ChatGPTの業務利用の幅は急速に広がり続けており、近年注目を集めているのが複数の作業を自律的に進める「ChatGPT Work」です。
この記事では、ChatGPT、およびChatGPT Workの業務利用例を15選ご紹介します。ChatGPT Workのインストール方法や使い方も解説するので、最新のChatGPTの業務利用法を知りたい方はぜひご一読ください。
ChatGPTの業務利用機能とは?

ChatGPTの業務利用機能とは、ChatGPTの高度なファイル処理や自動化機能を使って、日々の業務を効率化・自動化することです。
最近特に注目を集める業務利用機能は2026年7月9日にOpenAIが発表した、ChatGPTの業務利用アプリ「ChatGPT Work」です。ChatGPT Workは、業務のゴールを伝えるだけで、必要なタスクを自ら考えて進める業務利用ができます。
業務の調査・分析から資料作成まで対応
これまでのChatGPTは、質問への回答や文章作成など、指示された業務に対して一つひとつ回答する利用法が中心でした。ChatGPT Workは、必要な情報を与えれば、「顧客調査を行い、結果を分析して企画書を作成する」のように、最初から最後まで代行する業務利用ができます。
人が確認しながら業務を遂行
ChatGPT Workは、すべての業務をAIだけで進めるわけではありません。重要な操作ではユーザーの承認を求め、追加の情報が必要な場合は確認してくれるため、人が必要な場面で判断しながら業務利用できます。
多彩な外部アプリとの連携
ChatGPT Workは、SlackやMicrosoft Teams、Google Drive、Gmail、Outlookなどのアプリと連携して業務利用できます。これらのアプリを業務利用する際、ChatGPT自身がアプリを選別しますが、ユーザーが「@」でアプリを指定して利用することも可能です。
ChatGPTの最新機能をまとめて学ぼう!
ChatGPT Workに象徴されるように、ChatGPTは常に新機能が追加されているので「進化の速さに追いつけない」という方もいるでしょう。そんなときは、セミナーでもれなく効率的にスキルをアップデートするのもおすすめです。
ChatGPTセミナーは実践的に学べるハンズオン形式の短期型講座で、柔軟な学習スタイルは「無理なく手軽に最新のChatGPTスキルを身につけたい」というビジネスパーソンにも最適です。
ChatGPT Workのように、目的・目標を伝えるだけで、自律して成果物を仕上げるツールを「AIエージェント」といいます。AIエージェントの仕組みや特徴、生成AIとの違いについて知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
ChatGPTの業務利用例15選
ChatGPTは、プロンプトの「+」を開くと業務利用できる機能が豊富に搭載されており、ChatGPT Workはメールやスプレッドシート、ドキュメントなどを組み合わせ、複数の作業をまとめて進める業務利用ができます。
ここでは、ChatGPTでできる業務利用、ChatGPT Workでの業務利用を紹介します。それぞれの業務利用例ではそのまま使えるプロンプトも添付するので、ぜひChatGPTの業務利用の際にご活用ください。なお、プロンプト入力欄には、必要に合わせて資料やデータを付与しましょう。
| 業務利用例 | 概要 |
|---|---|
| 与えた情報で回答精度を高める | 資料を読み込ませ、内容に沿った回答を生成 |
| データから傾向を見つける | 売上・顧客データから傾向を抽出して分析 |
| 資料で使う画像を作る | プレゼン資料などで使う画像をAIが作成 |
| 最新情報を調べる | Web検索機能による市場・料金の比較 |
| 詳細なレポートを作成する | Deep Researchを使った高精度で詳細な回答 |
| プレゼン資料を自動作成する | Canvaとの連携で資料を自動で生成 |
| 定期での情報収集を依頼する | 毎朝のニュースのまとめ記事作成を自動化 |
| メールに返信文を作る | 自動で返信が必要なメールを検出・返信案を作成 |
| 参加者リストと招待文を作る | リードから参加者を選定・招待文を作成 |
| 研修の未完了者を確認して連絡する | 研修が100%に満たない受講者を特定・通知を送付 |
| データの変化やリスクを確認する | 先週と今週のデータを比較し、変化やリスクを分析 |
| プロジェクトの進捗を整理する | 計画書からトラッカーを作成・担当の自動割り当て |
| 毎週の業務状況をまとめる | 予定・メッセージから優先事項を抽出して対応 |
| アンケート結果から課題を見つける | 集めたアンケートから課題点や主な意見を抽出 |
| 製品ローンチの準備を行う | 資料や過去のやり取りから、適したリリースを指示 |
①与えた情報で回答精度を高める
ChatGPTに会議資料や報告書を添付すると、与えた情報(リンクの添付、ファイルのアップロードなど)をもとに回答してもらう業務利用ができます。あらかじめ情報を提供することで、回答の精度を高められ、さらに回答内容の正誤をチェックする手間も削減できます。
・この資料の内容をもとに、9枚のプレゼン資料の文章を作成してください。
②データから傾向を見つける
Excelなどの自社データをChatGPTに追加すれば、売上や顧客データを分析する業務利用ができます。たとえば、特定の商品の売り上げ傾向をまとめる、顧客の購買傾向や属性ごとのニーズを確認するといった業務利用です。
・この売上データを分析し、売上が伸びている商品と減少している商品を教えてください。
③資料で使う画像を作る
ChatGPTでは、プレゼン資料やWebサイトに使う画像を作成する業務利用ができます。この際、直接画像の内容を指示しても良いですが、プロンプト欄の「+」から「画像を作成する」機能を使えば、参照アイデア例を利用しながら画像を作成できます。
・営業資料に使えるシンプルなビジネス向けイラストを作ってください。
④最新情報を調べる
