【2026】Power BIとは?簡単に解説!無料の使い方やダウンロード・活用例も紹介

「毎月の売上や在庫データの管理が大変」と感じていませんか?Power BIは、こうした日々積み重なるデータをきれいで見やすいグラフに自動変換できるツールです。

この記事では、Power BIを初心者向けにわかりやすく解説します。無料のPower BIのダウンロード方法や使い方、活用例もお伝えするので、ぜひこの機会にPower BIの便利な機能を貴社のDX化にお役立てください。

Power BIとは?

Power BI(パワー ビーアイ)は、Microsoftが提供するビジネス向けのデータ分析ツールです。

Power BIの「BI」は Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略です。その名の通り、Power BIではトップ画面の「Excelデータを読み込む」ボタンから、数クリックでExcelの表を取り込んで分析することが可能です。たとえば、以下のようなデータをグラフ化できます。

  • 月間のWebサイトのアクセス数
  • アンケートで集まった顧客の年齢層
  • 仕入れ先ごとの年間利用割合

このように、さまざまなデータを円グラフや棒グラフに変換し、データによるビジネスの意思決定を効率化するのがPower BIなのです。

Power BIの無料と有料の違い

Power BIには、無料プランの『Power BI Desktop』と有料プランがあります。無料プランと有料プランの主な違いは、レポート共有の有無、取り扱うデータの規模です。

それぞれの違いと料金プランは以下をご参照ください。なお、有料プランには基本機能が含まれています。

項目無料アカウントPower BI ProPower BI Premium Per User
料金 /月無料2,098円3,598円
主な用途個人でのデータ分析チームでの共同作業大規模データの高度な分析
レポート共有不可可能可能
主な機能基本的なビジュアル分析レポートの共有共有・モデルサイズ/更新頻度向上

Power BI の無料と有料で迷ったときは、チームでの共有が必要か否かで選択すると良いでしょう。共有が必要なければ、無料プランで問題なく使えます。

また、「Power BI セミナー」で検索すると、Power BI Desktopを中心に学べるセミナーが多いため、初めてPower BIを使う方は、まず無料のPower BI Desktopから始めてみてください。

参照:Power BIの価格

セミナーでPower BIを操作しながらスキルアップしよう!

PowerBIセミナーは、無料で使えるPower BI Desktopのインストールから学べる初心者向けセミナーです。講義では、POSデータを用いた売上予測や営業フローの管理など、ビジネスで即使える応用スキルまで網羅します。

すべて実際に操作しながら学べるハンズオン形式なので、「テキストを読んでみたものの、Power BIの操作がよく分からなかった」という方にもおすすめです。

Power BIはデータなくして語れないツールですが、こうしたデータを収集・分析し、ビジネスに活用するための学術的な分野が「データサイエンス」です。

以下の記事では、データサイエンスの定義や具体的な活用事例について解説しているので、データサイエンスについて基礎から学びたい方は、ぜひご一読ください。

データサイエンスとは?データサイエンスの意味や活用事例を学ぼう

Power BIはどのように活用する?

Power BIはどのように活用する?続いて、「実際にPower BIをどういうシーンで使えるのか?」という疑問を持つ方に向け、具体的な活用例を4つご紹介します。

活用例要点
売上分析Excel売上を取り込み「日・週・月」で切替、目標差や売れ筋を即確認
店舗・小売分析売上・客数・単価を可視化、天候と売上の関係も把握
アンケート分析Googleフォーム連携で満足度やコメントを自動集計、更新も即反映
地図でコスト分析Azure Mapsで地域別コストを地図表示、地域ごとの情報を視覚的に把握

①売上分析レポートの作成

Power BIは、日々の売上を手軽にチェックできるレポート作成に適しています。商品や月・週・日別の切り替えが、「マウス操作だけでOK」という手軽さも魅力です。

たとえば、Excelで管理している売上データを取り込めば、「今月は目標に対してあとどれくらいか」「どの製品が一番売上が高いか」など、売り上げのトレンドを見やすいグラフでさっとチェックできます。

②店舗・小売向けのデータ分析

Power BIは、店舗や小売業の売上や取引回数、購入単価などをまとめ、店舗の経営状況を分かりやすく可視化できます。

たとえば、カフェやクリーニング店などで、日々の売上推移を確認しながら、「雨の日は売上がどう変化するか」「天候によって来店や売上にどのような影響があるか」など、店舗経営に役立つ分析が可能です。

③アンケート結果の集計・分析

Power BIは、Googleフォーム(アンケートフォーム作成ツール)と連携できるため、イベントの満足度や参加者の声などのデータを集計し、結果をグラフやレポートにするといった活用法もあります。

たとえば、「満足度の5段階評価」「簡易なコメント」を確認でき、後から回答が追加された場合もデータを更新するだけでレポートに反映できます。

④地図ビジュアルを活用したコストの分析

Power BIは、地域ごとのデータを地図で表示できる無料の「Azure Maps」を使えるため、物流や不動産など地域に関係するデータを分かりやすく可視化できます。

たとえば、「地域ごとの輸送費」「拠点別の物流コスト」「エリア別の不動産価格」などを地図上で確認し、どの地域でコストが高いのかを視覚的に分析することも可能です。

このように、Power BIの多彩な機能を活用すれば、企業のDX推進をさらに進められます。また、DX推進ではPower BIだけでなく、AIの活用も注目されています。以下の記事では、製造業におけるAI活用事例をご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

