「AWSを学習したいけど、どこから始めればいいのかわからない…」そんな悩みを抱えていませんか?クラウドの需要が高まる中、AWSのスキルはIT業界での転職・キャリアアップに欠かせないものになっています。
しかし、サービスの種類が多く、何をどの順番で学べばいいのか迷ってしまう人も多いでしょう。
本記事では、AWS学習のロードマップやおすすめ教材、認定資格、学習後のキャリアパスまで詳しく解説します。これからAWSを学び始める方も、スキルアップを目指す方も、ぜひ参考にしていただき、最短ルートで効率よく学習を進めましょう!
AWSとは?
Amazon Web Services(AWS)は、Amazonが提供する包括的なクラウドコンピューティングサービスのプラットフォームです。2006年に正式に開始され、以降、個人から大企業、政府機関まで、さまざまなユーザーに利用されています。
AWSは、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーキング、人工知能(AI)など、200以上のフル機能のサービスを提供しており、ユーザーは必要に応じてこれらのサービスを組み合わせて使用できます。
AWSを学習するメリットとは?
AWSを学習することで具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、3つのメリットを紹介します。
- クラウド市場での需要が高く、キャリアアップにつながる
- スキルを証明できるAWS認定資格が豊富
- 無料の学習リソースが豊富で独学しやすい
①クラウド市場での需要が高く、キャリアアップにつながる
AWSは世界中で広く採用されており、企業のクラウド化が進むにつれてその需要も急増しています。特にIT業界では、AWSを扱える人材が不足しており、スキルを持つことで転職や昇進のチャンスが広がります。
また、クラウドエンジニアやDevOpsエンジニアなどの職種では、高い年収が期待できるのも魅力のひとつです。さらに、AWSのスキルはグローバルでも通用するため、海外企業やリモートワークの仕事にもつながります。
②スキルを証明できるAWS認定資格が豊富
AWSには、初心者向けの「クラウドプラクティショナー」から専門分野を証明できる「スペシャリティ」レベルまで、幅広い認定資格が用意されています。資格を取得することで、自分のスキルを客観的に証明でき、転職やキャリアアップの際に大きな強みになります。
特に、ソリューションアーキテクトやDevOpsエンジニアの資格は、多くの企業で評価が高く、実務に直結する知識を習得できます。資格を持っていることで、未経験からでもAWS関連の職種に挑戦しやすくなり、採用の際のアピール材料としても有効です。
③無料の学習リソースが豊富で独学しやすい
AWSは公式の無料学習プラットフォーム「AWS Skill Builder」や、実際に操作を試せる「AWS Hands-on Labs」など、初心者向けの学習リソースが充実しています。また、YouTubeやUdemyなどの講座、ブログやフォーラムも多数あり、独学でも学習できるでしょう。
もちろん、独学だけでは不明点を解消できない、実務でのイメージもつきづらいといったデメリットがあります。効率的に学習を進めたい方は、プロが開催するセミナーに参加するのがおすすめです。
ProSklilllでは、最速でインフラ構築のプロになるためのAWSで始めるインフラ構築基礎セミナーを開催しています。これからAWSを学習したい方は、ぜひ参加をご検討ください。
AWS学習のロードマップ
AWSを学ぶには、基本的な概念を理解し、実際に手を動かしながら学習を進めることが重要です。初心者が効率よくスキルを習得できるように、6つのステップに分けてロードマップを紹介します。
- クラウドの基本を理解する
- AWSの無料アカウントを作成する
- 主要なAWSサービスを学ぶ(EC2・S3・RDS など)
- ハンズオンで実際に操作してみる
- AWS認定資格に挑戦する
- ポートフォリオを作成し転職・副業に活かす
①クラウドの基本を理解する
まずはクラウドコンピューティングの概念を理解しましょう。オンプレミスとの違いや、IaaS・PaaS・SaaSといったクラウドの種類を学ぶことで、AWSがどのような役割を果たすのかが分かります。AWS公式サイトや入門書を活用し、基礎知識をしっかり身につけることが大切です。
②AWSの無料アカウントを作成する
AWSの学習を始めるなら、まずは無料アカウントを作成しましょう。AWSには12か月間の無料利用枠があり、多くのサービスを無料で試せます。アカウント作成後は、管理コンソールの操作に慣れ、基本的なサービスの設定を実際に行ってみることが重要です。
