動画生成AIは、日々その機能が進化し、表現の幅も広がり続けています。中でも、近年特に注目を集めているのが「画像から動画生成AI(Image to Video)」です。
そこで今回は、手軽に使える無料の画像から動画生成AIのおすすめツールを10選ご紹介します。無料の画像から動画生成AIを使う際の注意点もお伝えするので、「画像をアップロードして、無料で動画を作りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
無料の画像から動画生成AIとは?

近年、WebやSNSでよく耳にするようになった「無料の画像から動画生成AI」という言葉。これは、文字通り「画像から動画を作れる無料生成AIツール」のことです。
動画生成AIといえば、従来は「プロンプト」と呼ばれるテキスト(言葉の指示)を入力し、AIにイチから映像を作らせる方法が主流でした。しかし、言葉だけで自分のイメージをAIに伝えるのは容易ではありません。
「何度繰り返しても思い通りの動画ができない」という経験をお持ちの方もいるかと思います。そこで登場したのが、手持ちの画像(写真やイラスト)をAIにアップロードし、それをベースに動画化する「画像から動画生成AI」です。
専門用語の「Image to Video」とは?
この画像から動画生成AIの技術は、「Image to Video(イメージ・トゥ・ビデオ)」と呼ばれており、かんたんにいうと、「写真を渡すと、AIがその前後の動きを想像して動画を作ってくれる技術」です。たとえば、風景写真なら雲をゆっくりと動かし、人物写真なら自然な瞬きや首の動きを表現できます。
上記の動画は、冒頭の静止画像をもとに、デザインツール・Canvaで作ったものです。「女性が笑顔でゆっくり走る動画」という指示を加えたことで、思い通りの動作を実現しています。
このように、無料の画像から動画生成AIもできるCanvaを学びたい方は、Canva基礎セミナーがおすすめです。Canvaの基礎・応用操作をはじめ、上記のような動画に音楽(BGM・効果音)を追加する方法も学べるお得なカリキュラムです。
Image to Videoは拡散モデルが基盤
Image to Videoには、拡散モデル(Diffusion Model)という技術が使われています。この「拡散モデル」は、AIが大量のデータを読み込んでルールやパターンを自ら学習する「機械学習」が基盤です。
拡散モデルでは、データにノイズ(砂嵐)を加えていく過程を学習し、逆にノイズから元の画像(データ)を復元するプロセスを通じて、新しい画像や動画を作り出します。
これは、「画像から動画生成AI」でいうと、元の画像のパターンを維持しながら、次にくるべき動きのパターンを予測(生成)する際に使われています。
以下の記事では、画像から動画生成AIの基盤・拡散モデルを使った代表ツール「Stable Diffusion」について解説しています。「AIがなぜ画像や動画を作れるのか」を知りたい方もぜひご一読ください。
無料の画像から動画生成AIおすすめ10選!
では、無料の画像から動画生成AIできるサイト・アプリを10選ご紹介しましょう。まずは、各画像から動画生成AIツールの無料枠、有料プラン、登録不要・商用利用の可否、生成時間を一覧で見てみましょう。
| 区分 | ツール名 | 無料枠 | 主な有料プラン | 登録 | 商用 | 秒数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 両方 | Canva |
| 8,300円/年 | あり | 可 | 5秒 |
| Adobe Firefly | 2回/月 | 1,580円/月 | あり | 可 | 8秒 | |
| MyEdit | 1回/日 | 700円/月 | なし | 可 | 5秒 | |
| Pollo AI | 約3回 | 1,563円/月 | なし | 有料 | 4秒 | |
| AIReel | 約3回 | 9.99ドル/月(約1,580円) | なし | 不可 | 5秒 | |
| Dola | 5回/日 | 不明 | なし | 不可 | 5秒 | |
| サイト | Vio 3 | 1回 | 50ドル/月(7,900円) | なし | 有料 | 4秒 |
| アプリ | LuminoVid | 基本機能 | 880円〜18,700円 | あり | ー | ー |
| AI生成 | 基本機能 | 840円〜6,200円 | あり | ー | ー | |
| AI Video | 基本機能 | 520円〜11,900円 | あり | ー | ー |
・「両方」→アプリとサイトの両方に対応
・「登録なし」→Google等のアカウント連携・ログインで使えるものも含む
・「為替レート」→1ドル=158円換算(AIReel、Vio 3)
①Canva|音声機能も充実したオールインワンツール
デザインツールでおなじみの「Canva」は、生成した動画のカット編集やBGM追加、背景透過までオールインワンで対応する無料の画像から動画生成AIです。1ヵ月最大200回(標準モデル)の広い無料枠、生成後も会話で微調整できる柔軟性も魅力です。
音声機能も充実し、ナレーションは150言語以上、しゃべる「AIアバター」にも対応。上記は、再度、音源を追加して生成した動画です(音源は無料プラン不可)。BGMの雰囲気、生成ごとに異なる動きの変化もご確認ください。
セミナーで多機能なCanvaを使いこなそう!
