Amazonが提供する主要サービスの一つ・AWS(Amazon Web Services)は、自社のサーバーや各種ITインフラを従量課金制で利用できるクラウドサービスです。
しかし、AWSは非常に多機能で複雑なサービスであるため、適切に使いこなすのは容易ではありません。そこで役立つのが、AWS認定資格試験です。
この記事では、AWS認定資格試験とは何かを解説しつつ、実際の申し込み方法を画像付きで解説します。会場・日程・試験結果がいつ出るのかも詳しくお伝えしますので、AWS認定試験にチャレンジしたい方はぜひ参考にしてください。
AWS認定試験とは?

AWS認定資格試験は、Amazonが提供するクラウドサービス「AWS(Amazon Web Services)」に関する知識やスキルを証明する国際的な資格です。
個人のスキルアップだけでなく、所属する組織の業務向上にも役立つと評価されています。
AWSの入門に使われる資格試験なので、面接や履歴書でAWSの知識があると証明したい方はまずAWS認定資格試験を受けると良いでしょう。
AWS認定試験が注目されている理由
AWS認定試験が近年注目されているのは、クラウドスキルの急速な需要の高まりが背景にあります。そのスキルを証明するAWS認定が、個人のキャリアアップと企業のビジネス成果に直結するためです。
今後5年間でクラウドスキルを必要とする仕事は28%増加

AWSの調査によれば、今後5年間でクラウドスキルを必要とする仕事は28%増加すると予測されています。
実際、2024年2月時点で、世界中で131万以上のAWS認定保持者がおり、過去1年で18%も増加しました。中でも33%が「Associateレベル」以上の技術資格を取得しており、AWS認定試験の価値はますます高まっています。
また、上記画像のように、AWS認定試験合格者がいる組織の91%が「AWSサービスにおけるイノベーションが加速した」と回答。また、IT部門のリーダーのうち、90%が「認定後にスタッフの生産性が向上した」、89%が「トラブル対応が早くなった」という結果が出ています。
AWS認定試験の会場・日程

AWS認定試験の会場と日程は、受験者の希望に合わせて以下の2種類から選べます。
- オンライン監督付きの個人試験
- 各地のピアソンVUE試験センターで受験
では、それぞれの受験方法について解説しましょう。
①オンライン監督付きの個人試験
こちらは、自宅などで、自分やオフィスのパソコンを使って個人で受験する方法です。会場に出向く必要がなく、多くの試験予約は24時間体制で受け付けています。
試験中は、ウェブカメラと画面共有を通じて、専門の監督員がリアルタイムで監視し、対話することも可能。慣れた環境で受験したい、リラックスして臨みたい方におすすめです。なお、受験時間は、以下の監督対応時間から選択できます。
監督対応時間
- 英語:24時間365日
- 日本語:月曜~土曜 9:00~16:00(日本時間)
- スペイン語(中南米):月曜~金曜 10:00~17:45(米国東部時間)
- 中国語(中国本土):月曜~金曜 8:00~17:00(中国標準時)
試験中は、英語表示への切り替えも可能なので、問題の意味が分かりにくいときも安心です。
② 各地のピアソンVUE試験センターで受験
AWS認定試験は、各地のピアソンVUE試験センターで受験することも可能です。ピアソンVUE試験センターでの受験日程は、申し込み時に会場とともにスケジュールを確認しながら自由に選択できます。
会場は、必要な機材や設備が整っており、受付や荷物預かりも可能です。試験は静かな環境で実施されるため、集中して取り組みたい方におすすめの受験方法といえるでしょう。
なお、センターによって実施されているAWS認定試験の種類が異なるため、しっかり確認しながら申請しましょう。
AWS認定試験にかかる料金
AWS認定試験の受験料は、受験区分によって変わります。詳しい受験料は以下の通りです。
- Foundational:15,000円
- Associate:20,000円
- Professional:40,000円
- Specialty:40,000円
このように、AWS認定試験の受験料は決して安価ではありません。高額な受験料を無駄にせず、一発合格を目指すためにも、事前に充分学習しておきましょう。
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AWS認定試験の種類・難易度
AWS認定試験は、現在(2025/7/24)12種類あります。ここでは、AWS認定資格の種類と難易度を一覧表にまとめました。
| 難易度 | 区分 | 概要 | 資格名 |
| 基礎 | Foundational | クラウドサービスの基本 | AWS Certified Cloud Practitioner |
| AIキャリア構築の基礎 | AWS Certified AI Practitioner | ||
| 中級 | Associate | 広範なAWS技術 | AWS Certified Solutions Architect |
| 機械学習の技術 | AWS Certified Machine Learning Engineer | ||
| AWS運用・管理 | AWS Certified SysOps Administrator | ||
| AWSアプリ開発 | AWS Certified Developer | ||
| データモデル設計・管理 | AWS Certified Data Engineer | ||
| 上級 | Professional | 開発と運用の連携 | AWS Certified DevOps Engineer |
| AWS最適化設計 | AWS Certified Solutions Architect | ||
| 最難関 | Specialty | MLモデル構築・デプロイ | AWS Certified Machine Learning |
| 複雑なネットワーキング | AWS Certified Advanced Networking | ||
| AWSのセキュア化技術 | AWS Certified Security |
なお、Specialty認定は、特定の専門分野に特化しているため、他のレベルとは異なる難しさがあることを踏まえておいてください。
AWS認定試験に合格できる勉強時間

