【2026】生成AIパスポート試験とは?試験概要・難易度・注意点・勉強方法を解説

『生成AIパスポート試験』の存在は知っていても、具体的にどんな試験なのか、難易度はどれくらいなのかイメージしづらい方も多いのではないでしょうか。近年、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを業務で活用する企業が増える中で、AIリテラシーを客観的に証明できる生成AIパスポート試験が注目を集めています。

この記事では、生成AIパスポート試験の概要から合格率・難易度、試験日程・申込手順、受験前に確認しておきたいポイント、効果的な勉強方法まで、これから受験を検討している方に向けて分かりやすく解説します。

生成AIパスポート試験とは

生成AIパスポート試験とは、AI初心者を対象に、生成AIの活用に必要なリテラシーを正しく理解しているかを測る資格試験です。著作権の扱いや商用利用の可否、個人情報の取り扱いなど、業務で生成AIを使う際に注意すべきルールも出題範囲に含まれます。試験概要は以下の通りです。

試験名称生成AIパスポート試験
運営元一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)
実施形式オンライン(IBT方式)
試験時間60分
問題数60問
受験資格制限なし
受験費用(税込)11,000円(学生は5,500円)

参考:生成AIパスポート|生成AI活用普及協会(GUGA)

試験は四択形式で、年に5回(2月・4月・6月・8月・10月)実施されています。受験資格に制限がなく、自宅からオンラインで受験できるため、社会人でも挑戦しやすい試験といえるでしょう。なお、学生の場合は受験費用が5,500円(税込)になるため、学生のうちに取得を目指す方も増えています。

生成AIパスポート試験に合格するメリットとしては、生成AI活用に関するリテラシーを客観的に証明できることが挙げられます。さらに合格者には合格証書とオープンバッジが発行されるため、就職活動や社内評価の場面でのアピール材料としても活用できる資格試験です。

これから生成AIについて学ぶなら、生成AIセミナーの受講をおすすめします。AIについて体系的に学べるカリキュラムとなっているため、気になる方はぜひ以下の詳細を確認してみてください。

生成AIパスポート試験の合格率・難易度

生成AIパスポート試験の合格率・難易度

生成AIパスポート試験は、他のAI関連資格と比べて合格率が高く、初心者でも比較的挑戦しやすい試験です。ここでは生成AIパスポート試験の合格率と、ITパスポートやG検定などの他資格と比較した際の難易度について解説します。

合格率は70~80%程度

生成AIパスポート試験の合格率は、回によって変動しながらも70〜80%程度の範囲で推移しています。一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA)の発表によると、2026年2月試験では受験者28,415名のうち22,401名が合格し、合格率は78.84%でした。また同時点での累計受験者数は83,041名、累計有資格者数は65,098名にのぼります。

参考:生成AI活用普及協会(GUGA)

この数字からわかるように、生成AIパスポート試験は受験者の4人に3人以上が合格できる試験です。出題内容はAIの基本的な仕組みや活用事例、コンプライアンスに関する基礎知識が中心であり、数学的な計算や専門的なプログラミング知識は問われません。そのためAIに初めて触れる方でも、生成AIパスポート試験の公式テキストを使って学習を進めれば十分に合格を狙えます。

他のAI・IT系資格と比べて難易度は低め

生成AIパスポート試験は、ITパスポートやG検定、データサイエンティスト検定、E資格といった他のAI・IT関連資格と比べても、難易度が低い試験といえます。それぞれの合格率を比較すると以下の通りです。

資格名直近の合格率
生成AIパスポート試験78.84%(2026年2月)
ITパスポート48.6%(令和7年度)
G検定82.4%(2026年第3回)
データサイエンティスト検定約42%(2026年3月実施・第12回)
E資格69.17%(2026年第1回)

参考:生成AI活用普及協会(GUGA)IPA 独立行政法人 情報処理推進機構一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】(G検定)一般社団法人データサイエンティスト協会一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】(E資格)

合格率だけで見るとG検定の方が高い回もありますが、出題内容の専門性まで含めて比較すると、生成AIパスポート試験の難易度は易しい部類に入ります。ITパスポートは経営戦略やプロジェクトマネジメントなど幅広いIT分野の知識を問うため、出題範囲の広さが負担になりやすい試験です。

一方、データサイエンティスト検定とE資格は、統計学やプログラミングといった専門的な数学知識が必要です。そのうえ、E資格は受験前にJDLA認定プログラムの修了が条件となっており、受験のハードル自体が高めに設定されています。

これに対して生成AIパスポート試験は、生成AIの基礎知識やリスク管理に範囲が絞られているため、文系出身者やAI初心者でも生成AIパスポート試験公式テキストの学習だけで合格を目指しやすい試験といえるでしょう。

G検定やデータサイエンティスト検定などの詳細は以下の記事で解説しているため、気になる方はぜひこちらもご覧ください。

【2026】G検定とはどのような資格?E資格との違いや費用なども詳しく紹介!

