「各営業スタッフの売上」や「商品ごとの在庫」がバラバラのExcelにあり、現状がさっぱり分からない……というお悩みはありませんか?Power BIを使えば、このような散らばったデータを1つの画面にまとめ、見やすいグラフに自動変換できます。
この記事では、実務ですぐに役立つPower BIを学べるおすすめセミナーを12選ご紹介します。人気のハンズオン研修・無料講座もお伝えするので、「データを活用して業務を効率化したい」という方はぜひ参考にしてください。
Power BIセミナーとは?

Power BIセミナーとは、Microsoftが開発したデータ分析・可視化ツール「Power BI」の操作方法や実務での活用法を学べる講座です。
多くの講座では、パソコン(Windows)用のアプリである「Power BI Desktop」を使って実践的に進め、オンライン・会場受講など多彩な学習スタイルを提供しています。なお、Power BI Desktopは、Power BI公式サイトやアプリストアから無料でインストールできるので、事前にダウンロードを済ませておくとスムーズです。
Power BIセミナーで学べる内容
Power BIセミナーでは、データの取り込みからレポート作成(データのグラフ化)、組織内での共有まで、一連のデータ活用スキルを学べます。ここでは、主なセミナーで学べる内容を表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| データへの接続 | Excel、SQL Serverなどからデータをインポートし加工 |
| レポートの作成 | ドラッグ&ドロップでデータをグラフ(棒・円・折れ線など)に変換 |
| レポートの公開 | 作成したレポートを必要な人へ届けるために保存・公開 |
| レポートの検索 | 自作レポート、組織内の他ユーザーが作成した関連レポートを検索 |
| 分析情報の抽出 | レポートを活用し、より的確な意思決定のための有益な情報を抽出 |
| 情報の共有・連携 | Microsoft Teamsなどを通じて、同僚と成果を共有しコラボを実施 |
Power BIセミナーで学ぶメリット
Power BIセミナーでこれらを習得することで、以下のようなメリットがあります。
- 集計やレポート作成の時間が大幅に減る
- 最新の業績や状況が一瞬で把握できる
- 確かなデータに基づいた正しい判断ができる
- 社内やチームでの情報共有がスムーズになる
Power BIセミナーは、実務のフローに沿って進めるため、独学にありがちな「機能は知っているけれど現場で応用できない」という状況も避けられます。実践的な学習形式は、「すぐに自社のデータを使って業務効率化したい」という場合にもおすすめです。
Power BI Desktopは、Microsoftの生成AI「Copilot」が使える仕様になっており、組織向け有料プランであれば即アクセスできます。
Copilotの使い方や詳細については以下の記事で解説していますので、有料プランをご利用中の方はもちろん、Copilotの最新機能を知りたい方もぜひ参考にしてください。
Power BIセミナーおすすめ12選を比較!

