AIで知られる人工知能の開発技術者は不足しています。そのため、人材の発掘と教育が求められています。その点で大きな役割を果たしているのが、E資格です。人工知能の開発に必要な知識や技術を図るE資格は、機械学習に用いられる数式やアルゴリズムの知識が必要です。
こちらでは、E資格の概要とともに、どのような知識が必要なのか、おすすめのトレーニング方法について説明します。
E資格の概要と事前に知っておきたい知識

E資格は、JDLAで知られる一般社団法人日本ディープラーニング協会が創設し、運営するエンジニア向けの資格です。試験は年に2回行われ、機械学習の一分野であるディープラーニングの理論への理解度が問われます。
なお、試験時間は120分で、100問程度の多肢選択式のテストが実施されるので、かなりタイトな試験といえるでしょう。同じ団体が設けているG資格とは異なり、試験は会場受験のみとなり、試験中にテキストを開いたり、わからない点をネットで検索することはできません。
一般的な資格試験では、過去問題が公表され、試験対策がしやすいですが、E資格は、試験内容の公表が禁止されているので、ベースとなる知識や基礎とともに応用力が求められます。
直近行われた2026年2月のE資格の合格率は、69.17%、直近でシラバス改定が行われた2024年8月の合格率は66.23%でした。合格率だけ見るとそれほど難しくないように感じられるかもしれませんが、受験者の半数が現役エンジニア。前提として知識と経験があるからこその合格であることも、忘れてはおけないでしょう。
参考:JDLA公式ページ
E資格の概要についてはこちらの記事で解説しています。
おすすめのE資格トレーニング方法4選

E資格取得は、資格取得に必要な数学やアルゴリズムを理解したうえで、プログラミング言語のPythonを使って実装するまでを、筋トレのように繰り返し行うのが早道です。
基礎的な知識を実践的な仕方で生かすようにトレーニングを積むことがポイントといえます。具体的な内容としては、機械学習の仕組みを学んだうえで、人工知能の開発環境を構築したり、機械学習に利用するライブラリを使って人工知能のモデルを作成することができます。
加えて、機械学習の一分野である強化学習を深堀りし、自動運転やロボットの行動を制御する方法を、ライブラリを利用したり、プログラムを組んで学びます。
おすすめのE資格トレーニング方法①セミナーや講座
E資格は、受験の前提条件となる講座の受講が求められますが、単に講座を受講するだけでなく、トレーニングを積むことが合格のカギとなり、その後の仕事にも生きてきます。
中でも、初心者の方が基礎を学びつつ、E資格の受験要件を満たすようトレーニングができるのが、「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」です。
こちらは、講座自体が、受験資格に必要なJDLA認定のものとなっています。講座を修了すると、E資格受験資格を得られるだけでなく、短期間に一定レベルまで達することが可能です。
知識が全くないところから始められ、修了率も99パーセント以上となっていることから、手厚いサポートを期待できます。受講料が低く抑えられているのも、こちらの講座の特徴です。
セミナー名 E資格対策ディープラーニング短期集中講座 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 49,500円〜 受講期間 4日間(eラーニングの場合は32時間) 受講形式 対面(東京)・ライブウェビナー・eラーニング
E資格対策ディープラーニング短期集中講座のスケジュール/申し込みはこちら
すでに基本的な知識の習得し、プログラミング言語の基礎を身に着けている人は、より実践的な内容にフォーカスして、繰り返しトレーニングできる講座がよいかもしれません。実践的な内容が学べる点が人気なのが、「AIエンジニア育成講座」です。
セミナー名 AIエンジニア育成講座 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 45,100円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
実務で使える技術や活用方法の習得を意識した内容となっているので、AIエンジニアとしての基礎を学んでからE資格を受験したい人に向いています。応用レベルまで12回の開催ですが、1年間、繰り返し視聴できるので、何度もトレーニングを重ねるのに適しています。
おすすめのE資格トレーニング方法②書籍
そのほかのトレーニング方法として、前提となる知識を得るのに役立つ参考書や専門書を読むことができます。また、ウェブなどで掲載されているE資格に資する動画の活用もよい方法です。
これらの方法は、自分のペースでトレーニングができる利点がありますが、一人で学習を進めると、つまずいた点をなかなか克服できない場合があります。また、E資格の受検には、「JDLA認定プログラム」の受講が必須条件となっています。JDLA認定プログラムとは、JDLAが認定するさまざまな企業が開講するディープラーニングの講座です。
なので、書籍で学習後、JDLA認定プログラムに認定された対面式の講座を受けて、トレーニングする方法もあります。トレーナーともいうべき講師からアドバイスや学びを得られることで効果が高いトレーニングができますが、場所によっては通いづらかったり、学業や仕事で忙しい人はスケジュール的に難しい場合があります。
総合的に考えると、教育者と学習者の双方向でのコミュニケーションが可能で、より学習時間を確保できるeラーニングは、E資格のトレーニングに最適といえるかもしれません。
E資格合格に役立つ参考書はこちらの記事で解説しています。
おすすめのE資格トレーニング方法③動画
最近ではYouTubeなどでE資格で出題される機械学習や深層学習に関する解説動画が数多く公開されています。E対策講座や参考書だけでは理解しにくい分野があれば、YouTubeで該当する内容の動画を探して視聴してみるといいでしょう。
またYouTubeには倍速再生機能がついていますので、短時間で内容を復習したいときに活用するといいでしょう。
おすすめのE資格トレーニング方法④仕事での活用

もしお仕事でプログラミングをする機会があれば、実際にコードを書いてみるのもいいでしょう。コードを書いても動作しないことがあれば、自分で要因を調べていくうちにさまざまな知識が自然と頭に入ってきます。
コードが苦手な方は、GETT ProskillのE資格対策ディープラーニング短期集中講座などで知識を学ぶことをおすすめします。
E資格の合格率はどれくらい?
E資格の合格率は、6割から7割で推移しています。最新の2026 #1では合格率は69.17%(受験者数1,317人・合格者数911人)となっています。
難易度が高い試験ですが、これだけの合格率を誇っているのは、約半数の受験者がITエンジニアとして活躍している方や人工知能の研究者で、一からE資格を勉強している学生などは少数派であることが一因でしょう。
E資格に合格すると、合格証となるロゴマークを使える利点があります。研究や実務に携わっている人は、自分の名刺などにロゴマークを付すことで、機械学習やディープランニングの知識や技術レベルを示せる点をメリットとして、E資格取得に動いていると言えるでしょう。
また、E資格の合格率をあげる一因と考えられるのが、E資格の受験資格です。E資格は、一般社団法人日本ディープランニング協会が認めた「JDLA認定プログラム」のいずれかを修了することが受験資格として必須です。
JDLA認定プログラムは、E資格試験日の過去2年以内に修了している必要があります。
このように受験資格を持つ人が限定され、最新の知識を持ち合わせている人がE資格を受験することになるため、合格率が上がっているのです。
E資格取得に効果的なトレーニング方法まとめ
E資格は、AI開発に必要な機械学習の知識や技術レベルを認定する試験です。すでに人工知能開発に携わっている人が多く受験しているため合格率は高めです。
一から学んでE資格合格を目指す場合は、シラバスに記載の応用数学に関係する数式や、機械学習に必要なアルゴリズムについて学んでおくとよいでしょう。






