手間も時間もかかるExcelでのデータ分析。マイクロソフトの生成AI・Copilotによる業務効率化を検討しつつも、「実務への活用イメージが湧かない」という企業の担当者様も多いのではないでしょうか。
本記事では、Office製品全般の生産性を向上させるCopilot研修を厳選しました。法人向け無料・有料プランの比較から、コストを抑える助成金活用、導入事例まで解説しますので、組織のDX推進や業務効率化の指針として、ぜひご一読ください。
生成AIの研修でCopilotを選ぶメリット
生成AIは、ChatGPT・Geminiなど数多くあります。その中で「なぜCopiloの研修を選ぶのか」と疑問に思う企業の担当者様もいるでしょう。
結論からいえば、Copilotは、「Excelなどのマイクロソフト製品と連携・自動化できるAI」というメリットがあるためです。ここでは、Copilotを研修で選ぶメリットを一覧表で見てみましょう。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 実務フローを自動化 | メモ起こし→会議準備→Excel分析まで、一連の作業をAIが代行 |
| Excel作業負担を軽減 | 住所分割・表記ゆれなど、関数で難しい処理も添付だけで完了 |
| 多工程を一気に処理 | 列追加→ピボット→レポート生成を、エージェントモードが自動実行 |
| 学習コストが低い | 関数やVBAが苦手でも、したいことを言葉で伝えるだけで完成 |
| 即効性が高い | 会議・資料・分析など、研修翌日から使える業務効率化手法を習得 |
| 定性データも活用可能 | コメント・アンケートを要約・分類し、定量化まで自動化 |
Copilotの研修は、AIの知識習得に加え、「導入効果をすぐに実感できる」という点が多くの企業から高く評価されています。「AIでビジネス成果を出したい」という企業の担当者様は、まずCopilotの研修からスタートすると良いでしょう。
Copilotの使い方は、以下の記事で解説しています。ExcelやPowerPointなどソフトごとにお伝えしているので、個別の使い分けを知りたい方にもおすすめです。
Copilotの研修おすすめ10選!

それでは、Copilotの多彩な機能を習得できるおすすめの研修11選をご紹介します。各Copilotの研修の料金プラン(無料・有料)、受講期間、受講形式などの比較ポイントも調査しました。まずは、Copilotの研修をまとめた一覧表からご確認ください。
| 研修名 | 運営元 | 主な特徴 | 料金 | オンライン | 期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| Copilotセミナー | GETT Proskill | 実務特化の総合型 | 有料 | 可 | 中 |
| 生成AIセミナー | GETT Proskill | 現場向けの実践術 | 有料 | 可 | 中 |
| Copilotのはじめ方研修 | インソース | 無料版で基礎習得 | 有料 | 可 | 短 |
| はじめてのMicrosoft 365 Copilot | 富士通LM | 主要アプリ入門 | 有料 | 不可 | 短 |
| Microsoft Copilot研修 対話式Copilot編 | リスキル | 幅広く実践習得 | 有料 | 可 | 短 |
| Microsoft 365 Copilotでドラフト、分析、プレゼンテーションを行う | トレノケート | 業務効率化を習得 | 有料 | 可 | 中 |
| Copilot for Microsoft 365 活用研修 | 大塚商会 | eラーニング基礎 | 有料 | 可 | 中 |
| Copilot研修 | インターネットアカデミー | 実務操作を学ぶ | 有料 | 不可 | 短 |
| Microsoft Copilot 超入門講座 | ユーキャン | 動画で基礎理解 | 有料 | 可 | 短 |
| ビジネス基礎×Copilot 基本編 | Schoo | 無料の入門講座 | 無料 | 可 | 短 |
| Microsoft 365 Copilot 入門! | トレノケート | 導入向け基礎 | 無料 | 可 | 短 |
①Copilotセミナー|GETT Proskill

GETT Proskillの「Copilotセミナー」は、未経験でも短期間で実務レベルのスキルが身につく実践型研修です。カリキュラムは、生成AIの基礎理解からスタートし、最終ステップでは
- Copilotでの自社オリジナル生成AIチャットの作成
- AIエージェント(Copilot Studio)での業務自動化
- Copilotを用いたバイブコーディングによるWebアプリ作成
など、業務で即使える高度なスキルを豊富に学べます。受講形式も柔軟に選択でき、さらに参加者には無料でオリジナル教材をプレゼント。口コミでは、新人研修での活用事例もあり、「質問しやすい環境だった」といった声が寄せられています。
