夏休み、お子様の自由研究のテーマ決めに悩んでいる方も多いでしょう。悩んでいる方は、今年はAIを活用して自由研究に挑戦させてみるのはいかがでしょうか?
最近のAIは、画像や音楽などのさまざまな分野で目覚ましい進化を遂げており、私たちの生活を大きく変えようとしています。自由研究でもAIを活用することで、今までにない新しい発見や創造的な作品を生み出せるのです!
この記事では、AIを活用した自由研究の方法やおすすめのテーマを紹介します。AIを活用する際のポイントも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもAIとは
AIとは、「Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)」の略で、日本語では「人工知能」と呼ばれています。具体的には、大量のデータからパターンを見つけ出す「機械学習」や、人間の言葉を学んで適切な回答を導き出す「自然言語処理」などがAIの代表的な技術です。
AIは、私たちの生活のさまざまな場面で活用され始めています。たとえば、スマートフォンの音声アシスタントや自動運転技術など、AIはすでに私たちの身近な存在となっています。
生成AIとは
生成AIとは、「文章」「画像」「音楽」「動画」など、新しいコンテンツの生成をサポートしてくれるAIのことです。たとえば、プロンプトと呼ばれる指示文を入力すると、それに基づいたコンテンツが作成されます。
2022年末に登場したChatGPTを皮切りに、生成AIは急速に注目を集め始めました。誰でも気軽につける生成AIツールも登場しており、自由研究においてもおおいに役立つでしょう。
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自由研究にAIを活用するメリット
自由研究にAIを活用することで、さまざまなメリットが得られます。
- AIを使うスキルが身につく
- 効率的に情報を収集できる
- 表現力や創造性の向上につながる
お子様の将来の可能性を広げるチャンスになるので、ぜひチェックしてください!
AIを使うスキルが身につく
AIを活用した自由研究を通して、早いうちからAIを使いこなすためのスキルを習得できます。AIツールの操作方法はもちろん、AIに適切な指示を出す「プロンプトを考えるスキル」や、AIが出力した結果をチェック・改善する能力も身につきます。
AIはこれからの社会でますます重要な役割を担うため、自由研究を通してAIを使いこなせるようになれば、将来の可能性が広がるでしょう。
効率的に情報を収集できる
AIを活用することで、自由研究に必要な情報を効率的に収集できます。AIは質問を投げかけるだけで、知りたい情報をまとめて検索してくれます。また、AIには翻訳機能があるため、海外の情報も収集できるのです。
従来よりも短時間で、より多くの情報に触れられるため、自分では見つけられなかった新たなアイデアを発見できるかもしれません。
表現力や創造性の向上につながる
自由研究でAIを活用すれば、表現力や創造性の向上にもつながるでしょう。たとえば、画像生成AIを使えば、頭の中にあるイメージを形にでき、絵を描くのが苦手でも自分のアイデアを表現できます。文章生成AIを使えば、長文の小説でも短時間で作成できます。
AIを活用することにより創造性が刺激されるため、自分の新たな可能性に気づくきっかけになるでしょう。
自由研究に使えるおすすめのAIツール
AIツールは分野ごとに特化したものがあります。以下では、自由研究に使えるおすすめのAIツールを紹介します。無料で使えるものもありますので、自由研究のテーマに合わせて選んでみてください。
種類 | ツール名 | 特徴 | 対応媒体 |
画像生成 | Midjourney | Discord上でテキストコマンドを入力するだけで高品質な画像を生成できる。初心者でも使いやすい。 |
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画像生成 | Canva(AI画像生成) | デザインツールCanvaに組み込まれた画像生成機能。簡単なプロンプト入力で画像を生成・編集できる。 |
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画像生成 | DALL-E3(ChatGPT) | 実写のような画像や複雑な構図の画像も生成可能。編集機能も充実しており、細かな調整ができる。 |
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音楽生成 | Soundraw | 直感的な操作で簡単に作曲可能。さまざまなジャンルの音楽を生成できる。 |
