E資格の認定プログラムとなっているオンライン学習サービス「Study AI」ですが、ポジティブな評判が多い中、よくない評判も一部あることは事実です。「高いお金をかけるなら、良くない評判も把握して失敗を避けたい」と思うのが自然でしょう。
今回の記事ではそんなStudy AIの評判を紹介し、そしてメリットやデメリット、他社との比較などを行っていきます。実際の受講者の口コミや他社との比較を通じて認定プログラム選びのひとつの参考として役立ててほしいと思います。
そもそもStudy AIとは?
Study-AI株式会社は、AI(人工知能)教育に特化した企業で、AI人材の育成を目的とした多彩な講座を提供しています。
初心者から上級者まで幅広い層を対象に、AIの基礎から応用、資格試験対策までを網羅したカリキュラムを展開しているのが評判で、さらにJDLA(日本ディープラーニング協会)認定のE資格やG検定の対策講座を提供しており、資格取得を目指す受講者にとって有益な学習環境として知られています。
また、AI実装検定A級に対応した「超AI入門講座」など、実務で活用できるスキルの習得を支援する講座も開設しています。さらに講師陣は、AI研究の第一線で活躍するエンジニアや研究者で構成されており、質の高い教育を受けられる点も評判です。
3ヶ月で現場で潰しが効くディープラーニング講座とは?
「3ヶ月で現場で潰しが効くディープラーニング講座」は、Study-AI株式会社が提供するJDLA認定プログラムであり、E資格の受験資格を得ることができる講座です。ディープラーニングの基礎から応用までを体系的に学習でき、実務で活用できるスキルの習得を目指しています。
カリキュラムは理論的な解説と実践的な演習を組み合わせて構成されており、受講者はPythonを用いたプログラミングや、ディープラーニングの主要なアルゴリズムの実装方法を学ぶことができると評判です。またオンライン形式で提供されているため、場所や時間にとらわれず、自分のペースで学習を進められるのもポイントでしょう。
さらに講師陣は現役のAIエンジニアや研究者で構成されており、最新の知見や実務経験に基づいた指導を受けられる点も特徴です。料金は495,000円(税込)となっています。
G検定対策講座
「G検定対策講座」は、Study-AI株式会社が提供する、G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL)合格を目指すためのオンライン講座です。ディープラーニングの基礎知識から応用までを網羅したカリキュラムで構成されており、受験者が挫折しやすい技術章(第4~6章)に焦点を当てた約6時間の講義を提供しています。
累計4万人以上が利用した模擬試験形式の演習ツール「Gもぎ」を活用し、720題以上の問題を通じて実践的な試験対策が可能な点も評判です。受講料金は31,900円(税込)で、サービスの有効期間は動画配信から6ヶ月間となっています。
超AI入門講座
「超AI入門講座」はAI実装検定A級の公式教材として位置づけられたオンライン講座です。この講座は、AIの基礎から実装までを段階的に学習できるカリキュラムで構成されており、全33本の動画(約370分)を通じて、AIの基本概念やディープラーニングの初歩を理解できると評判です。
AIを学ぶための本格的なPython講座(25本の動画、約350分)や、AIに必要な数学の基礎を解説する数学講座(69本の動画、約480分)もセットになっており、プログラミングや数学に不安がある方でも安心して学習を進められるでしょう。受講料金は50,000円(税込)で、先着200名様まで45,000円(税込)の割引価格が適用されます。
サービスの有効期間は視聴の案内から6ヶ月間で、基礎知識と実装スキルを効果的に習得し、AI実装検定A級の合格を目指す方に最適です。
Study AIの講座の特色
Study-AI株式会社の講座の特色としては、まずJDLA認定プログラムとしてE資格やG検定などの資格取得を目指すカリキュラムを提供しているため、体系的にAIの知識を習得できることでしょう。
またオンライン形式の講座が多いのも特色で、自分のペースで学習を進めてほしいという意図が見受けられます。またAI実装検定A級に対応した「超AI入門講座」など、実務で活用できるスキルの習得を支援する講座も開設しており、試験対策はもちろん実務ベースで作られていることがわかります。
Study AIの口コミ・評判
Study AIにはいい評判もあれば、よくない評判もあります。この章では、Study AIの口コミおよび評判を紹介します。
いい評判
まず、良い評判から見ていきましょう。
