プログラミング言語には、Pythonというものがあります。
特定の分野で使用されることが多い言語ですが、具体的にどのような特徴があるのかを知らない人も多いでしょう。
そこで今回は、「Pythonに関する基礎知識」を4つに分けて紹介していきます。
AIで活用される「Python」とは?
Pythonとは、プログラムを作るために必要なプログラミング言語のひとつです。
そして主に人工知能やAIを作るために使用されます。
また、言語の内容がわかりやすく学習しやすいため、初心者がプログラミングを学ぶために使用されることも多い言語です。
AIを作るプログラミング言語となると難しそうですが、AIが作れるコードの中では非常に分かりやすい構成なのがPythonとなっています。
すぐ分かるPythonの基礎知識4選
それでは、Pythonについてすぐ理解できる基礎知識を4つ紹介させていただきます。
Python基礎知識①シンプルなコードが作れる
プログラミングでは、何らかの命令を作る際に複数のコードを組み合わせるのが基本です。
Pythonはその際に使用するコードの数が少なく済むのが特徴で、そのためプログラムのコードがシンプルで見やすくなります。
そして、誰が作っても同じコードになるように工夫されているという特徴もあります。
したがって、作った人の個性が出にくく他の人でも内容を把握しやすい言語なのがPythonです。
Pythonは初心者向けのプログラミング言語としても扱われます。その大きな理由は、コードがシンプルであることです。
プログラミングの学習では、組み上げたコードがエラ―を起こし、なおかつそのエラーの原因がわからないということがよくあります。
その結果、プログラミングの学習に挫折してしまうことも珍しくはありません。
ですがPythonであればコードがシンプルなのでエラーが起こりにくく、挫折する可能性も低いです。
さらに、誰が作っても同じコード構成になるので他の人が作ったコードを参考にしやすいです。
そういった理由で、Pythonは初心者向けのプログラミング言語として選ばれやすくなっています。
Python基礎知識②豊富なライブラリとフレームワークがある
Pythonの最大の特徴と言っても過言ではないのは「豊富なライブラリ」です。
ライブラリとは、ある目的を持ったプログラムをまとめてあるものです。
Pythonには、数学的な関数を用いて計算したり、膨大なグラフをデータ化したりするなど、非常に数多くのライブラリが用意されています。
本来、プログラミングでは、ある目的を持ったプログラムを作るためには、コードを一から打ち込んでいかなければなりません。
しかし、Pythonだと、対応しているライブラリさえあれば、それをそのまま導入するだけで済みます。
また、導入した後のライブラリには自分で好きに手を加えられます。
そのため目的に完全に合ったライブラリが見つからなくても、似たライブラリを取り入れて目的に合わせて改造することも可能です。
Pythonは世に出た当初、上級者のエンジニアによって数多くのライブラリが作られたという経緯があります。その際に作られたライブラリは数万に及びます。
プログラムではコストや時間などの関係でライブラリを作るのが非常に難しいです。そのため、他のプログラミング言語は、ライブラリの数があまり多くないのが現状です。
したがって、すでに膨大なライブラリを使用することができるPythonは、不動の地位を確立しています。
さらに、ライブラリや他のプログラムを組み合わせたフレームワークの数も非常に多いです。
ライブラリとフレームワークを活用すれば、人が打ち込むコードの量を抑えられます。
そして、プログラムを作成するための時間も短く済みます。
Python基礎知識③高度なプログラムを必要とするAIに最適
PythonがAI分野で使用されるのは、高度なプログラムを比較的短い時間で完成させられるからです。
そして、Pythonの強みであるライブラリやフレームワークの中には、AIに関するものも数多くあります。
膨大なデータを使用する機械学習や、インターネット上からデータを集めてくるスクレイビングなどは、Pythonのライブラリとフレームワークを使用すればスムーズに行えます。
そのため、短時間で効率的にAIを作る際には、Pythonが選ばれます。
Python基礎知識④AI以外の分野でも活用可能
Pythonは、AIの分野で活用されることが多いですが、そもそもAI分野専用に作られたわけではありません。
