【2026】n8nとは?料金やログイン・GitHubとの連携方法・Difyとの違いを解説

担当者へのリマインド送信、フォーム回答の転記、SNS投稿の予約。多くの現場で発生するこうしたルーチン作業は、n8nを活用すれば一気に解決できます。

この記事では、n8nの基本から料金、ログインやGitHubとの連携方法、「Dify」との違いまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

n8nとは?

n8nとは?n8n(エヌエイトエヌ)は、500以上のアプリを連携し、業務を自動化できるワークフローツールです。例えば、

  1. 問い合わせメールを取得する
  2. 内容をGoogleスプレッドシートに記録する
  3. Geminiに返信案を作成させる

といった一連の処理を、一つのワークフローとしてまとめて自動化できます。

n8nの運営会社は、2019年にドイツ・ベルリンで設立された「n8n GmbH」で、現在はNvidiaやセコイア・キャピタルから多額の出資を受けるなど、自動化をリードする成長企業として注目されています。

n8nの由来と意味

「n8n」という名前は、「nodemation(ノードメーション)」という造語を短縮したものです。

  • Node(ノード):処理の節・結び目
  • Automation(オートメーション):自動化

この2つを組み合わせた言葉が「nodemation」で、その最初と最後の「n」の間にある8文字(odematio)を「8」に置き換えて表記したものが「n8n」です。これは「i18n」(internationalization)と同じ形式で、テクノロジー業界で広く使われています。

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n8nを使った自動化やアプリ連携に興味があるものの、実際の現場でこれらをどう戦略的に活用すべきか分からない方もいるでしょう。

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n8nのような業務効率化ツールといえば、RPAが挙げられます。RPAは、人間がパソコン上で行っている定型的な事務作業を、ソフトウェアのロボットが代行して自動化する仕組みです。

以下の記事では、RPAのおすすめツールを数多く紹介しているので、「自社の業務に最適な自動化ツールを比較して選びたい」という方は、ぜひご一読ください。

【2026】RPAとは?簡単にわかりやすく解説!おすすめ無料ツールと国内三大RPA・活用例も紹介

n8nは無料で使える?

n8nは無料で使える?

n8nは、自分で設置(セルフホスト)して、個人で使うなら無料です。ただし、セルフホストでも、企業向け(100人以上)の高度な管理機能が必要であれば有料になります。また、n8nにサーバーの管理や運用を依頼するクラウド版も有料です。

n8nはオープンソース?

ところで、「n8nはオープンソースだから無料なのでは?」と思う人もいるでしょう。実際には、n8nは完全なオープンソースではなく「フェアコード」という仕組みを採用しています。

これは、オープンソース同様のサービスを提供する一方で、商用利用の一部に制限を設けているライセンス形態です。

オープンソース:ソースコードが公開され、誰でも無料で利用・改変できる

n8nの有料プラン

n8nの料金は、1連の動き(実行)ごとにカウントされます。つまり、n8nは仕組み(ステップ)が複雑でも、最後まで動いたときだけ料金が発生する、というシステムです。

運用タイププラン名月額料金月間実行回数
セルフホストBusiness120,060円(667ユーロ)40,000回
セルフホスト×クラウドEnterprise要問合せ要問合せ
クラウドStarter3,600円(20ユーロ)2,500回
Pro9,000円(50ユーロ)10,000回

なお、上記のn8nの料金(1ユーロ:180円)は月額ですが、支払いは年払いです。

参照:持続可能な利用ライセンス|n8n ドキュメントn8n Plans and Pricing – n8n.io

n8n以外にも業務フローを自動化できるツールはいくつもあります。以下の記事では、無料枠があるZapierとChatGPTを連携する事例をご紹介しています。コスパ良く業務を効率化したい方は、ぜひ参考にしてください。

【2026】ZapierとChatGPTの連携事例5選!無料の使い方・ログイン方法・料金も紹介

n8nは何ができる?

n8nワークフローの全体の流れ
引用元:n8n

n8nは、あらゆる業務を自動化できます。ここでは、画像にある具体的な例を挙げ、n8nでできることを見ていきましょう。

上記のn8nの図は、オンボーディング(入社手続き)の自動化を行うワークフローです。例えば、⑤では新しいメンバーのアカウントを作成、⑦では役職に応じたSlack設定を実行しています。詳しくは、以下の表をご覧ください。

ステップ内容
①フォーム送信新規ユーザー作成フォームが送信され、処理がスタート(トリガー)
②AIが内容を理解名前・部署・役職など、入力内容をAIが読み取る
③過去データ参照既存ユーザー情報を確認し、同じ人がすでに登録されていないか確認
④Entra ID確認社内ID管理システムのユーザー情報を確認
⑤Jiraアカウント作成必要に応じてJira(タスク管理ツール)のアカウントを作成
⑥役職を判定入力情報から、マネージャーか個人かを判断
⑦Slackを自動設定マネージャーならチャンネル招待、一般ならプロフィール更新