教育プログラムに沿って勉強し、その内容をしっかりと理解すればE資格は確実に取得できると感じました。公式問題集に取り組むことで、さらなる理解が深まり、4分野で平均96%の高得点を獲得できました。プログラムは難易度が高く独学では困難ですが、サポート付きの教育プログラムを利用することで効率的に学習を進めることができると思います。
E資格対策だけでなく、ディープラーニングエンジニアとして必要な基礎知識も網羅しており、大変価値があると感じました。基礎をしっかり理解することで、応用力が飛躍的に向上します。エンジニアとしてのキャリアを目指す方には、ぜひ受講をお勧めします。
プログラム内容を繰り返し学び、自信がつくまで進めば合格は可能です。勉強の途中で不安になることもありますが、継続的に努力すれば結果はついてきます。試験前には公式の問題集と講座の直前対策が非常に役立ちました。
認定プログラムの講義を一通り終えた後、さらに自分で補足学習を行うことで理解を深めました。試験直前のフォローアップ講座も非常に有益で、講師が提供する解説ビデオと合わせて弱点を補強することができました。各自のペースに合わせた学習方法が合格への近道だと実感しました。
評判を見てみて、総じて「受け身よりも自分で調べて自発的に学習できる方」に向いたカリキュラムとなっている印象を受けます。またサポートの質に関する評判が多かったため、その点は信頼できると思っていいでしょう。
よくない評判
続いて、よくない評判を紹介します。
模擬試験中心の最低限の勉強で合格を目指しましたが、実務経験と併せてギリギリの合格となり、内容に満足できませんでした。これから挑戦する方は、各シラバスの基礎をしっかりと理解するまで徹底的に学習することをお勧めします。資格の価値は実務での活用にありますので、しっかりとスキルを身につけることが重要です。私も合格はしましたが、再度学び直す必要があると感じています。
プログラム内容が非常に難解で未経験者が独学で進めるのは非常に困難です。数学やプログラミングの知識が不足している方には、サポート付きの教育プログラムを強く推奨します。私はサポートなしのプログラムを選択しましたが、年末年始にかけて苦労しながらもなんとかやり遂げることができました。講師のサポートがないと、自律的に学習を進めるのは難しいと実感しました。笑
ディープラーニングのセクションには一部難解な箇所がありました。また、実際に手を動かす演習がもう少し多ければさらに良かったと感じました。しかし、全体的には講義内容が広範囲にわたり、包括的な知識を得ることができた点は評価しています。
前述のいい評判にも一部ありましたが、「プログラムの内容が難しい」というのがデメリットのようです。合格したものの納得の点数に至らず、まだまだ学習を継続しなければと意気込む方もいました。
まったくの初心者で学習に自信がない方は、お金をかけてでも講師のサポートつきのプログラムを選んだほうがいいかもしれません。
Study AIの注意点・デメリット
この章では、Study AIの注意点・デメリットとして、以下をご紹介します。
- ある程度の事前知識は必要
- プログラミングスキルがあるのが前提
注意点①ある程度の事前知識は必要
Study AIでは、AIや機械学習の基本的な概念を理解していることが前提となっています。完全な初心者には内容が難しく感じられる場合があるので、事前に基礎知識を習得しておくことが推奨されます。
たとえば統計学や線形代数の基礎、データ処理の基本スキルなどがあると、講座の理解がスムーズになるでしょう。事前学習を怠ると、講義内容についていけず、学習効率が低下する可能性があります。
注意点②プログラミングスキルがあるのが前提
Study AIのカリキュラムは一定レベルのプログラミングスキルを持つことを前提に設計されています。特にPythonの基礎知識やコーディング経験が求められるため、プログラミングに不慣れな方にはハードルが高く感じられるかもしれません。
プログラミング初心者の方は、まず基礎的なプログラミングの概念、また初歩的なコーディングスキルを習得してから受講を検討することをお勧めします。
Study AIと他講座の比較
この章ではStudy AIのE資格、G検定、AI関連講座と、他の講座の比較を行っていきます。
E資格関連講座の比較
Study AIと他社の認定E資格講座の比較として、一覧表にまとめると以下のようになります。
講座名称 | 運営会社 | 受講形式 | 費用(税込) |
3ヵ月で現場で潰しが効く ディープラーニング講座 | Study AI株式会社 | オンライン | 495,000円 |
E資格対策ディープラーニング短期集中講座 | ProSkilll |
| ¥184,800~ ↓ キャンペーン価格 ¥54,780〜 |
AIジョブカレ講座 | エッジテクノロジー株式会社 | オンライン | 229,900円 |