多機能ツール・Canvaを実務活用したい方には、短期間で応用操作までマスターできるCanva基礎セミナーがおすすめです。講座では、マジック消しゴムを使った画像修正・音声入力方法から、外部の主要なAIツールとの連携まで、ビジネスシーンで即戦力となるデザイン手法を実践的に学べます。
セミナー名 Canva基礎セミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
②Adobe Firefly|2D・3Dも自由自在なデザインツール
Adobe社提供の「Adobe Firefly」は、静止画イラストや製品写真など、多彩な素材に対応する無料の画像から動画生成AIです。上記動画のように、本物のようにナチュラルで躍動感のある動画を作れるのが魅力で、商用利用における安全性も徹底されています。
また、AIによるナレーションやサウンドトラックの追加、設定画面から最新モデル(Veo 3.1 Fastなど)も選択可能。IllustratorやPhotoshopといったAdobe製品とも連携できるため、クオリティの高い「画像から動画生成AI」を目指す方におすすめです。
③MyEdit|アクセスすると無料クレジット付与
台湾のCyberLinkが提供する「MyEdit」は、手持ちの写真やイラストからブラウザ上で手軽に動画を作れる「無料の画像から動画生成AI」です。無料クレジットは、画面右上のユーザーアイコンからメニューを開き、その中にある「無料クレジットを獲得」を選択するともらえます。
こちらは、動画をアニメ風に加工、動画高画質化、結合・トリミングといった基本編集ツールなど機能が豊富。AIによる効果音生成機能なども搭載されていますが、音声追加は無料プランでは対応できません。
④Pollo AI|多数の最新モデルで映像へ簡単変換
シンガポールのCOCOSOFT TECHNOLOGY社提供の「Pollo AI」は、自社モデル「Pollo 2.5」に加え、Veo 3.1やSora 2、Kling AI、Wan AIなど、多彩な人気AIモデルを使える無料の画像から動画生成AIです。
映像にあわせたオリジナルのBGMやリアルな効果音まで生成できるため、追加編集の手間なくそのままSNSなどへ公開できる高品質な動画が完成します。
⑤AIReel|プロンプトのテンプレートで生成をサポート
香港のFunCreate LIMITEDが開発した「AIReel」は、「AIReel 3.0」をはじめ、Kling 3.0、Veo 3.1、Runwayなど、人気AIモデルを自由に選べる「無料の画像から動画生成AI」です。
プロンプト欄の「要素ライブラリ」をクリックすれば、プロンプトの作成をサポートしてくれる便利なテンプレートも使えます。商用不可でお見せできませんが、今回の同一プロンプトでリアルで躍動感のある動画を生成しました。
⑥Dola|チャットツール感覚で使えるAIアシスタント
Dolaは、ChatGPTやGeminiのようにシンプルなUIの無料の画像から動画生成AIです。TikTokを運営するバイトダンスのグループ企業が提供しており、親しみやすい女性のバーチャルアシスタントと対話しながら操作できます。
動画生成は1〜3分ほどかかり、その都度無料枠に関する情報(残り回数など)を提供してくれます。なお、肖像保護の制限が設定されているため、人物が写った画像から動画を生成することはできません。
⑦Vio 3|プロンプトを強化できるGoogleの高品質AI
Veo 3は、日本語UIの分かりやすい操作、プロンプト強化機能も付いた無料の画像から動画生成AIです。使えるAIモデルは4種類で、キャラクターの一貫性を保つ「Veo 3.1」、高品質な「Gemini Omni」、生成の速い「Seedance 2.0」など、用途に合わせて設定可能です。
さらに有料プランへ移行すれば、ミニプランで1,080p、スタンダードプラン以上なら4Kの高画質動画が生成でき、商用利用も可能。操作画面からは、公式のTelegramチャンネルやグループに直接アクセスできます。
⑧LuminoVid|エイジングや顔交換も楽しめる多機能AIアプリ
LuminoVidは、写真から手軽に短いモーションビデオを作れる無料の画像から動画生成AIアプリです。Android 8.0以上に対応し、10万ダウンロード以上を記録しています。
人物の老化や若返りができる「未来の自分ビデオ」、自撮り写真を有名人と合成するリアルな「フェイススワップ(顔交換)」機能など、魅力的な要素が満載です。
⑨AI生成 – 写真を動画に|バズるユニークなエフェクトが満載
AI生成は、写真やテキストから手軽にシネマティックな映像を作れる、Android 7.0以上に対応した無料の画像から動画生成AIアプリです。静止画をリアルな表情で動かす「写真アニメーター」や「古い写真の復元」などの機能を搭載しています。