③主要なAWSサービスを学ぶ(EC2・S3・RDS など)
AWSには200以上のサービスがありますが、まずは基盤となる主要サービスを理解しましょう。仮想サーバーのEC2、ストレージのS3、データベースのRDSなどを中心に学ぶことで、AWSの基本的な構成が掴めます。これらを実際に使いながら学習を進めましょう。
④ハンズオンで実際に操作してみる
知識だけでなく、実際にAWSを操作することが重要です。AWS公式のハンズオンラボや、YouTubeのチュートリアルを活用しながら、環境構築や設定を試してみましょう。実践を重ねることで、AWSの仕組みやエラーへの対応力が身につきます。
⑤AWS認定資格に挑戦する
AWSのスキルを証明するために、認定資格の取得を目指しましょう。初心者には「AWSクラウドプラクティショナー」、エンジニア向けには「ソリューションアーキテクトアソシエイト」がおすすめです。試験対策には、模擬試験や問題集を活用すると効果的です。
なお、AWS認定資格については以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
⑥ポートフォリオを作成し転職・副業に活かす
学んだ知識を形にするために、AWSを活用したプロジェクトを作成しましょう。個人でシステムを構築し、ブログやGitHubで発信することで、スキルの証明になります。ポートフォリオを用意しておけば、転職活動や副業の案件獲得にもつながげやすくなるでしょう。
AWS学習におすすめの教材・学習サイト
AWSを効率よく学ぶためには、信頼性の高い教材や学習サイトを活用することが重要です。ここでは、初心者から上級者まで役立つ学習リソースを紹介します。
- AWS公式の無料学習コンテンツ(AWS Skill Builderなど)
- ハンズオンサイト(AWS Hands-on Labs など)
- 公式模擬試験(Tutorials Dojoなど)
- Udemy
- YouTube
- 書籍
- オンラインセミナー
①AWS公式の無料学習コンテンツ(AWS Skill Builderなど)
AWS公式が提供する「AWS Skill Builder」では、無料でクラウドの基礎から実践的なスキルまで学べます。動画講義やクイズ形式のコンテンツがあり、初めて学習する人でも無理なく進められます。定期的に新しい講座が追加されるため、最新のAWS技術を学び続けられるのも魅力です。
②ハンズオンサイト(AWS Hands-on Labs など)
知識をインプットするだけでなく、実際に手を動かして学ぶことも重要です。「AWS Hands-on Labs」では、実際のAWS環境を使って課題を解決する形式の学習ができます。基本操作から応用まで幅広くカバーされており、実務に直結するスキルを習得できます。
③公式模擬試験(Tutorials Dojoなど)
AWS認定資格を取得する際には、模擬試験を受験しましょう。「Tutorials Dojo」では、AWS公式試験と類似した問題を解くことができ、試験の出題傾向を把握できます。実際の試験と同じ時間制限で模擬試験を受けられるため、本番の時間配分対策としてもおすすめです。
④Udemy
AWSの学習に最適な動画講座を探しているなら、Udemyが便利です。実務経験豊富な講師による講座が多数あり、基礎から資格対策、実践的なスキルまで幅広く学べます。また、定期的にセールが開催されるため、コストを抑えながら質の高い教材を手に入れられるのが魅力です。
⑤YouTube
無料でAWSを学びたい方には、YouTubeの学習動画もおすすめです。AWS公式チャンネルではサービスの最新情報や使い方が解説されており、個人のエンジニアが投稿する実践的なチュートリアル動画も豊富です。視覚的に学べるため、初心者でも理解しやすいのが特徴です。
⑥書籍
体系的にAWSを学びたい場合は、書籍を活用するのも効果的です。特に「AWS認定資格対策本」や「AWS構築の実践書」は、基礎から応用までカバーしており、学習のロードマップに沿って進められます。実際の事例を交えた解説が多く、理解を深めやすいのもメリットです。
⑦オンラインセミナー
AWSに関する最新情報をキャッチアップするなら、オンラインセミナーの参加もおすすめです。AWS公式が定期的に開催するウェビナーやコミュニティイベントに参加することで、実践的な知識を得られます。専門の講師から直接学べて最新技術やトレンドに触れられるのが魅力です。
AWS学習のポイント
AWSを学ぶ際には、効率よく知識を習得し、実務で活かせるスキルを身につけることが重要です。ここでは、AWS学習を成功させるための3つのポイントを紹介します。
- 基礎知識を固めてから実践的なハンズオンを行う