Aidemy Premium | 株式会社アイデミー | オンライン | 327,800円 |
現場で使えるディープラーニング基礎講座 | スキルアップNeXt | eラーニング |
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ディープラーニングハンズオンセミナー | キカガク | eラーニング | 165,000円 |
全人類がわかるE資格コース | AVILEN | オンライン |
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本記事のテーマであるStudy AIの「3ヵ月で現場で潰しが効く ディープラーニング講座 」は、全くの初心者向けというより、事前知識をもつ方がより確実にE資格に合格するためのカリキュラムです。
それに加えてサポート体制もしっかりしていることもあって、他の講座よりも金額が高くなっている点がネックといえそうです。
まったくの初心者がE資格取得を狙うなら、リーズナブルかつスピーディーに必要な部分だけを学べる、ProSkilllの「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」がおすすめです。
こちらは4日間の短期集中講座で、E資格に出題されやすく、かつ実務で必ず必要になる部分だけを網羅したカリキュラムで、価格も5万円台と圧倒的に安いです。
G検定関連講座の比較
Study AIにはG検定関連講座もあるので、ここでも他社と一覧表で比較していきます。
Study-AI G検定対策講座 | Study AI株式会社 | オンライン(eラーニング) | 31,900円 |
G検定対策講座 | ProSkilll |
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アガルート G検定対策講座 | アガルートアカデミー | オンライン(動画講義) | 32,780円 |
AI概論研修(G検定対応) | エッジテクノロジー株式会社 |
| 要問合せ |
Udemy G検定対策講座 | Udemy | オンライン(動画講義) | 27,800円 |
Study AIはE資格の講座に比べると3万円台と安価になりましたが、他の講座と比較すると際立って安いとはいい難く、また受講形式もeラーニングに限定されます。
一方、ProSkilllのG検定対策講座は、受講形式が3つあるため自分に合うものを選べるだけでなく、eラーニングならなんと5,500円という破格の値段となっています。さらに講座は1日なので、重要なところだけを効率重視で学びたい方におすすめです。
AI関連講座の比較
ここでは、AI関連講座の比較も行っていきます。
超AI入門講座 | Study AI株式会社 | オンライン(eラーニング) | 50,000円 |
生成AIセミナー | ProSkilll |
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AI人材育成プログラム | 株式会社キカガク | オンライン(動画講義)、対面講義 | 330,000円 |
現場で使える機械学習・データ分析基礎講座 | スキルアップAI株式会社 | オンライン(動画講義) | 503,800円 |
Study AIの超AI入門講座は、その名のとおりまったくの初心者が、ゼロからAIの基礎や学習法を身につけるのに最適な講座となっています。価格も50,000円と比較的リーズナブルで、小中学生でも親しみやすいテイストで解説されている点が評判です。
一方のProSkilllの生成AIセミナーですが、こちらもeラーニングの金額が27,500円とたいへんリーズナブルで、未経験で学習が不安な方でも安心なカリキュラムが提供されています。
Study AIに関するよくある質問
最後に、Study AIに関するよくある質問に答えていきます。
超AI入門講座 | 50,000円 |
Study-AI G検定対策講座 | 31,900円 |
3ヵ月で現場で潰しが効く ディープラーニング講座 | 495,000円 |
Study AIの評判まとめ
Study AIは、実践的なカリキュラムと充実したサポート体制で多くの受講者から高評価を得ています。特にディープラーニングやG検定対策講座は、短期間で確実にスキルを習得できる点が評判です。
そしてProSkilllもE資格、G検定のほかAI関連の講座を多数用意しており、中でも「E資格対策ディープラーニング短期集中講座」はたったの4日間で実務で確実に重宝する部分のみを効率的に学習でき、受講料もきわめて安くなっています。
講座の種類は他にも様々なものがあるので、ぜひ自分に合ったものを見つけてE資格に挑戦し、理想のキャリアを築いていきましょう。