では、Power BIを学べるおすすめセミナーを12選ご紹介しましょう。まずは、有料・無料の区分、主な対象者、オンライン対応の可否をまとめた各セミナーの一覧表からご確認ください。
| セミナー名 | 運営元 | 対象者 | オンライン | |
|---|---|---|---|---|
| 有料 | Power BI Desktop基礎研修 | インソース | 初心者 | 可 |
| Power BIハンズオンセミナー | REMI株式会社 | 初心者 | 可 | |
| Power BIハンズオンセミナー 中級編 | REMI株式会社 | 中級者 | 否 | |
| Power BIによるデータ分析 | トレノケート | Office経験者 | 否 | |
| Power BI Desktop | WinSchool | 初心者 | 可 | |
| Microsoft Power BIハンズオントレーニング | 株式会社ジール | Excel経験者 | 否 | |
| Power BI基礎 実践編 | JMAM | 初心者 | 可 | |
| Power BI活用研修(入門) | リクルートマネジメントスクール | Excel経験者 | 可 | |
| Microsoft Power BI実践ハンズオンセミナー Power Query編 | RIKURI | 中級者 | 可 | |
| 無料 | Power BIはじめの一歩セミナー! | FROG WELL | 初心者 | 可 |
| Power BI入門 セミナー | IHS | 初心者 | 可 | |
| Power BIではじめるカンタン業務改善とデータ分析入門 | ネットラーニング | 初心者 | 可 |
①Power BI Desktop基礎研修|インソース
インソースの「Power BI Desktop基礎研修」は、Power BIの基礎から学べる1日開催の短期セミナーです。セミナーでは、Excelやデータベースの紐づけからデータ整形、M言語・DAXを使った発展的なレポート作成まで学べます。
セミナーの開催頻度は1ヵ月約4回で、講義とワークを使った実践的な内容が魅力。1名からでも気軽に参加でき、参加形式はオンラインと会場の2種類から選べます。
| 受講期間 | 1日間(9:00~17:00) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン、会場 |
| 受講料金 | 通常:52,800円、会員:48,800円 |
②Power BIハンズオンセミナー|REMI株式会社
REMI株式会社の「Power BIハンズオンセミナー」は、Power BIのデータの取り込みと整形、ビジュアル作成までを網羅した初心者向けセミナーです。開催頻度は平均月1回、半日の開催です。
セミナーの担当講師は、外資系ベンダーやITコンサルでデータ解析・Power BI導入経験を持つプロフェッショナル。実際の操作を通じたデータ加工やドリルダウンなどの実戦テクニックもわずか1日で習得できます。
| 受講期間 | 1日(例:2026年6月12日(13:30~17:30)) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン |
| 受講料金 | 30,000円 |
③Power BIハンズオンセミナー 中級編|REMI株式会社
REMI株式会社の「Power BIハンズオンセミナー 中級編」は、実務で使うデータモデル設計やDAX関数をハンズオン形式で学べる講座です。こちらは、先ほどの基本編のステップアップセミナーで、複雑な社内データの整理・高度なレポートへ仕上げるスキルが身につきます。
開催頻度は1ヵ月に1回が目安で、個別オンラインセミナーにも対応。その他、「Power BI 導入支援・構築コンサルティング」など、企業向けのサポートも充実しています。
| 受講期間 | 1日(例:2026年6月26日(13:00~16:30)) |
|---|---|
| 受講形式 | 会場(東京都新宿区西新宿7-4-7 イマス浜田ビル5階) |
| 受講料金 | 50,000円(税抜) |
④Power BIによるデータ分析|トレノケート
トレノケートの「Power BIによるデータ分析」は、Power BIの基本を、講義と演習を通じて1日で学ぶ実践式セミナーです。
講義では、データの取り込みからレポート作成、そしてWebでの共有まで、実務で使える基本要素を網羅します。開催頻度は3ヵ月に1回程度、Officeの基本操作ができる方が対象です。
| 受講期間 | 1日間(例:2026年6月5日、9月4日:10:00~17:00)) |
|---|---|
| 受講形式 | 会場(東京都港区虎ノ門3-18-16 虎ノ門菅井ビル3F イルミネート虎ノ門) |
| 受講料金 | 77,000円 |
⑤Power BI Desktop|WinSchool
WinSchoolの「Power BI Desktop」は、Excelの知識をベースに、データの抽出・分析から効果的なレポート作成までカバーした、自分のペースで学べるスクール形式のセミナーです。
セットコースが充実し、Excelの基礎から進める「Excel&Power BI」、Excelとデータ分析も学べる「ビジネスデータサイエンティスト」などがあります。日程調整はスクールカウンセラーに事前相談可能で、気軽なオンラインセミナーにも対応しています。
| 受講期間 | 1ヶ月(90分×6回 / 計9時間) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン、会場(全国42校のWinスクール) |
| 受講料金 | 60,500円 |
⑥Microsoft Power BIハンズオントレーニング|株式会社ジール
株式会社ジールの「Microsoft Power BIハンズオントレーニング」は、30年以上の実績を持つBI専業ベンダーが指導する講座です。Excelでvlookup関数などを使える方が対象で、講義は自社データを用いたわかりやすい講義で学べます。
セミナーでは、データの取り込みからWebでの共有・活用までのプロセスをハンズオン形式で学習します。中級者向けの実践セミナーも開催しているので、段階的なステップアップを目指す方にも最適です。
| 受講期間 | 2日間(10:00~17:00) |
|---|---|
| 受講形式 | 会場 |
| 受講料金 | 要問合せ |
⑦Power BI基礎 実践編|JMAM
JMAMの「Power BI基礎 実践編」は、初めてPower BIに触れるビジネスパーソンを対象に、データの読み込みから視覚化、レポート作成、データ共有まで学べる定額制eラーニング講座です。
こちらのセミナーは、1時間以内で学べるコンパクトな講義で、章末にはレポート問題(全10問)が用意されています。スキマ時間で柔軟に学びたい方におすすめです。
| 想定学習時間 | 55分(最短実行時間28分) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン(eラーニング) |
| 受講料金 | 定額制(要問合せ) |
⑧Power BI活用研修(入門)|リクルートマネジメントスクール
リクルートマネジメントスクールの「Power BI活用研修(入門)」は、Power BIの概要と複数データソースの連携・前処理、データのビジュアル化を学べる研修スタイルのセミナーです。
開催頻度は1ヵ月~1ヶ月半程度に1回で、Power BI Desktopを使用してオンライン形式(Web)で開催されます。なお、当セミナーは実務でのExcel活用に慣れている方が対象です。
| 受講期間 | 1日:(例:6月29日、8月7日など(13:00~16:00)) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン |
| 受講料金 | 15,000円/1名(税抜) |
⑨Microsoft Power BI実践ハンズオンセミナー Power Query編|RIKURI
RIKURIの「Microsoft Power BI実践ハンズオンセミナー」は、Power BI操作で必須のデータの取得と変換機能(データクレンジング)を持つ「Power Query」の操作に特化した研修型セミナーです。
こちらは、毎回データの整形に時間がかかっている方に最適で、受講後にはメールでの無料質問フォローに対応しています。
| 受講期間 | 1日(13:00~17:00) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン |
| 受講料金 | 49,500円/名(税込) |
⑩Power BIはじめの一歩セミナー!|FROG WELL
FROG WELLの「Power BIはじめの一歩セミナー!」は、実際の画面を交えながら学ぶ無料のPower BI入門セミナーです。セミナーでは、Power BIの基礎、データ可視化が経営に及ぼす影響など、多彩な視点で学びます。
セミナーの開催頻度は1ヶ月に1回程度で、定員は先着順で10名です。講師は、医療・小売業など幅広い業種でレポート構築実績を持ち、Salesforceや各種データベース連携にも精通した森﨑琢己氏が務めます。
| 受講期間 | 1日(例:2026年6月22日、7月27日など(17:00~18:00)) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン |
| 受講料金 | 無料 |
⑪Power BI入門 セミナー|IHS
IHSの「Power BI入門 セミナー」は、Excelの大量データを可視化・分析する基本手順を学べる無料セミナーです。
講義は、データの取り込みから関係性の設定、グラフ作成まで幅広くカバーします。なお、当セミナーは、2026年1月より事前収録のアーカイブ動画を視聴する形式に変更しています。
| 受講期間 | 随時 |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン(アーカイブ動画視聴) |
| 受講料金 | 無料 |
⑫Power BIではじめるカンタン業務改善とデータ分析入門|ネットラーニング
ネットラーニングの「Power BIではじめるカンタン業務改善とデータ分析入門」は、Power BIの基本操作からダッシュボード作成、さらに生成AIによる「Q&Aビジュアル機能」の活用まで学べるセミナーです。
こちらは、以前愛知県内の会場(名古屋・刈谷・岡崎)およびオンラインで開催されたセミナーのアーカイブ動画で、YouTubeで公開しているため事前申し込み不要です。
| 受講期間 | 随時(約2時間) |
|---|---|
| 受講形式 | オンライン(YouTubeによるアーカイブ視聴) |
| 受講料金 | 無料 |
Power BIセミナーを選ぶポイント

