E資格の人気上昇に伴い、注目を集めるAI学習プログラム「Zero to One」。多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも指摘されるなど、さまざまな評判が飛び交っています。
本記事では、そんなZero to Oneの基本情報や講座の特色を詳しく解説し、実際の受講者の口コミをもとに良い点・悪い点を紹介します。他のAI関連講座との比較を行っていおりどの講座が自分に最適かを見極めるうえでの参考になるので、E資格や認定プログラム受講を検討している方は、ぜひご一読ください。
Zero to Oneとは?
Zero to One株式会社は、AIやIoTなど高度IT分野の教育プログラムを開発・提供する企業です。学生や社会人、経営者向けの教育・研修事業を展開しており、AIやIoTに関する高度な知識と技術の普及に努めています。
また若手起業家へのシード投資プログラム「SEED 2 ONE」や、経営支援プログラム「LOYAL 4 U」など、起業家支援や経営支援事業も手掛けています。 これらの取り組みを通じて、社会にゼロから新たな価値を創り出すことに貢献し続けることを理念としている、評判の企業です。
AI関連講座の比較
Zero to One株式会社が提供しているAI関連講座は、以下のとおりです。
JDLA「E資格」向け認定プログラム | オンライン |
|
G検定実践トレーニング | オンライン | 5,500円 |
ディープラーニング | オンライン(eラーニング) | 66,000円 |
幅広いニーズに応える多様なコースラインナップが評判で、まずJDLA「E資格」向け認定プログラムは、通常版が165,000円(税込)と充実したサポートを含む一方で、サポートなしのオプションが110,000円(税込)と、安いプランも提供しています。
さらにG検定実践トレーニングはわずか5,500円で提供されており、他社の類似講座と比較して非常にリーズナブルな価格設定となっています。またディープラーニング講座は66,000円でオンラインのeラーニング形式で提供されており、他のディープラーニング講座と比べるとそれほど高くはありません。
これらの講座は質の高い教育内容とコストパフォーマンスの高さが評判で、初心者から専門家まで幅広い学習者に支持されています。とくにE資格やG検定の取得を目指す方にはうってつけといえるでしょう。
Zero to Oneの評判
今回は、Zero to Oneの「JDLA「E資格」向け認定プログラム」の評判を見ていきます。
ポジティブな評判
まずいい評判として挙がっていたのは、以下のような口コミです。
講義内容が非常に理解しやすく、実際の演習を通じて学んだことを実感できました。ビデオ教材を活用し、演習問題を繰り返し解くことで復習が効果的に行えたのが良かったです。
LeNetなどの有名なニューラルネットワークについての解説が充実しており、参考書では浅くしか触れられない内容を深く学べたことに感謝しています。機械学習フレームワークの内部構造に関する知識も得られ、実務に役立てることができそうです。
このコースを通じて、数式への苦手意識が大幅に軽減されました。以前は数式を読むのが辛かったのですが、今では以前よりもスムーズに理解できるようになり、技術面以外でも自信がつきました。研究や将来の目標に繋げることができると感じています。
試験問題の解答を考える過程で、自分の弱点や理解が不十分な部分を整理することができ、とても有益でした。演習を通じて実践的なスキルが身につき、学習の成果を実感できました。
参考:【2024】Zero to Oneの講座ってどう?評判・口コミを紹介
ビデオ教材の自由度の高さ、また解説のわかりやすさについて、いい評判が目立ちました。実践的なスキルが身につく、という意見も見られます。
ネガティブな評判
一方で、よくない評判としては、以下のような声がありました。
数学の補足資料が不十分で、一部のトピック(例:NMFやLSI、KLダイバージェンスなど)がカバーされていませんでした。また、SVMの説明が浅く感じられ、現在でも有効な手法としての深い理解が求められる場面では物足りなさを感じました。
講義の前半は丁寧に説明されていましたが、後半になると説明が分かりにくくなりました。特に演習中心の部分では、理解するのに苦労しました。生成モデルや再帰型ニューラルネットワークの内容も薄く、もっと詳細な解説を期待しています。