セミナー名 Copilotセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
②生成AIセミナー|GETT Proskill
GETT Proskillの「生成AIセミナー」は、Copilotの実践テクニックを短期間で習得できる実践型セミナーです。
目的別のプロンプトエンジニアリングはもちろん、複雑なPDFデータからの分析レポート作成まで、実務に直結するスキルが身に付きます。GeminiやChatGPTなど、主要な生成AIの最新活用法もカバーし、その他、
- NotebookLMを活用したAIチャットの構築
- AIエージェントツールDifyによる業務自動化
- Google AI Studioを用いたWebアプリ開発
など、生成AIの多彩な機能をハンズオン形式で学べます。Copilot以外にも幅広いAIツールを業務に組み込みたいと考える、企業担当者様に最適なカリキュラムです。
セミナー名 生成AIセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
③Copilotのはじめ方研修|インソース
インソースの「Copilotのはじめ方研修」は、無料版Copilotを使った初心者向け半日研修です。「ChatGPT×Excel研修」「ChatGPTのはじめ方研修」など類似コースも多数展開しています。
研修は講義とワークの組み合わせで学び、Copilotの活用テクニック、「魔法の呪文」の使い方、効率的なExcel集計作業まで網羅します。なお、こちらの研修は会員であればお得な料金で受講可能です。
| 受講期間 | 半日(10:00 ~ 13:00) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン開催のみ |
| 受講料金 | 会員:24,400円、通常:26,400円 |
④はじめてのMicrosoft 365 Copilot|富士通ラーニングメディア
富士通ラーニングメディアの「はじめてのMicrosoft 365 Copilot」は、Copilotの概要から、Word・Excel・Teamsなど、各アプリでの活用方法までを半日で学べる入門研修です。
こちらのCopilot研修は、受講前には開始・終了時間の案内メールが届き、1週間前には受講票が送付されるので、こちらを会場までお持ちください。
| 受講期間 | 半日(14:00~17:30) |
|---|---|
| 受講形式 | 会場(東京・大阪・名古屋) |
| 受講料金 | 33,000円 |
⑤Microsoft Copilot研修 対話式Copilot編|リスキル
リスキルの「Microsoft Copilot研修 対話式Copilot編」は、Copilotの基本からFew-shotプロンプティング、画像生成、エージェント作成までを実践的に学べる研修です。
料金は一律で分かりやすく、追加費用の心配がありません。また、研修日の運営だけでなく、事前準備や教材配送までフルサポートで対応しており、企業研修向けの安心サービスが豊富です。
| 受講時間 | 4時間(変更可能) |
|---|---|
| 受講形式 | 会場(全国)、オンライン |
| 受講料金 | 要問合せ |
⑥Microsoft 365 Copilotでドラフト、分析、プレゼンテーションを行う|トレノケート
トレノケートの「Microsoft 365 Copilotでドラフト、分析、プレゼンテーションを行う」は、マイクロソフトオフィスの主要アプリ×Copilot活用を1日で学べる実践研修です。
文書作成、プレゼン生成、会議効率化、データ分析まで、業務に直結する操作を幅広く習得できます。オンラインLive形式で受講しやすく、開催頻度は平均月2回です。
| 受講期間 | 1日(9:30~17:30) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン |
| 受講料金 | 77,000円 |
⑦Copilot for Microsoft 365 活用研修|大塚商会
大塚商会の「Copilot for Microsoft 365 活用研修」は、Copilotの概要、プロンプトの基本、各アプリでの具体的な活用方法を学べるeラーニング研修です。
大塚商会では、「Microsoft 365 Copilot 入門」「Microsoft 365 活用 – アプリ連携術 -」「Microsoft 365 ファイルストレージ機能」など、Copilot関連研修も多数提供しています。
| 受講期間 | 1日(9:30~17:30) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン |
| 受講料金 | 77,000円 |
⑧Copilot研修|インターネットアカデミー