【2026】データサイエンティスト検定試験とは?その他資格や勉強法を紹介

生成AIパスポート試験の試験日程・申込手順

生成AIパスポート試験の試験日程・申込手順

生成AIパスポート試験は、申込から受験まですべてオンラインで完結する資格試験です。ただし申込・受験期間が決まっているため、「この時期までに必ず合格したい」といった目標がある場合は、時期を逃さないように注意しましょう。ここでは生成AIパスポート試験の最新の試験日程と、申込時に必要な手順を順番に解説します。

生成AIパスポート試験の申込・受験期間

生成AIパスポート試験は年5回開催されており、受験期間はそれぞれの月の1日から月末までの1ヶ月間です。2月試験を例にすると、申込期間は10月1日から1月31日まで、受験期間は2月1日から2月29日までとなっています。

受験時期申込期間受験期間
2月10月1日0:00〜1月31日23:592月1日0:00〜2月29日23:59
4月2月1日0:00〜3月31日23:594月1日0:00〜4月30日23:59
6月4月1日0:00〜5月31日23:596月1日0:00〜6月30日23:59
8月6月1日0:00〜7月31日23:598月1日0:00〜8月31日23:59
10月8月1日0:00〜9月30日23:5910月1日0:00〜10月31日23:59

※うるう年に該当しない場合の受験期間は2月28日23:59までとなります。

引用:生成AIパスポート|生成AI活用普及協会(GUGA)

このように生成AIパスポート試験は申込から受験までの間に数ヶ月の準備期間があるため、計画的に学習を進めやすい点が特徴です。受験期間中であれば好きな日時を選んで受験できるため、仕事や学業の都合に合わせやすいでしょう。受験を検討している回が近づいたら早めにスケジュールを確認しておくことをおすすめします。

生成AIパスポート試験の申込手順

生成AIパスポート試験の申込は、公式サイトからすべてオンラインで完結します。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 公式サイトにアクセスし、会員登録を行う
  2. 受験を希望する試験回を選択して申込
  3. クレジットカードなどで受験料を支払う
  4. 登録したメールアドレスに届くメールを確認し、マイページで受験番号を確認する
  5. 受験期間に入ったらマイページにログインして試験画面に進み、受験を開始する

なお、企業や団体で複数名まとめて生成AIパスポート試験を申し込みたい場合は、申込と支払いを一括でまとめられる団体受験という方法も選べます。受験者数が一定数を超える申込であれば、受験費用や生成AIパスポート試験公式テキストの購入費用が割引価格になる仕組みです。個人で申し込むか団体で申し込むかは、所属する企業や組織の方針に合わせて判断するとよいでしょう。

生成AIパスポート試験で事前に確認しておくべきポイント

生成AIパスポート試験で事前に確認しておくべきポイントとして、以下の3つが挙げられます。

  1. 受験環境
  2. 試験当日の流れ
  3. 禁止事項

ここでは上記3つのポイントについてそれぞれ解説するため、あらかじめ確認しておきましょう。

①受験環境

生成AIパスポート試験はパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからでも受験可能です。ただし、推奨環境が公式サイトで案内されているため、事前に自分の使用機器が条件を満たしているかを確認しておく必要があります。

オペレーティングシステム(OS)Windows: Windows 10 / 11(最新のアップデート適用推奨)
Mac:macOS 11(Big Sur)以上
ブラウザ(最新版推奨)Chrome・Safari・Edge・Firefox
通信速度5Mbps以上の安定した回線を利用
PC基本スペックCPU:Intel Core i5 以上 / Apple M1 以上(推奨)
メモリ:8GB以上(推奨: 16GB)

参考:生成AIパスポート|生成AI活用普及協会(GUGA)

