【2024】Pythonとは何?特徴から実例、コードや関数について徹底解説!

今回は、Pythonと言うオブジェクト指向のプログラミング言語について解説します。
Pythonとは何なのか?どう言ったことが出来るのか?など分かりやすく説明していきます。

Pythonとは

Pythonとは、世界中のエンジニアの中でもっとも注目されている、学びやすいプログラミング言語の1種です。日本の大学でも最近はプログラミング入門のための言語としてPythonを教える所が多くなってきています。

Pythonは様々な用途に用いられていますが、特にAIやデータ分析の分野で多く用いられています。また、Webアプリの作成やスクレイピング(様々なwebサイトを巡回してデータを取得すること)なども可能です。
InstagramやYouTubeなどの世界的に有名なアプリの開発にもPythonが使われています。

このような汎用性の高さから、Pythonの需要は今後も高まっていくことが予想されます。
ちなみにPythonとはニシキヘビという意味の英単語で、Pythonのアイコンにはヘビのマークが用いられています。

Pythonの特徴

JavaやC言語などの他のプログラミング言語と比較したPythonの特徴は、主に以下の2つです。
Pythonは、他のプログラミング言語と明確に違うところがあります。

Pythonの特徴1.コードの書き方がシンプル

Pythonは他のプログラミング言語と比べても、読み書きしやすいプログラミング言語となっています。具体的には、プログラムを書くときに変数の型を宣言する必要がありません
また、if文やfor文を書くときにブロックの代わりにインデントを用いることで、スッキリとした記述が可能になっています。

他の人が書いたプログラムも読みやすく、ファイルの入出力も行いやすいため、後ほど説明するライブラリという機能が使いやすいというメリットがあります。

Pythonの特徴2.数学的な処理が得意なライブラリが豊富

ライブラリとは、その名の通り世界中の人々が作ったプログラムが集められたネット上の図書館のようなものです。私たちはライブラリにあるプログラムをインターネットから無料で使うことができます。これは、車輪の再発明をする必要がなくなる画期的な仕組みです。

このライブラリが充実しているのがPythonの大きな特徴の1つで、特に機械学習や統計などの数学的な分野のライブラリが充実しています。
例えば、kerasやTensorFlowといった機械学習のライブラリを使うことで、複雑な人工知能のプログラムでも比較的簡単に書くことができます。
また、BeautifulSoupやpyqueryといったライブラリを使えばスクレイピングもそこまで難しくはありません。

TensorFlowについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

【2024】TensorFlowとは?できることや活用事例を徹底解説

Pythonの学習方法3選

それでは、そんなプログラミング言語Pythonはどのようにして学習したら良いのでしょうか?

プログラミング言語を独学で学ぶのは、かなり難しく時間がかかるので、下記のように勉強することをおすすめします。

Pythonの学習方法①書籍

おそらく最もコストがかからない方法であり、書籍の最大のメリットは何と言っても自分のペースで気軽に学べることです。ただ、その反面で挫折する人が多いのも事実です。
疑問点を気軽に聞ける友人がいたり自身で疑問を解決する能力が高かったりすれば適した方法であると言えるでしょう。

プログラミングを学んだことがない方には以下のような書籍がオススメです。
知識ゼロでも読み進められる内容になっています。

独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで

独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
引用:Amazon

やさしいPython

 

やさしいPython (「やさしい」シリーズ)
引用:Amazon

Pythonの学習方法②インターネットサービス

現在は、プログラミングをインターネット経由で学べるサービスがたくさんありますが、もちろんPythonもインターネットで学べるプログラミング言語の一つです。

最近では、価格も比較的安く説明も丁寧なサービスが増えてきているので、現代に合った学習方法なのかもしれません。
Udemyやprogateなどはここ数年でかなり有名になってきたので、読者の皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。

ただ、インターネットでの学習は便利な一方で、提供されたコンテンツを最後までやり遂げた人の割合が利用者全体の約5%という厳しいデータも出ているようです。

Pythonの学習方法③Python講座受講

プログラミングセミナーやPython講座の受講は金銭的な負担は大きいですが、その分短時間で効果的な学習が可能でしょう。
逆に言えば一度支払ってしまえばきちんとした知識がつくので、コストパフォーマンスは良いです。高い金額を払っているので学習のモチベーションも自然と高まりそうです(笑)。

また、特に忙しい社会人は、仕事と勉強を両立しなければなりません。
勉強の時間を効率的に捻出するには、オンラインでも受講できる講座がおすすめです。

講座受講の最大のメリットは、疑問点をプロの講師の方に直接聞けることです。
また、自分と同じような目標を持った方と知り合いになれば、お互いを高め合う機会にもなります。そうしてできた人脈が今後のキャリアへと繋がる可能性があるのも魅力的です。