数学や機械学習に関する基礎知識がない状態で受講を始めたため、独学では非常に難しいと感じました。計算問題や実装課題を繰り返し行うことで理解を深めましたが、サポートがないと挫折しやすいです。
参考:【2024】Zero to Oneの講座ってどう?評判・口コミを紹介
前提知識がまったくなく、ゼロからスタートする方にとっては、解説がわかりにくいと感じてしまうかもしれません。
Zero to Oneのメリット
Zero to Oneのメリットは、以下のとおりです。
- 価格が安い
- 1本の動画が短くなっている
- 学習システムがクラウド型
それぞれ解説します。
メリット①価格が安い
Zero to OneのE資格対策講座は、他社と比較してリーズナブルな価格設定が評判です。
同様のJDLA認定プログラムでは給付金を利用しても15万円程度の講座が多い中、Zero to Oneの講座は定価で165,000円(税込)となっており、受講者の負担を軽減しています。
メリット②1本の動画が短くなっている
講義動画は1本あたり平均5分と短く設定されており、移動中などすきま時間を活用して効率的に学習を進められます。
長時間の学習が難しい忙しい方でも、無理なく継続して学習できる仕組みとなっているのが評判です。
メリット③学習システムがクラウド型
独自開発のクラウド型学習システムを採用しており、プログラミング演習もすべてオンラインで完結します。
PythonやTensorFlowのインストールやバージョン管理が不要となり、学習者は環境構築に煩わされることなく、学習と演習に集中できる点も評判となっています。
Zero to Oneのデメリット
一方、Zero to Oneのデメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
- 難しめの事前知識が必要
- サポート体制は薄い
それぞれ見ていきましょう。
デメリット①難しめの事前知識が必要
前述したよくない評判にもあったように、微分積分、確率統計、線形代数などの数学的基礎知識や、Pythonのプログラミング基礎知識が必要とされます。
これらの基礎がまったくない状態の場合、講義内容の理解がすこし難しく感じてしまうかもしれません。
デメリット②サポート体制は薄い
Zero to Oneの講座は基本的に自学自習形式で進められるので、チャットやメンターなどによる手厚いサポートなどはありません。
学習中に疑問が生じた場合、サポートデスクに問い合わせることは可能ですが、対面での指導やリアルタイムでの質問対応はできないので、自己解決能力や自律的な学習姿勢がない方にはデメリットになるでしょう。
Zero to Oneと他の講座を比較
この章では、Zero to Oneが提供する以下それぞれの講座を、他の講座と比較していきます。
- E資格の比較
- G検定の比較
- ディープラーニングの比較
E資格の比較
Zero to Oneの「JDLA「E資格」向け認定プログラム」と、他のE資格認定プログラムを比較すると、以下のようになります。
講座名称 | 運営会社 | 受講形式 | 費用(税込) |
JDLA「E資格」向け認定プログラム | 株式会社zero to one | オンライン |
|
E資格対策ディープラーニング短期集中講座 | ProSkilll |
| ¥184,800~ ↓ キャンペーン価格 ¥54,780〜 |
3ヵ月で現場で潰しが効く ディープラーニング講座 | Study AI株式会社 | オンライン | 495,000円 |
AIジョブカレ講座 | エッジテクノロジー株式会社 | オンライン | 229,900円 |
Aidemy Premium | 株式会社アイデミー | オンライン | 327,800円 |
現場で使えるディープラーニング基礎講座 | スキルアップNeXt | eラーニング |
|
全人類がわかるE資格コース | AVILEN | オンライン |
|
Zero to Oneの講座はサポートなしの場合、11万円という価格です。他の講座では20万円を超えるものもある中で大きなメリットとなりますが、前提知識がまったくない方は通常版を申し込むほうがいいでしょう。
ProSkilllの「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」は、キャンペーン価格でなんと54,780円で受講することが可能になっています。受講期間も4日間とコンパクトながら、実務に必要な部分だけをしっかり網羅しています。