AWS認定試験の合格を目指す際、「どれくらいの勉強時間が必要なのだろう?」と疑問に思う方も多いでしょう。
AWS認定には公式な合格率や合格者数の公表はありませんが、ここでは、実際に受験した方の体験談などから、各レベルごとの学習時間の目安をまとめました。
- FOUNDATIONALは40〜80時間
- ASSOCIATEは80〜120時間
- PROFESSIONALは120〜200時間
①FOUNDATIONALは40〜80時間
FOUNDATIONAL(初級)の合格までの学習時間の目安は40〜80時間です。FOUNDATIONALは、AWSの基本的なサービスやクラウドの仕組みを理解できれば合格できます。
専門的なIT知識がなくても問題なく、これからクラウドを学びたい初心者にも最適。独学で合格している人も多く、ITスキル標準(ITSS)ではITパスポートと同じレベル1にあたります。
②ASSOCIATEは80〜120時間
ASSOCIATE(中級)の学習時間の目安は80〜120時間です。中級のASSOCIATEレベルになると、求められる知識が一段階アップし、学習時間も倍近く増えてきます。
このレベルになるとAWSのサービス同士の関係や、実際の運用を意識した問題も出題され、さらに試験ごとに出題内容も異なります。専門性も高くなるため、学習時間が増えるだけではなく、サービスを深く掘り下げて学ぶ姿勢も必要です。
③PROFESSIONALは120〜200時間
PROFESSIONAL(上級)合格の目安となる学習時間の目安は120〜200時間です。PROFESSIONALは最上級レベルで、学習時間も大幅に増えてきます。
実務で得た経験や応用力が問われるため、知識だけでは太刀打ちできないことも。問題文は長く、加えてAWSを使ったシステム設計やトラブル対応など、現場さながらの判断力が求められる試験です。
ただし、IT経験の有無、学習スタイル、理解度によって合格までに要する学習時間は変わります。目安時間にとらわれすぎず、焦らず、自分に合ったペースでコツコツ進めていくことが合格への最も近道となるでしょう。
AWS認定試験の有効期限と更新
AWS認定試験は、合格して認定を取得した日から3年間有効です。
有効期限が近づくとAWSから再認定の案内がありますが、認定の有効性を維持する責任はご自身にあるので、計画的に更新手続きを進めましょう。
再受験によって、常に最新の技術知識を保持していることを証明でき、認定の価値を維持・向上させることにもつながります。
AWS認定試験の申し込み方法・手順
それでは、実際にAWS認定試験に申し込む方法を解説していきます。
AWS認定試験の申し込みは、基本的に試験前24時間まで受け付け可能です。会場受講は埋まりやすいので早目の予約をおすすめします。
- アカウント作成
- 認証
- AWS認定試験の申請
- 支払・その他
①アカウント作成
まずは、アカウントを作成します。
- 「AWS認定試験のスケジュールを立てる」にアクセス