- AWS公式ドキュメントやホワイトペーパーを活用する
- 資格取得だけでなく実務レベルのスキルを意識する
①基礎知識を固めてから実践的なハンズオンを行う
AWSには多くのサービスがありますが、前述したようにまずはクラウドの基本や主要サービスを理解することが大切です。基礎を固めずにハンズオンを始めると、操作の意味を理解しないまま進めてしまい、実務で応用できなくなることもあります。
まずは公式の学習コンテンツや入門書を活用し、基本概念をしっかり身につけたうえで、実際にAWSを操作しながら学ぶのが効果的です。
②AWS公式ドキュメントやホワイトペーパーを活用する
AWSの公式ドキュメントやホワイトペーパーは、最新の技術情報やベストプラクティスがまとめられており、AWSを深く理解できるでしょう。たとえば、AWS Well-Architected Frameworkなどのガイドラインを読むことで、実践的な設計や運用の考え方が身につきます。
AWSの学習を進める際は、単に講座を受けるだけでなく、公式の資料を活用してより本格的な知識を習得することが重要です。
③資格取得だけでなく実務レベルのスキルを意識する
AWS認定資格の取得はスキルの証明に役立ちますが、それだけでは実務で活かせるとは限りません。資格試験の学習だけで終わるのではなく、実際の業務を想定したシナリオを考えながら学習を進めることが重要です。
たとえば、簡単なシステムを構築したり、個人プロジェクトを作成したりすることで、AWSの活用スキルが向上します。資格取得をゴールではなく、実務での応用を意識して学習を進めましょう。
なお、こちらの記事でも学習方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
AWS認定資格の種類
2025年3月時点でのAWS認定資格は、4つのレベルに分かれており、合計12種類の認定資格が提供されています。各レベルごとに必要とされる知識や経験レベルが異なります。
AWS認定資格の有効期限は3年間です。期限が切れる前に同じレベルまたは上位レベルの試験に合格し再認定を受ける必要があります。
レベル | 資格名 | 概要 | 対象者/推奨経験 | 受験料(税抜) |
---|---|---|---|---|
基礎レベル (Foundational) | AWS Certified Cloud Practitioner (CLF) |
|
| 15,000円 |
AWS Certified AI Practitioner (AIF) |
|
| 15,000円 | |
アソシエイトレベル (Associate) | AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA) |
|
| 20,000円 |
AWS Certified Developer – Associate (DVA) |
|
| ||
AWS Certified SysOps Administrator – Associate (SOA) |
|
| ||
AWS Certified Data Engineer – Associate (DEA) |
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| ||
AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate (MLA) |
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| ||
プロフェッショナルレベル (Professional) | AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP) |
|
| 40,000円 |
AWS Certified DevOps Engineer – Professional (DOP) |
|
| ||
専門知識レベル (Specialty) | AWS Certified Advanced Networking – Specialty (ANS) |
|
| |
AWS Certified Security – Specialty (SCS) |
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| ||
AWS Certified Machine Learning – Specialty (MLS) |
|
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AWS学習後に目指せるキャリアは?