その他、トレンドのダンス動画を作れる「AIダンスジェネレーター」、体型を力強く変身させる「マッスルプロ効果」など、SNSリール動画やバズコンテンツに向けのユニークなエフェクトも豊富です。
⑩AI Video|世界で1,000万ダウンロード以上の人気アプリ
AI Videoは、テキストや画像から数ステップで動画を作れる無料の画像から動画生成AIです。Google DeepMindの「Veo3 Fast」による物語の文脈や感情を理解した映像を楽しめます。
ダウンロード数は世界で1,000万以上を記録、ポラロイド風フィルターやスカイダイビングアクション、ASMR没入モードといったトレンド感のある機能を豊富に搭載しています。
無料の画像から動画生成AIを作る際、「手持ちに良い画像がない」という方もいるでしょう。そんな場合、以下の記事で紹介している無料の画像生成AIサイトで画像を作ってみてください。
無料の画像から動画生成AIの失敗しない選び方
無料の画像から動画生成AIは、何を作りたいか(目的/機能)、どこで作業するか(作業環境)で選ぶと、自分にぴったりのツールが見つかります。
ここでは、選ぶポイントを項目ごとに分け、それぞれに適した無料の画像から動画生成AIツールをご紹介します。
| ポイント | 項目 | 適した画像から動画生成AI |
|---|---|---|
| 目的/機能 | ビジネス、宣伝用(アバター・音声) | Canva、Google Vids |
| SNS、バズ狙い(ダンス・顔交換) | AI生成、AI Video、LuminoVid | |
| 最新AIモデルを色々試したい | Pollo AI、AIReel | |
| 作業環境 | パソコンのブラウザでじっくり編集 | Adobe Firefly、MyEditなどのサイト型 |
| スマホ写真からサクッと作成 | LuminoVid、AI生成などのアプリ型 |
上記を参考に最適な無料の画像から動画生成AIツールを絞り込み、それぞれの無料枠やトライアルを活用して生成クオリティを試してみましょう。
無料の画像から動画生成AIを使う際の注意点

手軽で便利な無料の画像から動画生成AIですが、トラブルを避けるために利用時は以下の4点に注意してください。
- 生成中はブラウザを閉じない
- 商用利用の可否と利用規約を確認する
- 無料枠・サービス内容の変更に注意する
- 「無料の残り回数」の勘違いに注意する
①生成中はブラウザを閉じない
多くのオンラインサイト型の無料の画像から動画生成AIは、動画の生成中にブラウザのタブやウィンドウを閉じてしまうと、処理が途中で中止されてしまいます。
1〜3分ほど生成に時間がかかるツールもあるため、完了の通知が出るか処理が終わるまでは画面を開いたまま待ちましょう。
②商用利用の可否と利用規約を確認する
無料の画像から動画生成AIは、「有料プランのみ商用可(Pollo AI)」のもの、「無料でも商用可(Canva、Adobe Fireflyなど)」などそれぞれ異なります。
中には、商用利用の可否を明示していない、利用規約の記載がないものもあるため、ビジネスで使う前には必ず最新の利用規約を一読する習慣をつけましょう。
③無料枠・サービス内容の変更に注意する
無料の画像から動画生成AIはアップデートが早く、無料枠や使える機能の変更が随時行われています。また、「Dola」は以前「Cici」という名称で提供されていたように、無料の画像から動画生成AIの名称自体が変わることもあります。
さらに、あれほど話題を集めた「Sora 2」ですら現在はサービスが停止しているなど、動画生成AIは非常に変化が早い業界です。だからこそ、常に最新の情報をキャッチアップして、古い情報で判断しないことが重要です。
④「無料の残り回数」の勘違いに注意する
無料の画像から動画生成AIには、「無料で〇回」と回数が明記されていないサービスもあります。たとえば「無料で300クレジット付与」とあっても、1本の生成に90クレジット消費するツール(AIReelなど)なら、実質3回しか無料で使えません。
無料の画像から動画生成AIの「無料クレジット数=無料で使える回数」とは限らないため、消費ルールを事前によく確認しておきましょう。
無料の画像から動画生成AIについてまとめ
AIの機能が広がり、現在はテキスト入力と同様に、画像から動画を作れるツールが多数を占めています。ただし、無料の画像から動画生成AIは、使える回数、商用利用など制限も多く、中には「人物では対応できない」というツールもあるほどです。
無料の画像から動画生成AIの魅力的な機能を最大限引き出すためにも、セミナーを活用して、無料枠や使える機能を把握し、上手に無駄なく使いこなしましょう。