【2026】製造業のAI活用事例10選!事例から分かる3つの活用のポイントも解説

Power BIをダウンロードする方法

はじめに、Power BIのダウンロード方法を解説しましょう。Power BIを無料で使いたい場合は、まず無料プランの「Power BI Desktop」をダウンロードします。

有料プランを利用する場合は、Power BIのWebサイトから「今すぐ購入」をクリックして、購入手続きに進んでください。

  1. Power BIのダウンロードにアクセスし、「PBI Desktopのダウンロード」をクリックPowerBI ダウンロード画面
  2. 「Microsoft Store」が開いたら「インストール」をクリックPowerBI インストール画面
  3. インストールが完了したら、パソコンのアプリ一覧にPower BIのアイコンが表示PowerBIインストール完了図

これで、Power BIのダウンロードとインストールは完了です。今後は、このPower BIのアイコンをクリックしたら、Power BIが開いてレポート作成ができます。

Power BIの基本的な使い方

続いて、Power BIの基本的な使い方を操作画像付きでご紹介します。ここでは、総務省の「企業における業務での生成AI利用率」のデータを使い、Power BIで棒グラフと円グラフを作ってみましょう。

  1. Power BIで視覚化したいExcelのデータを準備するExcelのデータ
  2. Power BIを開いて「Excelブック」をクリックPowerBIトップ画面
  3. 「Excelからデータをインポートする」をクリックPowerBIとExcelの連携
  4. ナビゲーターの「Sheet1」にチェックを入れ「読み込み」をクリック
    (ここでデータのプレビューを確認)PowerBIデータのプレビュー画面
  5. 「ビジュアルのビルド」から棒グラフを選択
  6. 右の「Sheet1」を開いてX軸に「国名」、Y軸に「割合」をドラッグPowerBIで棒グラフ作成
  7. 円グラフを選択すると、棒グラフが円グラフに変換PowerBIで円グラフに変換
  8. 円グラフの拡大図円グラフの拡大図

今回使用したExcelデータは非常にシンプルだったため、そのまま取り込んでグラフ化できました。しかし、実際に業務で使うデータがきれいに整理されているとは限りません。

たとえば、売上データの日付が「2026/4/1」「2026年4月1日」「4-1-2026」のようにバラバラになっている場合、Power BIに読み込むためには「Power Query」という機能を使い日付の形式を統一し、データを整理する必要があります。

参照:総務省「企業における業務での生成AI利用率(国別)

セミナーで現場で使えるPower BIスキルを身につけよう!

Power BIセミナーPower BIセミナーは、実際に操作しながら学ぶハンズオン型の短期集中講座です。セミナーでは、Power BIのインストールやデータの取り込み・グラフ化といった基礎から、企業のDXに役立つ以下のようなデータ加工方法まで学べます。

  • Power Queryによるデータ整形
  • DAX(データから新情報を作るための計算式)の活用
  • ドリルダウン、ドリルスルー機能を使ったデータ探索

さらに、営業管理や従業員の情報管理など、実際の業務事例をもとにした実践演習も実施。受講の後は、無料配布される「Power BI完全攻略セミナーガイド」を使った復習もできるので、学びっぱなしにならない安定したスキルが身につくおすすめカリキュラムです。

セミナー名Power BIセミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)29,700円〜
受講期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

Power BI初心者が注意しておきたい3つのポイント

続いて、Power BI初心者の方が利用する際に、戸惑いやすいポイントや知っておきたい注意点について解説します。

  1. レポートの共有には有料ライセンスが必要
  2. 基本的な表から段階的に進める
  3. 円グラフは「合計」を基準に集計される

①レポートの共有には有料ライセンスが必要

無料のPower BI Desktopで作成したレポートを他のユーザーとクラウド上で共有する場合、基本的に自分と相手の双方がPower BI Proなどの有料ライセンスに加入している必要があります。

ただし、組織がPremium容量を契約している場合など、無料ユーザーでも閲覧できる仕組みもあるため、共有方法によって条件が異なる点には注意してください。実際にレポートの共有が必要な場合は、自社の契約状況を事前に確認しておくと良いでしょう。

②基本的な表から段階的に進める

Power BIでデータをそのまま読み込めない場合は、Power Queryを使ってデータを整形しなければいけません。たとえば、表の数値に「百円」と「100円」のように算用数字と漢数字が混在している場合、Power BIへデータとして取り込むスキルが必要です。

初心者の方は、業務で使っているデータをそのまま扱うのではなく、まずは基本的な表を用いながら簡単なデータ整形から取り組んでみましょう。

③円グラフは「合計」を基準に集計される

Power BIで円グラフを作成する場合は、円グラフの特性にも注意してください。円グラフは、項目の合計を100%として、それぞれの構成比を表示します。

たとえば、売り上げが100円、200円、300円の場合、合計は600円となるため、円グラフにすると「16.7%、33.3%、50%」のように割合で表示される点を理解しておきましょう。

Power BIについてまとめ

Power BIは、売上分析やアンケート集計、エリア別のコスト可視化など、多彩な分析ができる魅力的なツールです。無料のPower BI Desktopを使えば、レポート共有以外の機能は幅広く使えるため、手軽に導入できるのも大きな魅力です。

しかし、実際の業務ではデータ整形など、高度な操作も求められるため、ぜひセミナーをうまく活用しながらPower BIを効果的に使いこなし、ビジネスのDX化を大きく前進させてください。

【2026】Power BIとは?簡単に解説!無料版の使い方やダウンロード・活用例も紹介
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