【2026】Copilotとは?無料でできること・料金・エンジニア向けの活用法まで解説

生成AIの活用が当たり前になりつつある今、「Copilot」という名前を目にする機会も増えています。特にITエンジニアやDX推進に関わる立場であれば、Copilotを単なる便利ツールとしてではなく、「実務を支える選択肢」としての視点も重要です。

本記事では、Copilotの基本から料金体系、無料版でできること、さらにエンジニア視点での実践的な使い方までを解説します。

Microsoft Copilotとは?

Copilotとは、Microsoftが提供する生成AIを活用した業務支援ツールです。チャット形式での質問対応だけでなく、文章作成や要約、情報整理など幅広い作業に対応しています。

さらにWordやExcel、TeamsといったMicrosoft製品と連携できる点が特徴です。個人の作業効率化から、組織全体のDX推進まで幅広く使われています。

なお、Copilotの概要についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。

Windows AIとは?生成AI Copilotでできることやコツを徹底解説

Copilotの料金プラン

Copilotの料金プラン

Copilotの料金プランにはさまざまなものがあります。一覧表にまとめたものが以下です。

区分プラン名料金(概略・税抜などは元ページ準拠)主な特徴(意訳)
個人向け記載なし無料
  • チャット利用が中心
  • 文章生成、要約、Web検索、画像生成、音声入力が可能
  • Officeアプリ上では使用不可
個人向けMicrosoft 365 Personal約 ¥2,130/月​
  • 個人1ユーザー用で最大5台のデバイスから利用可
  • Word/Excel/PowerPoint/Outlook/OneNote/OneDrive/Designer/Clipchampなどでアプリで Copilot を活用できる。
個人向けMicrosoft 365 Family約 ¥2,740/月​
  • 最大6人まで利用可能
  • Personal同等のMicrosoft 365アプリ群とCopilotが利用可能
個人向けMicrosoft 365 Premium約 ¥3,200/月(初月が約 ¥2,130 のプロモーション記載あり)​
  • Family相当の共有利用に加え、AI利用量や機能枠が拡大
  • Copilotを含むWord/Excel/PowerPoint/Outlook/OneNote/OneDrive/Teams/Defender/Designer/Clipchampなどが利用対象
企業向けMicrosoft 365 Copilot Chat対象の Microsoft 365 商用サブスクリプションに追加料金なし(エージェントは従量課金)​
  • Web情報を根拠とする大規模言語モデル搭載の安全なチャット機能
  • ブラウザなどからCopilot Chatが利用可能
企業向けMicrosoft 365 Copilot Businessユーザーあたり月額 ¥3,148 前後(プロモで約 ¥2,698/月からの記載)​
  • Copilot Chatの内容に加え、組織内の業務データを活用した AI チャットを、Word/Excel/PowerPoint/Outlook/Teams など日常業務アプリに統合して利用可能
  • セキュリティ/プライバシー/コンプライアンスを強化し、生産性向上や業務プロセス効率化を図れる
企業向けMicrosoft 365 Business Standard(Teams なし)+ Copilot Business セット通常 約 ¥4,541/月、キャンペーンで約 ¥2,982/月からの表記​
  • Teams なしのBusiness StandardライセンスとCopilot Businessを統合
  • 最大300ユーザーの管理に対応
  • 各種Officeソフトに加え、Copilotによる生成AI機能を業務フローに組み込める
  • 1ユーザーあたり1TBストレージ使用可能

※2025年12月現在

参考:Microsoft公式サイト

Copilot無料版は、基本的な使い勝手を確認するための入口として十分な機能が揃っています。一方、有料のものは個人利用企業向けでもOffice連携を重視したい人向けで、より日常業務に組み込みやすくなります。