納得のいくPower BIのセミナーを利用するためにも、以下の4つのポイントを押さえながら比較・検討しましょう。
- 「受講期間」と「開催頻度」を確認する
- 自分のスキルレベルに合わせる
- 受講スタイル(学習環境)で選ぶ
- コストパフォーマンスを考慮する
①「受講期間」と「開催頻度」を確認する
Power BIのセミナーは、ネット上で紹介されていても、すでに特定の開催日程が終了しているケースが多々あります。その他、トレノケートのように「3ヵ月に1回程度」しか開催されないセミナーもあり、「参加したくてもできない」といった状況になりがちです。
まずは、受講期間を確認し、その後開催頻度をチェックして、問題なく利用できるかを判断することが重要です。なお、定期開催のセミナーでも次回予告がない場合は、開催が休止している可能性もあるため注意が必要です。
②自分のスキルレベルに合わせる
Power BIのセミナーを選ぶ際には、「自分のスキルレベルに適しているか」という視点で選びましょう。
例えば、基礎的なスキルがある方が、簡単なデータ取り込み・グラフ作成のみを学んでも物足りなさを感じてしまいます。逆に、初心者の方がいきなり「Power Query」に特化した高度なセミナーを選んでも、操作や専門用語についていけず挫折してしまう原因になるでしょう。
そのため、まずは自分の現在の習熟度(初心者、Excel経験者、中級者など)を客観的に見極めたうえで、カリキュラムと合致するコースを選択することが重要です。
③受講スタイル(学習環境)で選ぶ
Power BIのセミナーを受ける期間や形式が、自分のライフスタイルや仕事の状況に合っているかも大切な要素です。短期間で集中してノウハウを吸収したいなら、1日で全体像を網羅できる「短期集中型(1日~2日)」のセミナーが向いています。
一方で、一気に詰め込むのが苦手な方や業務の合間にマイペースに学びたい方は、数ヶ月かけてじっくり通う「スクール形式」や、自分の好きなタイミングで進められる「eラーニング」を選ぶと良いでしょう。
④コストパフォーマンスを考慮する
Power BIのセミナーは、受講料金と得られるメリット(付加価値)のバランスに注目しましょう。有料セミナーは、実践的なワークショップ、講師への直接質問、受講後にメールでの無料質問フォローなど、手厚いサポートが魅力です。
逆に無料セミナーは、アーカイブ動画の視聴など手軽な反面、サポートがほとんどありません。内容と価格をしっかりと照らし合わせ、金額に見合う価値があるかで評価することが重要です。
セミナー前にPower BIの基本操作をチェックしよう!
最後に、実際にPower BIを使ってみましょう。ここでは、多くのセミナーで使われている「Power BI Desktop」で、Excelデータを活用した簡単なグラフを作る方法をお伝えします。
Power BI Desktopを使った円グラフ作成手順
では、さっそくPower BI DesktopでExcelのデータをグラフ化してみます。
- Excelで、以下の様な簡易なデータを作成