このように、手順が複雑な業務フローもn8nを使えばすべて自動化できます。

n8nで連携できるアプリ15選

n8nで連携できるアプリ15選

現在、n8nは500種類以上のSaaSや職場向けアプリと標準で統合されています。ここでは、これらの中から主要なアプリを15選ピックアップして一覧表にまとめました。

カテゴリ名称概要
ビジネスSlackメッセージの送受信、特定アクションの通知
Gmailメールの自動送信、受信内容の解析
Microsoft ExcelMicrosoftの表計算アプリ(データの読み書き)
GoogleカレンダーGoogleワークスペースのスケジュール管理
Google Spreadsheetsデータの自動入力、レポート作成
Notionコンテンツ管理、タスクやノートの同期
MySQL世界で最も普及しているデータベースのデータ操作
開発・管理GitHubソースコード管理、イシュー(課題)の作成・管理
Jiraソフトウェアプロジェクト管理、タスクの追跡、バグ管理
Trelloタスクカードの自動作成・整理
AIOpenAI(ChatGPT)生成AIの代表的ツール
GeminiGoogleのマルチモーダルAI(テキスト・画像解析)
コミュニケーションXSNSを代表する双方向性ツール(投稿・検索)

n8nでは、上記の主要ツール以外にも、天気予測を取得できる「OpenWeatherMap」、クラウドストレージとしてデータを保管できる「Amazon S3」、SNSでの情報発信で人気の「Facebook」のような多様なサービスと連携可能です。

参照:Best apps & software integrations | n8n

n8nを使うメリット

n8nを使うメリット

ここでは、n8nを使う3つのメリットを解説します。

①ステップ数に縛られないコスパの良さ

n8nは、料金が処理の細かさ(ステップ数)ではなく「実行回数」で決まります。そのため、どれだけ工程が多く複雑なワークフローでも1回動けば1カウントです。例えば、約10万件以上のタスクを実行する場合、

  • 一般的なツール:月500ドル以上
  • n8n:月50ドル程度

のように、約1/10のコストで運用できます。つまり、複雑なことをすればするほど得をするのがn8nの特徴であり魅力の一つです。

②20万人以上が参加する活発なコミュニティ

n8nには、世界中で20万人以上のユーザーコミュニティがあります。フォーラムでは質問と回答が活発にやり取りされ、解決策が日々蓄積されています。加えて、

  • 解決策の投稿や「いいね」でポイントが蓄積
  • 上位者には最大500ユーロのギフトカード

といった特典付与など、利用するメリットも豊富です。このn8nの仕組みにより、公式サポートに頼らなくても、実用的な知見がスムーズに入手できます。

③「月200時間節約」も可能な時間効率の高さ

n8nを導入することで、人手で行っていた定型作業を自動化でき、大幅な時間短縮につながるというメリットがあります。例えば、世界的な配送プラットフォーム Delivery Heroでは、これまで手動で行っていたアカウント復旧作業をn8nで自動化しました。その結果、

  • わずか5時間の構築作業
  • 毎月約200時間分の作業時間を削減

という大きな効果を得ています。このように、人の判断が絡む業務でも、n8nを使えばスムーズに自動化できます。

参照:n8nブログn8n CommunityDelivery Hero Case of study

n8nとDifyとの違い

n8nとDifyは、生成AIを活用した業務効率化ツールですが、それぞれ目的や役割が異なります。ここでは、表で両者の違いを解説しましょう。

比較項目n8nDify
主な役割業務プロセス全体の自動化・統合AIアプリ・チャットボットの構築
得意分野500以上のSaaS連携、データ構成の変換RAG(資料検索)、プロンプト管理
ユーザー層IT部門・エンジニア事業部門・非エンジニア
AI機能の扱い外部AIを組み込むAI機能を中心に設計
主な用途
  • CRM連携(顧客データの同期)
  • ERP統合(基幹システムへの登録)
  • FAQシステム
  • 社内ナレッジ検索
商用利用顧客提供は有料ライセンスが必要可能(ロゴの利用は承認が必要)
日本語対応未対応対応
無料プランあり(個人セルフホストの場合)あり
料金プラン/月
  • Starter:20ユーロ(3,600円)
  • Pro:50ユーロ(9,000円)など
  • Professional:59ドル(約8,800円)
  • Team:159ドル(約23,850円)

n8nとDifyは優劣を比較する対象ではなく、補完関係にあります。そのため、業務を自動化するn8nとAIアプリを構築するDifyを組み合わせることで、Zoomの録画保存をn8nが検知し、Difyで議事録を生成、その結果をSlackやメールに自動送信するといった運用が可能になります。

参照:Dify: プランと料金

n8nのログイン・GitHubとの連携方法

ここでは、n8nのログイン方法とGitHubとの連携方法を画像付きで解説します。

n8nのログイン方法

まず、n8nのログイン方法をお伝えしましょう。

  1. n8nへアクセスして、画面右上の「Sign in」をクリック
    (無料トライアルを利用する場合「Get started for free」をクリック)
    n8n Cloudへのログイン方法
  2. アカウント名を入力して再度「Sign in」をクリックn8n Cloudへのログイン方法
  3. ログインが完了するとダッシュボードが開く