【無料・有料別】Copilotでできること

【無料・有料別】Copilotでできること

この章では、Copilotでできることを、無料・有料別に紹介していきます。

無料のCopilotでできること

無料版でも、日常的な情報整理やアイデア出しには十分対応できます。チャット形式で使えるため、専門的な設定をしなくても直感的に操作できる点が特徴です。

無料版の基本的な機能としては、以下のとおりです。

  • コード生成や改善
  • 画像生成
  • 音声入力での会話

これらの機能により、Copilotは簡単なプログラム補助や資料用画像の作成、ハンズフリーでの質問対応などを行えます。ただ、無料だとOffice製品と直接連携できないため、本格的な業務利用であれば物足りなく感じるでしょう。

有料のCopilotでできること

有料版は、業務効率を大きく引き上げたいユーザー向けの機能が充実しています。たとえば、以下のような機能が挙げられます。

  • Office製品との連携
  • メールやWordの文章作成や要約
  • Excelでデータ分析
  • PowerPoint資料を自動生成

無料版とのもっとも大きな違いはやはり「各種Office製品との連携」で、製品内でAIを使えることからアプリ間の移動が不要になり、よりシームレスな体験ができることでしょう。

なお、以下の記事では、使い方について言及しています。興味のある方はぜひご一読ください。

【2025】Copilotの使い方を徹底解説!Excel・PowerPoint・Outlook・画像生成方法も紹介

CopilotとChatGPTの違い

CopilotとChatGPTは、どちらも生成AIとして高い性能を持ちますが、役割と使いどころには違いがあります。

Copilotの最大の特徴は、WordやExcel、TeamsといったMicrosoft製品との連携に強い点です。業務フローの中に自然に組み込まれ、資料作成やデータ整理をその場で支援します。

一方、ChatGPTは発想力や文章表現の柔軟さが強みで、企画立案やアイデア出し、汎用的な質問対応に向いています。自由度の高い対話を重視するならChatGPT、業務効率を優先するならCopilotと、目的に応じた使い分けが重要でしょう。

【ITエンジニア向け】Copilotの活用法

この章では、ITエンジニアとしてCopilotを業務活用したい方のために、活用法を解説していきます。

  1. ログファイルから異常値だけ抽出してレポート化
  2. 長文の仕様書からAPI仕様だけ抜き出す
  3. チームのチャット履歴から技術的論点だけまとめる
  4. 障害報告書の下書きを自動生成する

①ログファイルから異常値だけ抽出してレポート化

大量のログを確認する作業は、ITエンジニアにとって大きな負担になりがちです。そこで、Excelにログデータを貼り付け、Copilotにエラーコードごとの発生頻度や異常値の傾向抽出を指示することで、確認作業を大幅に効率化できます。

Copilotは数値の偏りや特徴を自動で整理し、重要なポイントだけを文章としてまとめます。全件チェックを行わずとも状況を把握でき、初動調査や報告資料の作成時間を短縮できるでしょう。

②長文の仕様書からAPI仕様だけ抜き出す

仕様書が長文化すると、必要なAPI情報を探すだけでも時間がかかるものです。そこでWordに仕様書を貼り付け、CopilotにAPIエンドポイントやリクエスト、レスポンス構造の抽出などを依頼することで、必要な情報だけを一覧化できます。

文章全体を読み取ったうえで要点を整理してくれるため、見落としを防ぎやすくなります。そのため、実装前の理解や仕様確認をスムーズに進められるようになるでしょう。

③チームのチャット履歴から技術的論点だけまとめる

チーム内のチャットは情報量が多く、後から内容を追うのが難しい場合があります。そこでCopilotを使えば、Teamsなどに蓄積されたやり取りから、技術的な論点や決定事項だけを抽出できます。

そのうえで、さらに論点整理を指示すれば、議論の流れや結論を短時間で把握可能です。そうすれば引き継ぎや振り返りの精度も高まり、認識のズレ防止にもつながるでしょう。

④障害報告書の下書きを自動生成する

障害対応後の報告書作成は、どうしても内容整理に時間がかかりがちです。そこでCopilotに対応時のメモやログを渡すことで、原因や影響範囲、再発防止策の下書きを自動生成してくれます。