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音楽生成 | Boomy | AIが自動で作曲してくれるので、音楽の知識がなくてもオリジナル曲を作成可能。 |
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音楽生成 | Amper Music | 細かい調整が可能で初心者でも簡単に利用できる。動画編集との連携もスムーズ。 |
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テキスト生成 | ChatGPT | 自然な会話形式で質問に答えてくれる。文章作成、翻訳、要約など、さまざまな目的に使える。 |
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テキスト生成 | Microsoft Copilot | プロンプトを元に文章を作成。画像生成もできる。 |
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テキスト生成 | Gemini | インターネットと連携し、最新の情報を元に質問に回答。小説や動画のプロット作成にも使える。 |
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テキスト生成 | Claude | 長文生成や複雑な質問への回答が得意。安全性と倫理性を重視した設計。 |
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動画生成 | Runway | AIにより初心者でも簡単に動画を編集できる。静止画を動画にする機能もある。 |
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動画生成 | Pictory | テキストやブログ記事から自動で動画を生成可能。字幕やBGMも追加できる。 |
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画像生成ツール
画像生成AIは、テキスト(プロンプト)から画像を生成できるAIツールです。自由研究では、絵を描くのが苦手でも自分のアイデアを形にできるのが魅力です。たとえば、歴史上の出来事を再現した画像や、未来の町を描いた画像、架空のキャラクターなどを生成できます。
おすすめの画像生成ツールは、「Midjourney」「Canva」「DALL-E3(ChatGPT)」などがあります。ツールによって、画像の印象が変わるので、好みに合ったものを選んでみてください。
楽曲制作ツール
楽曲制作AIは、メロディや伴奏、さらには歌声まで、音楽のさまざまな要素を生成できるツールです。オリジナルの楽曲を制作したり、既存の楽曲をアレンジしたりできます。音楽の知識がなくても、プロンプトで指示を出せば誰でも作曲に挑戦できるのが特徴です。
おすすめの楽曲制作AIツールは、「Soundraw」「Boomy」「Amper Music」などです。これらは、初心者でも簡単に操作できるようになっており、気軽に楽曲制作を楽しめるので、自由研究で使ってみてください。
テキスト生成ツール
テキスト生成AIは、文章の作成や編集をサポートしてくれるツールです。自由研究では、アイデア出しや短編小説の制作などに活用できるでしょう。また、本の要約や別の表現への言い換えなども可能です。
代表的なテキスト生成ツールは、「ChatGPT」「Microsoft Copilot」「Gemini」「Claude」などがあります。最近は、どのAIツールを使っても自然な文章を生成できるようになっており、さまざまな場面で活躍してくれるでしょう。
動画生成ツール
動画生成AIは、テキストや画像などから動画を生成できるツールです。植物の成長過程を早送りで見せるタイムラプス動画や、オリジナルストーリーのアニメなどを自由研究のテーマとして作成できます。
動画生成ツールのおすすめは、「Runway」「Pictory」「Dream Machine」などです。簡単な操作で動画を作成できるため、誰でも気軽に挑戦できます。
AIを活用した自由研究の進め方
自由研究でAIを活用する際には、以下の流れで進めていくことで、自分が求める結果が得られるでしょう。
- 研究テーマの選定
- 必要なツールの準備
- AIツールの活用
- 研究結果をまとめる
より効果的に楽しくAIツールを活用するためにも、参考にしてみてください。
研究テーマの選定