インターネット・アカデミーの「Copilot研修」は、SHARPや小学館、出光などさまざまな企業から選ばれている研修です。Excel関数・簡単なプログラム作成、PowerPoint資料作成など、多彩な内容を実践的に学べます。
こちらのCopilot研修は基本4時間で学びますが、企業の状況・希望に合わせて調整してくれます。その他、受講形式も相談可能です。
| 受講時間 | 4時間 |
|---|---|
| 受講形式 | 会場 |
| 受講料金 | 要問合せ |
⑨Microsoft Copilot 超入門講座|ユーキャン
ユーキャンの「Microsoft Copilot 超入門講座」は、動画23本(1本約5分)と確認テスト・ワークを組み合わせた法人向け研修です。
eラーニング×通信講座というユーキャンならではのスタイルで学び、リーズナブルな価格設定が魅力。ただし、質問や添削サービスはついていないので、あらかじめ理解しておきましょう。
| 受講時間 | 約2時間50分 |
|---|---|
| 受講形式 | eラーニング(確認テスト: 24問、学習前後テスト: 各10問、ワーク: 5回) |
| 受講料金 | 4,980円 |
⑩ビジネス基礎×Copilot -基本編-|Schoo
Schooの「ビジネス基礎×Copilot -基本編-」は、無料でCopilotを学べる入門講座です。研修では、企画書×Copilot、Excel×Copilotなど、Copilotの無料プランを用いたビジネス活用の流れを4ステップ(スライド資料)で学びます。
研修の担当講師は、80冊以上のIT著書を手掛けた作家・橋本和則氏。この基礎編は全3回シリーズの第1回で、続編として「コミュニケーション×Copilot」「完全理解×無料AI Copilot」へ進むことも可能です。
| 受講時間 | 30分 |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン |
| 受講料金 | 無料 |
⑪Microsoft 365 Copilot 入門!|トレノケート
トレノケートの「Microsoft 365 Copilot 入門!」は、2025年5月23日開催研修を編集した動画で学ぶスタイルです。
この研修は、Microsoft 365 Copilotの導入を検討している企業・個人が対象で、参加時には公式サイトのフォームから申請します。その後、申請時に伝えたメールアドレス宛に録画URLが届くという流れです。
| 受講時間 | 2時間 |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン(録画視聴) |
| 受講料金 | 無料 |
「ChatGPTのセミナーを利用してみたい」という企業の担当者様は、以下の記事をご参照ください。ChatGPTのセミナーのメリット・デメリット、怪しいChatGPTのセミナーの特徴もお伝えするので、生成AI研修の比較検討に役立つ内容です。
Copilotの研修選びのポイント

Copilotの研修は、内容・価格・形式が多岐にわたるため、目的に合わない研修を選んでしまうと「思った成果が出ない」という状況になりがちです。特に企業研修では、受講者のスキル差・業務内容・導入フェーズによって最適な研修が変わるため、以下のポイントを押さえて選びましょう。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 目的との一致 | 「基礎」「実務活用」「エージェント作成」など、研修が自社の目的と一致しているか |
| レベル | 初心者向けか、中級者・実務者向けかなど、受講者のスキルに合っているか |
| 研修形式 | 自社の希望に合ったスタイルか(柔軟性の高さはオンライン、一斉研修は対面など) |
| 実務応用 | Excel・PowerPoint・Teamsなど、実際の業務アプリでの演習が含まれているか |
| カスタマイズ | 企業の業務フローに合わせて内容を調整できるか |
| 料金体系 | 受講料、教材費、サポート費など予算に合っているか |
| サポート | 事前準備・教材配送・研修後のフォローなど対応しているか |
Copilot研修を選ぶ際、特に企業研修では、実務に直結する演習があるか・カスタマイズできるかが重要な選定ポイントです。
Copilotの研修を利用する際の注意点

Copilotの研修は学習効率が高いですが、受講すれば自動的に業務が改善されるわけではありません。研修効果を最大化するためにも、研修利用時の注意点を把握しておきましょう。
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 受講環境の整備 | Copilotが利用可能な有料プラン・Microsoft 365ライセンスに加入 |
| 社内ルールの確認 | セキュリティポリシーやデータ取り扱いルールの社内規定への適合 |
| 受講者のスキル差 | 受講者のITリテラシー差の確認(習得度にばらつきが出ないため) |