Copilotは情報を整理した構成で文章化してくれるため、ゼロから書き始める必要もありません。報告書作成の負担を軽減し、レビューや修正に集中できるようになるでしょう。

Copilotの導入がDX推進に役立つ理由

DX推進という言葉はいまや広く使われているものの、実際には何からどう始めるべきか悩ましいケースも少なくありません。Copilotは、そうした状況でこそ取り入れやすい生成AIツールの一つです。

専門的な開発を前提とせず、日常業務の中で自然に活用できるため、DXを段階的に進めたい企業にとって、良い選択肢となるでしょう。

この章では、なぜCopilotがDX推進に役立つのか、その理由を以下のとおり見ていきます。

  1. 非エンジニアでも業務自動化しやすくなるから
  2. 社内の情報共有と文書作成が高速化されるから
  3. AI導入の第一歩として効果を出しやすいから

①非エンジニアでも業務自動化しやすくなるから

Copilotは、専門的なプログラミング知識がなくても使える点が大きな特徴です。自然な言葉で指示するだけで、文章作成や要約、データ整理などを自動化できます。

これにより、非エンジニアの社員でも業務改善に直接関われるようになります。導入することで、IT部門だけに負荷を集中させず、現場主導でDXを進めやすくなるでしょう。

②社内の情報共有と文書作成が高速化されるから

Copilotは、社内に散在する情報を整理し、共有しやすい形にまとめるのが得意です。たとえば会議内容の要約や資料の下書き作成といった用途なら、一瞬でできるようになります。

これにより情報共有のスピードが向上し、確認や修正にかかる時間も減らせます。Copilotを活用すれば、組織全体の業務テンポが改善するので、DX推進の土台も整いやすくなるでしょう。

③AI導入の第一歩として効果を出しやすいから

Copilotは既存のMicrosoft製品と連携できるため、新しい環境を一から構築する必要がありません。つまり、導入すれば、普段使っているツールの延長線上でAI活用を始められるということです。

Copilotによって具体的な業務改善の成果が見えやすくなり、社内のAI活用への理解も進みます。結果として、DX推進を段階的に広げていく足がかりになるでしょう。

ただ、Copilotを実務で使い始めたものの、「本当にこの使い方で合っているのか」「他にも活用できる場面があるのでは」と感じる方も多いでしょう。Copilotの効果を最大化するには、生成AI全体の考え方や業務への落とし込み方を理解することが重要です。

こうした背景を体系的に学びたい場合は、生成AIの基礎から実践的な使い方までを扱う「生成AI無料オンラインセミナー」を活用するのも一つの方法です。Copilotを点のツールとしてではなく、DX推進の流れの中で活かす視点が身につけられます。

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Copilotは、触るだけで成果が出るツールではありません。実務レベルで活用するには、生成AIの仕組みや得意分野を理解したうえで、適切な指示を出す力が必要です。

特にCopilotとChatGPTの違いや、業務で使う際の注意点を把握していないと、思っている効果を感じられないことも多々あります。業務改善やDX推進につなげるためには、体系的な知識と実践的な使い方を押さえることが重要になるでしょう。

そのような方に向けて、生成AI全体を実務視点で学べるのが生成AIセミナーです。この講座では、CopilotやChatGPTの活用方法だけでなく、プロンプトの考え方や業務への落とし込み方まで学べます。

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Copilotについてまとめ

Copilotは、生成AIを業務に自然に組み込める点が大きな魅力です。無料版でも基本的な活用は可能ですが、有料のものに投資すれば実務レベルでの圧倒的な効率化をより実感できるでしょう。

Copilotは単なる便利ツールではなく、業務の進め方そのものを見直すきっかけにもなります。まずはできる範囲から使ってみて、効果を確かめながら活用の幅を広げていくことが、失敗しにくいAI導入の進め方といえるでしょう。

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