AIを活用した自由研究では、まず自分の興味や関心のあるテーマを選びましょう。AIは様々な分野で活用できるため、可能性は無限大です。たとえば、「AIで作曲してオリジナルソングを作る」「AIで未来の街をデザインする」など、楽しみながら自由研究が行えるテーマを選んでみてください。
もしテーマ選びに迷ったら、AIに相談してみるのも良いでしょう。自分の興味や関心に合わせて、具体的なテーマやヒントを提案してくれるかもしれません。
必要なツールの準備
自由研究のテーマが決まったら、次に必要なAIツールを選んで準備を進めましょう。ツールは、自分のテーマに合った機能を持っているか、使いやすいか、といった観点から選ぶことが大切です。
ツールが決まったら、使い方を事前にしっかりと確認しておきましょう。チュートリアル動画や公式ガイドなどを参考に、基本的な操作方法や機能を理解しておくと、スムーズに研究を進められます。
また、AIツールによっては、アカウント登録やソフトウェアのインストールが必要な場合もあります。注意点として、AIツールによってはすべての機能を使うのに有料プランに加入しないといけない場合があるため、必ずチェックしておきましょう。
AIツールの活用
いよいよ自由研究を進めていきます。AIツールを活用しながら、データを収集・分析したり、結果をまとめたりしていきましょう。AIツールを使う際は、それぞれの特性を理解し、適切に指示(プロンプト)を出すことが大切です。
プロンプトが曖昧だと、思うような結果が出ない場合があります。もちろん、初めから完璧なものはできないので、いろいろなプロンプトを試してみてください。
AIツールを使いこなす中で悩むこともあるでしょう。そんな時は、インターネットで情報を調べたり、家族に相談したり、複数のAIツールを使ってみたりして、解決策を見つけていきましょう。
研究結果をまとめる
AIツールを活用した実験や調査の結果を、わかりやすくまとめることが大切です。AIが生成したデータや文章、画像などを整理し、自由研究のテーマに対する答えや発見を明確にしておきましょう。
まとめる際には、AIツールを使用した過程や、AIの結果に対する自分の考察も忘れずに記述しましょう。AIから得られた学びや気づきも、貴重な自由研究の成果です。また、AIツールを使った感想や今後どのように使うかなどをまとめ、締めくくりましょう。
自由研究でAIを活用するポイント
自由研究でAIを活用する際には、以下のポイントに注意することが大切です。
- 目的に合ったAIツールを選ぶ
- データ収集と準備を丁寧に行う
- AIを鵜呑みにせず自分で考える
これらのポイントを押さえることで、自分のアイデアとAIの機能をうまく組み合わせられるので、自由研究を始める前にチェックしておきましょう!
目的に合ったAIツールを選ぶ
AIツールは種類も機能も多くのものがあります。自由研究でうまく活用するには、テーマに合ったツールを選ぶことが大切です。まずは、自由研究のテーマやAIに何を手伝ってほしいのかを明確にします。
そして、さまざまなAIツールの機能や使いやすさなどを比較し、自分が求めるものを選びましょう。
データ収集と準備を丁寧に行う
自由研究でAIを使うときは、AIに「正しくわかりやすい情報」で指示を出すことが大切です。たとえば、AIに絵を描いてもらいたいときは、どんな絵を描いてほしいのか、具体的に説明しましょう。
「かわいい猫の絵」よりも、「青い目で、毛がふわふわした子猫が遊んでいる絵」と伝えた方が、自分が想像するものを提案してくれます。
また、AIに何かを調べてもらいたいときは、質問の仕方を工夫してみましょう。「地球温暖化について教えて」よりも、「小学生にもわかるように、地球温暖化の原因と影響を教えて」と伝えた方が、わかりやすく噛み砕いて説明してくれます。
AIを鵜呑みにせず自分で考える
AIは便利なツールですが、万能ではありません。AIが出力した結果を鵜呑みにせず、自分で考えて判断することが大切です。特に、情報収集の際は注意が必要です。
AIは「ハルシネーション」といって嘘の情報を提案することがあり、必ずしも正確な答えを教えてくれるとは限らないのです。AIはあくまでも補助ツールであることを忘れず、自分の力で自由研究を進めましょう。
なお、AIツールを使ったことがない方や自信がない方は、こちらのセミナーに参加していただくことで、たった2日で活用スキルをマスターできます。オンラインからでも気軽に参加できるので、ぜひご検討ください!
自由研究でAIを活用しよう!
AIは、新しいアイデアを生み出すきっかけになる自由研究に役立つツールです。自分の可能性を大きく広げられるので、テーマや目的に合ったツールを選んで、積極的に活用してみましょう。もちろん、AIは万能ではないので、あくまで自分の力で自由研究を進めることが大切です。
この記事で紹介したAIツールや活用方法を参考に、新たなスタイルで自由研究に挑戦してみてください!