AWSのスキルを身につけることで、IT業界でのキャリアの選択肢が大きく広がります。ここでは、AWSを活用できる主な職種と、その仕事内容について紹介します。
- クラウドエンジニア|AWS環境の設計・構築・運用を担当
- インフラエンジニア|サーバーやネットワークの構築・管理
- DevOpsエンジニア|AWSの自動化ツールを使った開発・運用
- データエンジニア|AWSのデータ関連サービスを活用した分析基盤構築
- バックエンドエンジニア|AWS LambdaやAPI Gatewayを活用した開発
- アプリケーションエンジニア|AWSを利用したWeb・モバイルアプリ開発
- フリーランスエンジニア|AWSスキルを活かして独立・副業
①クラウドエンジニア|AWS環境の設計・構築・運用を担当
クラウドエンジニアは、AWSを活用してシステムの設計・構築・運用を行う専門職です。主な業務は、企業のITインフラをAWSクラウドに移行したり、最適なクラウド環境を設計したりすることです。
AWSの幅広いサービスに精通し、セキュリティやコスト管理の知識も求められるため、高度なスキルが必要になります。
②インフラエンジニア|サーバーやネットワークの構築・管理
インフラエンジニアは、AWSを活用してサーバーやネットワークの環境を構築・管理する仕事です。従来のオンプレミス環境からクラウドへの移行が進む中、AWSを扱えるインフラエンジニアの需要は高まっています。
EC2やVPC、IAMなどのAWSサービスを理解し、安定した運用を行うスキルが求められます。
③DevOpsエンジニア|AWSの自動化ツールを使った開発・運用
DevOpsエンジニアは、開発と運用の連携を強化し、システムの継続的な改善を行う職種です。AWSのCodePipelineやCloudFormationを活用し、インフラの自動化やCI/CDの導入を担当します。
システムの安定稼働と効率的な開発を両立させるために、プログラミングスキルとAWSの知識の両方が必要になります。
④データエンジニア|AWSのデータ関連サービスを活用した分析基盤構築
データエンジニアは、AWSのデータ関連サービス(Redshift、Glue、Athenaなど)を活用し、データの収集・加工・分析を行う職種です。
企業のデータ活用が進む中、AWSを使ったデータ基盤の構築・管理スキルが求められています。ビッグデータの処理やデータパイプラインの最適化など、専門的な知識が必要です。
⑤バックエンドエンジニア|AWS LambdaやAPI Gatewayを活用した開発
バックエンドエンジニアは、AWSのクラウド環境上でシステムの裏側を支えるプログラムを開発する仕事です。特に、AWS LambdaやAPI Gatewayを活用したサーバーレスアーキテクチャが注目されており、クラウドネイティブな開発スキルが求められます。
⑥アプリケーションエンジニア|AWSを利用したWeb・モバイルアプリ開発
アプリケーションエンジニアは、AWSを活用してWebアプリやモバイルアプリを開発する職種です。AWS AmplifyやDynamoDBを使いながら、スケーラブルなアプリケーションを構築していきます。
開発のスピードを重視しつつ、クラウドの利点を最大限に活かしたアーキテクチャを設計するスキルが求められます。
⑦フリーランスエンジニア|AWSスキルを活かして独立・副業
AWSのスキルを習得すると、フリーランスとしての働き方も可能になります。企業のクラウド導入支援やAWS環境の設計・運用を請け負う案件は多く、リモートワークでも仕事ができるのが魅力です。
AWS認定資格を取得し、実務経験を積むことで、個人でも安定した収入を得られる可能性があります。
AWSの学習を始めよう!
AWSを学ぶことで、IT業界でのキャリアアップや転職のチャンスが広がります。無料の学習リソースが豊富にあり、独学でもスキルを身につけることが可能です。まずは基本を理解し、実際に手を動かして学習を進めましょう。
この記事で紹介したロードマップやおすすめの教材を活用すれば、初心者でも無理なくAWSを習得できます。今すぐ学習をスタートしましょう!