また、生成AIパスポート試験では、試験の開始から終了まで、自分以外の誰も部屋に入ってこない静かな環境で受験する必要があります。図書館や飲食店、公園のような不特定多数が出入りする場所では受験できません。落ち着いて生成AIパスポート試験に集中できる環境をしっかり整えておきましょう。

②試験当日の流れ

生成AIパスポート試験の当日は、決められた流れに沿って受験を進める必要があります。大まかな流れは次の通りです。

  1. 受験環境が整っているか確認する
  2. マイページにログインする
  3. 『試験ページへ』を押して試験ページに進む
  4. 『試験開始ボタン』を押して、試験を開始する
  5. 『試験終了ボタン』を押して、試験を終了する

この流れの中で特に注意したいのが、試験開始後は途中で退出できない点です。一度スタートすると、最後まで通して受験する必要があります。また、解答が終わったときはそのまま画面を閉じるのではなく、確実に『試験終了ボタン』を押して試験を終えなくてはいけないため、押し忘れのないように注意しましょう。

なお、正式な合否結果は受験期間の終了後1か月以内に会員ページで通知されます。

③禁止事項

生成AIパスポート試験には、いくつかの禁止事項が定められています。該当する行為があると失格として扱われる可能性があるため、受験前に確認しておきましょう。

  • 試験に不要な機器・資料・端末等を使用する行為
  • リモートデスクトップや画面共有ツールの使用
  • 複数画面を利用した不正行為
  • 試験中に画面を閉じる、または正規の手続きを経ずに離脱する行為
  • 試験内容を録音・録画・スクリーンショット・ライブ配信等により記録する行為
  • イヤホンや骨伝導デバイス等を使用し、外部と音声通信を行う行為
  • 試験中の喫煙
  • 試験中の途中退席
    など

特に注意したいのは、2台のモニターをつないだ状態での受験が認められていない点です。普段からデュアルディスプレイ環境で作業している方は、試験前にモニター1台のみの環境に変更しておきましょう。禁止事項は公式サイトにすべて記載されているため、生成AIパスポート試験の前に一通り目を通しておくことをおすすめします。

生成AIパスポート試験の勉強方法

生成AIパスポート試験の勉強方法

生成AIパスポート試験の主な勉強方法として、以下の2つが挙げられます。

  1. 公式テキスト・問題集
  2. 生成AIに関するセミナー・講座の受講

ここでは上記2つの勉強方法についてそれぞれ解説します。

①公式テキスト・問題集

生成AIパスポート試験の対策では、まず公式テキストを読み込むのが基本となります。生成AIパスポート試験の出題範囲を網羅した内容になっているため、これ一冊をきちんと理解しておけば、合格に必要な知識の大部分を押さえられるでしょう。

公式テキストでインプットを行ったあとは、問題集で演習を重ねるとさらに効果的です。知識として覚えたつもりでも、実際に問題を解くと理解が浅い部分に気づけることが多いため、間違えた箇所は解説を読み直し、知識を定着させましょう。公式テキストは電子書籍版も販売されているため、通勤中などの隙間時間を使って学習を進められます。

②生成AIに関するセミナー・講座の受講

生成AIセミナー
独学だけでは理解が難しいと感じる場合は、生成AIに関するセミナーや講座を受講するのもおすすめです。

例えばGETT Proskillが提供する『生成AIセミナーでは、短期間でChatGPT・Gemini・Copilotといった生成AIツールの基礎から、プロンプトの作り方や業務での活用方法までを実際に操作しながら学べます。生成AIパスポート試験で問われる基礎知識や活用イメージを体感的に理解できるのが大きなメリットです。

生成AIパスポート試験の合格だけでなく、その後の実務への活用も視野に入れて勉強を進めたい方は、ぜひセミナーの受講を検討してみてください。

セミナー名生成AIセミナー
運営元GETT Proskill(ゲット プロスキル)
価格(税込)29,700円〜
受講期間2日間
受講形式対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング

生成AIパスポート試験まとめ

生成AIパスポート試験の合格率は70〜80%程度と高めで、出題内容も基礎的な知識が中心であるため、AI初心者でも公式テキストを中心に学習を進めれば十分に合格を狙えます。受験環境や禁止事項を事前に把握しておけば、当日も落ち着いて取り組めるでしょう。

独学だけでは不安な場合は、セミナーや講座の受講もぜひ検討してみてください。

生成AIパスポート試験とは?試験概要・難易度・注意点・勉強方法を解説
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