- Power BI Desktopを開き、「Excelブック」をクリック

- 「Excelからデータをインポートする」をクリックし、フォルダからデータを選択

- データの入ったシート(Sheet 1など)にチェックし、プレビューで確認後「読み込み」をクリック

- 円グラフを選択したら「Sheet」を開く

- ドラッグ&ドロップでデータを移行
(ここでは「割合(%)」を「値」、「国名」を「凡例」に移行)
- 各割合が自動計算され、合計100%の比率に調整された円グラフが完成(拡大図)

このように、Power BI Desktopを使うと、元のデータの合計が100にならなくても、システム側で自動で割合を計算(100%で換算)してくれます。
Power BI Desktopの注意点
Power BI Desktopはデータが複雑だと事前の整形が必要なので、はじめは簡易なデータを利用することをおすすめします。複雑なデータの場合、上記の④の行程「読み込み」ができない場合があります。
また、最近オンライン形式のExcelが登場しましたが、このオンライン型のExcelの場合、通常のように取り込めません。その際は、以下の手順でPower BI Desktopへ取り込みましょう。
- Excelデータのページで「ファイル」を開く
- 「コピーを作成する」へ進み、「コピーのダウンロード」をクリック
- ダウンロードフォルダからPower BI Desktopへ取り込む
Excelの操作は、Power BIだけでなくビジネスシーン全般で必須のスキルであり、就活でも身につけておきたい代表格です。
以下の記事では、就活でアピールできるExcelスキルを証明する資格を紹介しています。ぜひこちらもチェックして、Excelスキルの重要性をご確認ください。
Power BIセミナーについてまとめ
Power BIを学べるセミナーは数多くあり、無料で学べるセミナーが多いというのも特徴的でした。ただし、セミナーによって受講形式や内容に違いがあるので、自分のスキルや目的を考慮しながら最適なコースを選択しましょう。
納得のいくセミナー選びをするためにも、価格面だけではなく、ハンズオン形式などの内容の充実度も確認しながら比較・検討することが重要です。