パスワードが分からないときは「パスワードを忘れた場合」をクリックして、パスワードを再設定してください。

n8nとGitHubとの連携方法

続いて、n8nとGitHubとの連携方法をお伝えします。n8nはGitHubと連携することで、作った仕組みをGitHubに保存できます。

トークンの生成

  1. GitHub Apps Settingsにアクセス
  2. 画面左の「Personal access tokens」→「tokens(classic)」をクリックn8nとGitHubとの連携方法
  3. 「Generate new token(classic)」をクリックn8nとGitHubとの連携方法
  4. 「Verify via email」を押すn8nとGitHubとの連携方法
  5. 登録しているメールアドレスに認証コードが届く→「Verify via email」を押す
  6. 「XXXXXXXX」の部分に、メールに届いたコードを入力して「Verify」をクリック
  7. New personal access token(classic)が開く
  8. 「Note」に名前を入力、連携期限設定を行う
    (ここでは、「n8n-connect」、「7日(7 days)」に設定)n8nとGitHubとの連携方法
  9. 「repo」「user」「project」などにチェックを入れ、「Generate token」をクリックn8nとGitHubとの連携方法
  10. 表示されたコードをコピーn8nとGitHubとの連携方法

この後、n8nの画面でこのトークンを貼り付けることで、n8nとGitHubの連携が完了します。なお、このトークンは画面を閉じると二度と表示されません。そのため、コピーしたトークンは、念のためメモ帳などに貼り付けて保存しておいてください。

n8nにトークンを貼り付け

  1. n8nの画面に戻る
  2. 「Add new credential」が表示→検索欄に「git」と入力
  3. 下に表示された「GitHub API」を選び、「Continue」をクリック
  4. 「User」にGitHubユーザー名を入力
  5. 「Access Token」に先ほどコピーした英数字のコードを貼り付け
  6. 「Save」を押して完了

これでn8nとの連携がすべて完了し、n8nからGitHubが使えるようになります。なお、ここでは期限を「7日」に設定したので、1週間経つと連携が切れます。もし使い続けたい場合は、後で期限を「No expiration(無期限)」にして作り直すことも可能です。

無料のオンラインセミナーで効率的なAI導入を学ぼう!

n8nからGitHubの連携作業の際は、聞き慣れない用語や手順に戸惑うことも少なくないでしょう。しかし、こうしたn8nの設定の壁を乗り越えれば、AIとツールを連携した業務効率化を実現できます。

製造業・建設業向け 生成AI無料オンラインセミナーは、AI活用の成功事例を基に、生成AIの業務効率化の進め方、必要な人材育成の具体策など幅広く学べます。

「生成AIをどのように業務に活用できるのか」というイメージがつかみにくい企業様にも最適なカリキュラムです。講義はZoomを使ったライブ配信型で、だれでも自由にご参加いただけます(事前のお申し込みが必要)。

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n8n利用時の3つの注意点

n8n利用時の3つの注意点ここでは、n8n利用時の注意点として、メール操作を例に挙げてお伝えします。

実行回数の制限に注意する

n8nのクラウドプランを利用する場合、ワークフローが動く回数には月ごとの上限が決まっています。そのため、回数を節約するために

  • メールの確認頻度を「5分〜15分ごと」に広げる
  • 本当に自動化が必要な時間帯だけ動かす
  • 不要なテスト実行を控えて、本番稼働に回数を残しておく

このようにn8nの設定を工夫しましょう。上手く使わないと、数日で1ヶ月分の制限を使い切ってしまい、ワークフローが止まってしまうことがあります。

ピン留めを消し忘れないようにする

n8nのメールテスト中に「ピン留め」機能が残っていると、新しく届いたメールを無視して、AIが常に同じ古いデータに対して処理を繰り返してしまいます。そのため、本番公開前に

  • 各ノードの右上に緑色のピンマークを外す
  • テスト用の固定データを削除して空の状態にする
  • 実際に新しいメールを送って内容を閲覧する

などを行いましょう。「設定は完璧なはずなのに、なぜか古い内容で返信される」というn8nのトラブルの多くは、このピン留めの消し忘れが原因です。

AIには件名と本文を分けて出力させる

n8nで、AIに「返信メールを作って」と頼むと、件名と本文が混ざった1つの塊として回答が返ってきます。そのため、AIに対しては

  • subject(件名)
  • body(本文)

という項目名をつけて、中身を別々に書き出すよう指示しましょう。この形式にすることで、n8nは迷わず正しく仕分けることができます。

JSON:キー(文字列)と値(データ)のペアで表現する形式

n8nについてまとめ

n8nは、500種類以上のアプリと連携・業務を自動化できるDX化に最適なツールです。しかし、n8n導入初期のセットアップやGitHub連携などの工程は、初めての方にとって少し難しく感じることもあるでしょう。

もしn8nの設定や戦略的な活用方法に迷ったときには、セミナーなどで導入ステップを学び、効率的に業務へ導入しましょう。

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