Python基礎セミナー講習

Python基礎セミナー講習は、たった2日間でPython未経験からマスターレベルまで到達する事が出来るので、忙しい社会人や日々忙しい方にはおすすめの講座です。

また、オンラインを選択しても講師とチャットで質問やレクチャー等のやりとりが可能で、受講者の操作画面を講師が見ながら操作のサポートをするので初めての方でも安心して受講する事が出来ます。

最短で効率よくPythonの知識を身につけたい方は、Python講習の受講がおすすめです。

AIエンジニア育成講座

AI研究所が運営するAIエンジニア育成講座は、前提スキルなしの初心者から対象で、Pythonについても実務でどう使うかというところまで教えてくれます
専門的な知識を持った講師陣がわかりやすい講義をしてくれます。
価格も他のスクールに比べ抑えめなので費用対効果の高いセミナーです。

Pythonの具体的な使い方

それでは、Pythonの具体的な使い方について説明していきます。

print文による画面への出力

まず、文字や数字を画面に出力するには、print文というコードを記述します。
初心者の方がコードの書き方を学ぶ際、一番最初に習うのがおそらくprint文なのではないでしょうか。例えば、「Hello Python!」という文字列を出力したい場合は、

print(‘Hello Python!’)

のように記述すれば大丈夫です。
Pythonでは、文字列をシングルクォーテーション(‘)か、ダブルクォーテーション(“)で囲む必要があります。

print文による画面への出力
また、数値の出力方法も同様です。
例えば、num1という変数に3、num2という変数に2を代入した以下の例で、

print(num1+num2)

とすると5が出力されます。
数値の場合にはシングルクォーテーション(もしくはダブルクォーテーション)で囲む必要はありません。

数値の出力方法

for文によるループ処理

繰り返しの処理を実行したいときはfor文を使います。
例えば、リストの変数listに格納された5つの要素をを出力したい場合、以下のように記述すると、list内の値をすべて出力できます。

for文によるループ処理

Pythonの関数

関数とは、簡単に言うと一定の処理をまとめたもののことです。

一定の処理を何度も繰り返し書かなくてもいいようにするために、このような仕組みがあります。ある入力を元に、別の値を出力する変換装置のようなもの、と考えて頂くとわかりやすいかと思います。

ちなみに、データ型に紐付いた関数をメソッドと呼び、これらは使い分けられています。
関数は、defで事前に定義しておく必要があり、()の中に引数という変数を与えて使います。
関数は、戻り値と呼ばれる値を返します。具体的な使い方は以下のようになります。

Pythonの関数
このように、関数を使うことでよりスッキリとしたコードを書くことができるのです。

Python入門者におすすめのAnaconda

Pythonを学びたい!と思っている人は、機械学習やディープラーニングなどに興味があるのではないでしょうか。

こういった人工知能分野の開発をするには最初に環境構築が必要なのですが、Python入門者にはハードルが高く、特にWindows環境ではかなり手間がかかることもあります。

しかし、Anaconda(アナコンダ)の登場により、Pythonでの開発環境がスムーズに構築できるようになりました。Pythonプログラミングを始めたばかりの人にとってはAnacondaはぜひ導入したいツールなので、ぜひインストールして学習を進めていきましょう。

Anacondaとは?

Anaconda(アナコンダ)とは、Pythonで使用するプログラムやライブラリが1つにまとまったソフトウェアのことです。

Pythonにはオープンソースで開発され無料で利用できる便利なライブラリが豊富にあることが特徴です。とはいえ、ライブラリのほとんどはPythonには付属していないため、Pythonインストール後に、別途使いたいライブラリを個々にインストールして環境を整える必要があります。
初心者にとっては、労力のいる作業です。

ですが、Anacondaの登場により、環境構築のハードルがグッと下がりました。
必要なライブラリを1つ1つインストールする手間がなくなるので、データ分析処理や機械学習を開発する環境を即座に構築できてしまいます。

マクドナルドのバリューセットをイメージすると、Anacondaは理解しやすいです。
単品で選ぶよりセットで頼んでしまえば悩まなくてすみますからね。

WindowsでのAnacondaインストール手順

Anacondaの使い方はとてもシンプルで簡単です。
Windows環境でのセットアップ方法を解説していきます。

まず、公式サイトからAnacondaをダウンロードします。
Pythonのバージョンは2023年11月現在3.11です。

Pythonのバージョン

Anacondaのインストール作業が終わると下の画面が表示されます。
インストーラを終了しましょう。

インストーラを終了

ホーム左下の画面からAnacondaを検索すると「Anaconda Navigator」というランチャーアプリが出てきます。

Anaconda Navigator

Anaconda Navigatorで、インストールされているライブラリなどの起動や新たなツールの追加などの操作が行なえます。

Anaconda Navigator

Pythonとは?まとめ

今回は、Pythonの概要から活用事例、またコードや関数のことについて説明させて頂きました。

Anacondaのようなディストリビューションを使うと、さらに快適にPythonを使いこなせます。
Pythonは、AIや人工知能に欠かせない言語となっているので、この記事で概要を理解して頂けたらと思います。

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