ChatGPTを使えば、「インターネット上の最新情報をもとにした市場調査」といった業務利用ができます。そのまま指示してもリサーチできますが、「Web検索」機能を使うと引用元のリンクを添付して、より精度の高い回答を提示してくれます。
・生成AIを代表するツールを調べ、特徴や最新の料金・機能を比較表にしてください。
⑤詳細なレポートを作成する
ChatGPTの「Deep Research」機能を使うと、複数のWebページを調査してレポートを作成してくれます。「幅広い情報源をもとに、詳しい資料を作りたい」という場合の業務利用に最適です。
・生成AIを活用した業務効率化について、企業での導入事例や活用方法、メリットや注意点を詳細にまとめてください。
⑥プレゼン資料を自動作成する
ChatGPTの「Canva」機能を活用すれば、その場でCanvaにアクセスしてプレゼン資料のデザインを作成してくれます。この機能もプロンプト欄の「+」の中に含まれています。
・生成AIの代表的なツール比較をプレゼン資料にしてください。
⑦定期での情報収集を依頼する
ChatGPTでは、定期的な情報収集を依頼する業務利用ができます。たとえば、毎朝のニュース確認を設定すれば、毎回自分で検索する手間を減らせます。この機能は、サイドバーの「スケジュール」からアクセスしてください。
・毎週月曜日の朝に、生成AIの最新ニュースをまとめてください。
⑧メールに返信文を作る
ChatGPT Workは、返信が必要なメールを探し、内容の要約や返信文の作成まで行う業務利用ができます。返信文は下書きなので、担当者が確認してから送信できるのも魅力です。
・返信が必要なメールを探し、内容を要約したうえで返信文を下書きしてください。
⑨参加者リストと招待文を作る
ChatGPT Workでは、リード(潜在顧客)情報を確認し、参加者の選定から招待文の作成まで行う業務利用ができます。確認が必要な情報には、フラグを付けて正確性を担保してくれます。
・リードから参加候補者を選び、参加者リストと招待文を作成してください。
⑩研修の未完了者を確認して連絡する
ChatGPT Workを使うと、従業員の研修用スプレッドシートから未完了者を特定し、連絡文まで作成する業務利用も可能です。対象者を探して一人ずつ連絡する手間を減らせます。
・研修の完了率が100%未満の従業員を特定し、受講を促すDMを下書きしてください。
⑪データの変化やリスクを確認する
ChatGPT Workで今週と先週の営業データを比較し、営業状況の変化やリスクを確認する業務利用ができます。「営業会議に向けて、確認すべきポイントがまとまらない」といった場合にもおすすめです。
・今期の受注数を先週と比較し、変化・リスク・フォローアップをまとめてください。
⑫プロジェクトの進捗を整理する
ChatGPT Workに計画書やチーム内のやり取りを読み込ませれば、プロジェクトの管理表(トラッカー)を作る、議論の流れから自動で担当者を割り当てる業務利用ができます。さらに、チームへの進捗報告(ステータス更新)の下書き作成も可能です。
・計画書からトラッカーを作成し、担当者の割り当てとチーム向けの進捗報告を下書きしてください。
⑬毎週の業務状況をまとめる
ChatGPT Workでは、カレンダーやメッセージ、ドキュメントを確認して、週次の業務状況をまとめる業務利用ができます。優先事項や決定事項、対応が必要なことを一つにまとめてチェックできます。
・今週の予定とメッセージを確認し、優先事項・決定事項・対応事項をまとめてください。
⑭アンケート結果から課題を見つける
ChatGPT Workは、スプレッドシートなどのアンケート結果を確認し、意見や課題をまとめる業務利用ができます。回答を集計するだけでなく、代表的な意見や未解決の問題も把握できます。
・このアンケートを分析し、主な意見・課題・未解決の項目を記述してください。
⑮製品ローンチの準備を行う
ChatGPT Workは、製品資料やスケジュール、チーム内のやり取りを確認し、ローンチ(製品リリース)準備をする業務利用ができます。これにより、指示内容をまとめたローンチブリーフが簡単に作成できます。
・資料とチームのやり取りをもとに、担当者・リスク・決定事項・次のステップをまとめてください。
セミナーでChatGPTの業務利用法を網羅しよう!
上記で紹介した15選のように、ChatGPTはデータの分析、資料づくり、さらには一連の作業を自動化する最新の機能まで幅広い業務利用機能を備えています。しかし、言葉の解説だけでは「なかなか具体的な使い方のイメージがわかない」という方もいるでしょう。
そんなときは、実際にChatGPTを操作しながら学べるChatGPTセミナーがおすすめです。本セミナーは、以下のような現場で実際に行うテーマをもとに学習を進めます。
- カスタムGPTを活用した週報作成
- AIエージェントや外部ツールとの連携
- バイブコーディングを活用したWebアプリの作成
参加者には「ChatGPT完全攻略セミナーガイド」を無料配布するため、セミナーで学んだスキルの定着に不安がある方も安心です。
セミナー名 ChatGPTセミナー 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 29,700円〜 受講期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
ChatGPTと比較されやすいのがGoogleのGeminiです。Geminiでも、ChatGPTのようなスライド作成、Googleアプリとの連携ができます。以下の記事では、この2つのツールの違いや使い分け方法を解説しているので、比較検討の一助にお役立てください。
ChatGPTの業務利用アプリ「ChatGPT Work」の使い方
では、業務利用におすすめのChatGPT Workのインストール方法、業務利用の基本の使い方を実際の画像付きでご紹介しましょう。ChatGPT WorkはChatGPTの有料プランを利用している方以外でも、アプリをインストールすることで無料で使えます。
ChatGPT Workのインストール方法
まずは、無料で使えるChatGPT WorkのアプリのWindows版インストール方法をお伝えします。
- ChatGPTにアクセスして「Work」をクリック