高度なプログラミングを作りやすい点が、AIで活かしやすいだけです。そのため、他の分野でも使用することが可能です。
動画配信サービスやスマートフォン向けのアプリの中には、Pythonを使用して作られたものが数多くあります。
また、シンプルでプログラムを作りやすいという強みを活かして、コンピュータ内で比較的手軽な自動化プログラムを作る際に用いられることも多いです。
Pythonの基礎知識を身に付ける方法
そんなPythonの基礎知識を身につける方法をいくつか紹介していきます。
Pythonの書籍で基礎を学ぶ
Pythonの基礎知識を身に付けるための方法はいくつかありますが、その中でも代表的なのは、市販されている書籍の利用です。Pythonは有名なプログラミング言語なので、初心者用に向けた書籍は数多く出版されています。
そして、書籍さえ購入してしまえば、自分のペースで知識を身に付けて行くことが可能です。
書籍は持ち運びも可能なので、移動中や外出先で空き時間ができた時に、書籍を開いて学習するということもできるでしょう。
無料公開されているPythonの動画で基礎を学ぶ
Pythonについて詳しいエンジニアの中には、動画サイトにPythonを学習したい初心者向けの動画をアップしている人もいます。
その動画を見ながら、知識を身に付けていくということも可能です。
動画は、無料で視聴できるものが多く、学習のためのコストがかからないのが大きな強みです。そして、動画で使用されているPythonと、手元にあるPythonのバージョンや設定を合わせれば、全く同じ操作が可能です。
そのため、動画と同じ操作をして、挫折することなく学べるでしょう。
Pythonの学習サイトで基礎を学ぶ
Pythonには、エンジニアが提供している学習サイトが複数あります。
初心者を対象にしたものも多いため、学習サイトを利用して、基礎知識を身に付けるのも良いでしょう。
学習サイトは無料のものが多く、動画の視聴と同様に、コストを必要とせずに学習できます。
簡単なAIやゲームを作ることを目的とした学習サイトも多いため、習得した基礎知識を、実用的に使う方法を身に付けることも可能でしょう。
Pythonセミナーで専門家に教えてもらい基礎を学ぶ
Pythonの基礎知識を身に付けるためには、専門家の指導を受けるという選択肢もあります。
試行しながら独学をするよりも、専門家に教えてもらいながら学習していった方が、知識が身に付くという人は多いです。
Python基礎セミナー講習
そして、セミナーに参加すると、専門家から指導を受けることが可能です。そのセミナーはいくつもありますが、中でも代表的なのは、BIZROADが提供するPython基礎セミナー講習です。
Python基礎セミナー講習は2日間で基本文法の解説から、データ分析や画像処理まで、業務に活かせるスキルを短期間で身につけることができる大変人気な講習です。
Python初学者の方でも短期間でPythonの基礎から応用まで学ぶことができます。
また、「Python3エンジニア認定基礎試験」などの資格取得を目指すことも可能ですので就活や転職にも活かすことができるのが魅力的です。
詳しくは以下の公式サイトでご確認ください。
AIエンジニア育成講座
その他にもAI研究所が提供するAIエンジニア育成講座もおすすめです。
基礎的な部分から応用に至るまで、AIに関することをひと通り学べます。AIを学ぶというテーマですが、その学習にはPythonを使用するため、Pythonに関する知識も身に付くでしょう。
そして、専門家の指導を受けることで、知識を身に付けやすいので、3日という短いカリキュラムで済みます。そのため、短期間で効率的にPythonの基礎知識を身に付けたい人におすすめです。
基本的には、東京にある会場で受講する形ですが、ライブウェビナーも用意されているため、離れたところからでも受講可能です。
さらに、講義の内容を、eラーニングとして、動画形式で視聴するという選択肢もあります。
AI開発に欠かせないPythonの基礎知識を身につけよう
AIを作るためには、Pythonがほぼ必須となります。そのため、自らAIを作りたい、将来的にAI開発に携わる仕事をしたいと考えている人は、早めにPythonに関する基礎知識を身に付けておいた方が良いでしょう。
また、Pythonは、初心者用のプログラミング言語として使用されることも多いです。
そのため、幅広いプログラミングを学ぶために、入門用としてPythonを選ぶという手もあります。