さらにまったく前提知識がない完全未経験者向けの内容となっているので、総合的にみてもっともおすすめの講座といえます。
なお、E資格の認定プログラム講座をもっと詳しく比較したい方は、以下の記事も参考になるので、ぜひご一読ください。
G検定の比較
Zero to Oneの「G検定実践トレーニング」、そしてそれ以外のG検定対策講座を一覧にまとめると、以下のようになります。
G検定実践トレーニング | 株式会社zero to one | オンライン | 5,500円 |
G検定対策講座 | ProSkilll |
|
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Study-AI G検定対策講座 | Study AI株式会社 | オンライン(eラーニング) | 31,900円 |
アガルート G検定対策講座 | アガルートアカデミー | オンライン(動画講義) | 32,780円 |
AI概論研修(G検定対応) | エッジテクノロジー株式会社 |
| 要問合せ |
Udemy G検定対策講座 | Udemy | オンライン(動画講義) | 27,800円 |
Zero to Oneの「G検定実践トレーニング」は5,500円と、初心者でも非常に手が出しやすい価格設定となっているのが評判を得ています。
同様にProSkilllのG検定対策講座もeラーニングの場合5,500円となっており、それ以外のものを選んでも30,800円なので、非常に魅力的な価格設定となっています。
さらにProSkilllのG検定対策講座は、短期集中型の1Day講座となっているため、スピード重視で知識を取り入れたい方にぴったりです。
なお、G検定の講座のおすすめを知りたい方は、以下の記事も参考になるのでぜひご一読ください。
ディープラーニングの比較
Zero to One「ディープラーニング」のほか、各社のディープラーニング講座を一覧表にまとめると、以下のようになります。
講座名称 | 運営会社 | 受講形式 | 費用(税込) |
ディープラーニング | Zero to One株式会社 | オンライン(eラーニング) | 66,000円 |
E資格対策ディープラーニング短期集中講座 | ProSkilll |
| ¥184,800~ ↓ キャンペーン価格 ¥54,780〜 |
AIジョブカレ ディープラーニング講座 | エッジテクノロジー株式会社 | オンライン(動画講義) | 要問合せ |
現場で使えるディープラーニング基礎講座 | スキルアップAI株式会社 | オンライン(動画講義) | 55,000円 |
ディープラーニングハンズオンセミナー | 株式会社キカガク |
| 要問合せ |
Zero to Oneのディープラーニングの価格も66,000円と良心的なものになっています。価格だけで見るとスキルアップAI株式会社の「現場で使えるディープラーニング基礎講座」のほうが、おなじオンライン講座で約1万円ほど安くなっています。
ただ、それ以上の安価を実現しているのがProSkilllの「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」で、その名のとおりディープラーニングを学習する用途にもぴったりです。
修了率は99.2%、合格率は83.3%という実績をもつ、わかりやすく凝縮された4日間セミナーを、この機会にぜひご検討ください!
ディープラーニングのおすすめ研修についてもっと知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
Zero to Oneの評判まとめ
Zero to Oneはコストパフォーマンスに優れ、短時間で効率的に学べる点が評判となっている講座です。
クラウド型の学習システムで忙しい方でも柔軟に学習できる一方、一部ではあまりよくない評判があることがわかりました。とはいえ総合的に見て、費用を抑えつつも実践的なAIスキルを習得したい方におすすめの講座といえます。
また本記事で紹介したProSkilllの講座は、いずれも超短期集中で実務に必要な部分だけを効率よく、しかも圧倒的に安く学べる内容となっているので、
- 「資格を取りたいけど時間がない…」
- 「資格のための講座にそこまでお金はかけられない…」
と悩んでいる方にもってこいです。
これからAI分野で新たなキャリアを築きたいと考えている方は、ぜひProSkilllを活用してみてはいかがでしょうか。