- 「詳細を見る」を開く

- 「Windows版をダウンロードする」をクリック

- ダウンロードしたインストーラーを起動してアプリをインストール

- セットアップやパスワード入力が完了したらChatGPT Workが開く

- 次回以降使うときには、Windowsのアプリ一覧からアクセス

これで、ChatGPT Workを使った業務利用の準備が完了です。
業務利用の基本の使い方
続いて、ChatGPT Workの基本的な業務利用の使い方をお伝えします。
- ChatGPT Workを起動し、プロンプト欄に指示を入力
(この資料の要点を表を使ってまとめてください) - URLやファイルなど、必要な資料を追加して送信
(総務省「令和7年版 情報通信白書|企業におけるAI利用の現状」)
- 「ChatGPTにインターネットの接続を許可しますか?」と質問されたら「一度だけ許可」を選択

- ChatGPT Workが資料の内容を確認してまとめる

- 内容を確認し、必要に応じて修正を依頼
(もう少し簡潔にしてください)
このように、普段ChatGPTの無料版を使っている方でも、一度ChatGPT Workのアプリをインストールすれば、ChatGPT Workの高度な業務利用ができます。
ChatGPTを業務利用する際の注意点
ChatGPTを業務利用する方法はいくつもありますが、実際に仕事で取り入れる際には、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。
回答は100%正確ではない
ChatGPTの回答精度は年々高まっていますが、やはり回答内容が必ず正確というわけではありません。
たとえば、参照元のページの情報が間違っている、AIの意訳により回答のニュアンスが異なるといったケースもあるため、必ず人間の目で確認することを心がけてください。
高度な機能は利用回数制限がある
ChatGPTは、チャット自体の回数制限は撤廃されたものの、「ディープリサーチ」や「スケジュール機能」といった業務利用向けの高度な機能は、無料枠が少なめに設定されています。
たとえば本格的な機能は約5時間程度で制限に達してしまうため、業務で本格的に活用する場合は有料プランの利用も視野に入れておきましょう。
情報漏えいに注意する
業務でChatGPTを利用する際、社内の機密データや顧客の個人情報をそのまま入力してしまうと、情報漏えいやセキュリティ上のリスクにつながる恐れがあります。
機密情報を入力しないのはもちろん、万一に備えて設定の「データコントロール」の「モデル改善に協力する」をオフにするなどの対策を行いましょう。
ChatGPTの業務利用についてまとめ
ChatGPTの業務利用方法は数多くあり、今回紹介したのもごく一部です。アイデア次第で、さまざまな業務に活用できます。一方で、自分自身で活用方法を探し、最新機能まで網羅するのは簡単ではありません。
こうした情報収集や試行錯誤に時間をかけず、ChatGPTの業務利用スキルを効率的に身につけたい方は、セミナーを活用するのもおすすめです。
