| 研修後のフォロー | 研修だけで終わると定着しないため、実務面での定着支援を実施 |
| 過度な期待 | Copilotは万能ではないので、研修後も出力内容を過信しない |
| データの扱い | 個人情報・機密情報を扱う場合、入力してよいデータ範囲を決定 |
Copilotの研修の軸となるのは、Microsoft 365製品との連携機能です。しかし、この連携機能を使うには、有料プランの契約が必要です。まずは、「Excelとの連携」のように学習内容を事前に明確にし、その内容に合わせて有料プランへの加入を行いましょう。
Copilotの研修事例3選
ところで、Copilotの研修に参加した企業はどういった成果を上げているのでしょうか?ここでは、Copilotの研修事例を3つご紹介し、その成果の内容を具体的に見ていきます。
| 企業名 | 主な課題 | 研修後の成果 |
|---|---|---|
| ローム株式会社 | 活用のばらつき |
|
| ダイハツ工業株式会社 | Copilotの操作習得 |
|
| 住友ゴム工業株式会社 | 使い方のイメージ不足 |
|
ローム株式会社
製造業のローム株式会社では、Copilot活用のばらつき、つまり社員とのスキルの差や未活用層への浸透が課題でした。
そこで、eラーニング・ライブ講義・Copilot道場を組み合わせた伴走型研修を実施し、その結果、「毎日Copilotを活用する」と回答した社員の割合が大幅に上昇しています。
加えて、業務削減効果は月当たり約17時間で、同時に、受講者が自主的に社内推進を始め、管理者の意欲・関心も高まりました。
参照:ローム株式会社
ダイハツ工業株式会社
自動車メーカー・ダイハツ工業株式会社では、同社のDX推進室が「Microsoft 365 Copilot」特有の活用法を身につけることが課題でした。
そこで、段階的な学習と伴走支援を組み合わせた研修を実施したところ、受講者の87%が「AIを活用できる業務範囲が広がった」と回答。研修期間はわずか1ヵ月半で、Microsoft製品との連携による、業務削減につながる具体的なアイデア創出も実現しています。
受講者のインタビューでは、Copilotの操作方法だけでなく、プロンプトエンジニアリングのような他ツールでも活用できる汎用的なスキルを学べた点を評価するコメントも見られました。
参照:ダイハツ工業株式会社
住友ゴム工業株式会社
住友ゴム工業では、Copilot Chatを導入していたものの、活用のばらつきや「業務での使い方がイメージできない」という心理的障壁が課題でした。しかし、Copilotの研修を実施した後は、受講者のCopilot利用率は42.9%から85.7%へ大幅に向上しています。
さらに、資料作成やなど実務活用も進む中、DX推進担当者からは「今後はワークショップを組み合わせ、知識を実務に橋渡ししたい」というコメントも見られました。
参照:住友ゴム工業株式会社
Copilotの研修で使える助成金

Copilotの研修では、コスト負担を軽減するために、国の助成金を活用できます。ここでは、Copilotの研修で使える代表的な補助金「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」をご紹介しましょう。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業(経済産業省)は、個人・事業者の双方を支援し、学習〜転職まで一貫してサポートします。(2026年4月6日時点:法人向け6次公募は終了、7次公募は未定)
個人向け
まず、個人向けの補助金の内容を見てみましょう。
| 条件 | 補助内容 |
|---|---|
| 講座修了 | 受講費の1/2(最大40万円) |
| 転職+1年継続就業 | 受講費の1/5(最大16万円) |
| 合計 | 最大56万円補助 |
事業者向け
この事業者向けの助成金は、6次公募で終了したとの発表がありました。今後の再開は未定です。ここでは、6次公募の内容をお伝えしましょう。
| 費用区分 | 補助内容 |
|---|---|
| 人件費 | 1/3以内 |
| 専門家謝金・補助員人件費 | 1/3以内 |
| 広告費・システム構築費 | 1/2以内 |
| リスキリング経費 | 受講費の1/2相当 |
なお、対象となる講座には、上記画像のように独自のロゴマークが付与されているため、公式サイトで確認してみましょう。
Copilotの研修でよくある質問

最後に、Copilotの研修でよくある質問をご紹介します。
Copilotの研修についてまとめ
Copilotは数ある生成AIの中でも、Microsoft製品と連携できる独自のメリットにより、ビジネスシーンで広く活用され、Copilot専用の研修も数多く存在します。
ただし、有料プランに加入していないとMicrosoft製品との連携機能は利用できないため、事前の準備を整えて研修選びに臨みましょう。




