料版は実行回数の制限がないため、技術力があれば料金を気にせず本格的な自動化が実現できます。
n8nの無料版(セルフホスト版)でできる範囲
n8nのセルフホスト版では、ワークフロー数や実行回数に制限がなく、料金を気にせず本格的な自動化環境を構築できます。API連携やデータベース接続、条件分岐といった高度な処理も利用可能で、有料版と遜色ない機能を備えています。
ただしサーバーの準備や保守は自分で行う必要があり、一定の技術知識が求められるのがネックです。クラウド版の料金プランと比較すると、インフラコストは発生するものの、n8nのライセンス料金自体はかからないのが最大のメリットです。
n8nと他のツールの料金比較

n8nの料金を検討する際には、他の自動化ツールとの比較が欠かせません。たとえばZapier、Make、Difyといった類似サービスは、それぞれ異なる料金体系と特徴をもっています。
ここでは、n8nと主要な自動化ツールの料金プランを一覧で比較していきましょう。
| ツール名称 | 特徴・できること | 料金(代表的なプラン) |
|---|---|---|
| n8n |
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| Zapier |
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| Make(旧Integromat) |
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| Dify (Dify.AI) |
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参考サイト:n8n公式サイト / Zapier公式サイト / Make公式サイト / Dify公式サイト
比較表から分かるように、n8nの料金は競合ツールと比べて柔軟性が高く、中でもセルフホスト版は実行回数無制限という大きなアドバンテージがあります。Zapierは非エンジニア向けの使いやすさが魅力ですが、n8nの料金体系の方が開発者やチームには経済的です。
Makeは中間的な位置づけで、Difyは生成AI特化という独自路線を取っています。なお、以下の記事では、Zapierの概要や料金について解説していますので、ぜひ併せてお読みください。
n8nの有料プランはこんな人におすすめ
この章では、n8nに料金を払うべき人として、以下のとおり紹介します。
- ビジネス利用およびチーム作業がメインの場合
- 高度なセキュリティやサポート体制を重視する場合
- クラウドメインで運用作業する場合
①ビジネス利用およびチーム作業がメインの場合
n8nの料金がかかるプランは、複数メンバーでワークフローを共有・編集する協働作業に最適化されています。無料版では個人利用が前提となりますが、料金を支払うことで、チーム全体での効率的な運用が実現します。
n8nの料金体系はチーム規模に応じて段階的に設定されており、5名程度の小規模から数十名規模まで柔軟に対応できる点が魅力です。
②高度なセキュリティやサポート体制を重視する場合
企業での本格運用では、セキュリティ要件とサポート体制の充実度が重要な判断基準となります。n8nの料金がかかるプランでは、SSO認証やIP制限といった高度なセキュリティ機能が利用でき、料金に見合った「安心感」を得られます。
n8nの料金には単なる機能だけでなく、企業が求める信頼性とサポート品質も含まれているのです。
③クラウドメインで運用作業する場合
自社でサーバーを管理する手間を省きたい企業には、n8nのクラウド版有料プランが最適です。無料のセルフホスト版ではインフラ構築や保守に技術リソースが必要ですが、料金を支払うことでこれらの負担がゼロになります。
クラウド版には自動バックアップやスケーラビリティ、稼働監視といった運用面の機能も標準搭載されています。技術者が限られている組織の場合、月額料金を支払うメリットは大きいでしょう。
開発・DXにおけるn8nの活用例

n8nは料金プランの選択肢が豊富なだけでなく、実際の開発現場やDX推進の場面で幅広く活用されています。代表的な活用シーンを一覧表にすると、以下のようになります。
| 利用者 | 活用例 |
|---|---|
| エンジニア・開発業務における効率化 |
|
| DX推進担当者の業務改善事例 |
|
このようにn8nは料金の柔軟性だけでなく、技術者から非技術者まで幅広い層が実務で活用できる汎用性を持っています。
n8nの料金プランを選択する際の注意点
この章では、n8nの料金を払う際の注意点として、以下を紹介します。
- セキュリティ設定とアクセス制御を徹底する
- 実行権限と操作範囲の制限を設計する
- 障害発生時の復旧手段を用意しておく
①セキュリティ設定とアクセス制御を徹底する
n8nを本番環境で稼働させる際は、必ず認証機能を有効化しましょう。クラウド版n8nではHTTPS通信が標準搭載されていますが、セルフホスト版では自身でSSL証明書を設定する必要があります。
n8nの料金プラン選択時には、料金だけでなくセキュリティ機能の充実度も判断材料にすべきでしょう。
②実行権限と操作範囲の制限を設計する
自動化ツールに無制限の権限を与えると、データの誤削除や改ざんのリスクが高まります。ワークフロー設計時に「閲覧のみ」「条件付き変更」など権限ルールを設けましょう。
n8nの料金プランには権限管理機能の有無も含まれるため、チーム利用では料金がかかるプランの検討がおすすめです。
③障害発生時の復旧手段を用意しておく
n8n運用では、トラブル発生時に素早く対処できる体制が不可欠です。
対策として、たとえば重要な処理にはSlackやメール通知を設定するなど、管理者がリアルタイムで状況把握できる仕組みを構築しましょう。
n8nをDX業務でより有効活用したいなら
n8nの料金プランを理解し、基本的な自動化環境を整えたら、次のステップは「組織全体でのAI・DX活用の推進」です。ワークフロー自動化ツールであるn8nは、生成AIと組み合わせることで真価を発揮しますが、そのためには体系的な知識と実践的なノウハウが欠かせません。
中でも製造業や建設業では、現場業務とデジタル技術の橋渡しが重要な課題となっています。n8nの料金対効果を最大化するには、組織全体で生成AIリテラシーを高め、適切な導入ステップを踏むことが不可欠です。
そこでおすすめなのが、製造業・建設業 生成AI無料オンラインセミナーです。生成AIの主要ツールを組み合わせた業務改善の具体例や、社内でのAI活用推進方法まで、短時間で体系的に学べます。
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| 開催場所 | Zoomウェビナー(オンライン) |
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n8nに関連するよくある質問
ここでは、n8nに関連するよくある質問に答えていきます。
n8nの料金についてまとめ
n8nの料金体系は、完全無料のセルフホスト版から大企業向けプランまで用意されています。技術力があれば無料で運用できますが、チーム利用やサポートが必要な場合は料金を払うのがおすすめです。
n8nの料金はZapierやMakeと比較しても優秀なので、ぜひ積極的に使いこなして業務の生産性を向上させましょう。

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