- スクロールして「オンラインでの試験監督」「試験センター」いずれかをクリック
- 画面が遷移したら「ログインを続行する」をクリック

- 「AWS Builder ID」画面が開いたら、「Create or Sign in」をクリック

- 「AWS Builder IDの作成」画面でEメールアドレスを入力し、「次へ」をクリック

- 「名前」欄に名前を入力し「次へ」をクリック
- 認証コードを入力し「認証」をクリック

- パスワードを入力し「AWS Builder ID」をクリック
(パスワード:8文字以上64文字以内、英語大文字・小文字、数字、英数字以外の文字)
ここまでで、AWS Builder IDとして基本アカウント作成は完了です。
②認証
続いて、認証を行いましょう。
- 作成したAWS Builder IDでサインイン
- 「AWS認定プログラム契約書 (AWS Certification Program Agreement – CPA)」画面が開く
- 下へスクロール後に「OK」をクリック

- 「年齢の確認」「規約同意」にチェックを入れ「SUVMIT」をクリック

- 名前をローマ字で入力し「CONFIRM NAME」をクリック

- 住所などの情報をローマ字入力し「UPDATE ADDRESS」をクリック

- 「プロファイルに関する質問」に回答し「UPDATE」をクリック

これで認証が完了です。
②AWS認定試験の申請
アカウント作成・認証が完了したら、さっそくAWS認定試験を申請しましょう。
- 「AWS 認定試験のスケジュールを立てる」にアクセス
- 「試験のスケジュールを立てる」をクリック

- 「Accept teams」をクリック

- 画面が遷移したら、「Schedule an exam」というリンクをクリック

- 以下の画面が開く

- 画面下部にある「Eligible Exams」セクションまでスクロール
- 受験したい試験の横にある「Schedule」というボタンをクリック

- 以下の2つの選択肢がありますので、どちらか希望する方をクリック

- どちらかをクリックすると、その後の試験のスケジュール設定に進む
・Online with OnVUE:OnVUE(オンライン監督システム)で受験
テストセンター受験の場合、希望するエリアや施設名でセンターを検索し、受験会場を指定します。センターごとに利用可能な日程が表示されるので、希望日をカレンダーから選択します。
オンライン受験の場合、利用可能な日程と時間から希望のものを選択しましょう。
②支払い・その他
試験スケジュール設定が終わったら、以下の流れで申し込みを完了させてください。
- 画面上に試験ポリシーや規約の案内が表示
- 内容を確認し、同意欄にチェックを入れる
- 受験費用の案内および支払い画面に進む
- クレジットカード情報やバウチャー(割引コード)がある場合は、ここで入力
- 受験する試験名、日時、会場またはオンライン方式、言語など入力内容を最終確認
- 「予約する」をクリック
これで、AWS認定試験の申し込みは完了です。
スムーズにAWS認定試験を申し込める!AWSで始めるインフラ構築基礎セミナー
AWS認定試験の申し込みは、このように案外手間がかかるので、初心者の場合は複雑で戸惑うこともあるでしょう。
しかし、AWSで始めるインフラ構築基礎セミナーに参加すれば、AWSのアカウント作成から段階的に学習を進めるため、AWS認定試験申し込みもスムーズに対応できます。
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AWS認定試験の合格発表

AWS認定試験の合否結果は、試験の完了から5営業日以内に、ご自身のAWS認定アカウントの「試験履歴」で発表されます。
合格していた場合、正式な試験結果がアカウントに掲載されるよりも早く、AWSのデジタルバッジプロバイダーであるCredly(クレドリー)からデジタルバッジ発行の通知メールが届くことがあるので注意しておきましょう。
ベータ試験を含むその他の試験結果も、同様に5営業日以内に発表され、結果がアカウントに反映されるとメールで通知されます。ただし、AWS認定クラウドプラクティショナー試験は、試験終了時に合否がすぐに表示されます。
AWS認定試験についてよくある質問

最後に、AWS認定試験のよくある質問をお伝えしましょう。
AWS試験についてまとめ
AWS認定試験は、基礎からプロフェッショナルレベルまで幅広く設定されており、すべての資格を取得するのは非常に難易度の高い挑戦です。さらに、試験の申し込みやアカウント作成などの手続きも意外と複雑で、戸惑う人も少なくありません。
だからこそ、効率的な学習法の活用が重要です。独学に時間をかけるよりも、セミナーに参加して集中的に学びましょう。実践的な知識を短期間で習得でき、AWS認定試験にもスムーズに臨めます。






















